JPH04119633A - 薄膜半導体装置の製造方法 - Google Patents
薄膜半導体装置の製造方法Info
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- JPH04119633A JPH04119633A JP23900390A JP23900390A JPH04119633A JP H04119633 A JPH04119633 A JP H04119633A JP 23900390 A JP23900390 A JP 23900390A JP 23900390 A JP23900390 A JP 23900390A JP H04119633 A JPH04119633 A JP H04119633A
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Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エレクトロルミネッセンスデイスプレィ、液
晶デイスプレィ等各種装置の駆動用等に利用されている
薄膜半導体装置に係り、特に、薄膜半導体としてポリシ
リコン膜が適用された薄膜半導体装置の製造方法に関す
るものである。
晶デイスプレィ等各種装置の駆動用等に利用されている
薄膜半導体装置に係り、特に、薄膜半導体としてポリシ
リコン膜が適用された薄膜半導体装置の製造方法に関す
るものである。
この種の薄膜半導体装置として、例えばMO3型半導体
を例に挙げて説明すると、第8図〜第9図に示すように
ガラス基板(a)と、このガラス基板(a)上に設けら
れ活性層として作用する薄膜のポリシリコン膜(C)と
、このポリシリコン膜(C)の両端部に接続されたソー
ス電極(S)ドレイン電極(D)と、ゲート絶縁膜(b
)を介しポリシリコン膜(c)上に設けられたゲート電
極(G)とでその主要部を構成する装置が知られている
。
を例に挙げて説明すると、第8図〜第9図に示すように
ガラス基板(a)と、このガラス基板(a)上に設けら
れ活性層として作用する薄膜のポリシリコン膜(C)と
、このポリシリコン膜(C)の両端部に接続されたソー
ス電極(S)ドレイン電極(D)と、ゲート絶縁膜(b
)を介しポリシリコン膜(c)上に設けられたゲート電
極(G)とでその主要部を構成する装置が知られている
。
そして、この種のMO3型半導体装置においては上記ソ
ース電極(S) ・ドレイン電極(D)間にドレイン
電圧(Vo)を印加し、かつ、ゲート電極(G)に所定
のゲート電圧(VC)を印加することでポリシリコン膜
(C)にチャネルが形成され、ON状態となってドレイ
ン電流(I D)が流れる一方、ゲート電圧(VG)を
下げて「しきい値電圧VTHj以下にすると上記半導体
装置はOFF状態となってドレイン電流(■、)が流れ
なくなるもので上述した各種装置の駆動用等に利用され
ているものである。
ース電極(S) ・ドレイン電極(D)間にドレイン
電圧(Vo)を印加し、かつ、ゲート電極(G)に所定
のゲート電圧(VC)を印加することでポリシリコン膜
(C)にチャネルが形成され、ON状態となってドレイ
ン電流(I D)が流れる一方、ゲート電圧(VG)を
下げて「しきい値電圧VTHj以下にすると上記半導体
装置はOFF状態となってドレイン電流(■、)が流れ
なくなるもので上述した各種装置の駆動用等に利用され
ているものである。
ところで、この種の薄膜半導体装置において上記ポリシ
リコン膜の形成に際しては、従来、ガラス基板等の適宜
部位にアモルファスシリコン膜を成膜し、かつこのアモ
ルファスシリコン膜を550℃〜600℃程度に加熱し
この膜内に存在するシリコン微結晶核を成長核にして結
晶成長させポリシリコン膜にする方法が採られていた。
リコン膜の形成に際しては、従来、ガラス基板等の適宜
部位にアモルファスシリコン膜を成膜し、かつこのアモ
ルファスシリコン膜を550℃〜600℃程度に加熱し
この膜内に存在するシリコン微結晶核を成長核にして結
晶成長させポリシリコン膜にする方法が採られていた。
しかし、このような方法にて形成されたポリシリコン膜
はその結晶粒径が直径1000〜2000人と小さいた
め、第1O図に示すように結晶粒(f)界面でのキャリ
アの散乱が多く、かつ、結晶粒(f)界面でのトラップ
数も多いことから、上記MOS型の半導体装置において
