JPH04116945U - 床面等処理装置 - Google Patents

床面等処理装置

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JPH04116945U
JPH04116945U JP2826791U JP2826791U JPH04116945U JP H04116945 U JPH04116945 U JP H04116945U JP 2826791 U JP2826791 U JP 2826791U JP 2826791 U JP2826791 U JP 2826791U JP H04116945 U JPH04116945 U JP H04116945U
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JP
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floor surface
rotating
pad
detergent
view
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JP2826791U
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利一 西脇
一博 中澤
勝治 中路
健司 清水
Original Assignee
山崎産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後方の装置操作者が、回転接触処理部材を保
持する保持部の下方の部分を視認し得なくとも回転接触
処理部材による床面等の処理状況を把握し易く、処理作
業を円滑且つ確実に行うことができる。 【構成】 回転パッド42及び可動カバー60は、本体
カバー157の前方へはみ出すと共に、右方へもはみ出
す。後方の装置操作者からは、支持フレーム24の下方
の部分を視認し得ないが、右方はみ出し部161部の位
置を視認し得るので、装置操作者が回転パッド42によ
る処理状況を把握し易い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転ブラシ等の回転接触処理部材により床面の清掃その他の処理を 行うための床面等処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】
床面等の上に回転ブラシやパッド等の回転接触処理部材を回転させることによ り汚れ落としやワックス掛け等の処理を行う処理装置は、多機能化が進んでいる 。例えば、洗剤を散布しつつ、前部の保持部に保持された回転ブラシにより床面 の洗浄を行うと共に、後部において使用済の洗剤を吸取るという機能を備えるた めには、回転ブラシ等を駆動する回転駆動機構のほかに、洗剤供給タンク、洗剤 回収タンク、洗剤供給機構及び洗剤回収機構等を備える必要があり、それによっ て全体が大型化する。
【0003】 このように装置が大型化すると、後方の装置操作者からは回転ブラシ等を保持 する保持部の下方の部分、すなわち床面等を洗浄する部分を視認することができ なくなって回転ブラシ等による床面等の処理状況の即時把握が困難となることが あり、処理作業上の問題となっていた。
【0004】 本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって 、その目的とするところは、後方の装置操作者が、回転接触処理部材を保持する 保持部の下方の部分を視認し得なくとも回転接触処理部材による床面等の処理状 況を把握し易く、処理作業を円滑且つ確実に行うことができる床面等処理装置を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の床面等処理装置は、床面・路面等を処理 するための回転接触処理部材を保持する保持部と、 その保持部を支持し、且つ床面・路面等の上を自在に移動可能な移動部と、 前記回転接触処理部材を回転駆動する回転駆動手段とを備えており、 後方の装置操作者からは前記保持部の下方の部分を視認し得ない床面等処理装置 であって、 前記回転接触処理部材の一部が装置本体の前方へはみ出すと共にその回転接触処 理部材の回転中心が装置本体幅の中点から側方に偏心していることによりその回 転接触処理部材の一部が装置本体の片側にもはみ出しており、 後方の装置操作者からその回転接触処理部材のうち装置本体の片側へのはみ出し 部の位置を視認し得るように構成されてたものとしている。
