JPH04118106A - 熱間仕上圧延におけるエッジドロップ制御方法 - Google Patents
熱間仕上圧延におけるエッジドロップ制御方法Info
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- JPH04118106A JPH04118106A JP2234538A JP23453890A JPH04118106A JP H04118106 A JPH04118106 A JP H04118106A JP 2234538 A JP2234538 A JP 2234538A JP 23453890 A JP23453890 A JP 23453890A JP H04118106 A JPH04118106 A JP H04118106A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/28—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
- B21B37/40—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using axial shifting of the rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B2013/028—Sixto, six-high stands
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2269/00—Roll bending or shifting
- B21B2269/12—Axial shifting the rolls
- B21B2269/14—Work rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、粗圧延機で圧延されたシートバーを製品厚
さまで圧延する熱間仕上圧延におけるエツジドロップを
制御する方法に関する。
さまで圧延する熱間仕上圧延におけるエツジドロップを
制御する方法に関する。
(従来の技術)
薄板を熱間仕上圧延する場合、圧下時に発生する圧延荷
重によりロールはたわみ、さらにロール表面がへん平と
なり、圧延後の薄板にはそのエツジ部の板厚が板幅中心
のそれよりも薄くなる、いわゆるエツジドロップが発生
する。そしてエツジドロップが大きくなると、次工程の
冷間圧延で適切な板プロフィールを得ることが困難にな
って形状不良が発生し、歩留りを低下させる原因となっ
ていた。したがって熱間仕上圧延に用いる圧延機は、板
クラウン(板幅中央とエツジ近傍との板厚差)を可能な
限り小さくする必要がある。
重によりロールはたわみ、さらにロール表面がへん平と
なり、圧延後の薄板にはそのエツジ部の板厚が板幅中心
のそれよりも薄くなる、いわゆるエツジドロップが発生
する。そしてエツジドロップが大きくなると、次工程の
冷間圧延で適切な板プロフィールを得ることが困難にな
って形状不良が発生し、歩留りを低下させる原因となっ
ていた。したがって熱間仕上圧延に用いる圧延機は、板
クラウン(板幅中央とエツジ近傍との板厚差)を可能な
限り小さくする必要がある。
板クラウンを小さくする目的でクラウン制御能を増大さ
せた圧延機列として、特公昭6210722号公報には
、バックアップロールとワークロールとの間にストレー
ト(ロールクラウンなし)の中間ロールを、軸方向に移
動可能とした圧延機を後段スタンドに設置することが開
示されている。また特開昭57−91807号公報には
、S字状のクラウンを付与したワークロールをシフトさ
せることによりクラウン制御能力を拡大することが提案
されている。
せた圧延機列として、特公昭6210722号公報には
、バックアップロールとワークロールとの間にストレー
ト(ロールクラウンなし)の中間ロールを、軸方向に移
動可能とした圧延機を後段スタンドに設置することが開
示されている。また特開昭57−91807号公報には
、S字状のクラウンを付与したワークロールをシフトさ
せることによりクラウン制御能力を拡大することが提案
されている。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、圧延処理数が増加するにしたがいロールの摩
耗は大きくなり、例えばワークロールをサイクリックシ
フトすると、ワークロールは台形状の摩耗プロフィルと
なり、この台形の脚部(テーパ部)で圧延材のエツジ近