はポリシリコン膜(C)のチャネル形成領域を流れるド
レイン電流(I、)が小さくなる欠点があり、かつ、「
しきい値電圧VTHA も高(なってその制御特性が悪
くなる欠点かあった。
はその結晶粒径が直径1000〜2000人と小さいた
め、第1O図に示すように結晶粒(f)界面でのキャリ
アの散乱が多く、かつ、結晶粒(f)界面でのトラップ
数も多いことから、上記MOS型の半導体装置において
はポリシリコン膜(C)のチャネル形成領域を流れるド
レイン電流(I、)が小さくなる欠点があり、かつ、「
しきい値電圧VTHA も高(なってその制御特性が悪
くなる欠点かあった。
そこで、この欠点を解消するポリシリコン膜の形成方法
として、例えば、A、 Chiang等により以下に示
すような形成方法が提案されている(Mat、 Res
。
として、例えば、A、 Chiang等により以下に示
すような形成方法が提案されている(Mat、 Res
。
Soc、 Symp、 Proc、 106<1988
>pp305−310)。
>pp305−310)。
すなわち、この形成方法は、第11図(A)に示すよう
に絶縁性基板(a)に成膜されたアモルファスシリコン
膜(Co)内へイオン注入法にてシリコンイオンを注入
し、この膜(Co)内に存在するシリコン微結晶核(g
)の一部を破壊させてその残存核密度を減少させた後(
第11図B参照)、上記アモルファスシリコン膜(Co
)を550°C〜6000C程度に加熱し、この膜(C
o)内に残存するシリコン微結晶核(g)を成長核にし
て結晶成長させポリシリコン膜を形成する方法であった
。
に絶縁性基板(a)に成膜されたアモルファスシリコン
膜(Co)内へイオン注入法にてシリコンイオンを注入
し、この膜(Co)内に存在するシリコン微結晶核(g
)の一部を破壊させてその残存核密度を減少させた後(
第11図B参照)、上記アモルファスシリコン膜(Co
)を550°C〜6000C程度に加熱し、この膜(C
o)内に残存するシリコン微結晶核(g)を成長核にし
て結晶成長させポリシリコン膜を形成する方法であった
。
そして、このポリシリコン膜の形成方法においては、成
長核が少ない分だけ結晶成長時における成長核同士のぶ
つかり合いが少なくなるため、各成長核の結晶成長が促
進されてその結晶粒径の大きいポリシリコン膜が得られ
る方法であった。
長核が少ない分だけ結晶成長時における成長核同士のぶ
つかり合いが少なくなるため、各成長核の結晶成長が促
進されてその結晶粒径の大きいポリシリコン膜が得られ
る方法であった。
従って、この方法により求められたポリシリコン膜(c
)を活性層とする薄膜半導体装置においては、その結晶
粒(f)界面でのキャリアの散乱や結晶粒(f)界面で
のトラップ数が減少するため、上記ポリシリコン膜(C
)のチャネル形成領域を流れるドレイン電流(1,)が
大幅に増大し、ゲートの「しきい値電圧VyHjも低く
なってその制御特性が著しく改良される利点を有する方
法であった。
)を活性層とする薄膜半導体装置においては、その結晶
粒(f)界面でのキャリアの散乱や結晶粒(f)界面で
のトラップ数が減少するため、上記ポリシリコン膜(C
)のチャネル形成領域を流れるドレイン電流(1,)が
大幅に増大し、ゲートの「しきい値電圧VyHjも低く
なってその制御特性が著しく改良される利点を有する方
法であった。
しかし、これ等A、 Chiang等の従来法において
は、いづれも成膜されたアモルファスシリコン膜内に自
然発生的に存在するシリコン微結晶を成長核にしてポリ
シリコン膜を求める方法であるため、成長初期段階にお
ける成長核が小さく、従って、求められたポリシリコン
膜の結晶粒径の大きさもこれを原因とした一定の限界が
あるため、より導電率が高いポリシリコン膜を求める場
合に大きな問題点となっていた。
は、いづれも成膜されたアモルファスシリコン膜内に自
然発生的に存在するシリコン微結晶を成長核にしてポリ
シリコン膜を求める方法であるため、成長初期段階にお
ける成長核が小さく、従って、求められたポリシリコン
膜の結晶粒径の大きさもこれを原因とした一定の限界が
あるため、より導電率が高いポリシリコン膜を求める場
合に大きな問題点となっていた。
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、
その課題とするところは、その結晶粒径か従来より大き