【0006】
【作用】
後方の装置操作者からは前記保持部の下方の部分を視認し得ないが、回転接触 処理部材の回転中心が装置本体幅の中点から側方に偏心していることにより回転 接触処理部材のうち装置本体の片側へのはみ出し部の位置を視認し得るので、装 置操作者によって回転接触処理部材による処理状況が把握され易い。
【0007】 回転接触処理部材の装置本体からのはみ出しは両側でなく片側なので、回転接 触処理部材の大型化が回避されて回転駆動手段に要するトルクが抑えられ、また 装置本体の前方へもはみ出しているので、入り組んだ場所や壁際等における使用 にも適応性がある。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。 図面は何れも、本考案の1実施例としての、前部における回転パッドの中央部 に洗剤を撒布しつつその回転パッドにより床面の洗浄を行うと共に、装置本体の 後方に配装した吸取り器によって使用済洗剤等を吸取る床面清掃機についてのも のである。そのうち図1は装置全体の正面概略図、図2はその平面概略図、図3 はその右側面概略図、図4及び図5は、それぞれ正面要部概略図である。
【0009】 移動支持台10は、車輪12及び自在車輪14によって床面上に移動自在に、 すなわち前後動及び自在車輪14による方向転換自在に支持されている。 移動支持台10の前部の両側に支柱16が立設され、支柱16の上端部に水平 支持軸18が回動自在に支持されている。 水平支持軸18の一端部(図2における上端部。)には、操作レバー19の基 部が固着されている。20は、操作レバー19の端部に位置する把手である。把 手20を上下動させることにより水平支持軸18が回動する。21は、移動支持 台10に立設された支柱、22及び23は、それぞれ操作レバー19を上方位置 及び下方位置において保持するための保持部材である。
【0010】 24は支持フレームである。支持フレーム24は、後端部の両側に立設された 連結柱26、及び、その連結柱26に端部が固定され、基部が水平支持軸18に 回動自在に支持されたベアリングユニット28によって、移動支持台10に対し 上下揺動自在に支持されている。 30は、支持フレーム24に立設された案内柱、32は、両案内柱30の上端 部を連結する連結部材である。両案内柱30間の連結部材32の下方には、動作 レバー34の先端部が挿入されている。動作レバー34の基部は、水平支持軸1 8に固着されており、水平支持軸18の回動に従って上下揺動する。
【0011】 36は、両案内柱30に外嵌された圧縮コイルバネである。圧縮コイルバネ3 6の下端部は支持フレーム24の上面に接し、圧縮コイルバネ36の上端部は動 作レバー34の先端の下方に位置する。 38は、支持フレーム24上に支持された駆動モータである。駆動モータ38 の出力軸(図示を略す。)には駆動プーリ(図示を略す。)が固定されており、 この駆動プーリと従動プーリ40とに亙って駆動ベルト41が架け渡されている 。
【0012】 42は、平面円形状をなす床洗浄用の回転パッド(回転接触処理部材)である 。従動プーリ40に結合された回転駆動力伝達部(後出)が、回転パッド42の 中央上部に固定された連結部44に連結されることにより回転パッド42が回転 駆動される。駆動手段として他の様々な公知手段を利用し得ることは言うまでも ない。回転接触処理部材としては、回転パッドのほかに回転ブラシを始めとする 様々なものを適用し得る。 46は、支持フレーム24から垂下された支持部材、48は、その支持部材4 6に対し揺動可能に支持された揺動部材、50はその揺動軸である。揺動部材4 8の中間部には車輪52(低摩擦性の接触手段)が回転自在に設けられており、 揺動部材48の端部には、重り54が固定されている。55は、車輪52の回転 軸である。この重り54によって、車輪52が回転パッド42の上面に押しつけ られ、その接点において回転パッド42に対しほぼ下向きの荷重を載荷している 。56は、回転パッド42を交換するような時に、鈎形に折曲された下端部56 aにおいて重り54を受け止めるための受止部材である。