傍が圧延され、上述のエツジドロップはさらに大きくな
る。
耗は大きくなり、例えばワークロールをサイクリックシ
フトすると、ワークロールは台形状の摩耗プロフィルと
なり、この台形の脚部(テーパ部)で圧延材のエツジ近
傍が圧延され、上述のエツジドロップはさらに大きくな
る。
このエツジドロップの低減を目脂した技術としては、冷
間圧延において最終スタンド出側にエツジドロップ計を
設置し先細りのワークロールのシフト量を制御する方法
が、特開昭60−12213号公報に開示されている。
間圧延において最終スタンド出側にエツジドロップ計を
設置し先細りのワークロールのシフト量を制御する方法
が、特開昭60−12213号公報に開示されている。
しかしながらこの方法は最終スタンド出側での板形状の
情報に基いてエツジドロップを制御するため、コイルの
長手方向でエツジドロップの偏差を生じる不利がある。
情報に基いてエツジドロップを制御するため、コイルの
長手方向でエツジドロップの偏差を生じる不利がある。
そこでこの発明は、板幅方向の板厚偏差を極力小さくか
つ、コイル長手方向のエツジドロップ量の偏差を小さく
し得る熱間仕上圧延について提案することを目的とする
。
つ、コイル長手方向のエツジドロップ量の偏差を小さく
し得る熱間仕上圧延について提案することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
この発明は、1対のワークロールの背後に、同じく1対
の中間ロール及びバンクアップロールを順次に配設し、
ワークロールに少なくとも片側端部が先細りとなるクラ
ウンを付与する一方、中間ロールにS字状のクラウンを
付与し、ワークロール及び中間ロールの各ロール対に関
しロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、さらに
ワークロール及び中間ロールをその軸方向へ移動可能と
してミルハウジングに組み込んだ6段圧延機を、少なく
とも最終スタンドに配置してなる熱間仕上圧延機列にお
いて、上記6段圧延機の入側に設置したエツジドロップ
計にて測定したエツジドロップ量と、該6段圧延機での
目標エツジドロップ量との差に基づいて6段圧延機のワ
ークロールを移動することを特徴とする熱間仕上圧延に
おけるエツジドロップ制御方法である。
の中間ロール及びバンクアップロールを順次に配設し、
ワークロールに少なくとも片側端部が先細りとなるクラ
ウンを付与する一方、中間ロールにS字状のクラウンを
付与し、ワークロール及び中間ロールの各ロール対に関
しロール軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、さらに
ワークロール及び中間ロールをその軸方向へ移動可能と
してミルハウジングに組み込んだ6段圧延機を、少なく
とも最終スタンドに配置してなる熱間仕上圧延機列にお
いて、上記6段圧延機の入側に設置したエツジドロップ
計にて測定したエツジドロップ量と、該6段圧延機での
目標エツジドロップ量との差に基づいて6段圧延機のワ
ークロールを移動することを特徴とする熱間仕上圧延に
おけるエツジドロップ制御方法である。
ここにS字状のロールクラウンとは、3次以上の高次関
数から1ピッチ分を取り出したもの、また正弦曲線から
同じべ1ピッチ分を取り出したもの、さらにはそれらの
近位曲線のいずれかに従うクラウンを指すものとする。
数から1ピッチ分を取り出したもの、また正弦曲線から
同じべ1ピッチ分を取り出したもの、さらにはそれらの
近位曲線のいずれかに従うクラウンを指すものとする。
第1図(a)にこの発明の方法に使用する熱間仕上圧延
機列を示す0図示例は、最終スタンドを含む後段3スタ
ンドに、上下1対の中間ロールにS字状のロールクラウ
ンを付与しかつそれぞれ軸方向に移動可能とし、さらに
ワークロールの少なくとも一端を先細りとしかつそれぞ
れ軸方向に移動可能とした6段圧延機を配した圧延機列
である。なお上記6段圧延機は最終スタンドのみ又は最
終スタンドを含む複数スタンドに適用することが可能で
ある。
機列を示す0図示例は、最終スタンドを含む後段3スタ
ンドに、上下1対の中間ロールにS字状のロールクラウ
ンを付与しかつそれぞれ軸方向に移動可能とし、さらに
ワークロールの少なくとも一端を先細りとしかつそれぞ
れ軸方向に移動可能とした6段圧延機を配した圧延機列
である。なお上記6段圧延機は最終スタンドのみ又は最
終スタンドを含む複数スタンドに適用することが可能で
ある。
一方前段の4スタンドはいわゆる4ハイミルで、各1対
