JPH04117277A - 培養細胞等のサンプリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、細胞等を培養している容器から、サンプルを
試験管に採取するサンプリング装置に関するものである
。

ここに細胞等とは、現在各種の手段で培養されている対
象のすべてを意味し、たとえば動植物の細胞、カルス、
組織、器官、固体などを含むものである。

〈従来の技術〉 培養中の細胞等と培地を採取して試験管に移し変える装
置としては、培養容器にサンプル取り出し機器を一体に
固定した装置が存在する。

これは採取の際にはまず取り出し口を滅菌し、その後内
容物を外部へ取り出す装置である。

あるいは取り出し部の先端に一次フイルターを設けてお
き、培地を抜き出してから、これをカプセルに導き、気
送管で所定の場所へ圧送するタイプのものも利用されて
いる。

〈本発明が解決しようとする問題点） 上記の前者の装置では、採取装置をすべての培養容器ご
とに設置しておかなければならず設備費を要する不経済
なものであった。

また後者の装置では抜き出した培地の性状が時間ととも
に変化するために採取後ただちに分析操作を行わなけれ
ばならないこと、培地のみしか採取できないこと、など
の間開があった。

〈本発明の目的〉 本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
で、任意の対象から任意の時期に細胞等および培地を採
取することのできるサンプリング装置を提供することを
目的とする。

さらに本発明は、採取したサンプルの性状を長期間変化
させずに保存することのできるサンプリング装置を提供
することを目的とする。

く間靭点を解決するための手段） すなわち本発明は、細胞等を培養する容器内から、細胞
等と培地を試験管に採取する装置において、試験管と、
その試験管を冷却する装置と、培養容器と試験管とを連
結するチューブと、このチューブの両端に設けた接続口
と、このチューブの接続口の内側に設けた遮断弁と、こ
のチューブの中間に設けて細胞等と培地を圧送するため
のポンプと、このチューブに洗浄液を供給するパイプと
、このチューブに滅菌済みの圧送空気を送るパイプとよ
りなり、以上のチューブおよび装置群を運搬台車に登載
して構成した、培養細胞等のサンプリング装置である。