【0013】 回転パッド42の回転軸線の方向は、後述のように可動である。すなわち任意 方向にある程度傾斜可能である。従って、車輪52により、支持フレーム24に 対し実質上一定の位置において重り54等による下向きの荷重を回転パッド42 に載荷することにより、回転パッド42の回転軸線を、床面に対しその載荷位置 に向かう若干の傾斜状態に維持してその回転パッド42を回転させることができ る。 すると、床面と回転パッド42との間の摩擦力の不均衡により、図示の例の場 合前方への駆動力が発生する。そのため、例えば装置の重量が重い場合でも、床 面等に対する処理を行いつつ装置をその所定の向きに移動させるのが容易である 。また回転パッド42の可動回転軸線は、荷重の載荷によって若干傾斜させるも のであるから、凹凸があったり傾斜が変化したりする床面等に対しても、回転軸 線の若干の傾斜状態をある程度維持することができる。そのため移動容易性はこ のような床面等の変化にあまり妨げられない。
【0014】 なお、回転パッド42に荷重を載荷する位置を移動させたり、複数の載荷手段 を設けて適宜選択するようにすることにより、下向きの荷重を載荷する位置を装 置全体に対し可変とすれば、必要な向きに容易に装置を移動し得る。更に、回転 軸線の傾斜は、例えば回転軸自体を傾斜状態に維持することにより実現すること も可能である。この場合も所定方向への駆動力が得られる。 58は、回転パッド42によって洗浄水等が後方へ飛散することを防ぐための ゴム板、60は、回転パッド42及びその駆動系をカバーするために支持フレー ム24に取り付けられた可動カバーである。 把手20及び操作レバー19が図1に実線で示される中間位置にあるときは、 回転パッド42及びその上方に連なる駆動系並びに可動カバー60等の自重によ り、回転パッド42は床面に圧接する。
【0015】 把手20を持ち上げて操作レバー19を保持部材22に保持させると、図4に 示されるように動作レバー34が下方へ揺動して圧縮コイルバネ36を下方へ押 圧する。この圧縮コイルバネ36の圧縮により発生する弾性力により、支持フレ ーム24等を介して回転パッド42は床面に弾性的に過圧圧接される。そしてそ の反力は、水平支持軸18及び保持部材22を介して移動支持台10において支 持される。 従って、処理態様や床面の材質等に応じて、例えば過圧圧接により汚れ落とし 等の処理効率を高めたり、過圧をかけずに床面を保護するように適切に処理する ことが可能である。而も、回転パッド42は、床面等における傾斜や凹凸などに 適応して、圧接状態を保持しつつ上下動可能であるから、処理むら防止の効果も 発揮し得る。
【0016】 なお、例えば操作レバー19を上方に保持する位置に複数の段階を設けること により、回転パッド42を圧縮コイルバネ36を介して床面に過圧圧接させる圧 接力の大きさを、圧縮コイルバネ36の変形度を切換えて複数の段階に変化させ 得るようにすると、処理の態様に応じて過圧圧接力の大きさを適切に選択してよ り一層効果的に処理を行うことができる。 次に、把手20を押し下げて操作レバー19を保持部材23に保持させると、 図5に示されるように動作レバー34が上方へ揺動し、連結部材32及び案内柱 30を介して支持フレーム24、回転パッド42、可動カバー60等が持ち上げ られた状態が保持される。この状態において、回転パッド42の交換等を容易に 行い得る。
【0017】 62は側面L形をなす連結部材である。連結部材62における垂直部の上端部 は回動軸64を介して移動支持台10に連結され、連結部材62の水平部の後端 部には、回動軸66を介して吸取り器68が連結されている。また連結部材62 における垂直部の下端前部と、その前方において移動支持台10から垂下された 突起部70との間に、引張コイルばね72が架装され、引張コイルばね72によ る前方への引張力により、連結部材62に図1における時計回りのモーメントを 作用させて吸取り器68の床面に対する追従性を高めている。 図6は、吸取り器68の要部底面図、図7及び図8は、それぞれ吸取り器68 の横断面概略図である。 74は天板、76は、天板74の下面に固定された吸込み口部材である。吸込 み口部材76は、74の両端部間に亙る横長の吸込み口78を有している。76 aは、その吸込み口78の外壁を構成する垂下部である。天板74の中央部には 吸引管連結部80が上方に突設されており、吸引管連結部80の内側が、吸込み 口78に通ずる吸込み孔82に形成されている。74aは、天板基部である。
【0018】 前側の垂下部76aの前面には、サポート板84、前ブレード86、サポート 板88及び押さえ板90が、前方に向かってこの順に重ねて設けられている。前 ブレード86の下端は接面端縁部を構成しており、その全長に亙ってほぼ床面9 2に接する。サポート板84及び88は、上下方向長さが前ブレード86よりも 短く、それらの下端は床面92の上方に位置する。サポート板84及び88は、 前ブレード86の前後面に接して前ブレード86の撓み過ぎを防ぎ、以って床面 92上に吸取り器68を支持する支持力を発生させている。サポート板84及び 88の下端を床面92の上方に位置させているのは、前ブレード86の下端が床 面92に接しつつ前後に移動することによって前ブレード86の下部が撓み易く するためである。
