JPH06154141A - 床面等処理装置及びその関連技術 - Google Patents

床面等処理装置及びその関連技術

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JPH06154141A
JPH06154141A JP21642892A JP21642892A JPH06154141A JP H06154141 A JPH06154141 A JP H06154141A JP 21642892 A JP21642892 A JP 21642892A JP 21642892 A JP21642892 A JP 21642892A JP H06154141 A JPH06154141 A JP H06154141A
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JP
Japan
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driving force
floor surface
rotary
curved surface
convex
Prior art date
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Pending
Application number
JP21642892A
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English (en)
Inventor
Riichi Nishiwaki
利一 西脇
Kazuhiro Nakazawa
一博 中澤
Katsuji Nakaji
勝治 中路
Kenji Shimizu
健司 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Corp
Original Assignee
Yamazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体と床磨き用パッド等との着脱が容易であ
ると共に床面等の傾斜や凹凸などの変化にも対応性が高
い。 【構成】 凸曲面175及び凹曲面183は回転対称状
であり、而も収容部200は上下方向に余裕を有しつつ
突起部177を収容する。連結部44と回転駆動力伝達
部169の軸線方向が完全に一致しておらず一方に対し
他方が任意方向にある程度傾斜した状態でも、凸曲面1
75は凹曲面183により支持され得ると共に突起部1
77は前記保持部に保持されて、回転駆動力伝達部16
9と連結部44との連結及び回転パッド42の正転駆動
に影響しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面・路面等を処理す
るための回転接触処理部材の連結部と回転駆動装置の回
転駆動力伝達部とが着脱自在に構成されてなる床面等処
理装置並びにその回転駆動装置及び回転接触処理部材に
関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】従来、床磨き
用パッド等の回転接触処理部材の連結部とそれを駆動す
る回転駆動装置の回転駆動力伝達部とが着脱自在に構成
された床面等処理装置においては、回転駆動力伝達部と
回転接触処理部材の連結部とを、例えば複数の止め金等
を用いて同軸状に連結固定し、それを解除することによ
り取り外していた。しかしながら、このような従来装置
では、その固定手段よりして、本体と床磨き用パッド等
との着脱に手間を要するため、対象面や処理の種類ある
いは仕上げの段階に応じて頻繁に着脱を繰り返すような
場合には特に煩雑であると共に、回転接触処理部材の回
転軸線が回転駆動力伝達部に対し固定されているので床
面等の傾斜や凹凸などの変化にも対応性が良いとは言え
ず、処理むらの原因ともなるものであった。
【0003】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、本体と床磨き用パッド等との着脱が容易である
と共に床面等の傾斜や凹凸などの変化にも対応性が高い
床面等処理装置、回転駆動装置及び回転接触処理部材を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の床面等処理装置は、床面・路面等を処理す
るための回転接触処理部材の連結部と回転駆動装置の回
転駆動力伝達部とが着脱自在に構成されてなる床面等処
理装置であって、前記回転駆動力伝達部は、下又は斜め