いポリシリコン膜を形成できるようにして動作特性に優
れた薄膜半導体装置の製造方法を提供することにある。
その課題とするところは、その結晶粒径か従来より大き
いポリシリコン膜を形成できるようにして動作特性に優
れた薄膜半導体装置の製造方法を提供することにある。
すなわち本発明は、
絶縁性基板に設けられたシリコン膜を結晶成長させてポ
リシリコン膜にする薄膜半導体装置の製造方法を前提と
し、 上記シリコン膜面の選択された複数領域に熱エネルギを
照射しその照射部位を結晶成長させて位置規制された複
数のポリシリコン領域を形成すると共に、 これ等ポリシリコン領域を成長核にして上記シリコン膜
を結晶成長させその結晶粒径の大きいポリシリコン膜に
することを特徴とするものである。
リシリコン膜にする薄膜半導体装置の製造方法を前提と
し、 上記シリコン膜面の選択された複数領域に熱エネルギを
照射しその照射部位を結晶成長させて位置規制された複
数のポリシリコン領域を形成すると共に、 これ等ポリシリコン領域を成長核にして上記シリコン膜
を結晶成長させその結晶粒径の大きいポリシリコン膜に
することを特徴とするものである。
この様な技術的手段において上記絶縁性基板としては、
従来同様、ガラス、石英、及びセラミックス等が適用で
きる。
従来同様、ガラス、石英、及びセラミックス等が適用で
きる。
また、絶縁性基板に設けられるシリコン膜としては、プ
ラズマCVD法、減圧CVD法、スパッタリング法等で
成膜されるアモルファスシリコン(a−3i)が適用で
きる他、成膜時における絶縁性基板温度を若干高く設定
することで成膜できるポリシリコン(poly−3i)
等の適用も可能である。
ラズマCVD法、減圧CVD法、スパッタリング法等で
成膜されるアモルファスシリコン(a−3i)が適用で
きる他、成膜時における絶縁性基板温度を若干高く設定
することで成膜できるポリシリコン(poly−3i)
等の適用も可能である。
尚、この技術的手段において後者のポリシリコンを適用
した場合、通常、成膜時におけるポリシリコン膜の結晶
粒径は小さいためその導電率が十分でないのに対し、こ
の方法を適用することにより上記結晶粒径をより大きく
成長させることが可能となり、従って、導電率のより優
れたポリシリコン膜を求められるという技術的意味を有
する。
した場合、通常、成膜時におけるポリシリコン膜の結晶
粒径は小さいためその導電率が十分でないのに対し、こ
の方法を適用することにより上記結晶粒径をより大きく
成長させることが可能となり、従って、導電率のより優
れたポリシリコン膜を求められるという技術的意味を有
する。
次に、上記シリコン膜面の選択された複数領域へ照射す
る熱エネルギ手段としては、Ar”、Kr=等のイオン
レーザ、CO2等のガスレーザ、及びArF、XeCL
KrF等のエキシマレーザ等が適用でき、また、その
照射領域を特定する手段としては、例えば、照射領域に
対応した部位に開口を有するマスクを上記シリコン膜上
に直接若しくは透明皮膜材を介して被覆する方法が挙げ
られる。尚、上記マスクの構成材料としては、耐熱性や
加工性に優れ、かつ反射率の高いアルミニウム、クロム
、チタン等の金属材料、及びこれに準した特性を有する
材料が適用できる。また、上記マスクの開口面積、開口
間隔、開口形状、並びに開口部のレイアウト等は、シリ
コン結晶核の成長方向、及び、目的とするポリシリコン
膜の結晶粒径の大きさ等を考慮して適宜設定される。
る熱エネルギ手段としては、Ar”、Kr=等のイオン
レーザ、CO2等のガスレーザ、及びArF、XeCL
KrF等のエキシマレーザ等が適用でき、また、その
照射領域を特定する手段としては、例えば、照射領域に
対応した部位に開口を有するマスクを上記シリコン膜上
に直接若しくは透明皮膜材を介して被覆する方法が挙げ
られる。尚、上記マスクの構成材料としては、耐熱性や
加工性に優れ、かつ反射率の高いアルミニウム、クロム
、チタン等の金属材料、及びこれに準した特性を有する
材料が適用できる。また、上記マスクの開口面積、開口
間隔、開口形状、並びに開口部のレイアウト等は、シリ
コン結晶核の成長方向、及び、目的とするポリシリコン
膜の結晶粒径の大きさ等を考慮して適宜設定される。
また、シリコン膜のポリシリコン領域を成長核にして上
記シリコン膜を結晶成長させるアニール手段としては、
従来と同様に、ファーネス・アニール(炉アニール)や