のワークロール1及びバックアップロール2の組合わせ
になり、さらにワークロール1は図示しないベンディン
グ装置をそなえている。
のワークロール1及びバックアップロール2の組合わせ
になり、さらにワークロール1は図示しないベンディン
グ装置をそなえている。
また後段3スタンドは、第1図(b)に示すように、各
1対のワークロール3、中間ロール4及びバックアップ
ロール5の組合せになる6段圧延機である。この6段圧
延機においては、まずワークロール3として、少なくと
も片側端部が先細りとなるクラウンを付与したロールを
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置としかつ、ロー
ル軸方向への移動をはかるシフト装置6をそなえ、同様
に中間ロール4として、S字状のロールクラウンを付与
したロールをロール軸方向が互いに逆向きとなる配置と
しかつ、ロール軸方向への移動をはかるシフト装置6を
そなえる。
1対のワークロール3、中間ロール4及びバックアップ
ロール5の組合せになる6段圧延機である。この6段圧
延機においては、まずワークロール3として、少なくと
も片側端部が先細りとなるクラウンを付与したロールを
ロール軸方向が互いに逆向きとなる配置としかつ、ロー
ル軸方向への移動をはかるシフト装置6をそなえ、同様
に中間ロール4として、S字状のロールクラウンを付与
したロールをロール軸方向が互いに逆向きとなる配置と
しかつ、ロール軸方向への移動をはかるシフト装置6を
そなえる。
シフト装置6はマグネスケール等のシフト量検出器7を
そなえ、このシフト量検出器7によって、ワークロール
3又は中間ロール4の胴端部の移動量を検出する。なお
シフト装置6は、油圧式でも電動式でも、既存の装置を
用いればよい。
そなえ、このシフト量検出器7によって、ワークロール
3又は中間ロール4の胴端部の移動量を検出する。なお
シフト装置6は、油圧式でも電動式でも、既存の装置を
用いればよい。
またワークロール3は、モータ8から減速機9及びスピ
ンドル10を介して伝達される動力によって駆動され、
またシフト装置6及びシフト量検出器7によってワーク
ロール3を軸方向に移動してワークロール3の摩耗分散
をはかる。さらにワークロール3はベンディング装置l
lを付帯し、綱板12の形状及び板クラウンの制御を行
う。なお図示例のワークロール3は片側を先細りとした
ものであるが、両側を先細りとしたロールであってもよ
い。
ンドル10を介して伝達される動力によって駆動され、
またシフト装置6及びシフト量検出器7によってワーク
ロール3を軸方向に移動してワークロール3の摩耗分散
をはかる。さらにワークロール3はベンディング装置l
lを付帯し、綱板12の形状及び板クラウンの制御を行
う。なお図示例のワークロール3は片側を先細りとした
ものであるが、両側を先細りとしたロールであってもよ
い。
さらに各6段圧延機の入側にエツジドロップ計13を配
置し、ここで測定したエツジドロップ量を演算器14に
入力し、ここで予め設定した目標エツジドロップ量との
差を演算し、この差に基いて各6段圧延機のワークロー
ル3の軸方向移動量を決定し、シフト装置6に指令を与
える。なおエツジドロップ計13は鋼板12の板幅方向
の板厚分布を測定し得る、X線又はT線を利用した既存
の装置を用いればよい。
置し、ここで測定したエツジドロップ量を演算器14に
入力し、ここで予め設定した目標エツジドロップ量との
差を演算し、この差に基いて各6段圧延機のワークロー
ル3の軸方向移動量を決定し、シフト装置6に指令を与
える。なおエツジドロップ計13は鋼板12の板幅方向
の板厚分布を測定し得る、X線又はT線を利用した既存
の装置を用いればよい。
(作 用)
さて6段圧延機におけるワークロールの上下の中間ロー
ルのみにS字状クラウンを付与した圧延機では、シフト
をマイナス側からプラス側へ移行することによって、板
クラウンを凸クラウンから凹クラウンにすることができ
る。ちなみに中間ロールのみに第2図に示す、最大径り
、と最小径D2との差ΔDがlll1mとなるS字状ク
ラウンを付与した圧延機において、中間ロールのシフト
量を±20011II11とした場合のクラウン制御能
を第3図に示すように、広範囲のクラウン制御能が得ら
れることがわかる。
ルのみにS字状クラウンを付与した圧延機では、シフト
をマイナス側からプラス側へ移行することによって、板
クラウンを凸クラウンから凹クラウンにすることができ
る。ちなみに中間ロールのみに第2図に示す、最大径り
