JP2941623B2 - フィルム自動巻上げ式カメラ - Google Patents
フィルム自動巻上げ式カメラInfo
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Description
ィルム等のロールフィルムを用いるフィルム自動巻上げ
式カメラに関するものである。
おいて、フィルムの巻上げ方式としてモータの動力によ
る自動巻上げ方式を採用するものが開発されている。こ
のようなフィルム自動巻上げ式カメラでは、フィルム巻
上げレバー又は巻上げノブが省かれているのが一般的で
ある。
ルムをカメラに装填する場合、フィルムのリーダー部を
巻取り側のスプールのフィルム差込み溝に差し込んだ
後、フィルムの裏面を押さえながら、スプールを徐々に
回転させ、フィルムをスプールに巻き付けていく作業を
行う。このフィルム装填作業において、フィルムのリー
ダー部をスプールのフィルム差込み溝に適正に差し込ま
ないと、巻太りや巻取り不能等の不具合が生ずる原因と
なる。
においては、フィルム巻上げレバー若しくはノブを用い
て、フィルムのリーダー部を差し込み易い位置、一般的
にはフィルム差込み溝が使用者からよく見える位置とな
るまで、スプールを回転させることとしていた。
にはフィルム巻上げレバーはなく、また、スプールを微
小回転させる機構も設けられていないため、スプールの
フィルム差込み溝が横を向いているような場合には、手
でスプールを回し、フィルム差込み溝を適当な位置に配
置する必要があった。この場合、スプールをフィルム巻
上げ方向とは逆の方向に回転させることがあるが、この
ような逆回しは機械的には好ましいものではなく、故障
の原因となる。また、かかる作業が必要なこと自体、非
常に煩わしいものであった。
には常に、スプールのフィルム差込み溝がフィルムリー
ダー部の差込みに適した位置となるようにしたフィルム
自動巻上げ式カメラを提供することにある。
に、本発明は、ロールフィルムを用いるフィルム自動巻
上げ式カメラにおいて、ロールフィルム巻取り用のスプ
ールが取り付けられる1対のスプール受軸のいずれか一
方を回転駆動するモータと、これらのスプール受軸のい
ずれか一方の回転方向の角度位置を検出する角度位置検
出手段と、ロールフィルムの巻取り完了を検知する巻取
り完了検知手段と、巻取り中に、巻取り完了検知手段か
らの信号によりロールフィルムの巻取りが完了したこと
を検知した後、角度位置検出手段からの信号によりスプ
ール受軸が所定の角度位置となったことを検出したとき
に、モータの駆動を停止するようになっている制御手段
とを備えることを特徴としている。
後にモータが停止した時、スプール受軸は一定の角度位
置で停止し、よって、このスプール受軸により支持され
ているスプール(撮影済みフィルムが巻き取られている
スプール)もそのフィルム差込み溝が一定の方向に向い
た状態で停止する。従って、前記角度位置を適宜選定す
ることで、スプールのフィルム差込み溝がフィルムリー
ダー部の差込みに適した位置となった時にスプール受軸
を停止させることができる。
いて詳細に説明する。
ム用の自動巻上げ式カメラを示している。図示するよう
に、ロールフィルムFを巻き取るためのスプール1はカ
メラボディ2の巻取り側フィルム室3内の上下に配置さ
れた1対のスプール受軸4a,4bにより支持されるよ
うになっている。下側のスプール受軸4bには、図示し
ないが、歯車伝動機構を介してモータの回転軸が接続さ
れている。また、上側のスプール受軸4aには、その回
転方向における角度位置を検出するための角度位置検出
器5が設けられている。
えられるが、図示実施例における角度位置検出器5は、
スプール受軸4aに同軸に取り付けられた円板6と、こ
の円板6の上面に突設された1対のピン7と、カメラボ
ディ2に取り付けられ前記ピン7がレバー8に接するこ
とで閉(ON)となるリミットスイッチ9とから構成さ
れている。ピン7は、円板6の回転軸線を中心に点対称
に配置されている。また、ピン7がリミットスイッチ9
のレバー8と接した時、スプール受軸4aの外周面に設
けられた1対の突起片10がカメラボディ2の前後方向
(レンズ11の光軸方向)に向いているように、ピン7
は位置決めされている。
4bを受け入れるための穴12が形成されている。この
穴12の内周面には径方向外方に延びる1対の溝13が
形成されており、これらの溝13にスプール受軸4a,
4bの突起片10が挿入されるようになっている。対を
なす溝13を結ぶ線の方向とフィルム差込み溝14の貫
通方向とは一致しているため、スプール受軸4a,4b
にこのスプール1を取り付けた場合、スプール受軸4
a,4bの突起片10とスプール1のフィルム差込み溝
14とは同一方向に向くことになる。従って、リミット
スイッチ9がONとなるスプール受軸4a,4bの角度
位置においては、突起片10がカメラボディ2の前後方
向に向いているので、スプール1のフィルム差込み溝1
4も前後方向に向く。この状態において、フィルム差込
み溝14は使用者から見える位置にあるため、ロールフ
ィルムFのリーダー部FLをそこに容易に差し込むこと
ができる。
Fの送りを安定して行うためのガイドローラ15が設け
られているが、このガイドローラ15の回転軸には回転
検出器16が接続されている。回転検出器16はガイド
ローラ15の回転状態を検出するためのものであり、そ
の出力信号からロールフィルムFの巻取り完了も検知す
ることが可能である。
げ用のモータを制御する制御手段は、図2に示すよう
に、CPU(いわゆるワンチップマイコン)17を中心
として構成されている。CPU18には、前述した角度
位置検出器5のリミットスイッチ9及び回転検出器16
が接続されており、これらの出力信号が入力される。ま
た、このCPU17にはモータ18の駆動回路19が接
