JPH04118822U - 後2軸駆動車両 - Google Patents

後2軸駆動車両

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JPH04118822U
JPH04118822U JP3215791U JP3215791U JPH04118822U JP H04118822 U JPH04118822 U JP H04118822U JP 3215791 U JP3215791 U JP 3215791U JP 3215791 U JP3215791 U JP 3215791U JP H04118822 U JPH04118822 U JP H04118822U
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JP
Japan
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shaft
gear
drive
propeller shaft
propeller
Prior art date
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Application number
JP3215791U
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English (en)
Inventor
義之 嶋田
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】第2プロペラシャフトの回転による振動を低減
し、第1及び第2ギヤのギヤ音を低減し、かつ後2軸の
減速比の変更を容易にする。 【構成】第1プロペラシャフト11の後端に連結軸23
を介して第1ギヤ21を設け、このギヤ21に噛合する
第2ギヤ22を差動装置18のデフケース18aに固着
する。差動装置18に連結された第1ドライブシャフト
31に後前軸13の入力部の第1リングギヤ51に噛合
する第1ドライブピニオン41を設け、差動装置18に
第2プロペラシャフト12を介して連結された第2ドラ
イブシャフト32に後々軸14の入力部の第2リングギ
ヤ52に噛合する第2ドライブピニオン42を設ける。
第1ドライブシャフト31と第2プロペラシャフト12
と第2ドライブシャフト32を連結軸23に平行にかつ
一直線状に配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は後前軸及び後々軸の後2軸により駆動される車両に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両として、エンジンの動力が変速機、第1プロペラシャフト及び差 動装置を介して後前軸及び後々軸の入力部にそれぞれ伝達されるように構成され たものが知られている。 この車両では、図3に示すように第1プロペラシャフト1aの後端に連結され た連結軸2が差動装置3のデフケース3aに固着され、デフケースにはデフピニ オン3b,3bと、これらのデフピニオンに噛合する第1及び第2サイドギヤ3 c,3dが収容される。第1サイドギヤ3cが第1軸4aの前端にスプライン嵌 合され、この軸の後端には第1ギヤ6aが固着される。第1ギヤにはアイドルギ ヤ6cを介して噛合する第2ギヤ6bが第1ドライブシャフト7aの前端に固着 される。第1及び第2ギヤ6a,6bはヘリカルギヤである。第1ドライブシャ フト7aの後端には後前軸5aの入力部の第1リングギヤ9aに噛合する第1ド ライブピニオン8aが設けられる。第2サイドギヤ3dが第2軸4bの前端にス プライン嵌合され、この軸の後端には第2プロペラシャフト1bを介して第2ド ライブシャフト7bが連結される。このシャフトには後々軸5bの入力部の第2 リングギヤ9bに噛合する第2ドライブピニオン8bが設けられている。 この車両は、後1軸車両より積載量を大きくし、走行可能な道路条件の範囲を 拡大することができる。また差動装置3を組入れることにより後2軸5a,5b 間の駆動力のアンバランスを防止することができ、動力伝達部やタイヤの寿命を 延長することができるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記車両では第2軸4bに対して第2プロペラシャフト1b及び第2 ドライブシャフト7bが一直線状に配置されないため、第2プロペラシャフト1 bの回転変動により振動が発生し易い不具合があった。 また、第1ギヤ6aがアイドルギヤ6cを介して第2ギヤ6bに噛合するので ギヤ音が大きく、これを解消するため、第1ギヤ6aに直接第2ギヤ6bを噛合 すると、両ギヤのギヤ比を1対1以外に変更することができず常に同一の歯同士 が噛合し、ギヤ音がかえって増大してしまう問題点があった。 更に、後前軸5a及び後々軸5bの回転速度を同一に保った状態でこれらの軸 の減速比を変更するためには、第1及び第2ギヤ6a,6bのギヤ比を1対1の まま第1及び第2ドライブピニオン8a,8bと第1及び第2リングギヤ9a, 9bをそれぞれ交換しなければならず、減速比の変更が煩わしい問題点があった 。