【0019】 後側の垂下部76aの後面には、後ブレード94、サポート板96及び押さえ 板98が、後方に向かってこの順に重ねて設けられている。 天板74、吸込み口部材76、押さえ板90及び押さえ板98は、剛性材料製 であり、サポート板84、前ブレード86、サポート板88、後ブレード94及 びサポート板96は、弾力性のある面状材料製である。具体的には、合成ゴム、 天然ゴム、プラスチック、天然革、合成革等の板状材料を例示することができる 。 図9は、前ブレード86の一部拡大底面図である。前ブレード86における基 板部101の前側には、上下端に亙って多数の突条103が等間隔に設けられ、 隣り合う突条103の間に、上下端に亙る多数の凹溝105が形成されている。 また後ブレード94における基板部107の後側には、上下端に亙って多数の突 条109が等間隔に設けら、隣り合う突条109の間に、上下端に亙る多数の凹 溝111が形成されている。
【0020】 吸取り器68における天板74の両端部上側に設けられた113はバンパーで ある。図3に示される115は重り、117は、重り115をカバーする円形カ ップ形の緩衝部材であって、ボルト127によって天板74に対し回動可能なよ うに支持されている。この緩衝部材117が天板74の両端部において前後及び 外側に張出すことにより、壁面と吸取り器68との間の緩衝作用を発揮する。前 ブレード86及び後ブレード94に摩滅抑制のために硬めの材料を使用すると、 十分な撓みが得られなくなったり、全長に亙って床面92に接し得なくなったり するおそれがあるので、重り115によってそれを防いでいる。 なお、128は、サポート板96の下端縁部に間隔おきに設けられた切欠であ って、サポート板84及びサポート板88にも同様に切欠が設けられている。ま た連結部材62は、その垂直部を中心に水平面内で揺動可能なように構成して吸 取り器68の位置を周囲の状況に適合させ得るようにすることもできる。
【0021】 図7に示されるように、吸取り器68を前方へ移動させることにより、前ブレ ード86が床面92との摩擦によって後方へ撓んでその凹溝105が床面92と の間に空隙を形成する。吸込み孔82を介して吸引を行うことにより、前記空隙 を通じて、床面92上の洗剤等の被吸取り物および/または外部空気が吸込み口 78に向かって吸込まれる。従って前方移動時には、前ブレード86の凹溝10 5による空隙を通じて床面92上の使用済み洗剤が吸取られる。なお、被吸取り 物は、液体や気体などの流体に限らない。粒状体等を始めとする固体も含まれる 。 後ブレード94は、床面92との摩擦によって後方へ撓んでその後ブレード9 4の基板部107と床面92との間がほぼ密接状態となる。従って前方移動時に は、前ブレード86の凹溝105による空隙を通じて後ブレード94と前ブレー ド86との間に取り込まれた使用済み洗剤を後ブレード94と床面92の間から 逃がすことが防止され、被吸取り物の取り残しが防がれる。
【0022】 図8に示されるように、吸取り器68を後方へ移動させると、後ブレード94 が床面92との摩擦によって前方へ撓んでその凹溝111が床面92との間に空 隙を形成する。吸込み孔82を介して吸引を行うことにより、前記空隙を通じて 、床面92上の洗剤等の被吸取り物および/または外部空気が吸込み口78に向 かって吸込まれる。従って後方移動時には、後ブレード部の凹溝111による空 隙を通じて床面92上の使用済み洗剤が吸取られる。また前ブレード86は床面 92との摩擦によって前方へ撓んでその前ブレード86の基板部101と床面9 2との間がほぼ密接状態となる。従って後方移動時には、後ブレード94と前ブ レード86との間に取り込まれた被吸取り物を前ブレード86と床面92の間か ら逃がすことが防がれる。 129はエネルギ源としての蓄電池である。131は、蓄電池129を載置す るための載置台であって、ベアリング133によって移動支持台10上に移動自 在に支持されている。135は、載置台131の把手である。
