JPH04120129A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPH04120129A
JPH04120129A JP23992290A JP23992290A JPH04120129A JP H04120129 A JPH04120129 A JP H04120129A JP 23992290 A JP23992290 A JP 23992290A JP 23992290 A JP23992290 A JP 23992290A JP H04120129 A JPH04120129 A JP H04120129A
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polyester
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Takuo Nakao
中尾 卓生
Takatoshi Kuratsuji
倉辻 孝俊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は溶融重合法特にエステル交換法によるポリエス
テルの製造法に関する。更に詳しくは、ナフタレン−2
,6−ジカルボン酸の低級アルキルエステルを主たる酸
成分としテトラメチレングリコールを主たるグリコール
成分とする漬れた色調と耐熱性を有するポリエステルの
製造法に関する。
〈従来技術とその問題点〉 従来、テトラメチレングリコールを主たるグリコール成
分とするポリエステル、例えばポリテトラメチレンテレ
フタレート、ポリテトラメチレン−26−ナフタレンー
ジカルポキシレート等は種々の優れた機械特性を有し、
かつ成形性に優れた各種成形品素材として有用であるこ
とか知られている。
かかるポリエステルの製造法としては、ポリテトラメチ
レン−2,6−ナフタレン−ジカルボキシレートを例に
とれば、ジメチル−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートとテトラメチレングリコールとをエステル交換反応
せしめ、又は、2,6−ナフタレンジカルボン酸とテト
ラメチレングリコールとをエステル化反応せしめ、次い
で生成する2、6−ナフタレン−ジカルボン酸のテトラ
メチレングリコールジエステル及び/′又はその低重合
体を重縮合せしめる方法、いわゆるエステル交換法、又
は直接重合法が知られている。
例えば、特公昭57−45773号公報には直接重合法
でポリ−テトラメチレン−26−ナツタレンジカルボキ
シレートを製造するに際し、グリコール成分/′酸成分
のモル比を1,7〜5.0とし、エステル化反応を18
0℃〜230℃、重縮合反応をポリマー融点〜275”
Cの範囲で行う方法、また特公昭52−32671号公
報や特公昭56−39340号公報にはエステル交換法
でポリ−テトラメチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレート製造するに際し、触媒としてTi化合物とs
b化合物あるいはTi化合物とHQ化合物を使用する方
法等が提案されている。さらに、特開昭62−2907
22号公報には、フィルム形成用のポリエステルの製造
法として二官能性カルボン酸の低級アルキルエステルの
酸価を規定し、かつこのアルキルエステル中、及びジし
ドロキシ化合物中の粒子数を規定してフィルム表面特性
に影響をおよぼすポリマー中の粗大粒子数を低減させる
方法が述べられている。
しかしながら、これらの方法は副生ずるテトラヒドロフ
ランの生成量か大であったり、反応に長時間を有するた
めに色調が悪かったり、さらに耐熱性か不十分であった
りするという様に欠点を有する。
〈発明の構成〉 本発明は、かかる欠点のないエステル交換法によるポリ
エステルの製造法について鋭意研究の結果、使用するナ
フタレン−2,6−ジカルボン酸の低級アルキルエステ
ルの酸価が特定量以下でかつ、熱分析による物性を限定
したものを原料として使用すると、生成するテトラヒド
ロフランの生成量が極めて少なく優れた特性を有するポ
リエステルが得られる事を見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明はナフタレン−2,6−ジカルボン酸
の低級アルキルエステルを主とするジカルボン酸成分と
テトラメチレングリコールを主とするグリコール成分と
をエステル交換した後、重縮合せしめてポリエステルを
製造するにあたり、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸
エステルとして酸価が0.1ngに17g以下であり、
TGA  (熱重量分析)での減量開始温度が230℃
以上であり、しかもDSC(示差走査熱量計)測定によ
る融点が190’C以上であるものを使用することを特