下に凸の回転対称状の凸曲面及びn回回転対称状に設け
られた半径方向外方に突出するn個(nは2以上の整数
である。)の突起部を有してなり、前記連結部は、上方
に開口すると共に、下又は斜め下に凸の回転対称状の凹
曲面及びn回回転対称状に設けられたn個の保持部を有
し、前記保持部は、上側に脱落防止部が設けられ前記突
起部の少なくとも一部を上下方向に余裕を有しつつ収容
する収容部と、その突起部の周方向正転方向側を受止す
る受止部とを有し、収容部の周方向逆転方向側が開放さ
れてなり、回転駆動力伝達部と連結部の軸線方向が近い
状態及び一致する状態において、前記凹曲面が前記凸曲
面を支持し得ると共に前記保持部が前記突起部を保持し
得るよう構成されている。
【0005】また、上記連結部が、各脱落防止部の上側
から正転方向側の別の保持部に向かって突起部を案内す
る螺旋状の斜面を有するものとすることもできる。また
上記目的を達成するために、本発明の回転駆動装置は、
下又は斜め下に凸の回転対称状の凸曲面及びn回回転対
称状に設けられた半径方向外方に突出するn個(nは2
以上の整数である。)の突起部を有してなる回転駆動力
伝達部を備えたものとしている。更に、本発明の回転接
触処理部材は、上方に開口すると共に、下又は斜め下に
凸の回転対称状の凹曲面及びn回回転対称状に設けられ
たn個の保持部を有し、前記保持部は、上側に脱落防止
部が設けられた収容部と受止部とを有し、収容部の周方
向逆転方向側が開放されてなる連結部を備えたものとし
ている。
【0006】
【作用】回転接触処理部材における上方に開口する連結
部に、回転駆動装置の回転駆動力伝達部を、上方から嵌
合させる。その嵌合を、連結部と回転駆動力伝達部の中
心及び軸線方向が一致した状態又は近接した状態で行
い、連結部に対し相対的に正転方向に回転駆動力伝達部
を回転させると、n回回転対称状に設けられた半径方向
外方に突出するn個の突起部が、n回回転対称状に設け
られたn個の保持部にそれぞれ保持され、凸曲面が、凹
曲面に支持される。突起部の少なくとも一部が、保持部
の収容部における開放された周方向逆転方向側から収容
され、突起部の周方向正転方向側が保持部における受止
部に受止され、収容部の上側に脱落防止部が設けられて
いるので、その状態で回転駆動力伝達部がその軸線を中
心として正転方向に回転することにより、その回転駆動
力伝達部と連結部との連結が保持されて回転接触処理部
材が正転駆動される。
【0007】凸曲面及び凹曲面は回転対称状であり、而
も収容部は上下方向に余裕を有しつつ突起部の少なくと
も一部を収容するものであるから、連結部と回転駆動力
伝達部の軸線方向が完全に一致しておらず一方に対し他
方が任意方向にある程度傾斜した状態でも、凸曲面は凹
曲面により支持され得ると共に突起部は保持部に保持さ
れて、回転駆動力伝達部と連結部との連結及び回転接触
処理部材の正転駆動に影響しない。連結部の各脱落防止
部の上側から正転方向側の別の保持部に向かって突起部
を案内する螺旋状の斜面があると、連結部に回転駆動力
伝達部を上方から嵌合させ、連結部に対し相対的に正転
方向に回転駆動力伝達部を回転させて回転駆動力伝達部
と連結部を連結させる際に、突起部は螺旋状の斜面に沿
って保持部に案内され、保持される。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図面は何れも、本発明の1実施例としての、前部に
おける回転パッドの中央部に洗剤を撒布しつつその回転
パッドにより床面の洗浄を行うと共に、装置本体の後方
に配装した吸取り器によって使用済洗剤等を吸取る床面
清掃機についてのものである。そのうち図1は装置全体
の正面概略図、図2はその平面概略図、図3はその右側
面概略図、図4及び図5は、それぞれ正面要部概略図で
ある。
【0009】移動支持台10は、車輪12及び自在車輪
14によって床面上に移動自在に、すなわち前後動及び
自在車輪14による方向転換自在に支持されている。移
動支持台10の前部の両側に支柱16が立設され、支柱
16の上端部に水平支持軸18が回動自在に支持されて
いる。水平支持軸18の一端部(図2における上端
部。)には、操作レバー19の基部が固着されている。
20は、操作レバー19の端部に位置する把手である。
把手20を上下動させることにより水平支持軸18が回
動する。21は、移動支持台10に立設された支柱、2
2及び23は、それぞれ操作レバー19を上方位置及び
下方位置において保持するための保持部材である。
【0010】24は支持フレームである。支持フレーム
