JPH04120387U - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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Publication number
JPH04120387U
JPH04120387U JP2550891U JP2550891U JPH04120387U JP H04120387 U JPH04120387 U JP H04120387U JP 2550891 U JP2550891 U JP 2550891U JP 2550891 U JP2550891 U JP 2550891U JP H04120387 U JPH04120387 U JP H04120387U
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JP
Japan
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battery
wheel
crystal oscillator
movement
circuit board
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Pending
Application number
JP2550891U
Other languages
English (en)
Inventor
昭彦 丸山
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコーエプソン株式会社 filed Critical セイコーエプソン株式会社
Priority to JP2550891U priority Critical patent/JPH04120387U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】超小型ムーブメントを実現することを目的とす
る。 【構成】水晶振動子を電池と平面的に重ねて、電池下部
に配置することにより、ムーブメントサイズを小型化す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子時計の水晶振動子及び、電池のレイアウトに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の時計市場において、高級化傾向が顕著になってきているが、その中で女 性用ウォッチとして、ブレスレット様にするものが多く世に商品化されている。 しかし、現状のムーブメントサイズにおいては、その小型化に限界があり、本来 必要とされるデザインの自由度を縮小させてしまうことになる。そこで、その小 型化を達成するため、輪列部上部に電池を載置した構造が提案されている。図3 は、この従来技術における電子時計のレイアウトを示した平面図である。この構 造は、モータ・輪列部を基枠であるところの地板1に配置し、さらに輪列受2と 絶縁板21を介して、上部に電源であるところの電池24と、基準信号発生装置 であるところの水晶振動子20を平面的に重なりあわないように配しており、さ らに、時計の運針にかかわる電気信号を発生するICチップ19は、輪列受2の 断面高さより上部かつ、平面的に、電池と重なり合わない位置に配置されている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の構造のように、水晶振動子と電池を平面的に重なり合わない位 置に配置した場合、さらにムーブメントサイズを小型化しようとすると、そのム ーブメントサイズが水晶振動子、電池、ICチップの各々の外径により決定され てしまい、各部品の小型化がなされている現状においても、その小型化には限界 があった。
【0004】 そこで、本考案はこのような問題点を解決するもので、従来の水晶振動子、電 池サイズをそのまま使用して、さらに小型ムーブメントを提供できるものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発振源である水晶振動子を有し、回路基板及び、回路パターンより形成された 回路ブロック、電源である電池を有する電子時計において、前記水晶振動子と前 記電池を、平面的に少なくとも一部が重なるように配置したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の電子時計の実施例を示す平面図、図2は図1の輪列部の断面図 である。
【0007】 1は地板、2は輪列受であり、この両者の間隙に輪列部を構成している。二番 車6は、二番受7に打ち込み固定された二番車軸8に案内されている。また、二 番受7は地板に形成されたダボにより案内され(図示せず)、上部の輪列受によ り、断面方向の位置決めがなされている。11及び12は、伝達輪列であるとこ ろの三番車、四番車、5は変換器であるステップモータのロータであり、それぞ れ輪列受2により支持される。変換器である前記モータ構成部品である駆動コイ ル3と板状ステータ4は、磁気回路を構成するようその一部が重なって地板1上 に載置され、ネジピン9a、9bにより2ケ所で案内されており、上部より止め ネジ10a、10bにより締着され、前記磁心13とステータ4の接触圧が確保 している。また、前記ステータ4及び駆動コイル3は、時計体外周部に円環上に 配置されており、その内部に前記輪列車を配したレイアウトとなっている。さら に、前記ステータ4及び駆動コイル3は、従来の部品サイズより成り、性能も維 持できるものである。ロータ5は、ロータかな5aと、ロータ磁石5bから成り 、駆動コイル3により発生した磁束が磁心13、板状ステータ4に導かれる事に より、磁気吸引または反発の力を発生して回転する。ロータ5は、四番歯車12 aと四番かな12bからなる前記四番車12、三番歯車11aと三番かな11b からなる前記三番車11を介し、二番車6を駆動する。二番車6には分針14が 付き、二番車軸8に案内され回転し、分表示する。二番かな6aは日の裏歯車1 5a、日の裏かな15bからなる日の裏車15を介し、時針16が付いた筒車1 7を駆動し、時表示を行なう。
