JPH04116124A - 超加工性冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

超加工性冷延鋼板の製造方法

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JPH04116124A
JPH04116124A JP23281890A JP23281890A JPH04116124A JP H04116124 A JPH04116124 A JP H04116124A JP 23281890 A JP23281890 A JP 23281890A JP 23281890 A JP23281890 A JP 23281890A JP H04116124 A JPH04116124 A JP H04116124A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は全伸びが54%以上、F値が2.4以上で二次
加工性に優れた超加工性冷延鋼板を連続焼鈍で製造する
方法に関するものである。
(従来の技術) 全伸びが54%以上、f値が2.0以上の超加工性冷延
鋼板をステップ加熱を有する箱焼鈍によって得る方法(
特開昭63−210243号公報)がある。
更に、全伸びが55〜60%、f値が2.4〜2.5で
二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を特別な箱焼鈍に
よって得る方法(特開昭63−86818号公報)があ
る。又、f値が1.8〜2.4と不十分であるが、連続
焼鈍による方法としては全伸びが54〜57%で、二次
加工性に優れた超加工性冷延鋼板を製造する方法(特開
昭63−140040号公報)がある。
しかし、特開昭63−210243号公報や特開昭63
−86818号公報記載の方法は、特別な箱焼鈍による
方法であり、連続焼鈍法に比べて極めて生産性が悪く製
造コストが高い、又、特開昭63−140040号公報
記載の方法は連続焼鈍による方法ではあるが、得られる
鋼板の?値が1.8〜2.4と不十分である。
(発明が解決しようとする課1!I) 本発明で解決しようとする課題は、全伸びが54%以上
、?値が2.4以上の二次加工性に優れた超加工性冷延
鋼板を連続焼鈍で製造する方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、全伸びが54%以上、?値が2.4以上
の二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を連続焼鈍で製
造する方法について鋭意検討し、本発明を構成したもの
である。
本発明の要旨とするところは、C≦0.0015%。
Si≦0.015%、 Mn≦0.15%、P≦0.0
07%、S≦0.007%、 soZ、Aj≦0.06
0%、N≦0.0015%、 Ti0.020〜0.0
60%、且つ0,5XSi+I’≦0.012%、残部
鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片を、加熱し、熱間圧
延し、巻き取り、熱延鋼帯とし、70%以上の冷延率で
冷間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて650〜900
℃で再結晶焼鈍を行なうことを特徴とする全伸びが54
%以上、f値が2.4以上の二次加工性に優れた超加工
性冷延鋼板の製造方法にある。
以下に本発明について詳細に述べる。
本発明者等が成形性と必要な材料特性値との関係を調査
した結果、極めて過酷な深絞り成形並びに張り出し成形
に供される超加工性冷延鋼板に必要な特性値は、全伸び
が54%以上、?値が2.4以上で優れた二次加工性が
必要であることがわかった。
本発明者等は、全伸びが54%以上、f値が2.4以上
の二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板の製造方法につ
いて鋭意検討し、以下の結果を見出した。
先ず、全伸びが54%以上を得る方法について種々検討
した結果、例えば特開昭63−210243号公報記載
の方法のように成分含有量を低減し高純化すればよく、
本発明の成分範囲であれば、連続焼鈍にて650〜90
0℃で再結晶焼鈍を行なうことで充分に目標とする全伸
び値54%以上が得られることがわかった。
次に、f値が2.4以上の冷延鋼板を連続焼鈍法で得る
方法について種々検討した結果、生産性が良く、低コス
トな連続焼鈍法で製造する方法を見出した。
すなわち、f値が2゜4以上の冷延鋼板を連続焼鈍法で
得るには、C≦0.0015%、 Mn≦0.15%、
P≦0.007%、S≦0.007%、N≦0.001
5%、Ti:0.020〜0.060%、残部鉄及び不
可避的不純物よりなる鋼片を、加熱し、熱間圧延し、巻
き取り、好ましくは700℃以上で巻き取り、熱延銅帯
とし、70%以上の冷延率で冷間圧延を行い、その後、
連続焼鈍にて650〜900℃で再結晶焼鈍を行なうこ
とが必要であることがわかった。中でも、C≦0.00
15%、 Ti :  0.020%以上が重要である
第1図に?値に及ぼすC含有量、Ti含有量の影響を調
査した結果を示す。
実験条件は、C: 0.0010%、 0.0015%
及び0.0030%、 St : 0.008%、 M
n : 0.06%、  P : 0.003%、  
S : 0.002%+’ sol、 AZ : 0.
