JPH04120537A - 写真フイルムパトローネのフイルム頭出し装置 - Google Patents
写真フイルムパトローネのフイルム頭出し装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
置に関するものである。
ム先端をパトローネから少し出しておき、このフィルム
先端をパトローネから引き出してカメラにセットするよ
うにされている。また、撮影後は、撮影済みフィルムは
、全てパトローネ内に巻き取り収納される。そして、フ
ィルムの現像時には、べろ出し金具等によりフィルム先
端をノ<トローネから引き出したり、パトローネを破壊
したりして、撮影済みフィルムを取り出すようにしてい
る。
き、スプールをフィルム巻き取り方向とは反対の給送方
向へ回転することにより、フィルム先端をパトローネの
フィルム出入り口から出すようにしたフィルム頭出し可
能な写真フィルム)iトローネが、例えば、特開平2−
124564号公報、米国特許筒4,423,943号
の明細書等で提案されている。
トローネでは、主にスプールを巻取り方向とは反対の給
送方向に回転することで、スプールの回転をフィルム先
端まで伝達し、これによりフィルム先端をフィルム出入
り口から頭出しするような構成となっている。このため
、直接的にフィルム先端を引き出すものと相違し、間接
的なフィルム頭出しとなり、しかも、フィルム先端の形
状等に起因してフィルム先端がフィルム出入り口に係止
することもあるため、容易にフィルム頭出しが行えない
場合もある。
ルム頭出しを行おうとすると、パトローネ内の僅かな隙
間でフィルムが折れ曲がる等のトラブルが発生するとい
う問題がある。また、上記パトローネは、フィルム頭出
しを可能にすることを狙いとしたものであり、そのフィ
ルム頭出し2は確実に行えることが好ましい。しかしな
がら、スプールの回転をフィルム先端まで伝達して、こ
のトルクによりフィルム頭出しを行うので、確実性に欠
ける傾向もあり、フィルム頭出しの確実性を向上する必
要もある。
ム頭出しを確実に行えるようにし、しかもパトローネ内
でフィルムが折れ曲がる等のトラブルが発生することの
ないようにした写真フィルムパトローネのフィルム頭出
し装置を提供することを目的とする。
してこれを回動するスプール回動軸と、このスプール回
動軸を正逆回転させるモータと、このモータの回転トル
クを規制する手段と、フィルム排出口から出たフィルム
先端を検出する先端検出手段と、前記モータを駆動して
スプールを給送方向へ一定時間回転させ、この回転後に
前記先端検出手段によりフィルム先端が検出されない場
合に、スプールを巻取り方向に一定時間回転させた後に
、スプールを給送方向に再度回転させるコントローラと
を設けたものである。
合し、スプールをフィルム給送方向に回転する。この回
転により、スプールの回転がフィルム先端まで伝達され
、フィルム先端がパトローネのフィルム出入り口から外
部に出される。外部に出たフィルム先端は先端検出手段
により検出され、フィルム頭出しを終了する。また、何
らかのトラブルによりフィルム頭出しが行えない場合に
は、これが先端検出手段の信号から検出される。
プールにフィルムが巻き取られる。その後、再度スプー
ルが給送方向に回転され、フィルム頭出しが行われる。
ムを再度巻き取ってフィルムをスプールに巻き締めし、
この後、スプールが給送方向に回転される。これにより
フィルム先端までスプールの回転が伝達され、フィルム
頭出しの確実性が増す。しかも、フィルム頭出しのため
のトルクは、パトローネ内でフィルムが折れ曲がること
のない程度に制限されるため、パトローネ内でのフィル
ム折れ曲がりが防止される。
。
フィルムパトローネlOは、パトローネ本体11と、こ
のパトローネ本体11内に回動自在に配置されるスプー
ル12と、スプール12に一端が固定されてこれに巻き
取られる写真フィルム13とから構成されている。パト
ローネ本体11は、合成樹脂性の半割り部材11a、1
1bを接合して円筒状に形成されており、両端面の中央
には、スプール12を回動自在に保持するための孔li
dが形成されている。また、パトローネ本体11には、
半割り部材1.1a、llbの合わせ面の一部を利用し
て、フィルム出入り口15が形成されている。フィルム
出入り口15には、遮光用テレンプ16が貼着されてい
る。
フィルム13を全て巻き取った時の最大巻取り径とほぼ
同じ大きさかやや大きめに形成されており、スプール1
2を給送方向に回転する時に、フィルムがパトローネ本
体内で巻きほぐれることを規制している。
合端部18が形成されており、この保合端部18は、パ
トローネ本体11の孔11dから外部に露出されている
。
ーネ10の頭出しの際に、パトローネ本体11が回転す
ることのないように、これを保持するパトローネホルダ
ー20が設けられている。
込む収納溝を備えている。
センサ23と、スプール回動軸24とが配置されている
。フィルム先端センサ23は、赤外線投光器23a及び
受光器23bとから構成されており、頭出しされたフィ
ルム先端を検出し、この先端検出信号をコントローラ2