また本発明は前記の装置において、チューブの試験管側
の内面を滅菌する加熱装置を取り付けたサンプリング装
置である。

〈本発明の説明〉 以下本発明の詳細な説明する。

〈イ〉全体の構成 本発明の装置は、次に述べるような機器群をすべてを一
体として車輪付きの台車１に登載しである。

そのために任意の培養容器に接近して内部からサンプル
を採取し、やはり台車１に登載した試験管に供給するこ
とができるものである。

〈口〉試験管収納部 台車１には試験管収納部２を登載する。

この収納部には冷却ユニットを設け、この冷却ユニット
内に複数本の試験管を収納できるように構成する。

この収納部２には配、給管２１を設け、この配給管２１
の一端には後述するチューブ３の接続口３１に接続解除
が可能なコネクタ２２を設ける。

したがってこのコネクタ２２部分でチューブ３との接続
を解放すれば、試験管収納部２のみを台車１から取り外
して他の試験装置などへ運搬することができる。

配給管２１はタイマーによって首振り可能であり、所定
の時刻ごとにその先端の位置を移動して多数の試験管に
順次サンプルを供給できるように構成する。

さらにチューブ３の洗浄時には供給管の先端を試験管の
外部に振り向けることができるように構成する。

以上の作動は、すべて後述する制御装置９からの指示に
よって、設定時間の順に行われる。

〈ハ〉チューブ舎 台車１には、培養容器４と試験管とを連結するチューブ
３を設ける。

このチューブ３の両端には接続口３１を設ける。

一端の接続口３１は、培養容器４に設置された採取用の
吸引ノズル４１を有するパイプ２３のコネクタ２２との
接続に使用する。

このコネクタ２２は常時は閉成状態にあり、チューブ３
の接続口３１との結合があったときのみに開成する構造
である。

他端の接続口３１は前記した試験管収納部２の配給管２
１のコネクタ２２との接続に使用する。

そしてチューブ３の各接続口３１．３１の内側には、各
々遮断弁３２を設ける。

したがって、接続口３１をコネクタから解除したときに
は遮断弁３２を閉鎖することによってチューブ３内への
雑菌の侵入を防止することができる。

〈ハ〉ポンプ このチューブ３の中間には圧送ポンプ５を設ける。

この圧送ポンプ５によって細胞等と培地などのサンプル
を試験管側へ輸送することができる。

なお培養容器４側に圧縮空気を利用して液体面を加圧す
るような、サンプルの輸送装置が設けられている場合に
はこの圧送ポンプ５を台車１に登載する必要はない。

〈二〉洗浄液供給回路 このチューブ３の中間には洗浄液を供給する洗浄バイブ
ロ１の一端を結合する。

そしてこの洗浄バイブロ１の他端には洗浄液のタンク６
を設け、中間には？新井３２を設ける。

〈ホ〉圧気供給回路 このチューブ３の中間には、フィルター７１によって滅
菌済みの圧送空気を送る圧気パイプ７の一端を結合する
。

この圧気パイプ７の他端には圧縮空気を取り込むための
供給口を設け、その中間には遮断弁３２を設ける。

この供給口は、圧縮空気を外部から取り込む場合に使用
するが、台車１に直接コンプレッサを登載する場合もあ
る。

〈へ〉加熱装置 さらにこのチューブ３の中間には、チューブ３内面の一
定範囲を滅菌する加熱装置８を取り付ける場合がある。

加熱装置８は、たとえばステンレススチール製の管体を
チューブ３の中継ぎ管として設け、その外部にヒータ８
１を巻き付け、さらにその外部を遮熱材で包囲したもの
である。

加熱はサンプリング後にチューブ３内の清浄化が終了し
た後に行う。

ただし採取時間が短く、チューブ内への雑菌の侵入の可
能性がない場合など、用途や状況によってはこの加熱装
置８を設けない場合もある。

〈ト〉制御装置 台車１に登載した以上の機器の制御は、やはり台車ｌに
登載した制御装置９によって行う。

〈作動の説明〉 次に以上の装置を制御装置９で操作した場合の作動につ
いて説明する。

〈イ〉容器への接続 上記の装置を登載した台車１を移動してサンプリングし
たい培養容器４の近くに接近する。

培養容器４には採取用の吸引ノズル４１を有するパイプ
２３端のコネクタ２２が外部に向けて設置しである。

そこでこの常閉のコネクタ２２と、本発明の装置のチュ
ーブ３の接続口３１とを接続する。

この接続作業によって、常閉コネクタ２２は開成する。

一方、チューブ３の他端は試験管収納部２の配給管２１
に接続する。

この配給管２１の先端は、１本の試験管にサンプルを供
給できる位置に配置する。

〈口〉サンプリング この状態で制御装置９のスイッチを閉成する。

するとまず培養容器４内の撹拌や噴気が停止する。

次に圧送ポンプ５の駆動が開始するので、培養容器４内
のサンプルは吸引ノズル４１がら試験管に連続して供給
される。

制御装置９のタイマーによって圧送ポンプ５の駆動は一
定時間の後に停止し、サンプリングが終了する。

〈ハ〉遮断 サンプリングが終了すると制御装置９が再び作動し、チ
ューブ３の容器４例の遮断弁３２を開成する。

同時に試験管収納部２の配給管２１の先端の方向を回転
して試験管外の排水容器に向けて位置させる。

′二２チューブ内残留物の排除 滅菌フィルター７１を通して滅菌した圧送空気をチュー
ブ３内に供給する。

するとチューブ３と圧気パイプ７との交点よりも下流側
の内部に残ったサンプルは、試験管側の端から排水容器
に向けて外部に押し出される。

一定時間の後、今度は洗浄バイブロ１から洗浄液をチュ
ーブ３内に供給し内部の洗浄を行う。

一定時間の洗浄の後、タイマによって洗浄を終了する。

続いてチューブ３に直接にあるいは間接に連結している
すべての遮断弁３２を閉成する。

〈ホ〉加熱滅菌 加熱装置８を設けた場合には、残留物の排除の後に、加
熱装置８のヒーター８１に通電する。

すると通電によってたとえばチューブ３内は１２０°Ｃ
に加熱され、試験管側の所定範囲の内面か滅菌される。

この通電時間は、サンプリング開始の一定時間前に終了
する。

この時間は、加熱装置が室内温度まで低下するに要する
時間であり、状況に応じて任意に調節できる。

以上の手順が完了すると、制御装置９自体の一連の作動
が終了する。

〈本発明の効果〉 本発明の装置は以上のような機器を台車上に体に登載し
、制御装置による切り替えによって一連のサンプリング
操作を行うものである。

したがって各培養容器側には吸引ノズルを設けてお（た
けて足り、それ以外の特別な装置を設置してお（必要は
なくきわめて経済的である。

また、必要な時期に所定の容器内の細胞等や培地を所定
量だけ自動的に試験管に採取することができ、特別な熟
練者てな（とも均一な作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図　本発明の装置の機構の説明図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）細胞等を培養する容器内から、細胞等と培地を試
   験管に採取する装置において、 試験管と、その試験管を冷却する装置と、 培養容器と試験管とを連結するチューブと、このチュー
   ブの両端に設けた接続口と、 このチューブの接続口の内側に設けた遮断弁と、 このチューブの中間に設けて細胞等と培地を圧送するた
   めのポンプと、 このチューブに洗浄液を供給するパイプと、このチュー
   ブに滅菌済みの圧送空気を送るパイプとよりなり、 以上のチューブおよび装置群を運搬台車に登載して構成
   した、 培養細胞等のサンプリング装置。