JPH04116885A - フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板

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JPH04116885A
JPH04116885A JP23567290A JP23567290A JPH04116885A JP H04116885 A JPH04116885 A JP H04116885A JP 23567290 A JP23567290 A JP 23567290A JP 23567290 A JP23567290 A JP 23567290A JP H04116885 A JPH04116885 A JP H04116885A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
aromatic polyamide
present
modulus
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP23567290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kasatani
秀雄 笠谷
Kazutomi Mori
一富 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は改良されたフレキシブルプリント配線板(以下
、FPOと略す)に関するものであり、更に詳しくは絶
縁基板に、優れた面配向性により極めて高い強度を等方
向に有し、且つ優れた寸法安定性を有するパラ配向性の
芳香族ポリアミドフィルムを用いたFPCに関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、電子機器の小型・軽量化という根強いニーズに支
えられ、通常のリジッドタイプに比べ軽量で占用面積が
小さく、自由な立体配線と配線の単純化が可能なFPC
に対する需要はとみに高まりつつあり、その中で、絶縁
フィルム上に導電性塗料で、回路を形成したFPCが提
案されている(特開昭64−19795号公報)。
このFPCの基板として、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリイミド等のフィルムが従来用いられて
いる。しかし、PETでは耐熱性が低く、特に高温での
寸法安定性が悪く、性能的に十分とは言えない。一方、
ポリイミドは耐熱性は高いものの機械的物性が十分でな
く、特にパターンの精密化、多層化の進行に伴ない、ロ
ールプロセスにおけるテンション下での変形等の問題が
あって、比較的厚いフィルムを用いる必要があり、機器
の薄型化のメリットを損なうとともに、高価なポリイミ
ドフィルムを多量に使用するため製品コストが高くなる
欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、基板素材として機械的性能及び耐熱性
の優れた芳香族ポリアミドフィルムを用い、フィルムの
薄手化及び低コスト化を図ることができるFPCを提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究した
結果、特殊な方法で製造して得られる高耐熱性、高ヤン
グ率及びパラ配向性を有する芳香族ポリアミドフィルム
をFPCの基板として用いることが有利であることを見
出し、更に研究を重ねて本発明を完成するに到ったもの
である。
すなわち本発明は、対数粘度が3.5以上で、少なくと
も一方向のヤング率が600kg/■2以上であるパラ
配向性の芳香族ポリアミドフィルムの片面又は両面に導
電性塗料による回路パターンを有すること特徴とするフ
レキシブルプリント配線板である。
本発明に用いられるパラ配向性の芳香族ポリアミドは、
次の構成単位からなる群より選択された単位から実質的
に構成される。
NHAr、  NH(1) Co  Arz  Co    (2)NHArn  
Co−(3) ここで、Ar+  Arz 、及びA r 3は各々2
価の芳香族基であり、(1)と(2)はポリマー中に存
在する場合は実質的に等モルである。
本発明の芳香族ポリアミドフィルムにおいて、良好な機
械的性能を確保するためには、Ar。
A r z +及びAr3は各々、いわゆる、直線配向
性の基である必要がある。
ここで、直接配向性とは、前述のようにその分子鎖を成
長させている結合が芳香族の反対方向に同軸又は平行的
に位置していることを意味する。
このような2価の芳香族基の具体例としては、パラフェ
ニレン、4.4′−ビフェニレン、L4−ナフチレン、
1,5−ナフチレン、2,5−ビリジレン等があげられ
る。それらはハロゲン、低級アルキル、ニトロ、メトキ
シ、シアノ基などの非活性基で1又は2以上置換されて
いてもよい。また本発明に用いられる2価の芳香族の特
別なものとして、で表される形の2価の基があげられる
。ここでXは、4以下の原子の連鎖により構成されるも
のである。Xとしては具体的には、トランス−CH=C
H−。
0     CF。
げられる。Ar1 、Arn 1及びAr、はいずれも
2種以上であってもよく、また相互に同じであっても異
なっていてもよい。
本発明に用いられるポリマーは、これまでに知られた方
法により、各々の単位に対応するジアミン、ジカルボン
酸、アミノカルボン酸より製造することが出来る。具体
的には、カルボン酸基をまず酸ハライド、酸イミダゾラ
