JPH04119141A - 磁性布帛 - Google Patents

磁性布帛

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JPH04119141A
JPH04119141A JP2234253A JP23425390A JPH04119141A JP H04119141 A JPH04119141 A JP H04119141A JP 2234253 A JP2234253 A JP 2234253A JP 23425390 A JP23425390 A JP 23425390A JP H04119141 A JPH04119141 A JP H04119141A
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magnetic
cloth
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fiber
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Hidenobu Tsutsumi
英伸 堤
Sei Yoshimoto
吉本 聖
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は、磁性粒子を含有する磁性複合繊維からなる
磁性を有する布帛に関するものである。
(従来の技術・発明が解決しようとする問題点)従来、
磁性を有する繊維構造物を得る方法として、(1)糸状
磁石に通常糸をカバリングした磁性繊維を織編する方法
(特開昭53−2654号)、(2)強磁性体粒子を内
部に均一分散させた合成繊維を用いる方法(特開昭55
−98909号)や磁性材料を内部に均一分散した合成
繊維あるいはゴムを織編した後で磁化せしめる方法(特
開昭55−30453号)、(3)磁化された磁性粉末
を不織布に混入する方法(特開昭58−41954号)
などが提案されている。しかしながら、前記のような方
法にはそれぞれ種々の問題がある0例えば、(1)、 
(2)による場合、用いる磁性繊維が柔軟性に乏しいた
め、織編が困難であり、得られる繊維製品も柔軟性に乏
しいなどの欠点がある。また、(3)の方法では、磁性
粒子間の磁力による凝集が生じ易く、不織布中に磁性粒
子を均一に混入することが困難であるなどの欠点を有し
ている。
本発明の目的は、製造が容易でありかつ柔軟性に富む新
規な磁性を有する布帛を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、磁性粒子を含有する熱可塑性ポリマーを芯成
分とし、繊維形成性ポリマーを鞘成分としてなる磁性複
合繊維を構成糸とし、布帛面に垂直な方向に磁化されて
なることを特徴とする磁性布帛である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の布帛を構成する磁性繊維は、磁性粒子を含有し
てなる熱可塑性ポリマーからなる磁性成分と繊維形成性
ポリマーからなる保護成分とが複合されてなる磁性複合
繊維である。
該磁性複合繊維の磁性粒子としては、鉄、コバルト、ニ
ッケルなどを主成分とする金属粒子およびそれらを成分
とする合金粒子、また酸化鉄、フェライトおよび酸化鉄
を主成分とする金属酸化物、更にサマリウム、イツトリ
ウムなどの希土類元素とコバルト、ニッケルなどの3d
遷移元素との金属間化合物やネオジウム・鉄・ホウ素、
プラセオジウム・鉄・ホウ素などの希土類元素と鉄、ホ
ウ素の金属間化合物体など、強磁性およびフェリ磁性を
示す磁性体が使用可能である。また、その粒径は、通常
平均粒径2μm以下、最も好ましくは1μmが最適であ
る。
磁性成分は磁性粒子と結合材であるマトリックスポリマ
ーから構成される。マトリックスポリマーとしては、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリビニル系ポリマー、ポリ
オレフィン、ポリエーテル。
ポリウレタン、ポリカーボネートなどが使用可能である
。マトリックスポリマーと磁性粒子の混合率は、使用す
る磁性粒子やマトリックスポリマーの性質、必要とする
磁気的性質によって異なるが、強い磁性を必要とする場
合は20〜90%、特に40〜85%が好適である。
該複合繊維の繊維形成性ポリマーの保護成分としては、
ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニ
ル系、ポリエーテルその他公知のあらゆる紡糸材が使用
可能である。
該複合繊維の断面形状(輪郭)は、円形でも非円形でも
よく特に限定されないが、磁性部分、保護成分の複合形
態が重要である。すなわち、磁性成分を芯部、繊維形成
性の保護成分を鞘部とする芯鞘型であることが肝要であ
る。これは、本発明では磁性成分が軟化あるいは溶融し
た状態で繊維の磁化を行うため、磁性成分が繊維表面に
幅広く露出していると加熱磁化、配向中に磁性成分が繊
維から溶融、脱落したり、繊維同士の磁性成分が融着し
たりして、布帛としての美観が著しく損なわれるためで
ある。第6図、第7図に本発明に好適な繊維横断面の一
例を記す、第6図は芯鞘型、第7図は磁性層が繊維表面
