JPH04118163A - 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法 - Google Patents

連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法

Info

Publication number
JPH04118163A
JPH04118163A JP23833090A JP23833090A JPH04118163A JP H04118163 A JPH04118163 A JP H04118163A JP 23833090 A JP23833090 A JP 23833090A JP 23833090 A JP23833090 A JP 23833090A JP H04118163 A JPH04118163 A JP H04118163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
molten metal
value
hot water
metal level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23833090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Ono
真義 小野
Atsuhiro Tokuda
徳田 篤洋
Kyoji Okumura
恭司 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP23833090A priority Critical patent/JPH04118163A/ja
Publication of JPH04118163A publication Critical patent/JPH04118163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続鋳造において、溶鋼の注入を開始してから
湯面が目標とする定常レベルに達するまでの鋳造初期に
おける湯面レベル制御方法に関する。
〔従来の技術〕
鋳造を開始するにあたり、まず鋳型にダミーバーヘッド
を装着し、溶鋼の注入が開始される。鋳型に注入された
溶鋼は、鋳型壁に接することにより冷却され凝固殻(以
下シェルと言う)が順次生成され、前記シェルが所定厚
みになると共に、湯面レベルが予め設定されたレベルに
達したら、ダミーバーの引抜きが開始される(溶鋼注入
開始からダミーバー引抜き開始までの間を以下、保持時
間と言う)。保持時間が少なすぎるとシェルの生成が不
充分なことからシェルが破断するブレークアウトが発生
し、鋳造不可能となる。保持時間を確保することを目的
に湯面レベル上昇パターン設定値を作りPID制御をも
って湯面レベルを前記湯面レベル上昇パターン従って上
昇させることが一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが実際の操業においてPID制御では、前記湯面
レベル上昇パターンに従って湯面レベルを上昇させて行
くと湯面の上りすぎ(以下、オーバーシェードと言う)
が発生していた。
従来のPID制御を用いての湯面レベル制御方式では定
常状態での外乱抑制にパラメータを設定してあり、目標
値追従はおろそかにしており、この結果鋳造初期におい
て上昇パータン設定値が、定常レベルに達した時に、湯
面レベルのオーバーシュートが発生する。I−PD副制
御使えば、オーバーシュートは防げるが保持時間が長く
なり、ノズルの詰まり現象が起き、引抜きができなくな
る。
本発明は、保持時間を現状のままに保ち、かつ前記オー
バーシュートの抑制を可能とする湯面レベル制御方法を
提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴とする手段は、ダミーバーヘンドが装着さ
れた鋳型に、開度調節機構を備えたノズルを介して溶鋼
の注入を開始し、前記鋳造型内における湯面上昇過程で
、所定の湯面レベル検出時点から目標レベルに達するま
での初期時間における湯面レベル上昇パータン設定値に
従って前記ノズルの開度調節機構を制御する連続鋳造の
鋳造初期製造方法において; 湯面レベル検出値と湯面レベル上昇パータンの当該時点
の設定値との偏差をPID型伝達関数演算部とI−PD
型伝達関数演算部とに導入し、ここで湯面レベルの上昇
に伴いPID型伝達関数演算部からの出力の比率を低く
uI−PD型伝達関数演算部からの出力の比率を高く比
率分けしながらこの両出力を加算器で加算しこの加算値
から前記ノズルの開度調節量を求めて前記ノズルの開度
調節機構の制御に出力することを特徴とする連続鋳造の
鋳造初期湯面レベル制御方法にある。
〔作用〕
以下1本発明を第1図〜第4図を参照して説明する。
第1図において、501onタンデイツシユ1に注入さ
れである溶鋼2は、鋳型(鋳造断面: 2110mmX
 1900m高さ900■)8に注入されるが、タンデ
イツシュ1の下部に取付けられたスライディングノズル
3の開度を調整することで注入する溶鋼の洸量が制御さ
れる。
鋳型8には熱電対4を高さ方向に所定15−間隔で埋設
し、逐次最大高温検出値およびその位置ならびにその直
近上下の検出温度と検出位置に基づいて湯面レベル値を
演算算出する公知の熱電対式湯面レベル検出装置5が設
けられている。
湯面レベル検出装置5は、湯面を検知すると湯面レベル
検出値Lnを演算制御装置6に与える。
演算制御装置6は、予めレベル設定器Sで設定された湯
面レベル上昇パターン設定値LOと湯面レベル検出値L
nとを比較し、その偏差値ΔLをなくすように演算を行
う。
演算制御装置6は、設定値に対する検出値の偏差値Δし
がなくなるように、スライディングノズル3の開度調節
量Kを求め駆動制御装置7へ与えてノズル開度を調節し
溶鋼抽出流量を制御することで鋳型8内の湯面レベルの
制御を行う。
従来、演算制御装置6のPID制御は、レベル上昇パタ
ーンに基づいて目標値(設定値)が逐次変わった時はP
(比例項)、■ (積分項)及びD(微分項)が、設定
値と湯面レベル検出値との偏差に比例して効く為、外乱
抑制のためのPIDパラメータを用いていると、目標値
が変更されこれに追従する際にオーバーシュートを生じ
る。
I−PD副制御オーバーシュートを抑える為に考えられ
