JPH04118501A - 断面ゲージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、対象物を挟むようにしてその箇所の断面形
状を測定または検査する二つ割りの断面ゲージに関する
ものである。

［従来の技術］ 第５図は従来の断面ゲージを示す、対象物を挟むように
上ゲージ１と下ゲージ２とを合わせ、対象物とこのゲー
ジとの当たり具合や隙間を調べて、対象物のその箇所に
おける断面形状の測定または検査をする。上ゲージ１と
下ゲージ２とを合わせるとき、合わせ面１ａと２ａとを
接触させる。左右方向は上ゲージ１と下ゲージ２の各端
面を揃えるようにし、前後方向は上ゲージ１と下ゲージ
２の両面が面一になるようにする。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の断面ゲージは上記のようであり、断面形状を調べ
るにあたり、上ゲージｌと下ゲージ２との相対上下位置
は合わせ面１ａと２ａとを合わせることによって決まる
が、左右及び前後方向は、端面及び表面を面一にする必
要があり、自動的には決まらないので、作業能率が悪く
、測定が不正確になりやすいというような課題があった
。

この発明はこのような課題を解消するためになされたも
ので、容易かつ正確に上ゲージと下ゲージとを合わせる
ことができ、もって、迅速かつ正確に断面形状を調べる
ことができる断面ゲージを得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る断面ゲージは、二つ割りの両ゲ−ジ片を
合わせるとき二つ割りの分割面が互いに嵌合して両ゲー
ジ片が所定の相対位置に設定されるように前記分割面を
形成したものである。

［作用］ この発明における断面ゲージの二つ割りの分割面は、互
いに嵌合して両ゲージ片が所定の相対位置に設定される
ように形成されているので、対象物の対象断面位置に、
この断面ゲージの二つ割りの両ゲージ片をもって挟むよ
うに合わせると、二つ割りの分割面は互いに嵌合し、自
然に両ゲージ片は所定の相対位置に設定される。これで
、この断面ゲージは正しい測定状態に設定されたので、
この断面ゲージにより対象物のその断面形状を正しく調
べることができる。

［実施例コ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図乃至第４図はこの発明の一実施例による風洞試験用模
型の断面形状を測定するための断面ゲージを示し、第１
図は左右合わせ面を有する断面ゲージの正面図、第２図
はその上ゲージの斜視図、第３図は前後合わせ面を有す
る断面ゲージの斜視図、第４図は前後合わせ面の他の実
施例の断面図である０図において、１は上ゲージ、２は
下ゲージ、ａは上下合わせ面、ｂは左右合わせ面、Ｃは
前後合わせ面を示す。

第１図及び第２図において、上ゲージ１と下ゲージ２と
の合わせ面の中央部には、対称物の対象断面形状を調べ
るために、上ゲージ１と下ゲージ２とを合わせたとき、
その断面の正確な外形を示す基準となる鐘形形状が形成
されている。上ゲージ１と下ゲージ２との合わせ面の左
右部には、合わせたとき水平面で接触する上下合わせ面
１ａ。

２ａ及び垂直面で接触する左右合わせ面１ｂ、２ｂが形
成されている。上ゲージ１の左右合わせ面１ｂは第２図
に示すように内方に向かい、下ゲージ２の左右合わせ面
２ｂは外方に向かっており、上ゲージ１の左右合わせ面
１ｂの間隔と下ゲージ２の左右合わせ面２ｂの間隔とは
同一寸法としである。

次に、第１図及び第２図に示す断面ゲージの作用につい
て説明する。対象物の対象断面位置で、これを挟むよう
にして上ゲージ１と下ゲージ２とを合わせると、上ゲー
ジｌの左右合わせ面１ｂと下ゲージ２の左右合わせ面２
ｂとは嵌合して、上ゲージ１と下ゲージ２との左右相対
位置が決まる。