【0023】 137は、載置台131を矢示のように装置の側方へ引き出すための軌道板、 139は、両137軌道板を連結する連結板である。軌道板137は、通常は、 図1、図2及び図3に実線で示されているように垂直状に跳ね上げられた状態に 保持されており、蓄電池129のメンテナンスの際には、図2及び図3に2点鎖 線で示されるように、ヒンジ部141を中心に90度回動させて装置の側方へ水 平状に張出させ、軌道板137の外側に折畳自在に設けられた脚部143を跳ね 出させて軌道板137の端部を支持する。このようにして載置台131を軌道板 137上に引き出すことにより、蓄電池129の重量が大きくても容易にメンテ ナンス可能である。なお、144は、載置台131用の止め金である。 145は、吸引管連結部80に連結される吸引管、147は、吸引管145が 接続される使用済み洗剤回収タンク、149は、吸引力発生装置である。また1 51は洗剤タンク、153は洗剤供給管である。吸引管145及び洗剤供給管1 53は、フレキシブルな材料により形成されている。
【0024】 157は本体カバー、159は本体把手である。使用済み洗剤回収タンク14 7、吸引力発生装置149、洗剤タンク151及び本体カバー157は、移動支 持台10上に支持されている。 回転パッド42及び可動カバー60は、本体カバー157の前方へはみ出すと 共に、回転パッド42が図3における右方(図2における上方)に偏心して設け られているので、回転パッド42及び可動カバー60は図3における本体カバー 157の右方へもはみ出している。161は、右方はみ出し部を示す。 図3に表わされるとおり、後方の装置操作者からは支持フレーム24の下方の 部分を視認し得ないが、回転パッド42の回転中心が装置本体幅の中点から右方 に偏心していることにより回転パッド42のうち装置本体の右側へのはみ出し部 の位置を視認し得るので、装置操作者が回転パッド42による処理状況を把握し 易く、処理作業を円滑且つ確実に行うことができる。
【0025】 また回転パッド42の装置本体からのはみ出しは両側でなく片側なので、回転 パッド42の大型化が回避されて駆動モータ38に要するトルクが抑えられ、ま た装置本体の前方へもはみ出しているので、入り組んだ場所や壁際等における使 用にも適応性がある。 図10は、回転パッド42及びその周辺部についての要部破砕断面図である。 163は、支持フレーム24に設けられた擂り鉢状凹部である。擂り鉢状凹部 163の中央部下方に中空固定軸165が連結されており、洗剤導入管167が 、擂り鉢状凹部163の中央底部から中空固定軸165内に挿入され、洗剤供給 管153が連結される洗剤導入管167の上端部が擂り鉢状凹部163の中央底 部から上方へ突出している。従って洗剤供給管153から洗剤導入管167を経 て中空固定軸165内に導入された洗剤は、下部開口部165aから回転パッド 42の中央部の床面上に撒布される。
【0026】 169は、玉軸受171及び173を介して中空固定軸165の外周側に回転 自在に支持された回転駆動力伝達部である。 回転駆動力伝達部169の上側に、ボルト174によって従動プーリ40が固 定されている。従動プーリ40は、中央底部が開口した盆形をなしており、その 外周面に駆動ベルト41が捲回されている。駆動モータ38によって駆動ベルト 41が循環駆動されることにより、回転駆動力伝達部169は従動プーリ40と 一体的に中空固定軸165の回りを回転する。 図11は、回転駆動力伝達部169の平面図、図12はその側面図、図13は 、図11におけるXIII−O−XIII線断面図である。 回転駆動力伝達部169は底部が開口するカップ形をなし、下部外周面が、斜 め下に凸の回転対称状の凸曲面175に形成されている。177は、上下中間部 の外周面から半径方向外方に突出する断面楕円形状の突起部である。突起部17 7は2回回転対称状に設けられている。なお突起部177の突出方向に半径方向 外方以外の成分例えば上下方向の成分があっても勿論差し支えない。 連結部44は、内殻部179及び外殻部181からなる。
【0027】 図14は、内殻部179の平面図、図15はその側面図、図16はその背面図 、図17は、図14におけるXVII−XVII線断面図である。 合成樹脂等の軟らかめの材料からなる内殻部179は、周壁180の内周面が 斜め下に凸の回転対称状の凹曲面183によって構成された椀形をなしており、 底部は開口している。185は、2回回転対称状に外方に突設された受止突起、 187は、突起部177の周方向正転方向側を受止する受止面である。受止突起 185における受止面187の裏側には、複数の凹溝189が上下方向に設けら れている。 図18は、外殻部181の平面図、図19はその側面図、図20は、図18に おけるXX−XX線断面図、図21は、図18におけるXXI −XXI 線断面図、図22 は、図18におけるXXII−O−XXII線断面図である。