徴とするポリニスデルの製造法である。
本発明において用いられる「ジカルボン酸成分。
とはナフタレン−2,6−ジカルボン酸の低級アルキル
エステル(以下2.6−DAHと略記することがある)
、すなわちナフタレン−2,6−ジカルボン酸のメチル
エステル、ブチルエステル等が主たる対象である。そし
て、本発明で使用するエステルには、その一部(全酸成
分−に対して30モル%以下、好ましくは20モル%以
下)を他のジカルボン酸、例えばテレフタル酸、イソフ
タル酸、4,4°−ジフェニルジカルボン酸、ジフェノ
キシエタン−4,4゜ジカルボン酸、ジフェニルスルホ
ン−4,4゛−ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;
セパチン酸;アジピン酸等の脂肪族ジカルボン酸の低級
アルキルエステルで置換したものも含まれる。
次に、「ジカルボン酸成分」の主成分ナフタレン−26
−ジカルボン酸の低級アルキルエステルのr′#!i価
」とは、2.6−DANをP−キシレン:エタノール(
2:1容積比)の混合溶媒に溶解し、KOHアルコール
性溶液で中和滴定した際、2.6−〇AN1gを中和す
るのに要するに011のIQ数を表わす。ここで、使用
される2、6−DAHの酸価は0.1+igにOH/g
以下である必要があり、0.O5l1gにOH/(]以
下が好ましく = 0.0311(1に011 / g
以下が特に好ましい。
その酸価が0.1ig K叶/Qを超える場合にはテト
ラメチレングリコールの環化を促進する酸触媒として作
用するためか、副生成物のテトラヒドロフランの副生量
が大となり、またエステル交換反応からオリゴマー化す
る生成反応と分解反応の平衡を分解反応の方向にずらせ
てしまう効果のためか反応速度が低下し、結果的に得ら
れるポリマーの物性も悪くなりかつ色調も好ましくない
また、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸の低級アルキ
ルエステルのrTG^(熱重量分析)での減量開始温度
」とは、−船釣な熱分析計例えばDupOnt社製Th
ernal Analyzer 1090 Bの櫟なT
GA測定装置による測定において、第1図の■で示され
る様に20℃・′1nで昇温した際の接線A、B、Cの
うち接線A及びBの交点で表わされる温度である。
そして、その低級アルキルエステルのべ量開始温度は2
30’C以上でなければならない。エステル交換反応中
にも分解しやすくなるためか230’C未満の場合には
ポリマーの着色も大であり耐熱性も不十分となる。
更にrDsc(示差走査熱量計)測定による融点」とは
、上記と同様の熱分析装置によるDSCの測定において
、第2図の■で示される櫟に、20℃/1nで昇温した
際のピーク値で表わされる点である。そしてその融点は
190℃以上でなければならず、190℃未満の場合に
は(減量開始温度が230℃未満の場合と同様に)、ポ
リマーの着色性及び耐熱性が不充分となる。
本発明において、「グリコール成分」とは、テトラメチ
レングリコールを主たる対象とするが、その一部(全グ
リコール成分に対して30モル%以下、好ましくは20
モル%以下)を他のグリコール例えばエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、トリメチレングリコール
、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール
、シクロヘキサンジメチロール等で置換えてもよい。
本発明にあって、ポリテトラメチレン−2,6−ナフタ
レンジルカボギシレート(ポリエステル)は従来公知の
方法で製造することができる。
例えば、2.6−OANとテトラメチレングリコールと
をエステル交換触媒(例えばテトラブチルチタネート)
の存在下、加熱しエステル交換反応させ、得られたグリ
コールエステルを更に重縮合触媒(例えばテトラブチル
チタネート)の存在下、真空上加熱し重縮合せしめるこ
とによって得られる。
本発明においては、種々の安定剤(例えば酸化防止剤、
紫外線吸収剤等)、顔料、螢光増白剤、その他の各種添
加剤を用いることができる。
〈発明の効果〉 本発明によればナフタレン−2,6−ジカルボン酸の低
級アルキルエステル及びテトラメチレングリコールを主
成分とするポリエステルを副生ずるテトラヒドロフラン
の量が極めて少なく、色調良好でかつ耐熱性の優れたポ
リマーとして製造することができる。
〈実施例〉 以下実施例を挙げて本発明を詳述する。なお実施例中の
「部」とあるのは「重量部」を表わし、固有粘度[η]
はフェノール/テトラクロルエタン(3:2重量部)中
、35℃で測定した溶液粘度から求めたものである。
また、色調はミノルタ色彩色差計CR−100で測定し