028%、 N : 0.0009%、Ti:O〜0.
080%、残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片を、
1050℃に加熱し、730℃で巻き取り、熱延鋼帯と
し、80%の冷延率で冷間圧延を行い、その後連続焼鈍
にて780℃で60secの再結晶焼鈍を行ない、0.
4%の調質圧延を施し、0.8髄の冷延鋼板を造り、材
質を調査した。
第1図に示す結果より、f値が2.4以上の冷延鋼板を
連続焼鈍法で得るには、C,:0.0015%以下。
Ti :  0.020%以上が極めて重要であること
がよくわかる。
この様に、本発明の鋼の成分である高純度鋼の場合に、
C含有量とTi含有量がf値に極めて顕著に影響を及ぼ
すのは、本発明の成分範囲のようなC:O,0O15%
以下の高純度鋼の場合に、Ti無添加では、熱延板の固
溶のCfiが僅かではあるが存在するうえに熱延板の結
晶粒が異常に大きくなり、その結果、冷延鋼板の1値が
低くなるが、C:0.0015%以下でTi : 0.
020%以上になると熱延板の固溶のC量が完全にな(
なると共に熱延板の結晶粒が顕著に改善され、且つ連続
焼鈍時において、C量が少ないので粒成長性を阻害する
Ticの総量が少なくなる結果、再結晶粒の粒成長性が
極めて良好となり、冷延鋼板の1値が顕著に高くなり、
2.4以上の値が得られるようになると思われる。一方
、C: 0.0030%で他の成分が高純度の場合には
、Tiが多くなると熱延板の結晶粒は顕著に改善され、
冷延鋼板の?値も向上するが2.4以上にはならなかっ
た。これはC量が多いので粒成長性を阻害するTiCの
総量が多くなる結果、再結晶粒の粒成長性が極めて悪く
なり、冷延綱板のf値が改善されるものの、2.4以上
の値が得られなかったものと推測される。
尚、Ti含有量が0.060%超になると、Jの低下が
著しくなり、54%以上のJが得難くなるのでTi含有
量は0.020〜0.060%にする必要がある。
以上の点をポイントとする本発明の方法により、特開昭
63−210243号公報記載の方法のような特殊な箱
焼鈍法によらなくても連続焼鈍方法によって全伸びが5
4%以上、?値が2.4以上の超加工性冷延鋼板が製造
出来る。
更に、全伸びが54%以上、f値が2.4以上の特性値
を損なわずに二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を連
続焼鈍法で得る方法について種々検討した結果、特開昭
63−140040号公報記載の方法のような高価なZ
rを添加しないで製造する方法を見出した。尚、得られ
た特性値もf値が2.4以上で、特開昭63−1400
40号公報の第3表に示されている1、8〜2.4に比
べて優れた値が得られている。
二次加工性を向上させる方法としては、これまでBを添
加する方法がよく採用されているがBを添加する方法は
二次加工性の改善には顕著な効果を発揮するが、Jやr
値を著しく低下させるという弊害があり本発明が目的と
する超加工性冷延鋼板には適用が困難である。又、特開
昭63−140040号公報記載の方法は高価なZrを
添加するので好ましくないばかりか、鋳片のスリーパー
欠陥等も発生し易いなどの問題がある。
そこで、上記の方法によらない方法で種々検討した結果
、先ず鋳片の成分をC≦0.0015%、 St≦0.
