JPH04119332U - フアンシユラウド - Google Patents
フアンシユラウドInfo
- Publication number
- JPH04119332U JPH04119332U JP2207891U JP2207891U JPH04119332U JP H04119332 U JPH04119332 U JP H04119332U JP 2207891 U JP2207891 U JP 2207891U JP 2207891 U JP2207891 U JP 2207891U JP H04119332 U JPH04119332 U JP H04119332U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- radiator
- window hole
- cooling air
- fan shroud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラジエータ5を通過する冷却風の吹き抜け抵
抗を減少させるファンシュラウド10を提供する。 【構成】 シュラウド本体11の導風板17に設けられ
た各窓孔20(左側のみ図示)と、各水平板17fに形
成されたガイド溝17g,17gと、これらガイド溝1
7g,17gに沿って移動自在な各シャッタ12(左側
のみ図示)と、導風板17に取り付けられ、リンク手段
13を介して各シャッタ12を操作し各窓孔20を開閉
させるモータユニット14とを備えたファンシュラウド
10である。車両の低速走行時等において各シャッタ1
2を閉じれば、ラジエータ5を通過する冷却風は、導風
板17で効率良く整流される。また、車両の高速走行時
等において各シャッタ12を開けば、ラジエータ5を通
過する冷却風の吹き抜け抵抗が減少する。
抗を減少させるファンシュラウド10を提供する。 【構成】 シュラウド本体11の導風板17に設けられ
た各窓孔20(左側のみ図示)と、各水平板17fに形
成されたガイド溝17g,17gと、これらガイド溝1
7g,17gに沿って移動自在な各シャッタ12(左側
のみ図示)と、導風板17に取り付けられ、リンク手段
13を介して各シャッタ12を操作し各窓孔20を開閉
させるモータユニット14とを備えたファンシュラウド
10である。車両の低速走行時等において各シャッタ1
2を閉じれば、ラジエータ5を通過する冷却風は、導風
板17で効率良く整流される。また、車両の高速走行時
等において各シャッタ12を開けば、ラジエータ5を通
過する冷却風の吹き抜け抵抗が減少する。
Description
【0001】
本考案は、車両のラジエータ等に取り付けられるファンシュラウドに関する。
【0002】
車両のラジエータ等には、ラジエータのコアの間を通過する冷却風の流れを整
えるために、ファンシュラウドが取り付けられている。図7は、従来のファンシ
ュラウドを示し、ファンシュラウド1は、導風板2とファン取付部3より構成さ
れている。導風板2は、外周縁2aに対して中央を車両後方に向けて延出させて
いる。導風板2の外周縁2aは、ラジエータ5の後面に合致する矩形状に、また
、延出した中央は、ラジエータファン4を囲む円形状にそれぞれ成形され、外周
縁2aから中央へは滑らかに変形しながら収束している。そして、この導風板2
の中央には、ラジエータ5のコアの間を通過してこのラジエータ5を冷却した冷
却風が通り抜ける大径孔2bが穿設されている。
【0003】
ファンシュラウド1は、導風板2でラジエータ5のコアの間を通過する冷却風
を整流し、特に、車両の停止時及び低速走行時等において、ラジエータ5の放熱
性能を向上させている。
【0004】
ところで、車両の高速走行時等においては、走行風の増加により、ラジエータ
5のコアの間を通過する冷却風が著しく増加する。このため、ラジエータ5の後
面を覆うファンシュラウド1が、冷却風が吹き抜ける際の抵抗になるとの問題が
あった。
【0005】
本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、ラジエータを通過
する冷却風の吹き抜け抵抗を減少させることのできるファンシュラウドを提供す
ることを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために本考案によれば、シュラウド本体の導風板に設けら
れた窓孔と、導風板に沿って設けられ、窓孔を挟むように配置されたガイド手段
と、該ガイド手段に沿って移動自在なシャッタと、シュラウド本体に取り付けら
れ、シャッタを操作して窓孔を開閉させるアクチュエータとを備えて構成するも
のである。
【0007】
アクチュエータは、シャッタをガイド手段に沿って移動させ、シュラウド本体
の導風板に設けられた窓孔を開閉する。車両の低速走行時等においてシャッタを
閉じれば、ラジエータを通過する冷却風は、導風板で効率良く整流される。また
、車両の高速走行時等においてシャッタを開けば、ラジエータを通過する冷却風
の吹き抜け抵抗が減少する。
【0008】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本考案を適用したファンシュラウドの一実施例を示し、ファンシュラ