上述したレーザ・アニール等が適用できる。
記シリコン膜を結晶成長させるアニール手段としては、
従来と同様に、ファーネス・アニール(炉アニール)や
上述したレーザ・アニール等が適用できる。
尚、この技術的手段の適用範囲については、上述したM
O3型薄膜半導体装置の製造に適用できる他、「バイポ
ーラ型」の薄膜半導体装置の製造にも適用可能である。
O3型薄膜半導体装置の製造に適用できる他、「バイポ
ーラ型」の薄膜半導体装置の製造にも適用可能である。
上述したような技術的手段によれば、
シリコン膜面の選択された複数領域に熱エネルギを照射
しその照射部位を結晶成長させて位置規制された複数の
ポリシリコン領域を形成すると共に、 コレ等ポリシリコン領域を成長核にして上記シリコン膜
を結晶成長させその結晶粒径の大きいポリシリコン膜を
求めているため、 成長初期段階における成長核自体が従来法に較べて大き
く、しかも、上記ポリシリコン領域の成長核は他の部位
の未成長シリコン領域に較べて安定な状態にあり、未成
長シリコン領域の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域の成長核もそのまま結晶成長するため、従
来に較べてその結晶粒径が著しく大きいポリシリコン膜
を求めることが可能となる。
しその照射部位を結晶成長させて位置規制された複数の
ポリシリコン領域を形成すると共に、 コレ等ポリシリコン領域を成長核にして上記シリコン膜
を結晶成長させその結晶粒径の大きいポリシリコン膜を
求めているため、 成長初期段階における成長核自体が従来法に較べて大き
く、しかも、上記ポリシリコン領域の成長核は他の部位
の未成長シリコン領域に較べて安定な状態にあり、未成
長シリコン領域の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域の成長核もそのまま結晶成長するため、従
来に較べてその結晶粒径が著しく大きいポリシリコン膜
を求めることが可能となる。
以下、本発明をMOS型の薄膜半導体装置に適用した実
施例について図面を参照して詳細に説明する。
施例について図面を参照して詳細に説明する。
すなわち、この実施例に係る薄膜半導体装置は、第1図
〜第2図に示すようにガラス基板(1)と、このガラス
基板(1)上に成膜された厚さ1ooo人のポリシリコ
ン膜(2)と、このポリシリコン膜(2)上に形成され
たSiO□のゲート酸化膜(3)と、このゲート酸化膜
(3)上に設けられたポリシリコンのゲート電極(G)
と、上記ポリシリコン膜(2)の両端部位に設けられた
ソース電極(S) ・ドレイン電極(D)と、装置全
体を被覆するSiO+の層間絶縁膜(4)と、コンタク
トホール(5)を介して上記各電極に接続されたアルミ
ニウムの配線(6)とでその主要部が構成されているも
のである。
〜第2図に示すようにガラス基板(1)と、このガラス
基板(1)上に成膜された厚さ1ooo人のポリシリコ
ン膜(2)と、このポリシリコン膜(2)上に形成され
たSiO□のゲート酸化膜(3)と、このゲート酸化膜
(3)上に設けられたポリシリコンのゲート電極(G)
と、上記ポリシリコン膜(2)の両端部位に設けられた
ソース電極(S) ・ドレイン電極(D)と、装置全
体を被覆するSiO+の層間絶縁膜(4)と、コンタク
トホール(5)を介して上記各電極に接続されたアルミ
ニウムの配線(6)とでその主要部が構成されているも
のである。
そして、この薄膜半導体装置は以下のような工程を経て
製造されているものである。
製造されているものである。
まず、第4図(A)に示すようにガラス(商品名コーニ
ング7059)基板(1)面上に減圧CVD法にて10
00人のアモルファスシリコン膜(20)と厚さ300
人の5iO1の透明皮膜材(10)を成膜し、かつ、こ
の透明皮膜材(10)上にスパッタリング法にて100
0人の金属膜(11)を着膜する。
ング7059)基板(1)面上に減圧CVD法にて10
00人のアモルファスシリコン膜(20)と厚さ300
人の5iO1の透明皮膜材(10)を成膜し、かつ、こ
の透明皮膜材(10)上にスパッタリング法にて100
0人の金属膜(11)を着膜する。
次に、第4図(B)及び第5図に示すように上記金属膜
(11)をパターニングして1μm角の矩形状開口(1
2)が5μm間隔で複数形成されたマスク(13)を設
け、かつ、このマスク(13)面上から第4図(C)に
