JPH04118201A - 走行丸のこ盤の鋸位置微調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、高精度の毛引き切断加工を行えるようにし
た走行丸のこ盤の鋸位置微調整装置に関するものである
。

（従来の技術） ランニングソー、パネルソーと呼称される走行丸のこ盤
は、長尺の加工材料を切断加工するに適したものであり
、建設業界、家具業界などにおいて広く使用されている
。

ところで、この業界においては芯材の表面に化粧用の硬
質層を施した新建材が用いられており、この材料は毛引
き切断加工すなわち、毛引き加工用の副丸鋸と切断加工
用の主丸鋸を搭載した丸鋸機によって加工され使用に供
される。

この加工装置の構成を図面第５図、第６図を参照して説
明する。

３１はベツドで、その上面にテーブル３２を設ける。

このテーブル３２の長手方向中央部には、ガイド溝３３
を設け、その溝内を切断装置３４（詳細は後述する）が
高速回転しながら走行するようになっている。上記テー
ブル３２の一側には支柱３５を設け、Ｈの上下方向にガ
イド３６を配設する。そして、こＱガイド３６に案内さ
れて押え部材３７が油圧または３圧ユニツト３８によっ
て上下動する。

上記の押え部材３７は断面が逆回状に形成され、その凹
部内に前記切断装置３４を案内するように吃っている。

また、前記のテーブル３２は主体構造が逆凹断ｍをなし
ており、その開口部両件側に長手方向の名イトロッド３
９を架設する。このガイドロッド３９には、カイト体４
０の案内部４１をスライド自在に係丘し、また上記ガイ
ド体４０の側面には立上り部４３を一体的に取り付ける
。さらにその水平部４４にはル付金具４５を突設する。

上記取付金具４５には、チェノ４６の一端を連結し、他
端はベツド始端および終端に配装したガイドスプロケッ
ト（図示省略）を介して水平部４４に取り付ける。

上記水平部４４には支柱４７を固定し、その上端に枢軸
４８を介して凹状部材４８ａの始端を枢着する。

凹状部材４８ａの自由端には、保持枠４９の一端を連結
する。また、その他端には連結板５０を介して上下動板
５１を固定し、該上下動板５１の自由端には油圧または
空圧シリンダ５３のピストンロッド５２を固定する。

上記の保持枠４９は空圧シリンダ５３により枢軸４８を
支点して上下に回動する。また、保持枠４９にはほぼＬ
字形をした支持板５４の一端部を固定する。

前記保持枠４９内には、切断装置３４を構成する副丸鋸
５５と、主丸鋸５６を回転自在に配設する。そして、こ
れら二つの丸鋸５５．５６を伝動ベルト５７．５８を介
して各別の電動モータＭ１、Ｍ２により駆動する。上記
の電動モータＭ、、Ｍ２は前記の支持板５４上に取り付
ける。

次に、従来の切断装置の作用を説明する。

油圧ユニット３８により押え部材３７を上昇し、テーブ
ル３２と押え部材３７との間に加工材を供給する。

そして、この加工材を押え部材３７の下降によってクラ
ンプ固定する。

そこで、シリンダー５３を作動し枢軸４８を支点として
保持枠４９を上昇する。この上昇作動により、副丸鋸５
５および主丸鋸５６はテーブル３２面から突出する。こ
の突出状態において、電動モータＭ　＋　、Ｍ　２を駆
動すると、前記丸鋸５５．５６は高速で回転する上記の
運転状態でスタートスイッチ（図示省略）をオンし、無
端チェノ４６を走行駆動すると、ガイド体４０がガイド
ロッド３９に案内されて走行する。

このガイド体４０の走行によってテーブル３２上の加工
材が切断される。

加工の際には、副丸鋸５６によりまず加工材の下面が若
干切り込まれ（毛引き加工）、それに追随して主丸鋸５
５が加工材の全厚を切断（切断加工）する。

このようにして、切断加工が終了すると、無端チェノ４
６が前記と逆方向に走行駆動する、丈なそれと同時にシ
リンダー５３により保持枠４９が下降し切断装置３４が
テーブル３２面内に没入する。従ってこの戻り工程にお
いて丸鋸５５．５６が加工材に接触することがなく、丈
なテーブル３２上において安全に加工材の処理を行うこ
とができる。

このように従来の切断装置においては、二つの丸鋸５５
．５６を用いてそれぞれ主丸鋸５６により切断加工をま
た、副丸鋸５５により毛引き加工を分担させたものであ
る。このため、第７図のように加工材の下面および上面
における各切断作用点での下向き分力Ｆａ−Ｆｂを小さ
く押えることができ、欠け、パリの少ない良好な加工を
行うことができる。