24は、後端部の両側に立設された連結柱26、及び、
その連結柱26に端部が固定され、基部が水平支持軸1
8に回動自在に支持されたベアリングユニット28によ
って、移動支持台10に対し上下揺動自在に支持されて
いる。30は、支持フレーム24に立設された案内柱、
32は、両案内柱30の上端部を連結する連結部材であ
る。両案内柱30間の連結部材32の下方には、動作レ
バー34の先端部が挿入されている。動作レバー34の
基部は、水平支持軸18に固着されており、水平支持軸
18の回動に従って上下揺動する。
【0011】36は、両案内柱30に外嵌された圧縮コ
イルバネである。圧縮コイルバネ36の下端部は支持フ
レーム24の上面に接し、圧縮コイルバネ36の上端部
は動作レバー34の先端の下方に位置する。38は、支
持フレーム24上に支持された駆動モータである。駆動
モータ38の出力軸(図示を略す。)には駆動プーリ
(図示を略す。)が固定されており、この駆動プーリと
従動プーリ40とに亙って駆動ベルト41が架け渡され
ている。
【0012】42は、平面円形状をなす床洗浄用の回転
パッド(回転接触処理部材)である。従動プーリ40に
結合された回転駆動力伝達部(後出)が、回転パッド4
2の中央上部に固定された連結部44に連結されること
により回転パッド42が回転駆動される。駆動手段とし
て他の様々な公知手段を利用し得ることは言うまでもな
い。回転接触処理部材としては、回転パッドのほかに回
転ブラシを始めとする様々なものを適用し得る。46
は、支持フレーム24から垂下された支持部材、48
は、その支持部材46に対し揺動可能に支持された揺動
部材、50はその揺動軸である。揺動部材48の中間部
には車輪52(低摩擦性の接触手段)が回転自在に設け
られており、揺動部材48の端部には、重り54が固定
されている。55は、車輪52の回転軸である。この重
り54によって、車輪52が回転パッド42の上面に押
しつけられ、その接点において回転パッド42に対しほ
ぼ下向きの荷重を載荷している。56は、回転パッド4
2を交換するような時に、鈎形に折曲された下端部56
aにおいて重り54を受け止めるための受止部材であ
る。
【0013】回転パッド42の回転軸線の方向は、後述
のように可動である。すなわち任意方向にある程度傾斜
可能である。従って、車輪52により、支持フレーム2
4に対し実質上一定の位置において重り54等による下
向きの荷重を回転パッド42に載荷することにより、回
転パッド42の回転軸線を、床面に対しその載荷位置に
向かう若干の傾斜状態に維持してその回転パッド42を
回転させることができる。すると、床面と回転パッド4
2との間の摩擦力の不均衡により、図示の例の場合前方
への駆動力が発生する。そのため、例えば装置の重量が
重い場合でも、床面等に対する処理を行いつつ装置をそ
の所定の向きに移動させるのが容易である。また回転パ
ッド42の可動回転軸線は、荷重の載荷によって若干傾
斜させるものであるから、凹凸があったり傾斜が変化し
たりする床面等に対しても、回転軸線の若干の傾斜状態
をある程度維持することができる。そのため移動容易性
はこのような床面等の変化にあまり妨げられない。
【0014】なお、回転パッド42に荷重を載荷する位
置を移動させたり、複数の載荷手段を設けて適宜選択す
るようにすることにより、下向きの荷重を載荷する位置
を装置全体に対し可変とすれば、必要な向きに容易に装
置を移動し得る。更に、回転軸線の傾斜は、例えば回転
軸自体を傾斜状態に維持することにより実現することも
可能である。この場合も所定方向への駆動力が得られ
る。58は、回転パッド42によって洗浄水等が後方へ
飛散することを防ぐためのゴム板、60は、回転パッド
42及びその駆動系をカバーするために支持フレーム2
4に取り付けられた可動カバーである。把手20及び操
作レバー19が図1に実線で示される中間位置にあると
きは、回転パッド42及びその上方に連なる駆動系並び
に可動カバー60等の自重により、回転パッド42は床
面に圧接する。
【0015】把手20を持ち上げて操作レバー19を保
持部材22に保持させると、図4に示されるように動作
レバー34が下方へ揺動して圧縮コイルバネ36を下方
へ押圧する。この圧縮コイルバネ36の圧縮により発生
する弾性力により、支持フレーム24等を介して回転パ
ッド42は床面に弾性的に過圧圧接される。そしてその
反力は、水平支持軸18及び保持部材22を介して移動
支持台10において支持される。従って、処理態様や床
面の材質等に応じて、例えば過圧圧接により汚れ落とし