示すようにそのエネルギ密度が200mJ/cT1以上
のエキシマ・レーザ光を照射して上記開口(12)直下
のアモルファスシリコンを結晶成長させ、第6図(A)
及び第7図(A)に示すように位置規制された複数のポ
リシリコン領域(21)を形成する。すなわち、上記エ
キシマ・レーザ光はマスク(13)の非開口面(すなわ
ち遮光面)では反射され上記開口(12)のみを通過す
ることになるため、開口(12)直下のアモルファスシ
リコン膜のみが融解し、かつ、結晶化してポリシリコン
になる。このとき、非開口面直下のアモルファスシリコ
ンは熱エネルギが供給されないことから不活性状態にあ
り上記開口(12)直下のアモルファスシリコンのみが
優先的に結晶化するため、第6図(A)及び第7図(A
)に示すようにその結晶粒径は大きく(〜5000人)
、かつ1μm角の開口(12)内に数個(図においては
4個)の結晶粒(22) Lか存在しないことになる。
(11)をパターニングして1μm角の矩形状開口(1
2)が5μm間隔で複数形成されたマスク(13)を設
け、かつ、このマスク(13)面上から第4図(C)に
示すようにそのエネルギ密度が200mJ/cT1以上
のエキシマ・レーザ光を照射して上記開口(12)直下
のアモルファスシリコンを結晶成長させ、第6図(A)
及び第7図(A)に示すように位置規制された複数のポ
リシリコン領域(21)を形成する。すなわち、上記エ
キシマ・レーザ光はマスク(13)の非開口面(すなわ
ち遮光面)では反射され上記開口(12)のみを通過す
ることになるため、開口(12)直下のアモルファスシ
リコン膜のみが融解し、かつ、結晶化してポリシリコン
になる。このとき、非開口面直下のアモルファスシリコ
ンは熱エネルギが供給されないことから不活性状態にあ
り上記開口(12)直下のアモルファスシリコンのみが
優先的に結晶化するため、第6図(A)及び第7図(A
)に示すようにその結晶粒径は大きく(〜5000人)
、かつ1μm角の開口(12)内に数個(図においては
4個)の結晶粒(22) Lか存在しないことになる。
尚、この実施例においては上記エキシマ・アニール処理
を大気中にて行っているため、このアニール処理中、空
気中の酸素等がアモルファスシリコン膜内へ入り込まな
いよう上記透明皮膜材(10)で保護している。従って
、このアニール処理を不活性ガス雰囲気下で行う場合に
は上記透明皮膜材(10)を省略することができる。
を大気中にて行っているため、このアニール処理中、空
気中の酸素等がアモルファスシリコン膜内へ入り込まな
いよう上記透明皮膜材(10)で保護している。従って
、このアニール処理を不活性ガス雰囲気下で行う場合に
は上記透明皮膜材(10)を省略することができる。
次いで、第6図(B)に示すように上記マスク(13)
と透明皮膜材(10)をエツチング処理により除去した
後、従来同様、上記アモルファスシリコン膜(20)を
、550°0110時間のファーネス・アニール(炉ア
ニール)処理を施し、上記ポリシリコン領域(21)を
成長核にしアモルファスシリコン膜(20)を結晶成長
させて第6図(C)及び第7図(B)に示すようにその
結晶粒径の大きいポリシリコン膜(2°)を求める。こ
の場合、上記アモルファスシリコン膜(20)のポリシ
リコン領域(21)を成長核にして結晶成長させている
ため、成長初期段階における成長核自体が従来法に較べ
て大きく、しかも、ポリシリコン領域(21)の成長核
は他の部位の未成長アモルファスシリコン領域(23)
に較べて安定な状態にあり、未成長アモルファスシリコ
ン領域(23)の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域(21)の成長核もそのまま結晶成長する
ことになる。従って、上述したように従来に較べてその
結晶粒径が著しく大きいポリシリコン膜(2°)を求め
ることが可能となる。
と透明皮膜材(10)をエツチング処理により除去した
後、従来同様、上記アモルファスシリコン膜(20)を
、550°0110時間のファーネス・アニール(炉ア
ニール)処理を施し、上記ポリシリコン領域(21)を
成長核にしアモルファスシリコン膜(20)を結晶成長
させて第6図(C)及び第7図(B)に示すようにその
結晶粒径の大きいポリシリコン膜(2°)を求める。こ
の場合、上記アモルファスシリコン膜(20)のポリシ