てり、a、b値を求めた。L値は明るさを表わし、L 
= 100は白色、L=Oは黒色である。a値は赤味〜
緑味を示し、0を中心にして+側に大きい程赤味を帯び
、−側に大きい程緑味を帯びていることを示す。またb
値は黄味〜青味を示し、0を中心にして+側に大きい程
黄味を帯び、−側に大きい程青味を帯びていることを示
す。
末端カルボキシル基「Co叶」はニー・ユニックス(A
、 Co旧×)の方法[マクロモレギュラー・ヘミ−(
Hakrolol、Chei、> 26,226f19
58)]によって測定した値でありポリマー106g当
りのカルボキシル基当量数であり、[CO叶]が大きい
程、加水分解性、耐熱性が悪くポリマー物性の目安とな
る。
なお、以下実施例中で使用されるナフタレン−2,6−
ジカルボン酸の低級アルキルエステルは例えば特開昭4
8−14656号公報に示される様な方法で製造された
ものを更に精製して高純度化し、熱履歴を短くしたもの
である。
例えば、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸にメタノー
ルと硫酸とを使用して加熱し、加圧、撹拌下エステル化
させ反応液を冷却、濾過した後析出した結晶が粗ナフタ
レンー2.6−ジカルボン酸のジメチルエステルとして
得られ、さらに芳香族炭化水素等によって再結晶、精製
し、使用に際して、熱履歴を短くしたものである6 尚、特開昭48−14656号公報にはジメチル−2,
6ナフタレンジカルポキシレートの融点として184、
5℃と示され、また、特開昭62−290722号公報
には酸価0.52〜0.69I1gに叶/qの例か示さ
れている。
実施例1 酸価が0.02B KOH/Qでかつ減量開始温度が2
34℃融点が194℃であるジメチル−2,6−ナフタ
レンジカルボキシレート97,6部、テトラメチレング
リコール43.3部、テトラブチルチタネート0.02
7部をエステル交換槽に入れ、エステル交換反応率が(
メタノール留出量から)理論量の70%になる時点に反
応槽が190℃となる様に昇温しながら反応させ、つい
で得られた反応生成物を、重縮合反応槽へ移し高真空へ
減圧しながら、265℃へ昇温し、0.5miHgの高
真空下の反応時間が60分となった時点で反応を終了さ
せた。
得られたポリマーは[η] =0.91、[C0OHコ
17.5、色11  L−86,0,a=−3,1、b
=−4,1で優れた色調を有するものであった。
実施例2.比較例〜4 実施例1においてジメチル−2,6−ナフタレンジカル
ボキシレートの酸価、減量開始温度、融点の異なるもの
を種々使用した以外は、 実施例1 と 同様に実施した。
その結果を表−1に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の減量開始温度を説明するグラフである
。また第2図は本発明のナフタレン2.6−ジカルボン
酸の低級エステルのDSCからの融点の測定例を示すグ
ラフである。 特許出願人 帝 人 株 式 会 社 代 理 人 弁理士 前 1)純 博

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ナフタレン−2,6−ジカルボン酸の低級アルキルエス
    テルを主とするジカルボン酸成分とテトラメチレングリ
    コールを主とするグリコール成分とをエステル交換した
    後、重縮合せしめてポリエステルを製造するにあたり、
    ナフタレン−2,6−ジカルボン酸低級アルキルエステ
    ルとして酸価が0.1mgKOH/g以下であり、TG
    A(熱重量分析)での減量開始温度が230℃以上であ
    り、しかもDSC(示差走査熱量計)測定による融点が
    190℃以上であるものを使用することを特徴とするポ
    リエステルの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5556712A (en) * 1994-04-19 1996-09-17 Teijin Limited Base film for photographic film
US8078335B2 (en) 2007-12-27 2011-12-13 Fujitsu Limited Storage system, storage system control method and storage system control apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5556712A (en) * 1994-04-19 1996-09-17 Teijin Limited Base film for photographic film
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