また、上ゲージ１の上下合わせ面１ａと下ゲージ２の上
下合わせ面２ａとを接触させることにより、上ゲージ１
と下ゲージ２との上下相対位置が決まる。このようにし
て、第１図に示すように、上ゲージ１と下ゲージ２とは
正しい位置で一体化させることができ、上ゲージ１と下
ゲージ２との間に挟まれた対象断面の外面とこの断面ゲ
ージの内面との当たり具合や隙間を調べて、対象断面の
形状測定または検査を正確に行うことができる。

第３図において、この断面ゲージでは、図の左方に、上
ゲージ１では、上ゲージ１の厚さの半分だけ直方体状に
削除した部分が形成されており、下ゲージ２では、上ゲ
ージ１で削除した直方体状の部分をそのまま付加したよ
うな形状が付加形成されている。

第３図に示す断面ゲージで対象物を挟むようにして合わ
せ、上ゲージ１と下ゲージ２との上下合わせ面１ａと２
ａ、左右合わせ面１ｂと２ｂ及び前後合わせ面１ｃと２
ｃとをそれぞれ接触させるようにすると、上ゲージ１と
下ゲージ２との相対位置が決まり、断面形状を正しく調
べることができる。

なお、第３図では左方のみに左右合わせ面１ｂ。

２ｂ及び前後合わせ面１−ｃ、２ｃが形成されているが
、これと左右対称に右方にも、左右合わせ面及び前後合
わせ面を形成すればさらによい。

第４図は前後合わせ面１ｃ、２ｃの他の実施例を示す、
上ゲージ１の上下合わせ面１ａから上ゲージ１の厚さの
中央部１／３の部分に直方体状の突出部を形成し、下ゲ
ージ２の上下合わせ面２ａから下ゲージ２の厚さの中央
部に上ゲージ１の前記突出部に対応してそれより僅かに
深い凹入部を形成する。これを嵌合させて上ゲージ１と
下ゲージ２とを合わせることにより、上ゲージ１と下ゲ
ージ２との相対位置が決まる。

第１図に示す断面ゲージの合わせ面に、第４図に示すよ
うな前後方向の嵌合面を形成すれば、上ゲージ１と下ゲ
ージ２とを合わせたとき、上下。

左右及び前後方向の相対位置が自然に決まるので、断面
ゲージを不正確に設定するおそれ等がなく、容易かつ迅
速に正確に断面形状を調べることができる。

なお、上記実施例では、上下合わせ面１ａ、２ａは水平
とし、左右合わせ面１ｂ、２ｂは左右に対して垂直とし
、前後合わせ面１ｃ、２ｃは前後に対して垂直にそれぞ
れ形成するように説明したが、これは、この断面ゲージ
を形成製作する際の図面や加工等の便宜のためであり、
これらの合わせ面は、必ずしも水平や垂直である必要は
なく、任意の斜面でもよく、また、曲面でもよい。要す
るに、上ゲージｌと下ゲージ２とを合わせたとき、上ゲ
ージ１と下ゲージ２との相対位置が決まるように形成さ
れておればよい。

Ｕ発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、分割面が嵌合して両
ゲージの相対位置が自然に正しく設定されるので、容易
、迅速かつ正確に断面形状を調べることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はこの発明の一実施例による断面ゲー
ジを示し、第１図は左右合わせ面を有する断面ゲージの
正面図、第２図は第１図の上ゲージの斜視図、第３図は
前後合わせ面を有する断面ゲージの斜視図、第４図は前
後合わせ面の他の実施例の断面図である。第５図は従来
の断面ゲージの斜視図である。 図において、１は上ゲージ、２は下ゲージ、１ａ、２ａ
は上下合わせ面、ｌｂ、２ｂは左右合わせ面、ｌｃ、２
ｃは前後合わせ面である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対象物を挟むようにしてその断面形状を調べる二つ割り
   の断面ゲージであって、二つ割りの両ゲージ片を合わせ
   るとき二つ割りの分割面が互いに嵌合して両ゲージ片が
   所定の相対位置に設定されるように前記分割面を形成し
   たことを特徴とする断面ゲージ。