たものであるが、設定値と湯面レベル検出値との偏差に
対するフィードバックは■動作のみで行い、目標への応
答性がPID制御に比べて著しく遅くなるという問題が
ある。
本発明における演算制御部6は、この点に注目し第2図
の様に、湯面レベル検出値Lnと湯面レベル上昇パター
ン設定値LoをPID型伝達演算関数部6aとI−PD
梨型伝達演算関数6bに入力し、各部6a、6bからの
出力A、Bは、比率配分係数αにより比率分けし比率分
けされたあとの各出力C,Dの和を制御出力とする。
比較器H2は、湯面レベル検出値Lnを入力とし湯面レ
ベルが上昇しその値が所定レベル(目標レベルLolよ
り若干下方のレベル)L02を超える前は、設定器S1
から例えば0の比率配分係数αを出力させ、Lo2を超
えると設定器S2から例えば0.3の比率配分係数αが
出力させるようになっている。
減算器Gは、各設定器31.32から比率配分係数αを
順次導入して〔1−α〕の値をPID型伝達演算関数部
6aからの出力Aを導入する乗算器J1に与える。乗算
器J1は、C=A (1−α)を出力する。
I−PD梨型伝達演算関数6bからの出力Bを導入する
乗算器J2は、前記各設定器31.32から比率配分係
数αを順次導入してD=Bαを出力する。
Xは、前記各出力C,Dを導入して加算する加算器、Y
は、加算器Xからの加算値を導入してこれからスライデ
ィングノズル3の開度m節量Kを求め駆動制御装置7へ
与える変換器である。
αが0に近い程、演算制御部6はPIDの特色を持ち、
1に近ければI−PDの特色を持つようになる。そこで
注入開始からダミーバー引抜き開始の湯面レベルLO2
に達する迄は、保持時間が長くならないようにする為、
αには0近くの値を与え、湯面レベルLo2への応答性
を狙い、その後湯面レベルLo2に達した時点から定常
レベルつまり目標レベルLo)に到達する前まではαに
1近くの値を与えることで、オーバーシュートを抑える
ものである。
〔実施例〕
本実施例における鋳造初期の操業条件は第1表に示す通
りである。
第1表に示す条件下におけるシェル生成速度より決定さ
れる保持時間は60〜75秒であった。又、引抜き開始
レベルLo2は、鋳型上端より160−のレベルとし、
定常レベルは鋳型上端より120Mとした。
第1表 第3図は従来通り演算制御部6にPID制御を用いて、
湯面レベル制御をした結果を示す線図である。第3図お
よび第4図の線aは、湯面レベル設定値(基本湯面レベ
ル上昇パターン設定値)、線すは湯面レベル検出値、線
Cは該ノズル3の開度を示す。
第3図の湯面レベル検出値の線すがら判るように、注入
開始から引抜き開始までの保持時間は65秒で、60−
75秒以内に収まっており良いが、オーバーシュートが
25m+a程度でている。
第4図は演算制御部6に本発明である演算制御を用いて
、湯面レベル制御した結果を示す。第2図のブロック線
図の中の比較器H2に予めレベルの値Lo2を設定し、
設定器S1と、設定器S2に前記のごとくαの値を設定
しておき、湯面レベル検出値Lnと前記の設定レベル値
Lo2とを比較し、湯面レベル検出信号が前記設定レベ
ル値より大きくなったら前記設定のαの値を設定器S1
から設定器S2の設定値に変えるのである。そこで前述
理由より湯面レベルが鋳型上端からの距離350閣にな
った時にαを0から0.3に変わるように設定した。
第4図の線すから判るように、本発明の実施によれば、
保持時間は70秒と良く、かつオーバーシュートも5m
mに抑えられている。尚本発明は溶鋼に限らず湯面レベ
ル制御一般に通用することは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、鋳片引抜き開始までの保
持時間を条件内に抑え、かつオーバーシュートも抑える
ことが可能であり、これによりブレークアウト、品質異
常等を防止できる等々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための制御装置の一例を
示すブロック図である。 第2図は第1図の要部の詳細を示すブロック図である。 第3図は従来方法による鋳造初期の湯面レベル制御結果
を示すグラフである。 第4図は本発明方法による鋳造初期の湯面レベル制御結
果を示すグラフである。 1 タンデイツシュ    2.溶鋼 3ニスライデイングノズル 4ニレベル検出素子(熱電対) 5:湯面レベル検出装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ダミーバーヘッドが装着された鋳型に、開度調節機構を
    備えたノズルを介して溶鋼の注入を開始し、前記鋳型内
    における湯面上昇過程で、所定の湯面レベル検出時点か
    ら目標レベルに達するまでの初期時間における湯面レベ
    ル上昇パータン設定値に従つて前記ノズルの開度調節機
    構を制御する連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御におい
    て;湯面レベル検出値と湯面レベル上昇パータンの当該
    時点の設定値との偏差をPID型伝達関数演算部とI−
    PD型伝達関数演算部とに導入し、ここで湯面レベルの
    上昇に伴いPID型伝達関数演算部からの出力の比率を
    低くしI−PD型伝達関数演算部からの出力の比率を高
    く比率分けしながらこの両出力を加算器で加算しこの加
    算値から前記ノズルの開度調節量を求めて前記ノズルの
    開度調節機構の制御に出力することを特徴とする連続鋳
    造の鋳造初期湯面レベル制御方法。
JP23833090A 1990-09-07 1990-09-07 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法 Pending JPH04118163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23833090A JPH04118163A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23833090A JPH04118163A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04118163A true JPH04118163A (ja) 1992-04-20