等の処理効率を高めたり、過圧をかけずに床面を保護す
るように適切に処理することが可能である。而も、回転
パッド42は、床面等における傾斜や凹凸などに適応し
て、圧接状態を保持しつつ上下動可能であるから、処理
むら防止の効果も発揮し得る。
【0016】なお、例えば操作レバー19を上方に保持
する位置に複数の段階を設けることにより、回転パッド
42を圧縮コイルバネ36を介して床面に過圧圧接させ
る圧接力の大きさを、圧縮コイルバネ36の変形度を切
換えて複数の段階に変化させ得るようにすると、処理の
態様に応じて過圧圧接力の大きさを適切に選択してより
一層効果的に処理を行うことができる。次に、把手20
を押し下げて操作レバー19を保持部材23に保持させ
ると、図5に示されるように動作レバー34が上方へ揺
動し、連結部材32及び案内柱30を介して支持フレー
ム24、回転パッド42、可動カバー60等が持ち上げ
られた状態が保持される。この状態において、回転パッ
ド42の交換等を容易に行い得る。
【0017】62は側面L形をなす連結部材である。連
結部材62における垂直部の上端部は回動軸64を介し
て移動支持台10に連結され、連結部材62の水平部の
後端部には、回動軸66を介して吸取り器68が連結さ
れている。また連結部材62における垂直部の下端前部
と、その前方において移動支持台10から垂下された突
起部70との間に、引張コイルばね72が架装され、引
張コイルばね72による前方への引張力により、連結部
材62に図1における時計回りのモーメントを作用させ
て吸取り器68の床面に対する追従性を高めている。図
6は、吸取り器68の要部底面図、図7及び図8は、そ
れぞれ吸取り器68の横断面概略図である。74は天
板、76は、天板74の下面に固定された吸込み口部材
である。吸込み口部材76は、74の両端部間に亙る横
長の吸込み口78を有している。76aは、その吸込み
口78の外壁を構成する垂下部である。天板74の中央
部には吸引管連結部80が上方に突設されており、吸引
管連結部80の内側が、吸込み口78に通ずる吸込み孔
82に形成されている。74aは、天板基部である。
【0018】前側の垂下部76aの前面には、サポート
板84、前ブレード86、サポート板88及び押さえ板
90が、前方に向かってこの順に重ねて設けられてい
る。前ブレード86の下端は接面端縁部を構成してお
り、その全長に亙ってほぼ床面92に接する。サポート
板84及び88は、上下方向長さが前ブレード86より
も短く、それらの下端は床面92の上方に位置する。サ
ポート板84及び88は、前ブレード86の前後面に接
して前ブレード86の撓み過ぎを防ぎ、以って床面92
上に吸取り器68を支持する支持力を発生させている。
サポート板84及び88の下端を床面92の上方に位置
させているのは、前ブレード86の下端が床面92に接
しつつ前後に移動することによって前ブレード86の下
部が撓み易くするためである。
【0019】後側の垂下部76aの後面には、後ブレー
ド94、サポート板96及び押さえ板98が、後方に向
かってこの順に重ねて設けられている。天板74、吸込
み口部材76、押さえ板90及び押さえ板98は、剛性
材料製であり、サポート板84、前ブレード86、サポ
ート板88、後ブレード94及びサポート板96は、弾
力性のある面状材料製である。具体的には、合成ゴム、
天然ゴム、プラスチック、天然革、合成革等の板状材料
を例示することができる。図9は、前ブレード86の一
部拡大底面図である。前ブレード86における基板部1
01の前側には、上下端に亙って多数の突条103が等
間隔に設けられ、隣り合う突条103の間に、上下端に
亙る多数の凹溝105が形成されている。また後ブレー
ド94における基板部107の後側には、上下端に亙っ
て多数の突条109が等間隔に設けら、隣り合う突条1
09の間に、上下端に亙る多数の凹溝111が形成され
ている。
【0020】吸取り器68における天板74の両端部上
側に設けられた113はバンパーである。図3に示され
る115は重り、117は、重り115をカバーする円
形カップ形の緩衝部材であって、ボルト127によって
天板74に対し回動可能なように支持されている。この
緩衝部材117が天板74の両端部において前後及び外
側に張出すことにより、壁面と吸取り器68との間の緩
衝作用を発揮する。前ブレード86及び後ブレード94
に摩滅抑制のために硬めの材料を使用すると、十分な撓
みが得られなくなったり、全長に亙って床面92に接し
得なくなったりするおそれがあるので、重り115によ
