JPH04120665U - 注ぎこぼれの無い急須 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】注ぎ口に近い部分を膨出させ、この膨出部に応
じて、蓋を小さくすることにより、機能を高め素早く的
確に茶を入れることの可能な急須を提供する。 【構成】胴体上部（２）を膨出させ、胴回りの径より蓋
（３）を小さくすることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、急須の蓋を小さくした、注ぎこぼれの無い急須に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来、急須の蓋は、その殆どが胴体の径とほぼ同程度の大きさであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 茶を茶碗に注ぐ時に、急須を傾け過ぎると、胴体と蓋の透き間より茶がこぼれ 易く、上手に注ぐ事が難しかった。 本考案は、この欠点を除く為になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

急須の注ぎ口（１）に近い胴体上部（２）を、胴体の中心に向けて膨出させて、 蓋（３）が、従来は胴体とほぼ同程度の径であったものを、約３分の２程の径に 小さくする。 本案は以上のような構成の急須である。

【０００５】

【作用】

急須の胴体上部（２）を胴体の中心に向けて膨出させ、膨出部が茶の容量を多く して、注ぎ口（１）よりの流出を促し、胴体と蓋（３）との透き間よりこぼれ出 ること無く、素早く上手に茶を茶碗に注ぐことが出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）注ぎ口（１）に近い胴体上部（２）を、胴体中心に向けて膨出させる。 （ロ）蓋（３）を、従来の蓋は胴体とほぼ同程度の径であったものから、約３分 の２ほどの径に小さくする。 本案は以上のような構造で、これを使用するには、従来の急須と全く同様の手 順で、茶を茶碗に注ぐ時に、膨出させた胴体上部（２）が、茶の容量を多くして 、注ぎ口（１）よりの茶の流出を促すことにより、注ぎこぼれを防ぎ、急須の使 い勝手を向上させ、急須全体の形状の変化により、デザイン的にも面白くする可 能性を持たせるものである。

【０００７】

【考案の効果】

注ぎ口に近い胴体上部を膨出させて、茶の流出を促す構造のため、注ぎこぼれが 無く、素早く茶を茶碗に注ぐことが容易なので、気持よく茶を入れることが出来 る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 注ぎ口 ２ 胴体上部 ３ 蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 急須の注ぎ口（１）に近い胴体上部
   （２）を中心部に向けて膨出させ、蓋（３）は、従来胴
   体とほぼ同程度の径であったものから、約３分の２程の
   径に小さくした、注ぎこぼれの無い急須。