Family

ID=17028607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23833090A Pending JPH04118163A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04118163A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5918662A (en) * 1995-02-28 1999-07-06 Nkk Corporation Method of controlling the operation of continuous casting and apparatus therefor
JP2020505235A (ja) * 2017-11-15 2020-02-20 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 流速要求の移行時における金属レベルのオーバーシュートまたはアンダーシュートの軽減

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5918662A (en) * 1995-02-28 1999-07-06 Nkk Corporation Method of controlling the operation of continuous casting and apparatus therefor
JP2020505235A (ja) * 2017-11-15 2020-02-20 ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. 流速要求の移行時における金属レベルのオーバーシュートまたはアンダーシュートの軽減
US10632528B2 (en) 2017-11-15 2020-04-28 Novelis Inc. Metal level overshoot or undershoot mitigation at transition of flow rate demand

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1272366A (en) Method for controlling early casting stage in continuous casting process
JPH04118163A (ja) 連続鋳造の鋳造初期湯面レベル制御方法
JPH06264B2 (ja) 連続鋳造における湯面レベル制御方法
JP3171220B2 (ja) 連続鋳造におけるモールド内溶融金属レベル制御方法
JP3562116B2 (ja) タンディッシュ内溶鋼温度の管理方法
JP3298523B2 (ja) 連続鋳造の湯面レベル制御方法
JPS5946705B2 (ja) 連鋳モ−ルド内の溶融金属レベル制御方法
JPH0561025B2 (ja)
JPS6333153A (ja) 多連装電磁鋳造における鋳込開始方法
JP2010253490A (ja) 連続鋳造機のモールド湯面レベル制御装置及び制御方法
JPH03174961A (ja) 連続鋳造における湯面レベル制御方法及び装置
JPS6045026B2 (ja) モ−ルド内容鋼レベル制御方法
JPS62270264A (ja) 連続鋳造の鋳造初期制御方法
JP2874567B2 (ja) 複数鋳型を有する連続鋳造のスタートアップ時の湯面レベル制御方法
JPH02268954A (ja) 凝固キャビティを減少させる連続鋳造法
JPH01170568A (ja) 溶鋼湯面のレベル制御方法
JPH06246406A (ja) 連続鋳造鋳型内の溶鋼過熱度調整方法
JPH01118343A (ja) 薄板鋳造における溶湯流量の制御方法
JP3186959B2 (ja) 連続鋳造の自動鋳込み開始方法
JPH0675758B2 (ja) モールド湯面レベル制御方法及び装置
JPH06246404A (ja) 連続鋳造用タンディッシュ
JPH0716713A (ja) 連続鋳造法における鋳造開始方法
JPS6153143B2 (ja)
JPH02258152A (ja) 連続鋳造方法
JPH0251699B2 (ja)