JPH04116185A - 除錆剤 - Google Patents

除錆剤

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JPH04116185A
JPH04116185A JP23543290A JP23543290A JPH04116185A JP H04116185 A JPH04116185 A JP H04116185A JP 23543290 A JP23543290 A JP 23543290A JP 23543290 A JP23543290 A JP 23543290A JP H04116185 A JPH04116185 A JP H04116185A
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JP
Japan
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rust
pts
case
acid
inhibitor
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Pending
Application number
JP23543290A
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English (en)
Inventor
Kenzo Yokoyama
横山 健三
Masahiro Noda
昌宏 野田
Yukio Sato
幸男 佐藤
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Yushiro Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yushiro Chemical Industry Co Ltd filed Critical Yushiro Chemical Industry Co Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属加工された製品に発生する鯖を除去する
除錆剤に関し、更に詳しくいえば、ワイヤカット放電加
工による金型等の加工において、効果的な錆落としがで
きる除錆剤に関する。
〔従来の技術〕
従来から金属製品の錆の発生を防止するため、材料の防
錆処理、防錆加工及び保管時の防錆対策等が講じられて
いるが、それにも拘わらず錆が発生してしまった場合、
或いはワイヤカット放電加工による金型の製造等のよう
に有効な防錆手段が無い場合等には、錆を除去すること
が必要となる。そして、このような鯖を除去する方法と
して、・従来から噴射法、バレル法、研磨法等の機械的
手法と、酸浸漬法、電解酸洗法、アルカリ液電解法等の
化学的手法が、状況に応じて使い分けられている。
ここで、上記化学的手法の一つである酸浸漬法とは、硫
酸、塩酸、リン酸等の無am、或いはりエン酸、グリコ
ール酸等の有機酸を主成分とする水溶液に、錆の発生し
た金属製品を浸漬して錆を除去する方法である。そして
、ここで用いる除錆剤としては、例えば、リン酸又はリ
ン酸に無機酸若しくは有機酸を配合した組成物(特開昭
53−125936号公報)、無機塩、グルコン酸塩及
び界面活性剤等からなる組成物(特公平2−16388
号公報)、チオグリコール等を配合した組成物(特開−
IZI−263286号公報)等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記酸浸漬法では、酸にょる除錆作用の制御が
十分でないため、■酸洗過多となり易く、錆が発生して
いない部分の金属地肌が溶解して金属表面が荒れる、■
金属組織が均一でない場合に、不安定な成分が溶出して
微細なピンボールが一面に発生する、■酸により発生し
た水素が、素地中に溶解拡散して金属材料を脆くする(
所謂、水素脆化)、■酸霧による作業環境に関する汚染
が発生する、等の問題点を有している。
本発明は、前記問題点を解決し、効果的かつ作業能率の
良い錆落としができる除錆剤を提供することを目的とす
る。
3、発明の詳細な説明 〔課題を解決するための手段〕 本発胡者らは、前記目的を達成するため鋭意研究した結
果、特定の酸性リン酸エステルが優れた除錆力を有する
こと、及び所定の組成物にすることにより酸霧による作
