JPH02258152A - 連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造方法

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JPH02258152A
JPH02258152A JP8069689A JP8069689A JPH02258152A JP H02258152 A JPH02258152 A JP H02258152A JP 8069689 A JP8069689 A JP 8069689A JP 8069689 A JP8069689 A JP 8069689A JP H02258152 A JPH02258152 A JP H02258152A
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JP
Japan
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meniscus
mold
molten steel
molten metal
electromagnetic force
Prior art date
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Pending
Application number
JP8069689A
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English (en)
Inventor
Nobufumi Kasai
宣文 笠井
Yoshihiko Higuchi
善彦 樋口
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメニスカス部に電磁力を印加して流体流速を抑
制しつつ連続鋳造する方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に鋳型内の溶湯流速、特にメニスカス部直下の溶湯
流速は、パウダー等の巻込み欠陥の発生額度と密接な関
係が存在することが知られている。
このため従来メニスカス部直下の溶?pJ流速を抑制外
する方法として、吐出流部に電磁力を印加する方法(鉄
と鋼 ’ 87−51446)、或いは浸漬ノズルにお
ける吐出口の改良(鉄と鋼’87−3203)等が提案
されている。
第8図(イ)は鋳型内の溶鋼に電磁力を印加した場合の
、また第8E(ロ)は電磁力を印加しない場合の溶湯流
速の説明図であり、グラフ中矢符は流動方向及び流速を
示している。両図を比較すれば明らかなように、電磁力
の印加によって溶湯流速、特にメニスカス部直下の流体
流速が大幅に抑制されていることが解る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで■の方法は、溶鋼の流れは鎮静化することが出
来るが、メニスカス部直下での溶湯流速が大幅に抑制さ
れるため、逆に鋳型内に偏熱が生じ、ピンホールの増加
、地金ばりが生し易く、正常な鋳造が出来なくなる外、
吐出流量を抑制するために流動が不自然となり、渦が発
生してパウダーの巻込みが発生ずる頻度が高くなり、ま
た中炭素鋼(C: 0.10〜0.20%)ではシェル
の凝固不良に起因する縦割れ疵が発生ずる等の問題があ
った。
また■の方法は、使用中、時間の経過と共に、ノズル内
壁、吐出孔近傍に八I2203、又は地金が付着して初
期の流動状態を確保することが出来ない。
本発明はかかる事情に恵みなされたものであって、その
目的とするところは電磁力にて鋳型内におけるメニスカ
ス部直下の溶湯流速を適正な範囲に維持しつつ、溶湯温
度及びその平面的な分布を所定の範囲内に制御してパウ
ダーの巻き込みに起因する欠陥、或いは中炭素鋼に生し
る縦割れ疵等を効果的に抑制し得るようにした連続鋳造
方法を提供するにある。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明に係る連続鋳造方法は、鋳型内のメニスカス部に
電磁力を印加し、メニスカス部直下の溶湯流速を抑制し
つつ連続鋳造する過程で、メニスカス部直下の溶湯温度
を均一、且つ凝固温度以」−の温度に維持すべりnl」
記鋳型内の溶湯に対する給熱制御を行う。
(作用〕 本発明はこれによって、メニスカス部直下の溶湯流速を
抑制することによって生じる偏熱、温度低下を給熱制御
によって制御し得ることとなる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明方法の実施状態を示す模式図であり、図
中1は鋳型、2は浸漬ノズル、3は溶鋼、4は電磁力印
加のための電磁極を示している。浸漬ノズル2を通して
供給される溶鋼は鋳型1内の溶湯3中に位置する吐出口
2aから供給され、電磁力により流速を抑制されつつ斜
め下方に流下し、鋳型1の周壁に達した後、一部が周壁
に沿ってト昇し、メニスカス部直下を浸漬ノズル2側に
向1ノで流動する。
メニスカス部直下における溶湯の流速は10cm/秒〜
20cm/秒の範囲内の値に抑制し得る印加電磁力を制
御する。
メニスカス部直下の流体流速を10〜20cm/秒とす
るのは、10cm/秒よりも小さいと浸漬ノズル3近傍
での温度降下が大きく、鋳型の幅方向(第1図の左、右
方向)の温度差が大きくなりすぎるためであり、また2
0cm/秒を越えるとバルジング現象、給湯制御不良等
に起因する湯面変動が生じたときパウダー等の巻込み発
生の可能性が大きくなることによる。
第2図は横軸にメニスカス部直下の溶湯流速(cm/秒
)を、また縦軸にパウダー巻込み指数をとって示すグラ
フ、また第3図は横軸にメニスカス部直下の流速(cm
/秒)を、また縦軸に場面変動量(、、)をとって示す
グラフであり、これらのグラフから明らかな如くメニス
カス部直下の流速が20cm/秒を越えるとパウダー巻
込み指数が急激に大きくなっていることか解る。またメ
ニスカス部直下の流速が10Cm/秒以下ではパウダー
巻込み指数は略零であるが、この状態では浸漬ノズル近
傍での温度降下が大きく、幅方向の温度差を5℃以内と
することが難しくなるため、メニスカス部直下流速は第
3図に示す]0cm7秒乃至第20Cm/秒以内に留め
るのが望ましいといえる。
メニスカス部直下の溶湯中には、幅方向に複数本(実施
例では5本)の温度計S、、 S2・・S5が挿入せし
められており、各温度旧’s+−3sの検出温度は演算