ウド10は、シュラウド本体11、一対のシャッタ12、リンク手段13、モー
タユニット14等より構成されている。
【0009】
シュラウド本体11は、導風板17及び取付ステー18より構成されこれらは
一体に成形されている。ラジエータ5の後面を覆う導風板17は、枠部17aと
収束部17bより構成されている。枠部17aは、ラジエータ5の後面を囲む矩
形状をなし、この枠部17aの上板17cには、左右一対の長孔17dが穿設さ
れている。各長孔17dは、ファンシュラウド10の幅方向外側より内側に向け
て斜め後方に長細く設定されている。
【0010】
収束部17bは、枠部17aより車両後方に向けて延出している。この収束部
17bの中央には、大径孔17eが穿設されている。収束部17bは、矩形状の
枠部17aより円形状の大径孔17eへと滑らかに変形している。この収束部1
7bには、一対の窓孔20が形成されている。
各窓孔20は、大径孔17eの両側にそれぞれ形成されている。各窓孔20の
上下両側には、水平板17fがそれぞれ設けられている。各水平板17fは、図
2に示すように、車両後方に向けて延び、窓孔20を望む面には、収束部17b
の後面に沿ってガイド溝17gが形成されている。
【0011】
なお、取付ステー18には、ラジエータファン4が取り付けられている。
各シャッタ12は矩形状の板材で、各窓孔20の後方に配置されている。各シ
ャッタ12の上下両端は、それぞれ各水平板17fのガイド溝17gに嵌め込ま
れ、ガイド溝17gに沿って移動し各窓孔20を開閉する。
モータユニット14は、電動モータ、歯車機構及びセレーション軸(ともに図
示せず)等より構成され、これらは、上板17cの中央位置に固定されたケース
22内に収納されている。前記セレーション軸の上端は、ケース22より上方に
突出している。電動モータは、歯車機構を介してセレーション軸を所定の角度だ
け正転あるいは逆転させる。
【0012】
リンク手段13は、モータユニット14に接続されたリンク24、該リンク2
4と各シャッタ12をそれぞれ連結する左側及び右側連結部等より構成されてい
る。リンク24は、中央部を前記セレーション軸に支持されており、所定の角度
の範囲内で、正逆両方向に水平に回動する。
左側連結部は、3本のリンク25〜27等より構成されている。リンク25は
水平に延び、一端をリンク24の左側端に水平方向に回動自在に連結されている
。リンク26は水平に延び、一端をリンク25の他端に水平方向に回動自在に連
結されている。リンク25と26の連結部分には、スライダ28が取り付けられ
ている。このスライダ28は、上板17cの左側の長孔17dに摺動自在に嵌め
込まれ、この長孔17dに沿って移動する。リンク27は上端より下方に延びた
後、下端近傍位置でシャッタ12に向けて折曲され、下端をシャッタ12の後面
に固着させている。リンク27の上端は、リンク26の他端に連結され、リンク
27の軸線を中心にして回動自在とされている。
【0013】
右側連結部は、左側連結部と同様に、3本のリンク30〜32等より構成され
ている。リンク30は水平に延び、一端をリンク24の右側端に水平方向に回動
自在に連結されている。リンク31は水平に延び、一端をリンク30の他端に水
平方向に回動自在に連結されている。リンク30と31の連結部分には、スライ
ダ33が取り付けられている。このスライダ33は、上板17cの右側の長孔1
7dに摺動自在に嵌め込まれ、この長孔17dに沿って移動する。リンク32は
上端より下方に延びた後、下端近傍位置でシャッタ12に向けて折曲され、下端
をシャッタ12の後面に固着させている。リンク32の上端は、リンク31の他
端に連結され、リンク32の軸線を中心にして回動自在とされている。
【0014】
以下、作用を説明する。
図3に示すシャッタ12が閉められた状態より、電動モータが正転して図中矢
印C方向に回転すると、各リンク25,30が外側に押し出され、各長孔17d
に沿ってそれぞれ各スライダ28,33が外側に移動する。これに伴い、各リン
ク26,31が外側に引っ張られ、各シャッタ12が移動し、窓孔20が開く(
図4)。
【0015】
また、この状態より、電動モータが逆転して図4中矢印CC方向に回転すると
、各リンク25,30が内側に引っ張られ、各長孔17dに沿ってそれぞれ各ス
ライダ28,33が内側に移動する。これに伴い、各リンク26,31が内側に
押され、各シャッタ12が移動して窓孔20が閉まる(図3)。
各シャッタ12は、ファンシュラウド10の導風板17に沿って移動するので
、エンジンルーム内の他の機器類と干渉することがない。
【0016】
車両の停車時及び低速走行時においては、シャッタ12を閉める。停車時及び
低速走行時には、走行風が少なくラジエータ5を通過する冷却風が少ない。シャ
ッタ12が閉められると、図5に示すように、冷却風はファンシュラウド10の
導風板17で整流されて、収束部17bの大径孔17eより吹き抜ける。
一方、車両の高速走行時においては、シャッタ12を開ける。高速走行時には
、走行風が増加しラジエータ5を通過する冷却風が増加する。シャッタ12を開
けると、図6に示すように、冷却風は大径孔17e及び各窓孔20より吹き抜け
、ファンシュラウド10を通過する際の抵抗が減少する。