イド、エステル等に誘導した後にアミノ基と反応させる
方法が用いられ、重合の形式もいわゆる低温溶液重合法
、界面重合法、溶融重合法、固相重合法等を用いること
が出来る。
本発明に用いる芳香族ポリアミドには、上記した以外の
基が約10モル%以下共重合されたり、他のポリマーが
ブレンドされたりしていてもよい。
本発明の芳香族ポリアミドとして最も代表的なものは、
ポリーP−フェニレンテレフタルアミド(以下PPTA
と略称する。)やポリーP−ベンズアミドであり、PP
TAが最も好ましく用いられる。
本発明に用いる芳香族ポリアミドの重合度は、あまりに
低いと本発明の目的とする機械的性質の良好なフィルム
が得られなくなるため、3.5以上の対数粘度η1r1
h  (硫酸100−にポリマー0.2gを溶解して3
0°Cで測定した値)を与える重合度のものを選ぶこと
が必要である。
フィルムは、少なくとも一方向のヤング率が600 k
g/mm”以上であることが必要であり、好ましくは8
00 kg/mm”以上、更に好ましくは1000 k
g / mm 2以上のものである。すなわち、フィル
ムの縞、横のどちらかのヤング率が600 kg / 
rnrn 2以上であるテンシライズドタイプ、または
纒、横の両方のヤング率が600kg/mm2以上でほ
ぼ等しいパランスタイプのフィルムを用いることができ
る。このようなフィルムは、その方向における変形抵抗
性が大きいことを意味し、またフィルムの腰の強さとも
関連している。腰の強さは特に清いフィルムのときに大
切な要素となる。
このようなりフグ率の大きいフィルムは、例えば特公昭
57−17886号公報等で開示された方法で製造した
フィルムを高温で熱処理して結晶性を高めることによっ
て得られる。該方法で得られたフィルムは、吸湿膨張係
数及び熱収縮率が小さい。
本発明のフィルムの吸湿膨張係数は、25°Cにおいて
30 X 10−’am/ mm/%RH以下であり、
熱収縮率は、250°Cにおいて0.01%以下である
このように吸湿及び温度による寸法変化の小さいフィル
ムを用いることが、高温多湿の夏と低湿乾燥の冬との季
節間差に関係なく FPCに一定の性能や機能を発揮さ
せる上で重要である。 熱処理は緊張下、定長下、無緊
張下、もしくは低張力下で行うことができ、これらの処
理を組み合わせで行うこともできる。このような吸湿膨
張係数及び熱収縮率の小さいフィルムを使用すると、回
路パターンの印刷や熱処理時に寸法変化を生じず、多層
パターンの印刷時のずれも生じない。
また本発明に用いられるフィルムは、実質的にボイドを
含まないものが好ましい。
本発明に用いられるフィルムの厚さは、20〜130μ
が好ましく、更に好ましくは25〜80μmである。厚
さが薄すぎると剛性が小さくなるため、導電性塗料の印
刷工程においてフィルムの波打ち、搬送不良等が起きや
すくなり、不良品が多くなる。従来のPET 、ポリイ
ミド等を用いた場合に比較し、本発明の場合、基板の弾
性率が高いために薄くすることが可能となる。
本発明に用いられるフィルムは、その硫酸等を溶媒とす
る光学異方性ドープを、支持面上に流延し、吸湿又は/
及び加熱により該ドープを光学等方性に転化したのち凝
固させ、洗浄後、必要なら一軸又は二軸に延伸し、次い
で収縮を制御しつつ乾燥した後、高温で熱処理し、結晶
性を増大させるという方法でつくることができる。
本発明に用いられるフィルムは、その性能の改良のため
に、芳香族ポリアミド以外の成分を含有させることがで
きる。この例として、難燃剤、易滑剤、接着性改良剤な
どがあげられ、フィルムを製造する際のドープへの添加
、又は、乾燥剤の湿潤フィルムへの含浸等の方法により
フィルム中に付与される。特に導電性塗料との接着性改
良のために、エポキシ系、アクリル系等の接着剤成分を
乾燥前の湿潤フィルムに含浸させる。接着性改良処理が
好ましく用いられる。
更に、プラズマ処理、コロナ放電処理等により表面状態
を改質することもできる。
本発明においては、上記の芳香族ポリアミドフィルム上
に、導電塗料により回路パターンを形成する。
本発明に用いる導電性塗料としては、金属粉末(例えば
酸化亜鉛や酸化錫、ニッケル、アルミニウム、銅銀等)
やカーボンブラック粉末、ニッケルフタロシアニン等の
有機金属化合物等をバインダー液に分散させた塗料が用
いられる。バインダーとしては特に限定されないが、耐
熱性の点からはエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
イミド樹脂、セルロース誘導体樹脂、アクリル樹脂等が
この好ましく用いられる。
回路パターンの形成は、例えば導電性塗料のスクリーン
印刷によって行なわれる。パターンは一層のみ形成する
こともでき、絶縁性樹脂を併用して多層を形成すること
もできる。また、片面のみに形成することもでき、両面
に形成してスルーホールで導通させることもできる。
(実施例〕 以下、本発明を実施例により説明する。なお、実施例中
、部、%とあるのは特に断らない限り重量部、重量%を
示す。
実施例 対数粘度ηinhが5,5のPPT^ポリマーを、99
.7%の硫酸にポリマー濃度11.5%となるように溶
解し、60°Cで光学異方性のあるドープを得た。この
ドープの粘度を常温で測定したところ、10600ボイ
ズだった。製膜しゃすくするために、二〇ドープを約7
0℃に保ったまま真空下で脱気した。
この場合も光学異方性を有し、粘度は4400ボイズで
あった。タンクからフィルターを通し、ギヤポンプを経
てダイに至る1、5mの曲管を約70°Cに保ち、0.