、と最小径D2との差ΔDがlll1mとなるS字状ク
ラウンを付与した圧延機において、中間ロールのシフト
量を±20011II11とした場合のクラウン制御能
を第3図に示すように、広範囲のクラウン制御能が得ら
れることがわかる。
ここに第2図に示した、S字状クラウンを付与した中間
ロールを交互に配置した場合、上下のロールクラウンを
合成すると第4図に示すようになり、プラス側にシフト
するとロールクラウンが凸状になることがわかる。そし
てこの中間ロールからワークロールに加わる荷重も圧延
機の上下和から、同様の凸状に分布するため、クラウン
制御能は増大する。さらにシフトをプラス側に大きくす
ると、合成されたクラウン量も大きくなりクラウン制御
能もより増大する。
ロールを交互に配置した場合、上下のロールクラウンを
合成すると第4図に示すようになり、プラス側にシフト
するとロールクラウンが凸状になることがわかる。そし
てこの中間ロールからワークロールに加わる荷重も圧延
機の上下和から、同様の凸状に分布するため、クラウン
制御能は増大する。さらにシフトをプラス側に大きくす
ると、合成されたクラウン量も大きくなりクラウン制御
能もより増大する。
一方マイナス側にシフトすると、上下和のロールクラウ
ンは凹状(第4図参照)となり、ワークロールに加わる
荷重も同様の分布になることから、プラス側シフトの効
果と逆の効果、すなわちワークロールのクラウンが凸状
となるために、板クラウンも凸状となる。・圧延サイク
ル初期におけるサーマルクラウンが大きいと逆クラウン
となることがあり、この場合は中間ロールシフトをマイ
ナス側とすることによって逆クラウンを防止でき、目標
のクラウンが得られる。
ンは凹状(第4図参照)となり、ワークロールに加わる
荷重も同様の分布になることから、プラス側シフトの効
果と逆の効果、すなわちワークロールのクラウンが凸状
となるために、板クラウンも凸状となる。・圧延サイク
ル初期におけるサーマルクラウンが大きいと逆クラウン
となることがあり、この場合は中間ロールシフトをマイ
ナス側とすることによって逆クラウンを防止でき、目標
のクラウンが得られる。
ところが上記の中間ロールのシフト量をプラス側に大き
くすると板クラウンは小さくなるが、第5図に示すよう
に板エツジ付近の板厚が板幅中央寄りでの板厚より厚く
なる、いわゆる逆クラウンになる。この逆クラウンは、
次工程の冷間圧延で形状不良や絞りの発生原因となるた
め極力避けることが好ましい。すなわちS字状クラウン
を付与した中間ロールを利用すると板クラウンの制御能
を高めることができるが、エツジドロップの制御能が低
いという問題が残る。
くすると板クラウンは小さくなるが、第5図に示すよう
に板エツジ付近の板厚が板幅中央寄りでの板厚より厚く
なる、いわゆる逆クラウンになる。この逆クラウンは、
次工程の冷間圧延で形状不良や絞りの発生原因となるた
め極力避けることが好ましい。すなわちS字状クラウン
を付与した中間ロールを利用すると板クラウンの制御能
を高めることができるが、エツジドロップの制御能が低
いという問題が残る。
そこでこの発明では、各6段圧延機の入側にエツジドロ
ップ計を設置し、このエツジドロップ計にて測定したエ
ツジドロップ量と、該6段圧延機での目標エツジドロッ
プ量との差に基いて6段圧延機のワークロールのシフト
量を決定し、ワークロールをシフトしてエツジドロップ
を抑制する。
ップ計を設置し、このエツジドロップ計にて測定したエ
ツジドロップ量と、該6段圧延機での目標エツジドロッ
プ量との差に基いて6段圧延機のワークロールのシフト
量を決定し、ワークロールをシフトしてエツジドロップ
を抑制する。
すなわち片側端部が先細りとなるワークロールをシフト
すると、第6図(a)に示すロール間隙は同図部)に示
すように、銅板120輻端部に相当する位置のロール間
隙が大きくなってエツジドロップは改善される。
すると、第6図(a)に示すロール間隙は同図部)に示
すように、銅板120輻端部に相当する位置のロール間
隙が大きくなってエツジドロップは改善される。
次にワークロールのシフト量を決定する手順について、
第7図のフローチャートを参照して説明する。
第7図のフローチャートを参照して説明する。
まず6段圧延機入側のエツジドロップ計で測定したエツ
ジドロップ量を演算器で読み取り、この実測エツジドロ
ップ量と演算器に予め設定した目標エツジドロップ量と
の差を演算し、次いでこの差をワークロールのシフト可
能範囲内でのシフトでなくすことができるか否かを判断
し、不可能な場合は目標エツジドロップ量を修正し、再