ってそれを防いでいる。なお、128は、サポート板9
6の下端縁部に間隔おきに設けられた切欠であって、サ
ポート板84及びサポート板88にも同様に切欠が設け
られている。また連結部材62は、その垂直部を中心に
水平面内で揺動可能なように構成して吸取り器68の位
置を周囲の状況に適合させ得るようにすることもでき
る。
【0021】図7に示されるように、吸取り器68を前
方へ移動させることにより、前ブレード86が床面92
との摩擦によって後方へ撓んでその凹溝105が床面9
2との間に空隙を形成する。吸込み孔82を介して吸引
を行うことにより、前記空隙を通じて、床面92上の洗
剤等の被吸取り物および/または外部空気が吸込み口7
8に向かって吸込まれる。従って前方移動時には、前ブ
レード86の凹溝105による空隙を通じて床面92上
の使用済み洗剤が吸取られる。なお、被吸取り物は、液
体や気体などの流体に限らない。粒状体等を始めとする
固体も含まれる。後ブレード94は、床面92との摩擦
によって後方へ撓んでその後ブレード94の基板部10
7と床面92との間がほぼ密接状態となる。従って前方
移動時には、前ブレード86の凹溝105による空隙を
通じて後ブレード94と前ブレード86との間に取り込
まれた使用済み洗剤を後ブレード94と床面92の間か
ら逃がすことが防止され、被吸取り物の取り残しが防が
れる。
【0022】図8に示されるように、吸取り器68を後
方へ移動させると、後ブレード94が床面92との摩擦
によって前方へ撓んでその凹溝111が床面92との間
に空隙を形成する。吸込み孔82を介して吸引を行うこ
とにより、前記空隙を通じて、床面92上の洗剤等の被
吸取り物および/または外部空気が吸込み口78に向か
って吸込まれる。従って後方移動時には、後ブレード部
の凹溝111による空隙を通じて床面92上の使用済み
洗剤が吸取られる。また前ブレード86は床面92との
摩擦によって前方へ撓んでその前ブレード86の基板部
101と床面92との間がほぼ密接状態となる。従って
後方移動時には、後ブレード94と前ブレード86との
間に取り込まれた被吸取り物を前ブレード86と床面9
2の間から逃がすことが防がれる。129はエネルギ源
としての蓄電池である。131は、蓄電池129を載置
するための載置台であって、ベアリング133によって
移動支持台10上に移動自在に支持されている。135
は、載置台131の把手である。
【0023】137は、載置台131を矢示のように装
置の側方へ引き出すための軌道板、139は、両137
軌道板を連結する連結板である。軌道板137は、通常
は、図1、図2及び図3に実線で示されているように垂
直状に跳ね上げられた状態に保持されており、蓄電池1
29のメンテナンスの際には、図2及び図3に2点鎖線
で示されるように、ヒンジ部141を中心に90度回動
させて装置の側方へ水平状に張出させ、軌道板137の
外側に折畳自在に設けられた脚部143を跳ね出させて
軌道板137の端部を支持する。このようにして載置台
131を軌道板137上に引き出すことにより、蓄電池
129の重量が大きくても容易にメンテナンス可能であ
る。なお、144は、載置台131用の止め金である。
145は、吸引管連結部80に連結される吸引管、14
7は、吸引管145が接続される使用済み洗剤回収タン
ク、149は、吸引力発生装置である。また151は洗
剤タンク、153は洗剤供給管である。吸引管145及
び洗剤供給管153は、フレキシブルな材料により形成
されている。
【0024】157は本体カバー、159は本体把手で
ある。使用済み洗剤回収タンク147、吸引力発生装置
149、洗剤タンク151及び本体カバー157は、移
動支持台10上に支持されている。回転パッド42及び
可動カバー60は、本体カバー157の前方へはみ出す
と共に、回転パッド42が図3における右方(図2にお
ける上方)に偏心して設けられているので、回転パッド
42及び可動カバー60は図3における本体カバー15
7の右方へもはみ出している。161は、右方はみ出し
部を示す。図3に表わされるとおり、後方の装置操作者
からは支持フレーム24の下方の部分を視認し得ない
が、回転パッド42の回転中心が装置本体幅の中点から
右方に偏心していることにより回転パッド42のうち装
置本体の右側へのはみ出し部の位置を視認し得るので、
装置操作者が回転パッド42による処理状況を把握し易
く、処理作業を円滑且つ確実に行うことができる。
【0025】また回転パッド42の装置本体からのはみ
出しは両側でなく片側なので、回転パッド42の大型化
が回避されて駆動モータ38に要するトルクが抑えら