続されており、CPU17から出力される制御信号に応
じてモータ18の駆動が制御されるようになっている。
構成のカメラの作用を説明する。
影が終了して、フィルム巻取り状態にすると、CPU1
7からの制御信号によりモータ18が連続駆動される。
これにより撮影済みのロールフィルムFは巻取り側フィ
ルム室3内のスプール1に巻き取られていく。
ドローラ15の回転が停止する。CPU17は、ガイド
ローラ15が停止したことを回転検出器16からの信号
により認識し、更にその後一定時間ガイドローラ15が
停止していることを確認することによって、巻取り完了
と判断する。
1は撮影済みフィルムFと共に回転を続けるが、CPU
17は、フィルム巻取り完了を検知した後、角度位置検
出器5のリミットスイッチ9からON信号を受けると、
モータ駆動回路19に停止信号を発し、モータ18を停
止させる。この時、前述したように、スプール受軸4
a,4bの突起片10はカメラボディ2の前後方向と同
方向となっており、よって、撮影済みフィルムFが巻き
付けられたスプール1のフィルム差込み溝14も前後方
向に向いた状態となる。
は、裏蓋20を開け、フィルム室3内から撮影済みフィ
ルムFを取り出し、新しい空のスプール1をスプール受
軸4a,4bに装着することとなるが、この際、スプー
ル受軸4a,4bを回転させないようにしてこの作業を
行えば、新しいスプール1のフィルム差込み溝14はカ
メラボディ2の前後方向に向いた状態で装着される。従
って、未撮影ロールフィルムFのリーダー部FLを新し
いスプール1のフィルム差込み溝14に容易に且つ適正
に差し込むことが可能となる。
4bの停止時の角度位置を、突起片10の向きが前後方
向となるように設定しているが、スプール受軸4a,4
bの停止時の角度位置はカメラの形状等に応じて適宜変
更され得るものである。
ィルム装填時においてスプール受軸は一定の角度位置で
停止され、そこに取り付けられるスプールのフィルム差
込み溝はフィルムの差込みに適した位置となる。従っ
て、カメラ使用者はフィルム装填時にスプールを回して
位置調整を行う必要がなく、すぐにフィルム装填作業を
開始することができる。特に、フィルム巻上げレバーの
ない自動巻上げ式カメラにおいては、無理な力をスプー
ル受軸に作用させることがなくなるので、機械的トラブ
ルの発生が防止される。
ラの一実施例を示す斜視図である。
の制御手段であるCPU、及び、その接続要素を示すブ
ロック図である。
…フィルム室、4a,4b…スプール受軸、5…角度位
置検出器、9…リミットスイッチ、14…フィルム差込
み溝、15…ガイドローラ、16…回転検出器(巻取り
完了検知手段)、17…CPU、18…モータ、19…
モータ駆動回路、20…裏蓋。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロールフィルムを用いるフィルム自動巻
上げ式カメラにおいて、 ロールフィルム巻取り用のスプールが取り付けられる1
対のスプール受軸のいずれか一方を回転駆動するモータ
と、 前記スプール受軸のいずれか一方の回転方向の角度位置
を検出する角度位置検出手段と、 ロールフィルムの巻取り完了を検知する巻取り完了検知
手段と、 巻取り中に、前記巻取り完了検知手段からの信号により
ロールフィルムの巻取りが完了したことを検知した後、
前記角度位置検出手段からの信号により前記スプール受
軸が所定の角度位置となったことを検出した時に、前記
モータの駆動を停止するようになっている制御手段と、を備え、前記所定の角度位置は、前記スプール受軸にス
プールが取り付けられている場合に、当該スプールのフ
ィルム差込み溝がフィルムの差込みに適した位置状態と
なる位置であることを特徴とする フィルム自動巻上げ式
カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29980593A JP2941623B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フィルム自動巻上げ式カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29980593A JP2941623B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フィルム自動巻上げ式カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152073A JPH07152073A (ja) | 1995-06-16 |
JP2941623B2 true JP2941623B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17877149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29980593A Expired - Fee Related JP2941623B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | フィルム自動巻上げ式カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941623B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP29980593A patent/JP2941623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07152073A (ja) | 1995-06-16 |
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