【0004】 本考案の目的は、第2プロペラシャフトの回転による振動を低減し、第1及び 第2ギヤのギヤ音を低減し、かつ後2軸の減速比を容易に変更できる後2軸駆動 車両を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1及び図2を 用いて説明する。 本考案は、エンジン16の動力が変速機17、第1プロペラシャフト11及び 差動装置18を介して後前軸13及び後々軸14の入力部にそれぞれ伝達される ように構成された後2軸駆動車両の改良である。 その特徴ある構成は、第1プロペラシャフト11の後端に連結された連結軸2 3に設けられた第1ギヤ21と、第1ギヤに噛合し差動装置18のデフケース1 8aに固着された第2ギヤ22と、差動装置18に連結され前端に後前軸13の 入力部の第1リングギヤ51に噛合する第1ドライブピニオン41が設けられた 第1ドライブシャフト31と、差動装置18に第2プロペラシャフト12を介し て連結され後端に後々軸14の入力部の第2リングギヤ52に噛合する第2ドラ イブピニオン42が設けられた第2ドライブシャフト32とを備え、第1ドライ ブシャフト31と第2プロペラシャフト12と第2ドライブシャフト32が連結 軸23に平行にかつ一直線状に配置されたところにある。
【0006】
【作用】
第1プロペラシャフト11の回転力は第1及び第2ギヤ21,22を介して差 動装置18に伝達され、更に第1ドライブシャフト31及び第1ドライブピニオ ン41を介して第1リングギヤ51に伝達される。また差動装置18に伝達され た回転力は第1ドライブシャフト31と一直線状に配置された第2プロペラシャ フト12、第2ドライブシャフト32及び第2ドライブピニオン42を介して第 2リングギヤ52に伝達される。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1及び図2に示すように、トラック10は後前軸13及び後々軸14の後2 軸により駆動される車両であって、このトラック10のエンジン16の動力は変 速機17、第1プロペラシャフト11及び差動装置18を介して後前軸13及び 後々軸14の入力部にそれぞれ伝達されるように構成される。 第1プロペラシャフト11の後端にはユニバーサルジョイント19を介して連 結軸23が連結され、この連結軸には第1ギヤ21が設けられる。第1ギヤには 第2ギヤ22が噛合し、第2ギヤは差動装置18のデフケース18aに固着され る。第1及び第2ギヤ21,22はこの例ではヘリカルギヤである。デフケース 18aには図示しないスパイダを介してデフピニオン18b,18bと、これら のデフピニオンに噛合する第1及び第2サイドギヤ18c,18dが収容される 。
【0008】 第1サイドギヤ18cは第1ドライブシャフト31の後端にスプライン嵌合さ れ、このシャフトの前端には後前軸13の入力部の第1リングギヤ51に噛合す る第1ドライブピニオン41が一体的に設けられる。第2サイドギヤ18dはユ ニバーサルジョイント26、第2プロペラシャフト12及びユニバーサルジョイ ント27を介して第2ドライブシャフト32に連結され、このシャフト32の後 端には後々軸14の入力部の第2リングギヤ52に噛合する第2ドライブピニオ ン42が一体的に設けられる。第1ドライブシャフト31と第2プロペラシャフ ト12と第2ドライブシャフト32は連結軸23に平行にかつ一直線状に配置さ れる。