れ、また装置本体の前方へもはみ出しているので、入り
組んだ場所や壁際等における使用にも適応性がある。図
10は、回転パッド42及びその周辺部についての要部
破砕断面図である。163は、支持フレーム24に設け
られた擂り鉢状凹部である。擂り鉢状凹部163の中央
部下方に中空固定軸165が連結されており、洗剤導入
管167が、擂り鉢状凹部163の中央底部から中空固
定軸165内に挿入され、洗剤供給管153が連結され
る洗剤導入管167の上端部が擂り鉢状凹部163の中
央底部から上方へ突出している。従って洗剤供給管15
3から洗剤導入管167を経て中空固定軸165内に導
入された洗剤は、下部開口部165aから回転パッド4
2の中央部の床面上に撒布される。
【0026】169は、玉軸受171及び173を介し
て中空固定軸165の外周側に回転自在に支持された回
転駆動力伝達部である。回転駆動力伝達部169の上側
に、ボルト174によって従動プーリ40が固定されて
いる。従動プーリ40は、中央底部が開口した盆形をな
しており、その外周面に駆動ベルト41が捲回されてい
る。駆動モータ38によって駆動ベルト41が循環駆動
されることにより、回転駆動力伝達部169は従動プー
リ40と一体的に中空固定軸165の回りを回転する。
図11は、回転駆動力伝達部169の平面図、図12は
その側面図、図13は、図11におけるXIII−O−XIII
線断面図である。回転駆動力伝達部169は底部が開口
するカップ形をなし、下部外周面が、斜め下に凸の回転
対称状の凸曲面175に形成されている。177は、上
下中間部の外周面から半径方向外方に突出する断面楕円
形状の突起部である。突起部177は2回回転対称状に
設けられている。なお突起部177の突出方向に半径方
向外方以外の成分例えば上下方向の成分があっても勿論
差し支えない。連結部44は、内殻部179及び外殻部
181からなる。
【0027】図14は、内殻部179の平面図、図15
はその側面図、図16はその背面図、図17は、図14
におけるXVII−XVII線断面図である。合成樹脂等の軟ら
かめの材料からなる内殻部179は、周壁180の内周
面が斜め下に凸の回転対称状の凹曲面183によって構
成された椀形をなしており、底部は開口している。18
5は、2回回転対称状に外方に突設された受止突起、1
87は、突起部177の周方向正転方向側を受止する受
止面である。受止突起185における受止面187の裏
側には、複数の凹溝189が上下方向に設けられてい
る。図18は、外殻部181の平面図、図19はその側
面図、図20は、図18におけるXX−XX線断面図、図2
1は、図18におけるXXI −XXI 線断面図、図22は、
図18におけるXXII−O−XXII線断面図である。
【0028】アルミニウムダイカストの外殻部181
は、外周側にフランジ部191を有する円筒部193
と、円筒部193から半径方向距離を隔てた内側に位置
する底部開口の椀形部195を有する。椀形部195の
下部内周面は、斜め下に凸の回転対称状の凹曲面197
によって構成されている。199は、円筒部193にお
ける上端部の一部から内方に張出した脱落防止部であっ
て2回回転対称状に設けられている。各脱落防止部19
9の下方が収容部200である。収容部200の周方向
逆転方向側200a及び半径方向内方200bは開放さ
れ、周方向正転方向側200cは閉塞されている。20
2は、各脱落防止部199の上面から正転方向側の収容
部200に向かって設けられた螺旋状の斜面である。ま
た204は、受止突起185の外側部を嵌合させるため
の嵌合溝である。 図23は、外殻部181の内側に内
殻部179が嵌込まれてなる連結部44の平面図、図2
4は、図23におけるXXIV−XXIV線断面図である。
【0029】連結部44は上方に開口し、外殻部181
における椀形部195の内側には内殻部179における
周壁180が嵌合している。また収容部200の周方向
正転方向側200cに受止突起185が嵌込まれ、受止
突起185の外側部は、204に嵌合している。そして
受止突起185、脱落防止部199及び収容部200が
保持部を構成している。この状態において、内殻部17
9の上面と脱落防止部199の下面との距離は、突起部
177の上下方向長さよりも長く設定されている。連結
部44に回転駆動力伝達部169を上方から嵌合させる
際に、その嵌合を、連結部44と回転駆動力伝達部16
9中心及び軸線方向が一致した状態又は近接した状態で
行い、連結部44に対し相対的に正転方向に回転駆動力