（発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記の毛引き切断加工を理想的に行うには、
二つの丸鋸の切断部の厚さすなわち、あさりの幅が同じ
であることを前提として、両者の「通り」が正確に揃っ
ていなければならない。

例えば、第８図のように両丸鋸の切断位置がズしている
と、Ａ部に欠け、パリを生ずるだけでなくＢ部に段差を
生じ、後工程の処理が面倒になるなどの問題を招来する
。

本発明は、上記した従来の切断装置に存する不具合な点
に着目してなされたもので、簡単な構成で二つの丸鋸の
「通り」を揃えることができる走行丸のこ盤の鋸位１微
調整装置を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、この発明に係る微調整装
置は、次のように構成したものである。

すなわち、この発明の要旨とするところは、鋸台に正お
よび副の二つの丸鋸を配設し、これら丸鋸をテーブルに
設けた直線状の走行用スリットから突出して走行するこ
とにより、テーブル面上の加工材を毛引き加工さらには
切断加工する丸のこ盤において、上記二つの丸鋸をスピ
ンドルを介して保持体にそれぞれ回転自在に配設すると
共に、上記副丸鋸側の保持体の端部にねじ部を設け、こ
のねじ部を鋸台側の昇降ベースに螺合してスピンドル軸
方向に移動調整できるようにし、さらに昇降ベースのね
じ受部には、すり割部とこのすり割部に作用してねじ部
を緊締する締付ねじを設けたことにある。

（作　用） 保持体を回転操作すると、ねじ部が螺進丈たは螺退する
ので、スピンドルを介して取り付けた副丸鋸の位置がス
ピンドル軸方向で移動する。

従って、この副丸鋸を基準とする主丸鋸の位置に合わせ
て両者の「通り」を正確に揃えることができる。そして
、この調整後に締付ねじを締め込むと保持体のねじ部と
昇降ベースのめねじ部が一体的に締結し、剛性が保たれ
る。

（実施例） 本発明に係る走行丸のこ盤の微調整装置を、実施例に基
づいて具体的に説明する。

第１図は、この装置を備えた切断装置の横断平面図　第
２図および第３図は同じく縦断側面図を示すもので、１
．１は上面にテーブル２および刃口板３を貼設した左右
一対の取付フレーム　４は一方の取付フレーム１の下部
にこれと一体的に設けた角パイプ状のレール支持体で、
このレール支持体４は刃口板３の鋸走行用スリット５の
一側（図においては右側）に配設する。

５ａおよび５ｂはレール支持体４の垂直辺に設けた上下
一対の平行レールで、一方のレール５ａは前記鋸走行用
スリット５に接近し、他方のレール５ｂはそこから離隔
して配設する。

６は鋸走行用スリット５に対応して下側に配設した移動
ベースで、−側に前記平行レール５ａ、５ｂに係合する
摺動筒（スライドベアリング）７．７を設け、他側にそ
れぞれ一対からなる二系列の垂直のガイドレール８ａ、
８ａおよび８ｂ、８ｂを設ける。上記移動ベース６の上
端は鋸走行用スリット５に、下端は排出口９に向けてそ
れぞれ開口するもので、内部に中空の集塵フード１０を
形成する。

１１ａは上記した一方のガイドレール８ａ、８ａに昇降
自在に係合した第１の昇降ベース　１２ａは第１の昇降
ベースｌｌａの上端に取付板１３ａを介して設けた水平
支軸よりなる保持体　１８ａは保持体１２ａに回転自在
に設けた回転筒状のスピンドルで、一端に設けたフラン
ジ１９ａに切断加工用の主丸鋸２０ａを取り付ける。　
２１ａは昇降ベースｌｌａの下部に図の左側に突出する
ように設けた第１の駆動モータで、モータ軸２２ａの端
部にプーリ２３ａを取り付ける。　２４ａは駆動モータ
２１ａのプーリ２３ａとスピンドル１８ａのプーリ２５
ａに張設した伝動ベルトである。

次にｌｌｂは上記した他方のガイドレール８ｂ、８ｂに
昇降自在とした第２の昇降ベース　１２ｂは第２の昇降
ベースｌｌｂの上端に取付板１３ｂを介して設けた水平
支軸状の保持体で、取りつけに当り保持体１２ｂの端部
にねじ部１４を設け、ねじ部１４を取付板１３ｂのねじ
受部１５に螺合する。また第４図において１６はねじ受
部１５に連通ずるように設けたすり割部で、この部分に
ねじ受部１５を縮径してねじ部１４を締結する締付ねじ
１７を設ける。１５ａは取付板１３ｂに当接するように
ねじ部１４に螺合しな締付ナツトである。