5に送る。なお、フィルム先端センサ23は、投受光器
からなる光学方式の外に、機械式のものを用いてもよい
。
り込む溝26を備えている。シフト部27は、スプール
回動軸24を、スプール12の軸方向で、先端が保合端
部18内に入り込む係合位置と、この位置から退避した
位置との間で変位させる。このシフト部27は、周知の
リンク機構から構成されており、ソレノイドやモータ等
で駆動される。
しモータ31に接続されている。トルクリミッタ30は
、モータ31の伝達トルクを制限して、パトローネ本体
ll内でフィルム13が僅かな隙間内で折れ曲がること
を阻止する。このトルクリミッタ30の設定トルクは、
パトローネ本体11及びフィルム13の材質やこれらの
間の摩擦係数を考慮して実験等により決定される。
を介し、コントローラ25により制御される。コントロ
ーラ25は、周知のマイクロコンピュータから構成され
ており、内蔵するROMに記録したプログラムに従い、
フィルム先端センサ23の検出信号を参照して各部をシ
ーケンス制御する。また、コントローラ25には、キー
ボード36が接続されており各種指令が入力されるとと
もに、警報器37が接続されている。
手順を示すものである。以下、この第2図を参照して、
本実施例の作用を説明する。
ントローラ25は初期設定を行う。ここで、Nは頭出し
処理回数であり、本実施例ではN=2がキーボード36
により入力される。また、nは、頭出し処理回数を制御
するための演算子であり、初期設定時に「1」に設定さ
れる。そして、フィルム頭出しステージ19のホルダー
20にパトローネ10がセントされると、コントローラ
25はこれを検出して、スプール回動軸24を係合位置
にセットする。次に、モータ31を正転して、スプール
12をフィルム給送方向に回転し、フィルム頭出しを行
う。このスプール12の正転時間は、フィルム先端がフ
ィルム出入り口15に1〜5回程度引っ掛かる機会があ
るような時間とする。
され、パトローネ本体11の内周面に沿ってフィルム先
端が案内され、フィルム出入り口15からフィルム先端
が頭出しされる。この頭出しはフィルム先端センサ23
により検出され、この後、スプール回動軸24が退避位
置にリセットされる。
ム出入り口15にフィルム先端が係止してフィルム頭出
しを阻止する抵抗が発生した場合には、トルクリミッタ
30が働き、モータ31のトルクはスプール回動軸24
には伝達させず、パトローネ10内でフィルム13が僅
かな隙間内で折れ曲がることが阻止される。このような
場合には、フィルム頭出しが行われないため、所定時間
経過してもフィルム先端センサ23がONにならず、こ
れによりフィルム頭出し不能が検出される。
モータ31を給送方向とは反対の巻取り方向に一定時間
だけ回転する。これにより、スプール■2がフィルム巻
取り方向に回転して、フィルム12をスプール12に巻
き締める。また、パトローネ本体11の内周面上をフィ
ルム先端が移動するため、フィルム先端がフィルム出入
り口15内に係止する程度に曲がっている場合に、これ
が平滑に矯正される。
ィルム給送方向に回転され、再度頭出しが行われる。こ
の時には、フィルム13はスプール12に巻き締められ
ており、スプール12の回転はフィルム先端に効率よく
伝達され、しかもフィルム先端が平滑に矯正されるため
、円滑にフィルム頭出しが行われる。
先端センサ23で検出されず、フィルム頭出しが失敗に
終わった場合には、頭出し処理回数Nだけ、再度頭出し
処理が行われる。この再頭出し処理によっても、フィル
ム頭出しがされない場合には、警報器37を作動させて
警報を発した後、スプール回動軸24を退避位置にリセ
ットする。また、頭出しされたフィルム13は、次の工
程、例えばフィルム現像や、プリントの工程に送られ、
処理される。処理後のフィルムは、スプール12を巻取
り方向に回転することで、パトローネ10内に巻取り収
納される。また、頭出し不能のパトローネ10について
は、周知のへ口出し金具等を用いてフィルム先端をフィ
ルム出入り口15から強制的に引き出すか、又はパトロ
ーネ本体11を破壊若しくは分解等してフィルム13を
取り出し、次の工程に送る。
要以上のトルクがスプール12及びフィルム13にかか
ることのないようにし、パトローネ内でのフィルム折れ
曲がりを阻止しているが、このトルクリミッタ30を用
いる代わりに、最大トルクがトルクリミッタの設定トル
クよりも小さいモータを用いるようにしてもよい。
回動軸24を移動させる構造となっているが、この外に
、写真フィルムパトローネ10またはパトローネホルダ
ー20が移動して、スプール12とスプール回動軸24
とを係合・退避させる構造としてもよい。
を正逆回転させるモータの回転トルクを規制する手段を
設けたから、この回転トルクを、パトローネ内の僅かな
隙間でフィルムが折れ曲がることのないように設定する
ことで、パトローネ内でフィルムが折れ曲がることを阻
止することができる。
フィルム先端センサを設け、スプールの給送方向への一
定時間の回転後に、フィルム頭出しされたか否かを検出
し、フィルム頭出しされない場合には、再度頭出しを行