び実測工・ンジドロップ量とこの目標エツジドロップ量
との差を演算する。次に上記の差に基いてワークロール
シフト変化量を演算する。ここでワークロールシフト変
化量の算出は下記(1)式を用いて行う。
ジドロップ量を演算器で読み取り、この実測エツジドロ
ップ量と演算器に予め設定した目標エツジドロップ量と
の差を演算し、次いでこの差をワークロールのシフト可
能範囲内でのシフトでなくすことができるか否かを判断
し、不可能な場合は目標エツジドロップ量を修正し、再
び実測工・ンジドロップ量とこの目標エツジドロップ量
との差を演算する。次に上記の差に基いてワークロール
シフト変化量を演算する。ここでワークロールシフト変
化量の算出は下記(1)式を用いて行う。
すなわちロール片°側端部のテーパ量を8X10−’(
直径当たり0.16蒙蒙/20o蒙m)としたワークロ
ールを用いてエツジドロップ変化量、っまり板端部がら
25−幅中央寄りのクラウンと同100m−幅中央寄り
のほぼ中央位置のクラウンとの差について調べた実験結
果を第8図に示すように、ワークロールシフト変化量と
エツジドロップ変化量とはほぼ1次式に従う関係がある
。従ってワークロールシフト変化量ΔS8は次式(1)
で求め得る。
直径当たり0.16蒙蒙/20o蒙m)としたワークロ
ールを用いてエツジドロップ変化量、っまり板端部がら
25−幅中央寄りのクラウンと同100m−幅中央寄り
のほぼ中央位置のクラウンとの差について調べた実験結
果を第8図に示すように、ワークロールシフト変化量と
エツジドロップ変化量とはほぼ1次式に従う関係がある
。従ってワークロールシフト変化量ΔS8は次式(1)
で求め得る。
ΔSw=F (E”、E”、H,h、W、TP)ここで
E”:実測エツジドロップ量E1:目標エツジドロ
ップ量 H:入側板厚 h:出側板厚 W:板幅 TP:テーパ量 F:シフト変化量導出の関数 そしてこの式(1)を用いてワークロールシフト変化量
を算出し、ワークロールシフト量の変更を行う。その後
エツジドロップ計での測定値が目標エツジドロップ量と
一致しているかを判断し、差があれば再び上記の手順を
繰り返すことになる。
E”:実測エツジドロップ量E1:目標エツジドロ
ップ量 H:入側板厚 h:出側板厚 W:板幅 TP:テーパ量 F:シフト変化量導出の関数 そしてこの式(1)を用いてワークロールシフト変化量
を算出し、ワークロールシフト量の変更を行う。その後
エツジドロップ計での測定値が目標エツジドロップ量と
一致しているかを判断し、差があれば再び上記の手順を
繰り返すことになる。
以上のようにワークロールシフト変化量の決定は、6段
圧延機入側のエツジドロップ量をエツジドロップ計で測
定した結果からその6段圧延機でのワークロールシフト
変化量を算出する、いわゆるフィードフォワード制御で
あり、また複数の6段圧延機のそれぞれ入側にエツジド
ロップ計を設置した場合は各エツジドロップ計の上流側
の圧延機でのワークロールシフトを調節する、いわゆる
フィードバック制御も可能で、さらに両方の制御を行う
こともできる。なお従来と同様に、最終スタンドの出側
にエツジドロップ計を設置して圧延機列を出た製品の形
状をモニターすることも可能である。
圧延機入側のエツジドロップ量をエツジドロップ計で測
定した結果からその6段圧延機でのワークロールシフト
変化量を算出する、いわゆるフィードフォワード制御で
あり、また複数の6段圧延機のそれぞれ入側にエツジド
ロップ計を設置した場合は各エツジドロップ計の上流側
の圧延機でのワークロールシフトを調節する、いわゆる
フィードバック制御も可能で、さらに両方の制御を行う
こともできる。なお従来と同様に、最終スタンドの出側
にエツジドロップ計を設置して圧延機列を出た製品の形
状をモニターすることも可能である。
(実施例)
前掲第1図に示した、後段1〜3スタンドに6段圧延機
を配した熱間仕上圧延機列に、胴長2300蒙霞で片側
先細りの傾きtが8X10−’のワークロール及び同じ
胴長のバックアップロールと、同様に胴長2300m−
で第39図における最大径D1と最小径D2との差ΔD
が[■の中間ロールとを適用し、板幅900〜160抛
−の低炭素鋼板を板厚40m−から5〜2■に圧延した
。なお中間ロール及びワークロールは、最大最小シフト
量±200−の範囲でそれぞれシフトした。
を配した熱間仕上圧延機列に、胴長2300蒙霞で片側
先細りの傾きtが8X10−’のワークロール及び同じ
胴長のバックアップロールと、同様に胴長2300m−
