JPH04116253U - 車両のリヤパーセルシエルフにおける配線構造 - Google Patents
車両のリヤパーセルシエルフにおける配線構造Info
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- JPH04116253U JPH04116253U JP2785191U JP2785191U JPH04116253U JP H04116253 U JPH04116253 U JP H04116253U JP 2785191 U JP2785191 U JP 2785191U JP 2785191 U JP2785191 U JP 2785191U JP H04116253 U JPH04116253 U JP H04116253U
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- rear parcel
- parcel shelf
- wire harness
- hinge pin
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- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランプや粘着テープ等の別部材を用いるこ
となく、ワイヤーハーネスのトランクルームへの垂れ下
りを防止する。 【構成】 リヤパーセルシェルフ2を回動可能に支持す
るヒンジピン6に、貫通孔から成る中空部6aを形成
し、前記リヤパーセルシェルフ2の上面に配置されるス
ピーカ3等の電気機器のワイヤーハーネス8を前記ヒン
ジピン6の中空部6a内に挿通して配線する。
となく、ワイヤーハーネスのトランクルームへの垂れ下
りを防止する。 【構成】 リヤパーセルシェルフ2を回動可能に支持す
るヒンジピン6に、貫通孔から成る中空部6aを形成
し、前記リヤパーセルシェルフ2の上面に配置されるス
ピーカ3等の電気機器のワイヤーハーネス8を前記ヒン
ジピン6の中空部6a内に挿通して配線する。
Description
【0001】
本考案は、車両のリヤパーセルシェルフにおける配線構造に関し、更に詳しく
は、リヤパーセルシェルフの上面に設置されるスピーカ等の如き電気機器のワイ
ヤーハーネスの配線構造に関するものである。
【0002】
図4及び図5は、この種の配線構造の従来例を示すものである。図4に示すよ
うに、リヤシート1の後方にはリヤパーセルシェルフ2が配設されており、この
リヤパーセルシェルフ2の上面にスピーカ3が設置されている。
【0003】
上述のリヤパーセルシェルフ2は、左右一対のリヤパーセルサイド4の間に配
置されると共に、図5に示すように円柱状のヒンジピン6を介してリヤパーセル
サイド4に対して回動可能に取付けられている。
【0004】
しかして、リヤパーセルシェルフ2は、通常時は水平位置に配置され、バック
ドアを開いてトランクルーム7へ荷物を積み降ろしする際には、荷物の積み降ろ
し空間を広くとるためにヒンジピン6を中心に図4において矢印A方向に回動さ
れるようになっている。
【0005】
一方、スピーカ3のワイヤーハーネス8は、図4に示すようにリヤパーセルシ
ェルフの裏面側に垂れ下がらせて、さらに図5に示すようにリヤパーセルシェル
フ2及びリヤパーセルサイド4の垂下片(対向片部)9,10の下方に引き回し
、図外のインストルメントパネル等に取付けられたラジオ受信機等に接続するよ
うにしているのが実状である。
【0006】
しかしながら、上述の如き従来の配線構造では、スピーカ3のワイヤーハーネ
ス8が図4に示すようにトランクルーム7内に垂れ下った状態で配線されるため
、トランクルーム7への荷物の積み降し作業に際して邪魔な存在になる。場合に
よっては、垂れ下がったワイヤーハーネス8に荷物が引っ掛かって荷物が損傷を
受けたり、或いは、ワイヤーハーネス8が断線されてしまう等の不具合を生じる
おそれがある。
【0007】
そこで、このような不具合を解消するためには、ワイヤーハーネス8をクラン
プや粘着テープ等でリヤパーセルシェルフ2又はリヤパーセルサイド4に止着し
て垂れ下り防止を図るようにすればよいが、この場合には、別部材としてクラン
プや粘着テープ等を必要とするため部品点数が多くなる上に、配線作業も面倒に
なる。
【0008】
本考案は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、別部
材を用いることなく、ワイヤーハーネスの垂れ下りを解消し得るような構成を有
する車両のリヤパーセルシェルフにおけるワイヤーハーネスの配線構造を提供す
ることにある。
【0009】
上述の目的を達成するために、本考案では、車両のリヤパーセルシェルフを回
動可能に支持するヒンジピンに、貫通孔から成る中空部を形成し、前記リヤパー
セルシェルフの上面に配置される電気機器のワイヤーハーネスを前記ヒンジピン
の中空部内に挿通して配線するようにしている。
【0010】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜図3を参照して説明する。なお、図1〜
図3において図4及び図5と同一の部分には同一の符号を付すこととする。
【0011】
図1は、バックドア(図示せず)を具備する四輪自動車10を示すものである
。この自動車10のリヤシート1の後方には、板状のリヤパーセルシェルフ2が
配設され、このリヤパーセルシェルフ2上に一対のスピーカ3が取付けられてい
る。
【0012】
上述のリヤパーセルシェルフ2は、車体の両側部に固定配置されたリヤパーセ
ルサイド4間に回動可能な状態で配置されている。すなわち、図2及び図3に示
すように、リヤパーセルシェルフ2の両側部にそれぞれ設けられた垂下片9の前
端側部分にヒンジピン6が貫通状態で固着されており、このヒンジピン6がリヤ
パーセルサイド4にそれぞれ回動自在に支持されている。かくして、リヤパーセ