うので、フィルム頭出しの成功率が向上する。
き取るように回転して、スプールにフィルムを巻き締め
るため、スプールの給送方向への回転時にスプールの回
転がフィルム先端に確実に伝達され、フィルム頭出しの
成功率が向上する。
ム頭出し不能となっている場合には、スプールをフィル
ム巻取り方向に回転することで、パトローネ本体の内周
面でフィルム先端が平滑に矯正されるため、この係止が
なくなり、フィルム頭出しが円滑に行われるようになる
。
概略図である。 第2図は、同フィルム頭出し装置のコントローラの処理
手順を示すフローチャートである。 ・写真フィルムパトローネ ・パトローネ本体 ・スプール ・写真フィルム ・パトローネホルダー ・フィルム先端センサ ・スプール回動軸 ・コントローラ ・トルクリミッタ。 第 図
Claims (1)
- (1)フィルム巻き取りとは反対の給送方向へスプール
を回転してフィルム排出口からフィルムの先端を出すよ
うにした写真フィルムパトローネのフィルム頭出し装置
において、前記スプールに係合してこれを回動するスプ
ール回動軸と、このスプール回動軸を正逆回転させるモ
ータと、このモータの回転トルクを規制する手段と、フ
ィルム排出口から出たフィルム先端を検出する先端検出
手段と、前記モータを駆動してスプールを給送方向へ一
定時間回転させ、この回転後に前記先端検出手段により
フィルム先端が検出されない場合に、スプールを巻取り
方向に一定時間回転させた後に、スプールを給送方向に
再度回転させるコントローラとを備えたことを特徴とす
る写真フィルムパトローネのフィルム頭出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2240614A JP2604898B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 写真フイルムパトローネのフイルム頭出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120537A true JPH04120537A (ja) | 1992-04-21 |
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Family
ID=17062119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2240614A Expired - Fee Related JP2604898B2 (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 写真フイルムパトローネのフイルム頭出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604898B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0626618A1 (en) * | 1993-05-10 | 1994-11-30 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Film developing device |
US6149321A (en) * | 1997-10-03 | 2000-11-21 | Noritsu Koki Co., Ltd. | Film drawing device and a drawing plate for use in the film drawing device |
KR20040021351A (ko) * | 2002-09-03 | 2004-03-10 | 엘지전자 주식회사 | 제습기의 수조 장착구조 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5937824A (ja) * | 1982-05-04 | 1984-03-01 | テクノリツト・ソチエタ・レスポンサビリタ・リミテ | 建物における配電等に用いられるスカ−ト板構造物 |
JPH0264533A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光密性カートリッジを使用するカメラ |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP2240614A patent/JP2604898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5937824A (ja) * | 1982-05-04 | 1984-03-01 | テクノリツト・ソチエタ・レスポンサビリタ・リミテ | 建物における配電等に用いられるスカ−ト板構造物 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2604898B2 (ja) | 1997-04-30 |
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