業環境に関する汚染の発生を防止できることを見出して
本発明を完成するに至ったのである。
即ち、本第1発明に係わる除錆剤は、一般式(I)及び
(II)で表される酸性リン酸エステル、有機インヒビ
ター、ノニオン系界面活法剤及び水を含有する除錆剤に
おいて、前記除錆剤全体を100重量部(以下、単に「
部」という。)とした場合、前記一般式(1)及び(I
t)から選ばれる1種類以上の酸性リン酸エステル10
〜80部、前記有機インヒビター0.1〜5B及びノニ
オン系界面活性剤0.1〜5部を含有することを特徴と
する。
(C,H2,、、,0) 2 P  (○)’OH’ 
 (1,)C,、’H2Th。、OF (0)  (○
H)2   、(II)(但し、nは1〜3の整数であ
る。) 本第2発明に係わ墨除錆剤は、前記有機インヒビターが
、アミノ化合物の酸化エチレン付加体、ベンゾチアゾー
ル及びチオ尿素から選ばれる1種以上の化合物であるこ
とを特徴とする。
前記のように、本発明において使用する酸性リン酸エス
テルは、一般式(I)及び(II)から選ばれる1種類
以上の化合物である。そして、この「一般式(1)及び
(■)」に3いて、nを1〜3の整数としたのは、nが
3を越えると酸性リン酸エステルの水に対する溶解度が
低下するからである。また、この酸性リン酸エステルの
含有量を10〜80部(除錆剤全体を1.00部とした
場合)の範囲とするのは、10部未満では、除錆効果が
無く、80部を越えると他の成分である有機インヒビタ
ー及びノニオン系界面活性剤が溶解し難くなるからであ
る。
本発明において使用する「有機インヒビター」は、除錆
時に加工物の損傷の防止、酸霧の減少による作業環境の
改善、除錆剤の寿命の延長及び材料の重量損失の防止等
の作用を目的とした成分である。、この有機インヒビタ
ーとして使用することができる化合物は、親水性の極性
基と疎水性の非極性基とを有する構造のものであり、そ
の作用は、金属表面に物理的又は化学的に吸着し、皮膜
を形成して腐食を抑制するとともに )l 4イオンの
金属表面への攻撃を妨害するものである。
具体的には、アミノ酸化合物め酸化エチレン付加体、ベ
ンゾチアゾ、−ル類、チオ尿素等を用いることができる
。ここで、酸化エチレン付加体としては、ヤシアミン、
牛脂アミン、ラウリルアミン、オレイルアミン等のアミ
ンのエチレンオキシド付加体として市販されているもの
、又はヤングロビレンジアミン、牛脂プロピレンジアミ
ン、ラウリルプロピレンジアミン、オレイルプロピレン
ジアミン等のジアミンのエチレンオキシド付加体として
市販されているものを用いることができる。
また、ベンゾチアゾール類としては、2−メルカプトベ
ンゾチアゾール、ジベンゾチアジルスルフィド、2−メ
ルカプトベンゾチアゾールの金属(亜鉛、銅、ニッケル
、ナトリウム等)塩等を挙げることができる。更に、こ
の有機インヒビターの含有量を、0.1〜5部(除錆剤
全体を100部とした場合)の範囲とするのは、0.1
部未満では、加工物の損傷防止、II2霧の減少、酸の
浪費防止等の作用が無く、5部を越えると除錆の進行が
遅くなり、好ましくないからである。
前記「ノニオン系界面活性剤」は、除錆剤の表面張力を
低下させ、浸透性を付与する成分である。このノニオン
系界面活性剤としては、アルキルポリオキシエチレンエ
ーテル、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル
、アルキルカルボニルオキシエチレン、多価アルコール
エステル、脂肪酸ショ糖エステル等を挙げることができ
る。尚、これらの中では、強酸下においても安定なアル
キルポリオキシエチレンエーテル、アルキルフェニルポ
リオキシエチレンエーテルが適当である。
また、二〇ノニオン系界面活性剤の含有量を、01〜5
部(除錆剤全体を100邪とした場合)の範囲とするの
は、0.1部未満では、浸透性が発現されず、5部を越
えると除錆後の濯ぎ作業に支障がでるからである。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)除錆剤の調製 第1表に示す各組成にて、本実施例及び比較例に係わる
除錆剤を調製した。尚、同表中組成に関する数値は、重
量部を示し、また同表中の各成分の具体的内容は、以下
の通りである。
酸性リン酸エステルA1 ;モノメチルフォスフエイト