【0009】 このように構成された後2軸駆動車両では、第1プロペラシャフト11の回転 力が第1及び第2ギヤ21,22を介して差動装置18の第1及び第2サイドギ ヤ18c,18dに伝達される。第1サイドギヤ18cが回転すると、この回転 力は第1ドライブシャフト31を介して第1ドライブピニオン41に伝達され、 更にこのピニオンに噛合する後前軸13の第1リングギヤ51に伝達される。同 時に第2サイドギヤ18dが回転すると、この回転力は第2プロペラシャフト1 2及び第2ドライブシャフト32を介して第2ドライブピニオン42に伝達され 、更にこのピニオンに噛合する後々軸14の第2リングギヤ52に伝達される。 このとき、第2プロペラシャフト12及び第2ドライブシャフト32は第1ドラ イブシャフト31と一直線状に配置されているので、第2プロペラシャフト12 には回転変動が発生せず、従って振動が低減される。 また、第1及び第2ギヤのギヤ比は1対1でなくても、後前軸及び後々軸は同 一の回転速度で回転するので、そのギヤ比の最小公倍数を大きくとることができ る。この結果、常に同一の歯同士が噛合することはなく、これらのギヤによるギ ヤ音を低減することができる。 更に、後前軸13と後々軸14の減速比を同一に保った状態で変更するときに は、第1及び第2ギヤ21,22を交換するだけで済む。
【0010】 なお、実施例では第1及び第2ギヤとしてはすば歯車を挙げたが、これは一例 であって平歯車、やまば歯車等の歯車でもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、第1プロペラシャフトの後端に連結軸を 介して第1ギヤを設け、このギヤに噛合する第2ギヤを差動装置のデフケースに 固着し、差動装置に連結された第1ドライブシャフトに後前軸の入力部の第1リ ングギヤに噛合する第1ドライブピニオンを設け、差動装置に第2プロペラシャ フトを介して連結された第2ドライブシャフトに後々軸の入力部の第2リングギ ヤに噛合する第2ドライブピニオンを設け、第1ドライブシャフトと第2プロペ ラシャフトと第2ドライブシャフトを連結軸に平行にかつ一直線状に配置したの で、第2プロペラシャフトの両端のユニバーサルジョイントの回転による振動を 低減することができる。 また、第1及び第2ギヤのギヤ比は1対1に限定されず、常に同一の歯同士が 噛合しないので、これらのギヤによるギヤ音を低減できる。 更に、後2軸の減速比の変更は第1及び第2ギヤの交換だけ済み、後2軸の減 速比の変更が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例後2軸駆動車両の後2軸への駆
動力伝達装置の図2のA部構成図。
【図2】その装置を含む後2軸駆動車両の側面図。
【図3】従来例を示す図1に対応する構成図。
【符号の説明】
10 トラック(車両) 11 第1プロペラシャフト 12 第2プロペラシャフト 13 後前軸 14 後々軸 16 エンジン 17 変速機 18 差動装置 18a デフケース 21 第1ギヤ 22 第2ギヤ 23 連結軸 31 第1ドライブシャフト 32 第2ドライブシャフト 41 第1ドライブピニオン 42 第2ドライブピニオン 51 第1リングギヤ 52 第2リングギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(16)の動力が変速機(17)、第1
    プロペラシャフト(11)及び差動装置(18)を介して後前軸
    (13)及び後々軸(14)の入力部にそれぞれ伝達されるよう
    に構成された後2軸駆動車両において、前記第1プロペ
    ラシャフト(11)の後端に連結された連結軸(23)に設けら
    れた第1ギヤ(21)と、前記第1ギヤに噛合し前記差動装
    置(18)のデフケース(18a)に固着された第2ギヤ(22)
    と、前記差動装置(18)に連結され前端に前記後前軸(13)
    の入力部の第1リングギヤ(51)に噛合する第1ドライブ
    ピニオン(41)が設けられた第1ドライブシャフト(31)
    と、前記差動装置(18)に第2プロペラシャフト(12)を介
    して連結され後端に前記後々軸(14)の入力部の第2リン
    グギヤ(52)に噛合する第2ドライブピニオン(42)が設け
    られた第2ドライブシャフト(32)とを備え、前記第1ド
    ライブシャフト(31)と前記第2プロペラシャフト(12)と
    前記第2ドライブシャフト(32)が前記連結軸(23)に平行
    にかつ一直線状に配置されたことを特徴とする後2軸駆
    動車両。
JP3215791U 1991-04-10 1991-04-10 後2軸駆動車両 Pending JPH04118822U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543655A (ja) * 2005-06-15 2008-12-04 ボルボ ラストバグナー アーベー 車両駆動系
CN109808490A (zh) * 2017-11-22 2019-05-28 曼卡车和巴士股份公司 车轴驱动系统
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