JPH04118892U - 全輪駆動機構 - Google Patents
全輪駆動機構Info
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- JPH04118892U JPH04118892U JP2274891U JP2274891U JPH04118892U JP H04118892 U JPH04118892 U JP H04118892U JP 2274891 U JP2274891 U JP 2274891U JP 2274891 U JP2274891 U JP 2274891U JP H04118892 U JPH04118892 U JP H04118892U
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- Japan
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- wheels
- wheel
- wheel drive
- drive mechanism
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Links
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- 230000009467 reduction Effects 0.000 claims abstract description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、全輪駆動機構に関し、特に、一方向
クラッチを介して前輪を駆動することにより、後輪を含
めた全輪を駆動するようにした全輪駆動機構を提供する
ことを目的とする。 【構成】原動機により前輪と後輪を駆動するようにした
全輪駆動機構において、前記原動機と後輪間の第1減速
比よりも前記原動機と前輪間の第2減速比を大とし、前
記前輪と前輪駆動軸間に一方向クラッチを設け、前記前
輪は、前記一方向クラッチを介して駆動される構成であ
る。
クラッチを介して前輪を駆動することにより、後輪を含
めた全輪を駆動するようにした全輪駆動機構を提供する
ことを目的とする。 【構成】原動機により前輪と後輪を駆動するようにした
全輪駆動機構において、前記原動機と後輪間の第1減速
比よりも前記原動機と前輪間の第2減速比を大とし、前
記前輪と前輪駆動軸間に一方向クラッチを設け、前記前
輪は、前記一方向クラッチを介して駆動される構成であ
る。
Description
【0001】
本考案は、全輪駆動機構に関し、特に、一方向クラッチを介して前輪を駆動す
ることにより、後輪を含めた全輪を駆動するための新規な改良に関する。
【0002】
従来、一般に、四輪駆動車の場合、ビスカスカップリング等を介して非駆動輪
に駆動力を伝達する方式が採用されており、また、二輪車の場合には、後輪のみ
の駆動が採用されている。
【0003】
従来の駆動機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。
すなわち、四輪駆動車の場合、ビスカスカップリング等の複雑な機構を介して
全輪駆動するため、構成が複雑化し、コスト及び重量が大幅に増加することにな
っていた。
また、二輪車の場合、前輪には駆動力が伝達されていなかったため、悪路での
踏破性及び登坂性を向上させることが極めて困難であった。
【0004】
本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、一方向
クラッチを介して前輪を駆動することにより、後輪を含めた全輪を駆動するよう
にした全輪駆動機構を提供することを目的とする。
【0005】
本考案による全輪駆動機構は、原動機により前輪と後輪を駆動するようにした
全輪駆動機構において、前記原動機と後輪間の第1減速比よりも前記原動機と前
輪間の第2減速比を大とし、前記前輪と前輪駆動軸間に一方向クラッチを設け、
前記前輪は、前記一方向クラッチを介して駆動される構成である。
【0006】
本考案による全輪駆動機構においては、原動機と後輪との減速比は、原動機と
前輪との減速比よりも小さいため、後輪り後輪駆動軸の回転は前輪の前輪駆動軸
の回転よりも速い。
【0007】
従って、後輪の回転によって二輪車が走行するとき、この走行速度で決まる速
さで前輪は回転するが、前輪の回転の方が前輪駆動軸の回転よりも速いので、前
輪に設けた一方向クラッチの空転作用によって、二輪車は後輪のみの駆動状態と
なる。
【0008】
次に、後輪が地面でスリップを生じた時、二輪車の対地速度は遅くなり、前輪
の回転も遅くなり、この時、後輪のスリップが前輪の減速比と後輪の減速比の比
以上に発生すると、前輪の回転が前輪駆動軸の回転より遅くなり、一方向クラッ
チを介して原動機の駆動力が前輪に伝達され、前輪と後輪による全輪駆動状態と
なる。
【0009】
さらに、二輪車が不整地等から脱出して後輪と大地間のスリップ状態が解消さ
れると、前輪の駆動は解除されて後輪駆動のみとなる。
【0010】
以下、図面と共に本考案による全輪駆動機構の好適な実施例について詳細に説
明する。
図1から図3までは、本考案による全輪駆動機構を示すもので、図1は全体構
成を示す側面図、図2は図1の要部を示す拡大断面図、図3は減速比の状態を示