【0008】 18はフレキシブルな材質より形成された回路基板であり、電気信号の発生源 であるMOS−IC19と、時間基準発生源であるところの水晶振動子20を有 している。前記回路基板18は、輪列受2の上部に絶縁板21を介して載置され ている。前記輪列受2及び絶縁板21は、時計体略中央部、すなわち、二番車6 の位置に穴が設けられており、回路基板18に実装されたMOS−IC19がそ の内部に位置するものである。結局、前記MOS−IC19は、輪列受2とほぼ 断面高さを同じにし、かつ、平面的には輪列車と重なる位置に配置されており、 本来存在するデッドスペースを利用することにより、ムーブメント厚みを厚くせ ず、平面サイズの小型化を実現している。
【0009】 水晶振動子20は、前記回路基板18のMOS−IC19と対向する側に実装 されている。本実施例の水晶振動子は、方型のフラット型の水晶であり、その平 面サイズは電源であるところの電池24とほぼ同じであり、前記電池24の下部 に電池受座27を介して、電池と略同一平面に配置されている。近年時計用のボ タン型電池は小型化が顕著であり、その電池とほぼ同一平面内に水晶振動子を配 置することにより、電池サイズまでのムーブメントの小型化を可能にできるもの である。さらに、フラット型水晶のため、その厚みは極めて薄く、そのムーブメ ント厚みにもほとんど影響がない。
【0010】 3は駆動コイルであり、前記駆動コイルに接着固定されたコイルリード基板2 2と、前記回路基板18のパターンは、輪列受2に打込み固定されたリードピン 23を介して、導通がとられ、電気信号を駆動コイル3に与えるものである。
【0011】 24は電源であるところの電池であり、輪列受2のダボにより案内されたマイ ナス端子25により、前記電池のマイナス缶とばね接触してマイナス導通をとっ ている。また、前記マイナス端子25には、尾部に曲げ部が形成され、上部の回 路基板マイナスパターンを押圧して回路との導通をとっているものである。プラ ス導通は、最上部に配置されたプラス端子26のばね部が、電池24の側面を押 圧してプラス導通をとっている。27は電池受座であり、前記回路基板18の上 部に配置されており、ネジピン9bにより案内され、止めネジ10bにより締着 固定されている。また、電池受座27は、水晶振動子20を形状的に逃げており 、上部に載置された電池24からの衝撃を避ける構造となっている。
【0012】 本実施例は二針時計について示したが、三針時計においても同様の効果が得ら れるものである。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、電池をムーブメント上部に載置した小型時 計において、水晶振動子を前記電池と略同一平面内に重ねて配置することにより 、ムーブメントサイズを最小電池径までにすることができるという多大な効果を 有している。また、水晶振動子がムーブメント内部に位置しており、従来の電気 時計のようにムーブメント外部に露出していないため、外圧に対しても影響を極 めて小さくすることができ、止まり等に対して安全率を高くすることができると いうメリットも有している。さらに、小型時計においては、各々の部品形状も小 型化してしまい、回路基板も例外でない。しかし本考案によれば、電池下部に水 晶振動子が配置できるため、回路基板もムーブメントサイズ最大まで広げること ができ、小型時計の回路基板として扱い性を向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図。
【図2】本考案の実施例を示す断面図。
【図3】従来例を示す平面図。
【図4】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 地板 2 輪列受 3 駆動コイル 4 板状ステータ 5 ロータ 6 二番車 11 三番車 12 四番車 15 日の裏車 17 筒車 18 回路基板 19 MOS−IC 20 水晶振動子 24 電池 25 マイナス端子 26 プラス端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振源である水晶振動子を有し、回路基板
    及び、回路パターンより形成された回路ブロック、電源
    である電池を有する電子時計において、前記水晶振動子
    と前記電池を、平面的に少なくとも一部が重なるように
    配置したことを特徴とする電子時計。
JP2550891U 1991-04-16 1991-04-16 電子時計 Pending JPH04120387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2550891U JPH04120387U (ja) 1991-04-16 1991-04-16 電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2550891U JPH04120387U (ja) 1991-04-16 1991-04-16 電子時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04120387U true JPH04120387U (ja) 1992-10-28

Family

ID=31910227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2550891U Pending JPH04120387U (ja) 1991-04-16 1991-04-16 電子時計

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JP (1) JPH04120387U (ja)

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