【0028】 アルミニウムダイカストの外殻部181は、外周側にフランジ部191を有す る円筒部193と、円筒部193から半径方向距離を隔てた内側に位置する底部 開口の椀形部195を有する。椀形部195の下部内周面は、斜め下に凸の回転 対称状の凹曲面197によって構成されている。199は、円筒部193におけ る上端部の一部から内方に張出した脱落防止部であって2回回転対称状に設けら れている。各脱落防止部199の下方が収容部200である。収容部200の周 方向逆転方向側200a及び半径方向内方200bは開放され、周方向正転方向 側200cは閉塞されている。202は、各脱落防止部199の上面から正転方 向側の収容部200に向かって設けられた螺旋状の斜面である。また204は、 受止突起185の外側部を嵌合させるための嵌合溝である。 図23は、外殻部 181の内側に内殻部179が嵌込まれてなる連結部44の平面図、図24は、 図23におけるXXIV−XXIV線断面図である。
【0029】 連結部44は上方に開口し、外殻部181における椀形部195の内側には内 殻部179における周壁180が嵌合している。また収容部200の周方向正転 方向側200cに受止突起185が嵌込まれ、受止突起185の外側部は、20 4に嵌合している。そして受止突起185、脱落防止部199及び収容部200 が保持部を構成している。 この状態において、内殻部179の上面と脱落防止部199の下面との距離は 、突起部177の上下方向長さよりも長く設定されている。 連結部44に回転駆動力伝達部169を上方から嵌合させる際に、その嵌合を 、連結部44と回転駆動力伝達部169中心及び軸線方向が一致した状態又は近 接した状態で行い、連結部44に対し相対的に正転方向に回転駆動力伝達部16 9を回転させると、2回回転対称状に設けられた2個の突起部177が、2回回 転対称状に設けられた受止突起185、脱落防止部199及び収容部200から なる保持部にそれぞれ保持され、図10に示されるように凸曲面175が、凹曲 面183に支持される。
【0030】 突起部177が、収容部200における開放された周方向逆転方向側200a から収容され、突起部177の周方向正転方向側が受止面187に受止され、収 容部200の上側に脱落防止部199が設けられているので、その状態で回転駆 動力伝達部169がその軸線を中心として正転方向(図23における反時計回り 。)に回転することにより、その回転駆動力伝達部169と連結部44との連結 が保持されて回転パッド42が正転駆動される。 凸曲面175及び凹曲面183は回転対称状であり、而も収容部200は上下 方向に余裕を有しつつ突起部177を収容するものであるから、連結部44と回 転駆動力伝達部169の軸線方向が完全に一致しておらず一方に対し他方が任意 方向にある程度傾斜した状態でも、凸曲面175は凹曲面183により支持され 得ると共に突起部177は前記保持部に保持されて、回転駆動力伝達部169と 連結部44との連結及び回転パッド42の正転駆動に影響しない。従って、連結 を容易に行うことができると共に、床面等の傾斜や凹凸などの変化にも対応性が 高い。
【0031】 連結部44における各脱落防止部199の上面から正転方向側の収容部200 に向かって螺旋状の斜面202が設けられているので、連結部44に回転駆動力 伝達部169を上方から嵌合させ、連結部44に対し相対的に正転方向に回転駆 動力伝達部169を回転させて回転駆動力伝達部169と連結部44を連結させ る際に、突起部177は螺旋状の斜面202に沿って収容部200に案内される 。そのため連結を一層円滑に行うことができる。 回転パッド42は、支持フレーム24に対し固定された中空固定軸165に対 し玉軸受171及び173(並びに回転駆動力伝達部169及び連結部44)を 介して回転自在に支持されているので、駆動モータ38、駆動ベルト41及び従 動プーリ40等によって支持フレーム24に対し回転駆動される。そして回転パ ッド42を回転させつつ、支持フレーム24に対し相対的に静止状態が保たれた 中空固定軸165の上部開口部から洗剤タンク151からの洗剤を洗剤供給管1 53及び洗剤導入管167を介して供給し、それを下部開口部165aから回転 パッド42の中央部の床面上へ撒布して回転パッド42により洗浄することがで きる。
