JPH04120384U - 超音波セラミツクセンサ - Google Patents
超音波セラミツクセンサInfo
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- JPH04120384U JPH04120384U JP2402491U JP2402491U JPH04120384U JP H04120384 U JPH04120384 U JP H04120384U JP 2402491 U JP2402491 U JP 2402491U JP 2402491 U JP2402491 U JP 2402491U JP H04120384 U JPH04120384 U JP H04120384U
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- JP
- Japan
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- adhesive
- metal diaphragm
- coupling shaft
- resonator
- ceramic sensor
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- Pending
Links
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波を利用した送信・受信用として使用さ
れる超音波セラミックセンサにおいて、高性能・高信頼
性・高作業性・低コストである超音波セラミックセンサ
を提供することを目的とする。 【構成】 金属振動板14の一方の面の中央部に、接着
・溶接等の工法を使用し接合することなく、例えばヘッ
ダー工法・切削工法等を用いて、その面と垂直に一体形
の結合軸部15を設け、さらに結合軸一体形の金属振動
板14の結合軸部15をテーパ状とし、そのテーパ状結
合軸部15に円錐状共振子17を圧入し接着剤18にて
固定する構成であり、電気特性に優れ、安価な超音波セ
ラミックセンサを得ることができる。
れる超音波セラミックセンサにおいて、高性能・高信頼
性・高作業性・低コストである超音波セラミックセンサ
を提供することを目的とする。 【構成】 金属振動板14の一方の面の中央部に、接着
・溶接等の工法を使用し接合することなく、例えばヘッ
ダー工法・切削工法等を用いて、その面と垂直に一体形
の結合軸部15を設け、さらに結合軸一体形の金属振動
板14の結合軸部15をテーパ状とし、そのテーパ状結
合軸部15に円錐状共振子17を圧入し接着剤18にて
固定する構成であり、電気特性に優れ、安価な超音波セ
ラミックセンサを得ることができる。
Description
【0001】
本考案は、超音波の送信・受信用として使用される超音波セラミックセンサに
関するものである。
【0002】
図4は、従来の超音波セラミックセンサを示すものである。図4において、2
は金属振動板であり、圧電磁器振動子1を貼り合わせユニモルフ振動子3を構成
している。前記ユニモルフ振動子3の中央部に、液状熱硬化形接着剤4で結合軸
5を固定し、その結合軸5を介して円錐状共振子6を液状熱硬化形接着剤4で固
定している。そのユニモルフ振動子3を弾性接着剤7で端子板8に接着し、それ
らを円筒状ケース9に収納している。10は金属ベースで外部ノイズを遮断する
ものであり、11a,11bは入出力端子である。12は振動子を保護するため
の保護ネットであり、ケース12の上面開口部に設けられている。9は上述した
ように円筒状ケースで、内部保護の役目と音響特性を向上させる働きを有してい
る。13a,13bは電気信号の入出力を伝達するためのリード線であり、一方
は端子板8に接続された入出力端子11a,11bに、他方は金属振動板2及び
圧電磁器振動子1に、それぞれ半田付けにより接続されている。以上の構成より
共振形の高感度・高出力の超音波セラミックセンサを提供していた。
【0003】
このような従来の構成では、以下のような問題点があった。
【0004】
(1)ユニモルフ振動子の複合共振が、接着剤を介して振動伝達されるために
、接着剤の緩衝による振動伝達ロスが発生しやすく、高感度・高出力が得られな
かった。
【0005】
(2)結合軸の固定に接着剤を使用するため、接着剤の量のバラツキにより特
性バラツキが大きくなっていた。また、接着剤を使用するため信頼性に欠けてい
た。
【0006】
(3)圧電磁器振動子・金属振動板全てに、穴あけ加工を施しているために、
部品コストが高価となり、全体のコストも高価となるものであった。
【0007】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するもので、高性能・高信頼性・
高作業性・低コストである超音波セラミックセンサを提供することを目的として
いる。
【0008】
本考案は、上記の目的を達成するために、金属振動板の一方の面の中央部に、
その面と垂直な一体形の結合軸部を設け、さらに結合軸一体形の金属振動板の結
合軸部分にテーパを設け、そのテーパ状結合軸部に円錐状共振子を圧入し接着剤
にて固定する構成としたものである。
【0009】
この構成によって、結合軸部を金属振動板と一体化することにより接着剤での
振動伝達ロスもなく、金属振動板と圧電磁器振動子によるたわみ振動を効率良く
結合軸部に伝達できる。さらに、円錐状共振子を接合軸部のテーパ部分に圧入す
るため、結合軸部と円錐状共振子の接合部のすき間がなくなり、接着剤の流入を
防止できるために、接着剤の振動伝達ロスが著しく少なくなり、金属振動板と圧
電磁器振動子のたわみ振動を、最も効率良く円錐状共振子に伝達できることとな
る。
【0010】
以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図2は本考案
の一実施例における超音波セラミックセンサに使用する結合軸一体形の金属振動
板を示す断面図である。図2において、この結合軸一体形の金属振動板14は、
一方の面の中央部に、その面と垂直に結合軸部15を、根元部から先端部に向か
って径が小さくなるようにテーパを設けた形で一体形成されているものである。