lmmX300mmのスリットを有するグイから、鏡面
に磨いたタンタル製のベル) (2m/分で移動)にキ
ャストし、相対湿度約85%の約90℃の空気を吹きつ
けて、流延ドープを光学等方化し、ベルトとともに、−
5゛Cの希硫酸中に導いて凝固させた。次いで凝固フィ
ルムをベルトから引きはがし、約40℃の温水中を走行
させて洗浄した。洗浄の終了したフィルムを乾燥させず
にテンターで延伸し、次いで別のテンターを用いて定長
下に240℃で熱乾燥した後、390℃で定長熱処理し
、更に無緊張下に、350°Cで熱処理した。
得られたフィルムは、厚さ50μ、フィルムの長尺方向
(以下MDと略す)の物性は、強度35kg/m1ll
” 、伸度16%、ヤング率1100kg/mm”熱収
縮率(250°C) 0.08%、吸湿膨張係数16×
10−’■/鴎/%、巾方向(以下TDと略す)の物性
は、強度33 kg/m+” 、伸度17%、ヤング率
1050kg/an”、熱収縮率(250°(: ) 
0.09%、吸湿膨張係数18 X 10−’m/鵬/
%であった。
このフィルムの上にスクリーン印刷装置を用いて、導電
性vA塗料のパターンを塗布し、140’Cで30分間
硬化させ、プリント配線板を得た。この配線板の線間抵
抗(線間隔1.0口)は5 XIO”Ωであった。
比較例 390°Cの足長熱処理及び350°Cの無緊張熱処理
をすることなく、これ以外は実施例と同様な方法でフィ
ルムを製造した。得られたフィルムは、厚さ30μ、M
D力方向物性は強度22kg/mm”、伸度38%、ヤ
ング率450 kg/mm” 、熱収縮率(250°C
) 0.28%、吸湿膨張係数45X10−’閣/閣/
%、TD力方向物性は強度19kg/lrm”、伸度3
9%、ヤング率42 Qkglo” 、熱収縮率(25
0”C) 0.36%、吸湿膨張係数51X10−’I
II!Il/Wl/%であった。
実施例と同様にプリント配線板を作成したが、腰が弱い
ために、ハンドリング中に変形し、正確なパターンを形
式することはできなかった。
〔発明の効果〕
本発明のFPCは、基板としてパラ配同型芳香族ポリア
ミドを用いることにより、耐熱性、寸法安定性、耐薬品
性及び難燃性にすぐれているのに加え、機械的強度、モ
ジュラスが大きい点が特徴であり、従来のグイ・ルム素
材を基板とした物に比べ、薄いフィルムを用いることが
でき、プロセス性の改良及び機器の薄型化が可能である
従って、このような特徴を活かして、種々の電気機器の
スイッチ、キーボード、タッチスイッチ等や、センサー
回路用として用いることができる。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 対数粘度が3.5以上で、少なくとも一方向のヤング率
    が600kg/mm^2以上であるパラ配向性の芳香族
    ポリアミドフィルムの片面又は両面に導電性塗料による
    回路パターンを有することを特徴とするフレキシブルプ
    リント配線板
JP23567290A 1990-09-07 1990-09-07 フレキシブルプリント配線板 Pending JPH04116885A (ja)

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JP23567290A JPH04116885A (ja) 1990-09-07 1990-09-07 フレキシブルプリント配線板

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