【0032】 中空固定軸165へ洗剤を導入する洗剤導入管167の周囲は、擂り鉢状凹部 163によって囲まれているので、洗剤導入管167又はその周辺部から漏洩す る洗剤が擂り鉢状凹部163に貯留され、洗剤を不用意に飛散させて装置以外の 周辺部を汚損することや装置の機構に対し悪影響を及ぼすこと等を一層確実に防 ぐことができる。 なお、以上に説明した実施例以外にも、本考案の要旨を逸脱せずに様々な応用 及び改変を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0033】
【考案の効果】
本考案の床面等処理装置によれば、後方の装置操作者は、保持部の下方の部分 を視認し得なくとも回転接触処理部材のうち装置本体の片側へのはみ出し部の位 置を視認し得るので、回転接触処理部材による床面等の処理状況を把握し易く、 処理作業を円滑且つ確実に行うことができ、入り組んだ場所や壁際等における使 用にも適応性があることと相まって、作業効率を高める上で効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体の正面概略図である。
【図2】装置全体の平面概略図である。
【図3】装置全体の右側面概略図である。
【図4】装置全体の正面要部概略図である。
【図5】装置全体の正面要部概略図である。
【図6】吸取り器の要部底面図である。
【図7】吸取り器の横断面概略図である。
【図8】吸取り器の横断面概略図である。
【図9】前ブレードの一部拡大底面図である。
【図10】要部破砕断面図である。
【図11】回転駆動力伝達部の平面図である。
【図12】回転駆動力伝達部の側面図である。
【図13】図11におけるXIII−O−XIII線断面図であ
る。
【図14】内殻部の平面図である。
【図15】内殻部の側面図である。
【図16】内殻部の背面図である。
【図17】図14におけるXVII−XVII線断面図である。
【図18】外殻部の平面図である。
【図19】外殻部の側面図である。
【図20】図18におけるXX−XX線断面図である。
【図21】図18におけるXXI −XXI 線断面図である。
【図22】図18におけるXXII−O−XXII線断面図であ
る。
【図23】連結部の平面図である。
【図24】図23におけるXXIV−XXIV線断面図である。
【符合の説明】
10 移動支持台 18 水平支持軸 24 支持フレーム 28 ベアリングユニット 38 駆動モータ 40 従動プーリ 42 回転パッド 60 可動カバー 157 本体カバー 161 右方はみ出し部
フロントページの続き (72)考案者 清水 健司 大阪市浪速区下寺3丁目18番7号 山崎産 業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面・路面等を処理するための回転接触処
    理部材を保持する保持部と、その保持部を支持し、且つ
    床面・路面等の上を自在に移動可能な移動部と、前記回
    転接触処理部材を回転駆動する回転駆動手段とを備えて
    おり、後方の装置操作者からは前記保持部の下方の部分
    を視認し得ない床面等処理装置であって、前記回転接触
    処理部材の一部が装置本体の前方へはみ出すと共にその
    回転接触処理部材の回転中心が装置本体幅の中点から側
    方に偏心していることによりその回転接触処理部材の一
    部が装置本体の片側にもはみ出しており、後方の装置操
    作者からその回転接触処理部材のうち装置本体の片側へ
    のはみ出し部の位置を視認し得るように構成されている
    ことを特徴とする床面等処理装置。
JP2826791U 1991-03-29 1991-03-29 床面等処理装置 Pending JPH04116945U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120830A (ja) * 1985-11-16 1987-06-02 ハコ−ベルケ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフトウング ウント カンパニ 移動湿式清掃装置
JPH02185220A (ja) * 1988-12-19 1990-07-19 Star Ind Internatl Inc 搭乗式自動床洗浄機

Patent Citations (2)

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