リコン領域(21)を成長核にして結晶成長させている
ため、成長初期段階における成長核自体が従来法に較べ
て大きく、しかも、ポリシリコン領域(21)の成長核
は他の部位の未成長アモルファスシリコン領域(23)
に較べて安定な状態にあり、未成長アモルファスシリコ
ン領域(23)の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域(21)の成長核もそのまま結晶成長する
ことになる。従って、上述したように従来に較べてその
結晶粒径が著しく大きいポリシリコン膜(2°)を求め
ることが可能となる。
この様にして第4図(D)に示すように結晶粒径の大き
いポリシリコン膜(2′)を形成した後、通常のフォト
リゾグラフィー法に従い上記ポリシリコン膜(2”)上
に第4図(E)に示すようなレジスト膜(r)を形成し
、このレジスト膜(r)から露出するポリシリコン膜(
2′)をエツチング処理により除去して第411(F)
に示すような活性層用のポリシリコン膜(2)とする。
いポリシリコン膜(2′)を形成した後、通常のフォト
リゾグラフィー法に従い上記ポリシリコン膜(2”)上
に第4図(E)に示すようなレジスト膜(r)を形成し
、このレジスト膜(r)から露出するポリシリコン膜(
2′)をエツチング処理により除去して第411(F)
に示すような活性層用のポリシリコン膜(2)とする。
次に、この面上に430℃の条件下、減圧CVD法によ
り1000人の5iQzのゲート酸化膜t3)を成膜し
、かつ、このゲート酸化膜(3)を緻密化させるため、
600℃、5時間の加熱処理を施した後、この面上に減
圧CVD法にて3000人のポリシリコン層(G′)を
形成しく第4図G参照)、更に第4図(H)に示すよう
にポリシリコン層(G′)内にイオン注入法にてp+イ
オンを注入し、かっ、これをパターニングして第4図(
I)に示すようにゲート電極(G)を形成した。
り1000人の5iQzのゲート酸化膜t3)を成膜し
、かつ、このゲート酸化膜(3)を緻密化させるため、
600℃、5時間の加熱処理を施した後、この面上に減
圧CVD法にて3000人のポリシリコン層(G′)を
形成しく第4図G参照)、更に第4図(H)に示すよう
にポリシリコン層(G′)内にイオン注入法にてp+イ
オンを注入し、かっ、これをパターニングして第4図(
I)に示すようにゲート電極(G)を形成した。
次いで、第4図(J)に示すように上記ゲート電極(G
)をマスクにしてp+イオンをイオン注入することによ
り、第4図(K)に示すようにゲート電極(G)に対し
て位置整合されたソース電極(S) ・ドレイン電極
(D)とを形成した後、減圧CVD法により7000人
の5iftO層開絶縁膜(4)を成膜しく第4図り参照
)、更に、600℃、24時間の加熱処理を施してイオ
ン注入されたドーパント(p+イオン)の活性化を行う
。
)をマスクにしてp+イオンをイオン注入することによ
り、第4図(K)に示すようにゲート電極(G)に対し
て位置整合されたソース電極(S) ・ドレイン電極
(D)とを形成した後、減圧CVD法により7000人
の5iftO層開絶縁膜(4)を成膜しく第4図り参照
)、更に、600℃、24時間の加熱処理を施してイオ
ン注入されたドーパント(p+イオン)の活性化を行う
。
次に、通常のフォトリゾグラフィー処理とエツチング処
理とを施して上記層間絶縁膜(4)とゲート酸化膜(3
)にコンタクトホール(5)を開設し、かつアルミニウ
ムの配線(6)を形成して第1図〜第2図並びに第4図
(M)に示したMOS型の薄膜半導体装置は製造されて
いる。
理とを施して上記層間絶縁膜(4)とゲート酸化膜(3
)にコンタクトホール(5)を開設し、かつアルミニウ
ムの配線(6)を形成して第1図〜第2図並びに第4図
(M)に示したMOS型の薄膜半導体装置は製造されて
いる。
そして、このようにして製造されたMOS型の薄膜半導
体装置においては、その活性層を構成するポリシリコン
膜(2)の結晶粒が粗大化されることにより第3図に示
すように結晶粒(22)界面でのキャリアの散乱が減少
し、同時に結晶粒(22)界面でのトラップ数も激減す
るため、チャネル移動度が増大すると共にしきい値電圧
も低下することになる。
体装置においては、その活性層を構成するポリシリコン
膜(2)の結晶粒が粗大化されることにより第3図に示