ルシェルフ2はスピーカ3と一緒にヒンジピン6を中心に図2において矢印A方
向に回動され、これによりトランクルーム7の上部を広く開放し得るように構成
されている。
【0013】
また、ヒンジピン6には、図3に示すように、その両端面に開口しかつその軸
心に沿って延びる貫通孔から成る中空部6aが形成されており、この中空部6a
がスピーカ3のワイヤーハーネス8の配線路として利用されている。すなわち、
図3に明示するように、スピーカ3からリヤパーセルシェルフ2の裏面側に引き
出されたワイヤーハーネス8は、ヒンジピン6の中空部6aに挿通配置され、そ
してこの中空部6aから引き出されたワイヤーハーネス8は、リヤパーセルサイ
ド4の垂下片10に形成された開孔11を通して図外のラジオ受信機等に引き回
されて接続されている。
【0014】
このような構成の配線構造によれば、ヒンジピン6に形成した中空部6aをワ
イヤーハーネス8の配線路として利用するようにしているので、ワイヤーハーネ
ス8の中間部分がヒンジピン6にて拘束状態で支持されることとなり、ワイヤー
ハーネス8の下方への垂れ下り(トランクルーム7内への弛み)をなくすことが
できる。その結果、荷物の積み降し時にワイヤーハーネス8が邪魔になることが
なく、荷物等の引っ掛かりによって断線されてしまうような不都合を来たすおそ
れがなくなる。
【0015】
なお、本例のようにヒンジピン6に中空部6aを設けても、ヒンジ機能に何ら
の支障を来たすおそれはなく、リヤパーセルシェルフ2を従来と同様に回動可能
に支持することができる。
【0016】
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される
ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、ヒンジピン6の中空部6aは軸心に沿って同軸状に設ける必要は必ずし
もなく、実質的に軸心方向に貫通する中空部であれば軸心から離れていてもよい
。また、中空部6aの直径をワイヤーハーネス8の直径とほぼ同じに形成し、ワ
イヤーハーネス8を長手方向に動かない状態で挿通配置するようにしてもよい。
【0017】
以上の如く、本考案は、リヤパーセルシェルフのヒンジピンに形成した中空部
をワイヤーハーネスの配線路とするようにしたものであるから、ワイヤーハーネ
スの配線位置をヒンジピンにて規制することができることとなり、ワイヤーハー
ネスのトランクルーム内への垂れ下りを防止できる。その結果、トランクルーム
の見栄えが良くなると共に、荷物の積み降し時に荷物等がワイヤーハーネスに引
っ掛かるのを防止できる。
【0018】
さらに、本考案によれば、クリップや粘着テープ等の別部材を用いる必要がな
く、従来の部品すなわちヒンジピンに少し加工を加えて中空部を設けるようにし
ただけの簡単な変更で済むため、コストアップを招来することはないという利点
がある。
【図1】バックドアを有する四輪自動車の斜視図であ
る。
る。
【図2】リヤパーセルシェルフにおけるスピーカのワイ
ヤーハーネスの本考案に係る配線構造を示す斜視図であ
る。
ヤーハーネスの本考案に係る配線構造を示す斜視図であ
る。
【図3】図2におけるB−B線拡大断面図である。
【図4】リヤパーセルシェルフにおける従来の配線構造
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】図4におけるC−C線拡大断面図である。
1 リヤシート
2 リヤパーセルシェルフ
3 電気機器としてのスピーカ
4 リヤパーセルサイド
6 ヒンジピン
6a 中空部
7 トランクルーム
8 ワイヤーハーネス
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のリヤパーセルシェルフを回動可能
に支持するヒンジピンに、貫通孔から成る中空部を形成
し、前記リヤパーセルシェルフの上面に配置される電気
機器のワイヤーハーネスを前記ヒンジピンの中空部内に
挿通して配線するようにしたことを特徴とする車両のリ
ヤパーセルシェルフにおける配線構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2785191U JPH04116253U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両のリヤパーセルシエルフにおける配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2785191U JPH04116253U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両のリヤパーセルシエルフにおける配線構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04116253U true JPH04116253U (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=31912066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2785191U Pending JPH04116253U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 車両のリヤパーセルシエルフにおける配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04116253U (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP2785191U patent/JPH04116253U/ja active Pending
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