に極細幅で露出しているタイプである。その他複数の芯
をもつ多芯型など、公知の芯鞘型の複合形態から任意に
選ぶことができる。また、繊維横断面中の磁性成分の面
積割合は、繊維の強度と磁気的性質の観点から、通常5
〜80%、特に10〜50%が好ましい。
本発明の磁性複合繊維の太さも任意であるが、通常は0
.1〜50デニ一ル程度、特に5〜30デニ一ル程度が
よく用いられる。
本発明において、磁性複合繊維からなる布帛とは、いわ
ゆる経糸及び/又は緯糸に該複合繊維を用いた平織、綾
織、朱子織などの織物、平編、ゴム編、パール編などの
編物および類憤の&[I織をもつra編物、また公知の
方法でつくられる不織布など種々の繊維構造物を包含す
る。もちろん該複合繊維と他の(非磁性)繊維を自由に
混用することができる。この場合、磁性複合繊維の混用
率は、使用する磁性複合繊維の磁性的性質や使用目的に
よっても変わるが、通常10重量%以上、好ましくは3
0重量%以上である。
本発明の磁性複合繊維を混用した布帛の磁化は、第4図
に示すように布帛を布帛面に垂直な方向の磁場中で加熱
し、複合繊維の磁性成分のマトリックスポリマーを軟化
または溶解して磁場方向に磁性粒子を配向せしめた後、
配向状態を保ったまま(磁場を加えたまま)冷却・固化
して行う、この際の布帛の磁化パターンとしては、第1
図のような布帛面上の磁極が常に同極である均一型、一
定あるいは不定間隔ごとに互いに磁化方向が逆である第
2図のような縞型、第3図のような格子型など種々のパ
ターンが可能であるが、磁気特性の持磁性を考えた場合
、異極同士が近接し、磁場を形成しやすい線型や格子型
が好ましい、また、これらの型は近接した異極同士で磁
場を形成するため、磁化された布帛は、コバルトなどの
磁性体でできた物体に接着しやすく、さらに衣服に用い
た場合、人体の皮膚に磁場形成し、血行を促進すること
も期待できる。もちろん各磁化パターン共に布帛中に磁
化されていない部分の形成も可能である。
上述のような加熱磁化を行うためには複合繊維の磁性成
分のマトリックスポリマーの軟化点または融点は保護成
分のそれよりも少なくとも50℃低いこと、特に70℃
以上低いことが望ましい。
これは加熱磁化、配向の処理中に保護成分が充分な強度
を保つことが望ましいからである。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
実施例1 平均粒径1.5μm、保磁カフ90kA/m、残留磁束
密度1.0Tのサマリウムコバルト(SmCos)粒子
をMPIとする。磁性粉末MP 180部と融点72℃
の三井石油化学■製のポリブテン樹脂“ポリブテンIM
2481”20部とを溶融混合したものを芯とし、艷消
剤として酸化チタン粒子1.5重量%を分散させた分子
量的16000.融点215℃のナイロン6を鞘として
複合比1/1(芯/鞘の体積比)で第2図のように芯鞘
型に複台紡糸を行った。紡糸温度280℃で直径0.2
5mmのオリフィスから紡出し、冷却、オイリングしな
がら800m/minの速度で捲き取り、更に80℃で
延伸倍率3.0に延伸し、150℃のプレートヒーター
上で緊張熱処理して240デニール/10フイラメント
の延伸糸Y1を得た。
延伸糸Y1を経糸、緯糸としゲージ50本/m”の平織
物P1を作成した。
織物P1をを第5図と同様な方法で0.5 c m幅の
磁化されていない層を間に介在させ2部m幅の交互型に
磁化を行った。温度100℃の雰囲気中で700kA/
mの磁場を加え5分間加熱磁化し、磁場を加えた状態で
室温まで冷却した。得られた織物は0.0307の磁束
密度を有していた。
(発明の効果) 以上述べた通り、本発明により柔軟性に富む繊維から構
成されかつ優れた磁性を有する布帛が容易に得られる。
また、本発明の磁性を有する布帛は、磁力を利用した脱
着自在なファスナー、健康衣料、′r!j、磁波遮蔽用
品、磁性粒子回収フィルターなどその磁気特性を生かし
各種の新規な用途が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明の磁性を有する布帛の着磁パ
ターンを示す例である。第4図、第5図は本発明の磁性
布帛の着磁方法を示す概略図、第6図、第7図は、本発
明に使用し得る磁性複合繊維の横断面図である。 1:磁性複合繊維からなる布帛、 2:磁性複合繊維の磁性成分、 3:磁性複合繊維の保護成分。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性粒子を含有する熱可塑性ポリマーを芯成分と
    し、繊維形成性ポリマーを鞘成分としてなる磁性複合繊
    維を構成糸とし、かつ布帛に垂直な方向に磁化されてな
    ることを特徴とする磁性布帛。
  2. (2)布帛の磁化方向がある間隔ごとに交互に逆となっ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁
    性布帛。
  3. (3)布帛中の構成糸の磁性複合繊維の割合が10重量
    %以上である特許請求の範囲第1項記載の磁性布帛。
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