で第39図における最大径D1と最小径D2との差ΔD
が[■の中間ロールとを適用し、板幅900〜160抛
−の低炭素鋼板を板厚40m−から5〜2■に圧延した
。なお中間ロール及びワークロールは、最大最小シフト
量±200−の範囲でそれぞれシフトした。
そしてエツジドロップ制御は、後段1〜3スタンドの6
段圧延機入側に設置したエツジドロップ計での測定結果
から第7図に示した手順に従ってワークロールをシフト
した。
段圧延機入側に設置したエツジドロップ計での測定結果
から第7図に示した手順に従ってワークロールをシフト
した。
また比較として、後段1〜3スタンドのワークロールを
ストレートとした他は上記の適合例と同様の熱間仕上圧
延機列において、第7スタンド(最終スタンド)の出側
に設置したエツジドロップ計での測定結果から第5.6
及び7スタンドのワークロールをシフトする方法(従来
法1)及び、上記適合例と同様の熱間仕上圧延機列にお
いて、第7スタンドの出側に設置したエツジドロップ計
での測定結果から第5.6及び7スタンドのワークロー
ルをシフトする方法(従来法2)も行った。
ストレートとした他は上記の適合例と同様の熱間仕上圧
延機列において、第7スタンド(最終スタンド)の出側
に設置したエツジドロップ計での測定結果から第5.6
及び7スタンドのワークロールをシフトする方法(従来
法1)及び、上記適合例と同様の熱間仕上圧延機列にお
いて、第7スタンドの出側に設置したエツジドロップ計
での測定結果から第5.6及び7スタンドのワークロー
ルをシフトする方法(従来法2)も行った。
上記の熱間仕上圧延において、サイクルの始めから5コ
イル目次いで30コイル目のコイルの長手方向中央部の
板クラウンを、従来例と比較して第9図(a)及びら)
に示す。
イル目次いで30コイル目のコイルの長手方向中央部の
板クラウンを、従来例と比較して第9図(a)及びら)
に示す。
なお目標エツジドロップ量(板エツジ部から板幅方向に
10011IIllと25+nとの位置での板厚差)は
、30μmとした。
10011IIllと25+nとの位置での板厚差)は
、30μmとした。
同図(a)に示すように、5コイル目のエツジドロップ
量は適合例及び従来例1.2ともに目標を満足している
が、同図(b)に示す30コイル目では従来法1で20
μ謡程度の逆クラウンが発生した。
量は適合例及び従来例1.2ともに目標を満足している
が、同図(b)に示す30コイル目では従来法1で20
μ謡程度の逆クラウンが発生した。
また第10図にサイクルの始めから30コイル目のコイ
ルの長手方向におけるエツジドロップ量の推移を示すよ
うに、従来例1.2ではコイル先端から30m程度まで
目標エツジドロップ量は達成されていないが、適合例で
は既にコイル先端から目標エツジドロップ量を満足する
ことができた。
ルの長手方向におけるエツジドロップ量の推移を示すよ
うに、従来例1.2ではコイル先端から30m程度まで
目標エツジドロップ量は達成されていないが、適合例で
は既にコイル先端から目標エツジドロップ量を満足する
ことができた。
(発明の効果)
この発明に従うエツジドロップ制御によって、板幅方向
及び長手方向におけるエツジドロップ量の偏差を小さく
でき1、歩留りの向上さらには次工程の冷間圧延におけ
る形状不良を減少し得る。
及び長手方向におけるエツジドロップ量の偏差を小さく
でき1、歩留りの向上さらには次工程の冷間圧延におけ
る形状不良を減少し得る。
第1図(a)はこの発明に使用する圧延機列の1例を示
す模式図、 同図(b)はこの発明に使用する6段圧延機を示す模式
図、 第2図はワークロールのプロフィルを示す模式第3図は
クラウン制御能を示す図、 第4図は上下中間ロールクラウンの合成りラウンを示す
図、 第5図は板クラウンと中間ロールシフト量との関係を示
す図、 第6図(a)及び(b)は圧延状態を示す模式図、第7
図は第1図の演算器の動作を示すフローチャート、 第8図はエツジドロップ量とワークロールシフト量との
関係を示す図、 第9図(a)及び(b)は圧延機列で圧延した1サイク
ルの板クラウンを示す図、 第10図はエツジドロップ量の板長平方向での推移を示
す図である。 1.3・・・ワークロール 2.5・・・ハックアンプロール 4・・・中間ロール 6・・・シフト装置7・・
・シフト量検出器 8・・・モータ9・・・減速11
10・・・スピンドル11・・・ベンディ
ング装置 12・・・鋼板13・・・エツジドロップ計