す構成図である。
【0011】
図において符号1で示されるものは、前輪2と後輪3を有し、ハンドル4で前
輪2を操作する二輪車であり、この二輪車1の中央位置には、支持体5によって
保持された原動機6を有している。
【0012】
前記原動機6の出力軸6aに設けられた後輪チェーン7は、前記後輪3の後輪
駆動軸8に設けられた後輪スプロケット9に接続されている。
【0013】
前記前輪2の前輪駆動軸10に設けられた前輪スプロケット11には、前記出
力軸6aに接続された前輪チェーン12が接続されており、前記前輪2と前輪駆
動軸10間には、周知のボール式又はラチェット式等の構成からなる一方向クラ
ッチ13が設けられている。
【0014】
さらに、前記原動機6と後輪3間の第1減速比Aは、1/Gであり、この原動
機6と前輪2間の第2減速比Bは1/G+2に設定されていることにより、第1
減速比A<第2減速比Bの関係に設定されている。
【0015】
次に、前述の構成において、実際に二輪車を走行させる場合について説明する
。
まず、原動機6と後輪3との減速比Aは、原動機6と前輪2との減速比Bより
も小さいため、後輪3の後輪駆動軸8の回転は、前輪2の前輪駆動軸10の回転
よりも速く、後輪3のみの駆動となる。
【0016】
従って、後輪3の回転によって二輪車が走行するとき、この走行速度で決まる
速さで前輪2は回転するが、前輪2の回転の方が前輪駆動軸10の回転よりも速
いので、前輪2に設けた一方向クラッチ13の空転作用によって、二輪車は後輪
3のみの駆動状態となる。
【0017】
次に、後輪3が地面でスリップを生じた時、二輪車の対地速度は遅くなり、前
輪2の回転も遅くなり、この時、後輪3のスリップが前輪2の減速比Bと後輪3
の減速比Aの比以上に発生すると、前輪2の回転が前輪駆動軸10の回転より遅
くなり、一方向クラッチ13を介して原動機6の駆動力が前輪2に伝達され、前
輪2と後輪3による全輪駆動状態となる。
【0018】
さらに、二輪車が不整地等から脱出して後輪3と大地間のスリップ状態が解消
されると、前輪2の駆動は解除されて後輪駆動のみとなる。
【0019】
なお、前述の実施例では、二輪車の場合について説明したが、二輪車又は四輪
車の場合についても適用可能であることは述べるまでもないことである。
【0020】
本考案による全輪駆動機構は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。
すなわち、前輪に設けた一方向クラッチのみで前後輪駆動又は後輪のみの駆動
を路面状態に応じて切換えることができ、簡単な構成により安価に供給できるも
のである。
【図1】本考案による全輪駆動機構を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】減速比の状態を示す構成図である。
2 前輪
3 後輪
A 第1減速比
B 第2減速比
6 原動機
10 前輪駆動軸
13 一方向クラッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 原動機(6)により前輪(2)と後輪(3)を、
駆動するようにした全輪駆動機構において、前記原動機
(6)と後輪(3)間の第1減速比(A)よりも前記原動機(6)
と前輪(2)間の第2減速比(B)を大とし、前記前輪(2)と
前輪駆動軸(10)間に一方向クラッチ(13)を設け、前記前
輪(2)は、前記一方向クラッチ(13)を介して駆動される
ように構成したことを特徴とする全輪駆動機構。 - 【請求項2】 前記前輪(2)と後輪(3)は、二輪車を構成
した請求項1記載の全輪駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274891U JPH04118892U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 全輪駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274891U JPH04118892U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 全輪駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118892U true JPH04118892U (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=31908187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274891U Pending JPH04118892U (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 全輪駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04118892U (ja) |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP2274891U patent/JPH04118892U/ja active Pending
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