制御装置5に所定のタイミングで取り込まれるようにな
っている。演算制御装置10は各温度計81〜S5で検
出した温度の最小値と最大値との温度差、並びに平均値
を演算する。平均値についてはその値が予め入力されて
いる液相線温度(凝固温度)Ttt乃至TLi、+10
°Cの範囲内の値か否か、また温度差については予め入
力されている5°Cを越えるか否かを判断する。
平均値がTLL〜T Ll+10°Cの範囲を越えて低
い場合、また温度差が5 ’cを越える場合には演算制
御装置10からパウダー供給装置及び/又は誘導加熱装
置(いずれも図示せず)に平均値温度がT L l〜i
” L 1. + 10°Cの範囲内に、また温度差が
5°C以内に納まるようカーボンを含む発熱性パウダー
の供給量及び/又誘導加熱量を調節すべく制御信号を出
力するようになっている。
メニスカス部直下の平均温度をTLL−T、L+lO℃
の範囲内とするのはT1.よりも低いときは介在物の浮
上分離の障害となり、シェルの不均一凝固が発生し易く
、またTct+10°Cを超えると鋳型Cu板の変形が
生し易くなり、ブレークアウト等の障害が生しる可能性
が増大することになる。
第4図は横軸に鋳型内の温度差Δ”r(’C)を、また
縦軸にブレークアウト発生頻度指数〔−〕及び介在物コ
ードをとって示しである。グラフ中○丸印でプロットし
たのは介在物コート、・丸印でプロットしたのはブレー
クアウト発生頻度指数を示している。
このグラフから明らかなように、ブレークアウト発生頻
度指数、介在物コート共に温度差が0〜5°Cを越える
と、急激に大きくなることが解る。
〔試験例〕
次に本発明方法と電磁力にて溶湯流速のみを抑制する従
来方法とについての比較試験例について説明する。幅1
600mm、j7さ2701−のスラブを引抜き速度2
.0m/分でメニスカス部に電磁力を印加しつつ連続鋳
造する過程で、温度計S、、 S2・・・S、にてメニ
スカス部直下の溶湯温度を測定し、下記組成の発熱性パ
ウダーを用いて鋳型内における温度平均値を(1532
°C)に、また幅方向の温度差を5°C以内に制御した
表  1 (重量%) 試験は可動開始後65分間にわたって従来方法で鋳造を
行い、次いで本発明方法による連続鋳造を行った。この
間鋳型内の温度を測定し、また得られた鋳造材について
、パウダー巻込みに起因する欠陥指数、縦割れ発生率(
%)を求めた。
第5図は本発明方法と、従来方法とによる連続鋳造過程
での各部の温度推移を示すグラフであり、横軸に鋳造時
間(分)を、また縦軸にメニスカス部直下の溶湯温度を
とって示しである。このグラフから明らかなよう番こ、
浸漬ノズル近傍及び短辺側の温度はメニスカス部直下に
おける液相線温度である1528°Cよりも低くなって
いるのに対し、本発明方法ではいずれも1530℃を越
える範囲に維持されていることが解る。
第6図は横軸に印加電磁力(T)を、また縦軸にパウダ
ー巻込みによる欠陥指数(−)を夫々とって示しである
。グラフ中・印でプロットしたのは本発明方法の、また
○印でプロットしたのは従来方法を適用した場合の結果
である。
このグラフから明らかな如く本発明方法を適用したとき
はパウダーの巻込みによる欠陥指数が大幅に低減されて
いることが解る。
第7図は横軸に矩形状の鋳型における幅方向騒の位置の
メニスカス部直下の溶湯温度を、また縦軸に縦割れ発生
率(%)をとって示すグラフであり、グラフ中・印でプ
ロットしたのは本発明方法の、また○印でプロットした
のは従来方法の各結果を示している。
このグラフから明らかなように、メニスカス直下溶湯温
度差が5°C内に制御した本発明方法では縦割れが殆ど
発生していないことが解る。
〔効果〕
以上の如く本発明方法にあってはパウダーの巻込みに起
因する欠陥、或いは中炭素鋼の縦割れ等を大幅に低減し
得る成品晶質の大幅な向上が図れるなど本発明は優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態を示す模式図、第2図は
メニスカス部直下の流速とパウダー巻込み指数との関係
を示すグラフ、第3図はメニスカス部直下の流速と場面
変動量との関係を示すグラフ、第4図は鋳型内の溶湯温
度変化とブレークアウト発生頻度指数との関係を示すグ
ラフ、第5図は本発明方法と従来方法との比較試験にお
けるメニスカス部直下の溶湯温度推移を示すグラフ、第
6図は本発明方法と従来方法とにお+jるパウダー巻込
みに起因する欠陥指数を示すグラフ、第7図は本発明方
法と従来方法とにおける縦割れ発η二率についての効果
を示すグラフ、第8図は電磁力による流速抑制効果を示
す説明図である。 1・・・鋳型 2・・・浸漬ノズル 3・溶湯5・・・
演算制御装置 S 32〜S5・・・温度計 特 許 出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鋳型内のメニスカス部に電磁力を印加し、メニスカ
    ス部直下の溶湯流速を抑制しつつ連続鋳造する過程で、
    メニスカス部直下の溶湯温度を均一、且つ凝固温度以上
    の温度に維持すべく、前記鋳型内の溶湯に対する給熱制
    御を行うことを特徴とする連続鋳造方法。 2、前記給熱制御は誘導加熱制御、又は発熱性パウダー
    の供給制御により行なわれる請求項1記載の連続鋳造方
    法。
JP8069689A 1989-03-30 1989-03-30 連続鋳造方法 Pending JPH02258152A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06604A (ja) * 1992-06-18 1994-01-11 Nippon Steel Corp 連続鋳造鋳型内溶鋼の流動制御装置
WO2003074213A1 (en) 2002-03-01 2003-09-12 Jfe Steel Corporation Method and apparatus for controlling flow of molten steel in mold, and method for producing continuous castings

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06604A (ja) * 1992-06-18 1994-01-11 Nippon Steel Corp 連続鋳造鋳型内溶鋼の流動制御装置
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