14・・・演算器第1図 イa) (b) 鰐 ロールS同側−グ) 第5図 第6図 第7図 第8図 7−gロールシフFtイビ量(プm) 5θ 第9図 (a) (b) 一6θO o0
す模式図、 同図(b)はこの発明に使用する6段圧延機を示す模式
図、 第2図はワークロールのプロフィルを示す模式第3図は
クラウン制御能を示す図、 第4図は上下中間ロールクラウンの合成りラウンを示す
図、 第5図は板クラウンと中間ロールシフト量との関係を示
す図、 第6図(a)及び(b)は圧延状態を示す模式図、第7
図は第1図の演算器の動作を示すフローチャート、 第8図はエツジドロップ量とワークロールシフト量との
関係を示す図、 第9図(a)及び(b)は圧延機列で圧延した1サイク
ルの板クラウンを示す図、 第10図はエツジドロップ量の板長平方向での推移を示
す図である。 1.3・・・ワークロール 2.5・・・ハックアンプロール 4・・・中間ロール 6・・・シフト装置7・・
・シフト量検出器 8・・・モータ9・・・減速11
10・・・スピンドル11・・・ベンディ
ング装置 12・・・鋼板13・・・エツジドロップ計
14・・・演算器第1図 イa) (b) 鰐 ロールS同側−グ) 第5図 第6図 第7図 第8図 7−gロールシフFtイビ量(プm) 5θ 第9図 (a) (b) 一6θO o0
Claims (1)
- 1、1対のワークロールの背後に、同じく1対の中間ロ
ール及びバックアップロールを順次に配設し、ワークロ
ールに少なくとも片側端部が先細りとなるクラウンを付
与する一方、中間ロールにS字状のクラウンを付与し、
ワークロール及び中間ロールの各ロール対に関しロール
軸方向が互いに逆向きとなる配置とし、さらにワークロ
ール及び中間ロールをその軸方向へ移動可能としてミル
ハウジングに組み込んだ6段圧延機を、少なくとも最終
スタンドに配置してなる熱間仕上圧延機列において、上
記6段圧延機の入側に設置したエッジドロップ計にて測
定したエッジドロップ量と、該6段圧延機での目標エッ
ジドロップ量との差に基づいて6段圧延機のワークロー
ルを移動することを特徴とする熱間仕上圧延におけるエ
ッジドロップ制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234538A JPH04118106A (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 熱間仕上圧延におけるエッジドロップ制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234538A JPH04118106A (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 熱間仕上圧延におけるエッジドロップ制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118106A true JPH04118106A (ja) | 1992-04-20 |
Family
ID=16972597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2234538A Pending JPH04118106A (ja) | 1990-09-06 | 1990-09-06 | 熱間仕上圧延におけるエッジドロップ制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04118106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104772342A (zh) * | 2014-01-15 | 2015-07-15 | 宝山钢铁股份有限公司 | 具有可变周期模式的冷轧产品边缘降反馈控制系统和方法 |
-
1990
- 1990-09-06 JP JP2234538A patent/JPH04118106A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104772342A (zh) * | 2014-01-15 | 2015-07-15 | 宝山钢铁股份有限公司 | 具有可变周期模式的冷轧产品边缘降反馈控制系统和方法 |
CN104772342B (zh) * | 2014-01-15 | 2017-01-25 | 宝山钢铁股份有限公司 | 具有可变周期模式的冷轧产品边缘降反馈控制系统和方法 |
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