伝達部169を回転させると、2回回転対称状に設けら
れた2個の突起部177が、2回回転対称状に設けられ
た受止突起185、脱落防止部199及び収容部200
からなる保持部にそれぞれ保持され、図10に示される
ように凸曲面175が、凹曲面183に支持される。
【0030】突起部177が、収容部200における開
放された周方向逆転方向側200aから収容され、突起
部177の周方向正転方向側が受止面187に受止さ
れ、収容部200の上側に脱落防止部199が設けられ
ているので、その状態で回転駆動力伝達部169がその
軸線を中心として正転方向(図23における反時計回
り。)に回転することにより、その回転駆動力伝達部1
69と連結部44との連結が保持されて回転パッド42
が正転駆動される。凸曲面175及び凹曲面183は回
転対称状であり、而も収容部200は上下方向に余裕を
有しつつ突起部177を収容するものであるから、連結
部44と回転駆動力伝達部169の軸線方向が完全に一
致しておらず一方に対し他方が任意方向にある程度傾斜
した状態でも、凸曲面175は凹曲面183により支持
され得ると共に突起部177は前記保持部に保持され
て、回転駆動力伝達部169と連結部44との連結及び
回転パッド42の正転駆動に影響しない。従って、連結
を容易に行うことができると共に、床面等の傾斜や凹凸
などの変化にも対応性が高い。
【0031】連結部44における各脱落防止部199の
上面から正転方向側の収容部200に向かって螺旋状の
斜面202が設けられているので、連結部44に回転駆
動力伝達部169を上方から嵌合させ、連結部44に対
し相対的に正転方向に回転駆動力伝達部169を回転さ
せて回転駆動力伝達部169と連結部44を連結させる
際に、突起部177は螺旋状の斜面202に沿って収容
部200に案内される。そのため連結を一層円滑に行う
ことができる。回転パッド42は、支持フレーム24に
対し固定された中空固定軸165に対し玉軸受171及
び173(並びに回転駆動力伝達部169及び連結部4
4)を介して回転自在に支持されているので、駆動モー
タ38、駆動ベルト41及び従動プーリ40等によって
支持フレーム24に対し回転駆動される。そして回転パ
ッド42を回転させつつ、支持フレーム24に対し相対
的に静止状態が保たれた中空固定軸165の上部開口部
から洗剤タンク151からの洗剤を洗剤供給管153及
び洗剤導入管167を介して供給し、それを下部開口部
165aから回転パッド42の中央部の床面上へ撒布し
て回転パッド42により洗浄することができる。
【0032】中空固定軸165へ洗剤を導入する洗剤導
入管167の周囲は、擂り鉢状凹部163によって囲ま
れているので、洗剤導入管167又はその周辺部から漏
洩する洗剤が擂り鉢状凹部163に貯留され、洗剤を不
用意に飛散させて装置以外の周辺部を汚損することや装
置の機構に対し悪影響を及ぼすこと等を一層確実に防ぐ
ことができる。なお、以上に説明した実施例以外にも、
本発明の要旨を逸脱せずに様々な応用及び改変を行うこ
とが可能であることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明の床面等処理装置、回転駆動装置
及び回転接触処理部材では、連結部に回転駆動力伝達部
を上方から嵌合させ、連結部に対し相対的に正転方向に
回転駆動力伝達部を回転させると、連結部と回転駆動力
伝達部の軸線方向が完全に一致しておらず一方に対し他
方が任意方向にある程度傾斜した状態でも回転駆動力伝
達部と連結部を連結し得、而もそのような軸線方向の不
一致が回転接触処理部材の正転駆動に影響しないので、
連結を容易に行うことができると共に、床面等の傾斜や
凹凸などの変化にも対応性が高い。また、連結部が各脱
落防止部の上側から正転方向側の別の保持部に向かって
突起部を案内する螺旋状の斜面を有すると、突起部が螺
旋状の斜面に沿って保持部に案内され、保持部に保持さ
れるので、回転駆動力伝達部と連結部との連結をより円
滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体の正面概略図である。
【図2】装置全体の平面概略図である。
【図3】装置全体の右側面概略図である。
【図4】装置全体の正面要部概略図である。
【図5】装置全体の正面要部概略図である。
【図6】吸取り器の要部底面図である。
【図7】吸取り器の横断面概略図である。
【図8】吸取り器の横断面概略図である。
【図9】前ブレードの一部拡大底面図である。
【図10】要部破砕断面図である。