【0017】
なお、本実施例においては、各窓孔20をそれぞれ一枚のシャッタ12で開閉
する構成にしたがこれに限るものではなく、例えば、2分割されたシャッタでそ
れぞれ各窓孔20を開閉する構成にしても良い。この場合には、窓孔の開口面積
を広く設定し易くなる。
また、本実施例においては、ファンシュラウド10を車両のラジエータ5に取
り付けた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、車両の冷
房装置のコンデンサ等にファンシュラウド10を取り付けても良い。
【0018】
以上説明したように本考案によれば、ファンシュラウドを上述のように構成し
たので、ラジエータを吹き抜ける冷却風の抵抗が減少するという優れた効果があ
る。
【図1】本考案を適用したファンシュラウドの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1のシャッタの取付部分を示す、ファンシュ
ラウドの断面図である。
ラウドの断面図である。
【図3】図1のファンシュラウドがシャッタを閉めてい
る状態の一部切り欠き平面図である。
る状態の一部切り欠き平面図である。
【図4】図1のファンシュラウドがシャッタを開けてい
る状態の一部切り欠き平面図である。
る状態の一部切り欠き平面図である。
【図5】図1のファンシュラウドがシャッタを閉めてい
る状態でのラジエータ冷却風の流れを示す概略構成図で
ある。
る状態でのラジエータ冷却風の流れを示す概略構成図で
ある。
【図6】図1のファンシュラウドがシャッタを開けてい
る状態でのラジエータ冷却風の流れを示す概略構成図で
ある。
る状態でのラジエータ冷却風の流れを示す概略構成図で
ある。
【図7】従来のファンシュラウドの斜視図である。
5 ラジエータ
10 ファンシュラウド
12 シャッタ
14 モータユニット
17g ガイド溝
20 窓孔
24〜27,30〜32 リンク
Claims (1)
- 【請求項1】 シュラウド本体の導風板に設けられた窓
孔と、導風板に沿って設けられ、窓孔を挟むように配置
されたガイド手段と、該ガイド手段に沿って移動自在な
シャッタと、シュラウド本体に取り付けられ、シャッタ
を操作して窓孔を開閉させるアクチュエータとを備える
ことを特徴とするファンシュラウド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207891U JPH04119332U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | フアンシユラウド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207891U JPH04119332U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | フアンシユラウド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119332U true JPH04119332U (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=31907665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2207891U Withdrawn JPH04119332U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | フアンシユラウド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04119332U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008517195A (ja) * | 2004-10-15 | 2008-05-22 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 自動車用ファンシステム |
JPWO2017169501A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-07-19 | 株式会社デンソー | 熱交換ユニット |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP2207891U patent/JPH04119332U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008517195A (ja) * | 2004-10-15 | 2008-05-22 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 自動車用ファンシステム |
JPWO2017169501A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-07-19 | 株式会社デンソー | 熱交換ユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950713 |