すように結晶粒(22)界面でのキャリアの散乱が減少
し、同時に結晶粒(22)界面でのトラップ数も激減す
るため、チャネル移動度が増大すると共にしきい値電圧
も低下することになる。
従って、このMOS型の薄膜半導体装置においては、そ
の動作スピードが速くなると共にそのしきい値の制御特
性が改良される利点を有している。
の動作スピードが速くなると共にそのしきい値の制御特
性が改良される利点を有している。
本発明によれば、
成長初期段階における成長核自体が従来法に較べて大き
く、しかも、上記ポリシリコン領域の成長核は他の部位
の未成長シリコン領域に較べて安定な状態にあり、未成
長シリコン領域の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域の成長核もそのまま結晶成長するため、従
来に較べてその結晶粒径か著しく大きいポリシリコン膜
を求めることが可能となる。
く、しかも、上記ポリシリコン領域の成長核は他の部位
の未成長シリコン領域に較べて安定な状態にあり、未成
長シリコン領域の結晶成長時に影響を受けずに上記ポリ
シリコン領域の成長核もそのまま結晶成長するため、従
来に較べてその結晶粒径か著しく大きいポリシリコン膜
を求めることが可能となる。
従って、製造された薄膜半導体装置においてはそのポリ
シリコン膜の導電率が高くなる効果を有しており、例え
ば、MOS型薄膜半導体装置においてはポリシリコン膜
のチャネル形成領域を流れるドレイン電流が大きくなる
と共にゲートのしきい値電圧が低くなる効果を有してい
る。
シリコン膜の導電率が高くなる効果を有しており、例え
ば、MOS型薄膜半導体装置においてはポリシリコン膜
のチャネル形成領域を流れるドレイン電流が大きくなる
と共にゲートのしきい値電圧が低くなる効果を有してい
る。
第1図〜第7図は本発明の実施例を示しており、第1図
はその実施例に係る薄膜半導体装置の斜視図、第2図は
第1図の■−■面断面図、第3図は第2図の一部拡大図
、第4図(A)〜(M)はその製造工程を示す工程説明
図、第5図は製造工程途上において形成されるマスクの
斜視図、第6図(A)〜(C)はアモルファスシリコン
膜がポリシリコン膜に結晶成長する工程の概念断面図、
第7図(A)〜(B)はその概念平面図であり、また、
第8図は従来のMOS型薄膜半導体装置の斜視図、第9
図は第8図のIX−IX面断面図、第10図はその半導
体装置に適用されたポリシリコン膜の部分拡大図、第1
1図(A) 〜(B)はA、Chiang等によるポリ
シリコン膜形成方法の工程説明図である。 〔符号説明〕 (1)・・・ガラス基板 (2)・・・ポリシリコン膜 (21)・・・ポリシリコン領域 (22)・・・結晶粒 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 中 村 智 廣(外2名)第 図 第 図 第4 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第10 図 第11図
はその実施例に係る薄膜半導体装置の斜視図、第2図は
第1図の■−■面断面図、第3図は第2図の一部拡大図
、第4図(A)〜(M)はその製造工程を示す工程説明
図、第5図は製造工程途上において形成されるマスクの
斜視図、第6図(A)〜(C)はアモルファスシリコン
膜がポリシリコン膜に結晶成長する工程の概念断面図、
第7図(A)〜(B)はその概念平面図であり、また、
第8図は従来のMOS型薄膜半導体装置の斜視図、第9
図は第8図のIX−IX面断面図、第10図はその半導
体装置に適用されたポリシリコン膜の部分拡大図、第1
1図(A) 〜(B)はA、Chiang等によるポリ
シリコン膜形成方法の工程説明図である。 〔符号説明〕 (1)・・・ガラス基板 (2)・・・ポリシリコン膜 (21)・・・ポリシリコン領域 (22)・・・結晶粒 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代 理
人 弁理士 中 村 智 廣(外2名)第 図 第 図 第4 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第10 図 第11図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 絶縁性基板に設けられたシリコン膜を結晶成長させてポ
リシリコン膜にする薄膜半導体装置の製造方法において
、 上記シリコン膜面の選択された複数領域に熱エネルギを
照射しその照射部位を結晶成長させて位置規制された複
数のポリシリコン領域を形成すると共に、 これ等ポリシリコン領域を成長核にして上記シリコン膜
を結晶成長させその結晶粒径の大きいポリシリコン膜に
することを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23900390A JPH04119633A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 薄膜半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23900390A JPH04119633A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 薄膜半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119633A true JPH04119633A (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=17038452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23900390A Pending JPH04119633A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 薄膜半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119633A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07176757A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-14 | Nec Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
US5710050A (en) * | 1994-08-25 | 1998-01-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for fabricating a semiconductor device |
US7205184B2 (en) * | 1997-10-14 | 2007-04-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of crystallizing silicon film and method of manufacturing thin film transistor liquid crystal display |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP23900390A patent/JPH04119633A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07176757A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-14 | Nec Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
US5710050A (en) * | 1994-08-25 | 1998-01-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for fabricating a semiconductor device |
US7205184B2 (en) * | 1997-10-14 | 2007-04-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of crystallizing silicon film and method of manufacturing thin film transistor liquid crystal display |
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