１８ｂはベアリングを介して保持体１２ｂに回転自在に
設けた回転筒状のスピンドルで、一端に設けたフランジ
１９ｂに毛引き加工用の副丸鋸２０ｂを取り付ける。　
２１ｂは昇降ベースｌｌｂの下部に設けた第２の駆動モ
ータで、モータ軸２２ｂの端部にプーリ２３ｂを取り付
ける。　２４ｂは駆動モータ２１ｂのプーリ２３ｂとス
ピンドル１８ｂのプーリ２５ｂに張設した伝動ベルトで
ある。

上記の主丸鋸２０ａおよび副丸鋸２０ｂは調走行用スリ
ット５に対応して集塵フード１０内に配設するものであ
る。

次に２６ａおよび２６ｂは移動ベース６にそれぞれ上向
きに設けた空圧シリンダで、ピストンロッドを前記第１
および第２の昇降ベースｌｌａおよびｌｌｂに連結する
。ピストンロッドの伸長作動によって主丸鋸２０ａおよ
び副丸鋸２０ｂはテーブル２上に突出し、収縮作動によ
ってテーブル内に没入する。

なお、前記の移動ベース６はチェン式の駆動手段（図示
省略）によって平行レール５ａ、５ｂ方向に走行駆動さ
れる。

上記の一実施例の構成において、二つの丸鋸すなわち主
丸鋸２０ａおよび副丸鋸２０ｂの「通り」は製作時に一
致して組み立てられるが、何らかの原因で例えば、第８
図のように通りがズして切断不良を生ずるときは、以下
のようにしてその調整作業を行う。

すなわち、締付ナツト１５ａと締付ねじ１７を緩めて保
持体１２ｂの締結を解除し、そしてこの保持体１２ｂを
回転操作する。この回転操作により保持体１２ｂはスピ
ンドル軸方向に移動するもので、図の場合は、保持体１
２ｂを矢印Ｆ方向に螺進することによって二つの丸鋸の
ズレ寸法を補正することができる。

そして、この調整後に上記の締付ねじ１７を操作し、す
り割部１６の作用によってねじ部１４を締結すると共に
締付ナツト１５ａを取付板１３ｂに当接するまで捩込み
、保持体１２ｂを介して鋸の位置を固定４　。

する。

上記のようにして二つの丸鋸２０ａおよび２０ｂの「通
り」を正確に合わせた後に加工材を毛引き加工さらには
切断加工した場合においては、欠け、パリのない理想的
な加工を行うことができる。

（発明の効果） 以上のように本発明の鋸位置微調整装置によれば、切断
加工を行う主丸鋸と毛引き加工を行う副丸鋸の「通りＪ
を直線状に正確に揃えることができるものである。従っ
て、欠け、パリのない高精度の加工を順調に行うことが
できるという効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る走行丸のこ盤の鋸位置微調整装置
の一実施例を示すもので、第１図はこの装置を備えた切
断装置の一部横断平面図　第２図および第３図は同じく
縦断側面図　第４図は要部の構成を示す一部縦断正面図
　第５図および第６図は従来の丸鋸切断装置の説明図　
第７図は従来の欠点を示す説明図である。 １：取付フレーム　２：水平テーブル　３　刃口板　４
・レール支持体　５：調走行用スリット５ａ、５ｂ：平
行レール（レール）　６：移動ベース　７：摺動筒　８
ａ、８ｂニガイドレール１０：集塵フード　ｌｌａ、１
１ｂ：第１および第２の昇降ベース　１２ａ、１２ｂ：
保持体く水平支軸）１３ａ、１３ｂ＝取付板　１４・ね
じ部　１５：ねじ受部１６：すり割部　１７：締付ねじ
　１５ａ：締付ナツト１８ａ、１８ｂニスピンドル　１
９ａ、１９ｂ゛フランジ２０ａ：切断加工用の主丸鋸　
２０ｂ二毛引き加工用の副丸鋸　２１ａ、２１ｂ：第１
および第２の駆動モータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鋸台に正および副の二つの丸鋸を配設し、これら丸鋸を
   テーブルに設けた直線状の走行用スリットから突出して
   走行することにより、テーブル面上の加工材を毛引き加
   工さらには切断加工する丸のこ盤において、 上記二つの丸鋸をスピンドルを介して保持体にそれぞれ
   回転自在に配設すると共に、上記副丸鋸側の保持体の端
   部にねじ部を設け、このねじ部を鋸台側の昇降ベースに
   螺合してスピンドル軸方向に移動調整できるようにし、
   さらに昇降ベースのねじ受部には、すり割部とこのすり
   割部に作用してねじ部を緊締する締付ねじを設けたこと
   を特徴とする走行丸のこ盤の鋸位置微調整装置。