〔前記一般式(II)にてn;1、商品名「Phosl
ex^−1」、堺化学工業□製〕、酸性リン酸エステル
A2 ;モノエチルフォスフエイト〔前記一般式(It
)にてn=2、商品名r Phoslex^−2」、堺
化学工業■製〕、酸性リン酸エステルAa;モノイソプ
ロピルフォスフエイト〔前記一般式%式% 有機インヒビターB、;ヤシアミンエチレンオキシド付
加体(商品名「エソミンC−12J、日本油脂■製)、
有機インヒビターB、;チオ尿素、有機インヒビターB
、;2−メルカプトベンゾチアゾール 界面活性剤C1;アルキルポリオキシエチレンエーテル
(商品名「ソフタノール90」、日本触媒化学■製)、
界面活性剤C2;アルキルフェニルポリオキシエチレン
エーテル(商品名「ノニポール110」、三洋化成■製
)。
(2)性能試験とその評価 本発明に係わる除錆剤の性能を明らかにするために、以
下のような除錆試験を行った。
先ず、下記の加工条件の下で、全面に錆が発生した被加
工剤(S55C11,0X60  X80mm)を7枚
用意した。
加工機械;ワイヤカット放電加工機、ワイヤ;0.1m
mφ真鍮、加工速度;100mm”/分。
次いで、上記各被加工剤を、前記各除錆剤に浸潰して、
被加工剤表面の錆が脱落するまでの所要時間(分、以下
単に「所要時間」という。)及び除錆時の酸霧の発生の
有無を調べ、この結果を第2表に示す。尚、*iの発生
は、刺激臭の有無により調べ、刺激臭が無い場合は無し
く第2表中、×と表示)、刺激臭が認められる場合は有
り(第2表中、Oと表示)と判断した。
第  2  表 これによれば、本実施例に係わる除錆剤(実施例1〜6
)においでは、比較例1の除錆剤と同等若しくはそれ以
上の除錆性を示し、且っ除錆時の酸霧の発生も防止され
た。
尚、本発明においては、前記具体的実施例に示すものに
限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変
更した実施例とすることができる。即ち、本実施例にお
いては、除錆剤の調製に際し、1種類の酸性リン駿エス
テルを用いたが、2種類以上の酸性リン酸エステルを用
いてもよい。
また、一般式(I)及び(I[)において、前記実施例
で用いたアルキル基(II=1〜3)をもった他の化合
物を用いることもできる。
〔発明の効果〕
本発明に係わる除錆剤は、除錆剤本来の性能(除錆性)
を十分備えつつ、更に被加工物の品質の劣化の防止及び
酸霧による作業環境の汚染の防止等を図ることができる
。従って、本発明に係わる除錆剤を使用することによっ
て、金属加工された製品、特にワイヤカット放電加工に
おける製品に錆が発生した場合に、効果的、且つ作業能
率良く鯖落としができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式( I )及び(II)で表される酸性リン
    酸エステル、有機インヒビター、ノニオン系界面活性剤
    及び水を含有する除錆剤において、前記除錆剤全体を1
    00重量部とした場合、前記一般式( I )及び(II)
    から選ばれる1種類以上の酸性リン酸エステル10〜8
    0重量部、前記有機インヒビター0.1〜5重量部及び
    ノニオン系界面活性剤0.1〜5重量部を含有すること
    を特徴とする除錆剤。 (C_nH_2_n_+_1O)_2P(O)OH(
    I )C_nH_2_n_+_1P(O)(OH)_2(
    II)(但し、nは1〜3の整数である。)
  2. (2) 前記有機インヒビターは、アミノ化合物の酸化
    エチレン付加体、ベンゾチアゾール類及びチオ尿素から
    選ばれる1種以上の化合物である請求項1記載の除錆剤
JP23543290A 1990-09-04 1990-09-04 除錆剤 Pending JPH04116185A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103602998A (zh) * 2013-09-25 2014-02-26 长春永新机械制造有限责任公司 一种同步器齿环除锈祛斑方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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