この金属振動板14の加工工法としては、ヘッダー工法・切削工法等があげられ
る。
【0011】
図1は、本考案における超音波セラミックセンサの一実施例を示す断面図であ
る。図1において、14は上述した結合軸一体形の金属振動板であり、他方の面
に圧電磁器振動子16を貼り合わせてユニモルフ振動子を構成している。また、
結合軸一体形の金属振動板14の結合軸部15を上述したようにテーパとし、そ
のテーパ状結合軸部15に円錐状共振子17を圧入し、接着剤18にて接着固定
を行って複合共振子を構成している。そして、これら全体を弾性接着剤19によ
って端子板20に固定を行い、保護ネット21を有する円筒状ケース22内に収
納している。また、23は金属ベース、24a及び24bはリード線、25a及
び25bは端子である。
【0012】
図3,図4はこのように構成された超音波セラミックセンサの音響特性(感度
特性,音圧特性)の変化の一例を示す図であり、Aは実施例の特性、Bは比較の
ための従来例の特性である。
【0013】
以上のように本考案は、結合軸と金属振動板を接着・溶接等の接合手段を使用
することなく、例えばヘッダー・切削等の工法を用いて一体化することにより、
圧電磁器振動子と金属振動板のたわみ振動を、最も効率良く伝達できる優れた結
合軸一体形の金属振動板を実現できるものである。さらに、結合軸一体形の金属
振動板の結合軸部分にテーパを設けることにより、円錐状共振子の圧入固定がで
き、金属振動板と圧電磁器振動子のたわみ振動を結合軸一体形の金属振動子のテ
ーパ部に伝達することにより、最も効率良く超音波に変換でき、音響特性の向上
にもつながるものである。このようなことより下記の効果が得られる。
【0014】
(1)結合軸と金属振動板が一体なので、従来のように結合軸を固定する際に
接着剤を使用するといったことがなくなり、緩衝効果による振動伝達ロスが著し
く減少し、音響特性も向上する。
【0015】
(2)上述したように結合軸と金属振動板が一体なので、従来のように結合軸
を固定する際に接着剤を使用するといったことがないため、接着剤の量でのバラ
ツキの問題もなく、接着剤の劣化による信頼性の低下もない。
【0016】
(3)結合軸を接着固定しないため、圧電磁器振動子や金属振動板に穴あけ加
工の必要もなく、部品コストの安価な穴なしの部品が使用でき、全体のコストを
下げることができる。
【図1】本考案の一実施例における結合軸一体形の金属
振動板を使用した超音波セラミックセンサを示す断面図
振動板を使用した超音波セラミックセンサを示す断面図
【図2】図1の実施例における結合軸一体形の金属振動
板を示す断面図
板を示す断面図
【図3】本考案の一実施例による音響特性の変化を示す
図
図
【図4】本考案の一実施例による音響特性の変化を示す
図
図
【図5】従来の超音波セラミックセンサを示す断面図
14 結合軸一体形の金属振動板
15 結合軸部
16 圧電磁器振動子
17 円錐状共振子
18 接着剤
19 弾性接着剤
20 端子板
21 保護ネット
22 円筒状ケース
23 金属ベース
24a,24b リード線
25a,25b端子
Claims (1)
- 【請求項1】金属振動板の一方の面の中央部に、その面
と垂直に結合軸部を、根元部から先端部に向かって径が
小さくなるようにテーパ状に一体形成し、他方の面に圧
電磁器振動子を貼り合わせ、かつ上記テーパ状結合軸部
に円錐状共振子を圧入し接着剤にて固定した複合共振子
と、この複合共振子を弾性保持する端子板と、それらを
収納した保護ネットを有する円筒状ケースとからなる超
音波セラミックセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402491U JPH04120384U (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 超音波セラミツクセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402491U JPH04120384U (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 超音波セラミツクセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120384U true JPH04120384U (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=31909062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402491U Pending JPH04120384U (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 超音波セラミツクセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120384U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019082484A (ja) * | 2013-08-05 | 2019-05-30 | キヤノン株式会社 | 超音波発信装置、超音波受信装置、シート判別装置及び画像形成装置 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP2402491U patent/JPH04120384U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019082484A (ja) * | 2013-08-05 | 2019-05-30 | キヤノン株式会社 | 超音波発信装置、超音波受信装置、シート判別装置及び画像形成装置 |
JP2019108230A (ja) * | 2013-08-05 | 2019-07-04 | キヤノン株式会社 | 超音波発信装置、超音波受信装置、シート判別装置及び画像形成装置 |
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