【図11】回転駆動力伝達部の平面図である。
【図12】回転駆動力伝達部の側面図である。
【図13】図11におけるXIII−O−XIII線断面図であ
る。
【図14】内殻部の平面図である。
【図15】内殻部の側面図である。
【図16】内殻部の背面図である。
【図17】図14におけるXVII−XVII線断面図である。
【図18】外殻部の平面図である。
【図19】外殻部の側面図である。
【図20】図18におけるXX−XX線断面図である。
【図21】図18におけるXXI −XXI 線断面図である。
【図22】図18におけるXXII−O−XXII線断面図であ
る。
【図23】連結部の平面図である。
【図24】図23におけるXXIV−XXIV線断面図である。
【符合の説明】
44 連結部 165 中空固定軸 169 回転駆動力伝達部 171 玉軸受 173 玉軸受 175 凸曲面 177 突起部 183 凹曲面 185 受止突起 187 受止面 199 脱落防止部 200 収容部 202 斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 健司 大阪市浪速区下寺3丁目18番7号 山崎産 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面・路面等を処理するための回転接触処
    理部材の連結部と回転駆動装置の回転駆動力伝達部とが
    着脱自在に構成されてなる床面等処理装置であって、前
    記回転駆動力伝達部は、下又は斜め下に凸の回転対称状
    の凸曲面及びn回回転対称状に設けられた半径方向外方
    に突出するn個(nは2以上の整数である。)の突起部
    を有してなり、前記連結部は、上方に開口すると共に、
    下又は斜め下に凸の回転対称状の凹曲面及びn回回転対
    称状に設けられたn個の保持部を有し、前記保持部は、
    上側に脱落防止部が設けられ前記突起部の少なくとも一
    部を上下方向に余裕を有しつつ収容する収容部と、その
    突起部の周方向正転方向側を受止する受止部とを有し、
    収容部の周方向逆転方向側が開放されてなり、回転駆動
    力伝達部と連結部の軸線方向が近い状態及び一致する状
    態において、前記凹曲面が前記凸曲面を支持し得ると共
    に前記保持部が前記突起部を保持し得るよう構成されて
    いることを特徴とする床面等処理装置。
  2. 【請求項2】上記連結部が、各脱落防止部の上側から正
    転方向側の別の保持部に向かって突起部を案内する螺旋
    状の斜面を有する請求項1記載の床面等処理装置。
  3. 【請求項3】下又は斜め下に凸の回転対称状の凸曲面及
    びn回回転対称状に設けられた半径方向外方に突出する
    n個(nは2以上の整数である。)の突起部を有してな
    る回転駆動力伝達部を備えた回転駆動装置。
  4. 【請求項4】上方に開口すると共に、下又は斜め下に凸
    の回転対称状の凹曲面及びn回回転対称状に設けられた
    n個の保持部を有し、前記保持部は、上側に脱落防止部
    が設けられた収容部と受止部とを有し、収容部の周方向
    逆転方向側が開放されてなる連結部を備えた回転接触処
    理部材。
JP21642892A 1992-07-21 1992-07-21 床面等処理装置及びその関連技術 Pending JPH06154141A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849097A (en) * 1996-02-09 1998-12-15 Diversey Lever, Inc. Apparatus for processing a base with a rotating member
JP2001327442A (ja) * 2000-05-25 2001-11-27 Amano Corp 床面洗浄清掃機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5849097A (en) * 1996-02-09 1998-12-15 Diversey Lever, Inc. Apparatus for processing a base with a rotating member
JP2001327442A (ja) * 2000-05-25 2001-11-27 Amano Corp 床面洗浄清掃機

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