015. Mn≦0.15%、P≦0.007%、S≦
0.007%、 sot、 At ≦0.060%、 
 N≦0.0015%、 Ti : 0.020〜0.
060%、と高純成分とした上で、更に0.5×Si十
P≦0.012%に規制することにより全伸びが54%
以上、?値が2.4以上の特性値を損なうことなく二次
加工性に優れた超加工性冷延鋼板が製造出来ることを見
出した。中でも、Q、5XSi+P<0.012%に規
制することが重要である。
第2図に二次加工性に及ぼす0.5XSi+P含有量の
影響を調査した結果を示す。
実験条件は、C: 0.0010%、 Mn : 0.
06%、S:0.002%、   sat、  八l 
 :  0.028%、   N:0.0009%、T
i:0.030%、 0.5 XSi+P:0.04〜
0.017%、残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片
を、1050℃に加熱し、730℃で巻き取り、熱延鋼
帯とし、80%の冷延率で冷間圧延を行い、その後、連
続焼鈍にて780℃で60secの再結晶焼鈍を行ない
、0.4%の調質圧延を施し、0.8 anの冷延鋼板
を造り、二次加工性を調査した。二次加工性の調査は絞
り比2.42で円筒絞りを行い、そのカップを試験温度
を変え、壁部を側方より押しつぶし、カップの壁部に生
じる脆性割れの有無を判定し、脆性割れの発生しない限
界の試験温度を二次加工割れ限界温度として求め、その
結果を第2図に示す。
第2図に示す結果より、二次加工性に優れた超加工性冷
延鋼板を連続焼鈍法で得るには、高純成分とした上で0
.5XSi+P≦0.012%に規制することが極めて
重要であることがよくわかる。
二次加工性を向上させるには、通常のTi添加の極低炭
素鋼においてPを低減させると効果があることは知られ
ているが、本発明者らが種々検討した結果、更にSi含
有量が顕著に影響していることを初めて知見したもので
ある。更に、これらの低P、St化の効果は、本発明の
対象鋼の成分範囲のような高純鋼の場合には一層顕著な
効果となり、Bの添加を必要としなくなることがわかっ
た。
この様に、Si含有量が二次加工性に影響するのは必ず
しも明確ではないがSiもP同様に粒界偏析したSiに
よって粒界が脆化したのではないがと考えられる。又、
低P、St効果が高純度成分の場合により顕著な影響が
現れるのは、高純度成分の場合は結晶粒内の強度が下が
るので結晶粒界の強度が相対的に強くなり、その結果二
次加工性が向上するのではないかと考えられる。
以上が本発明の最も重要な点である。
以下に製造条件について詳細に述べる。
Cは、全伸びが54%以上、r値が2.4以上の二次加
工性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上で極めて重要な
元素で、C含有量が0.0015%趙になるとこれらの
特性値が得られなくなるので、C含有量の上限を0.0
015%とした。
St及びPは、全伸びが54%以上、r値が2.4以上
の二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上で極め
て重要な元素で、特に0.5XSi+P≦0.012%
に規制することが二次加工性を良好ならしめる上で極め
て重要である。St及びP含有量がそれぞれ0.015
%超、0.007%超或いは0.5XSi+Pが0.0
12%超では二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板とし
てのこれらの特性値が得られな(なるので、Si及びP
含有量の上限をそれぞれ0.015%、0.007%且
つ0,5XSi+P≦0.012%とした。
Mn、 S、 Nは、全伸びが54%以上、r値が2.
4以上の二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上
で重要な元素で、Mn、 S及びN含有量がそれぞれ0
.15%超、0.007%超、0.0015%超になる
と、これらの特性値が得られなくなるので、Mn、  
SおよびN含有量の上限をそれぞれ0.15%、0.0
07%、0.0015%とした。尚、Mn量は0.09
 %以下になるとより優れたr値や巳が得られるように
なるので好ましい方法である。
sol.Alは、鋼を鋳造するときに脱酸剤として使用
するものであるが、本発明ではTi脱酸としてもよく、
必ずしも添加する必要がないが、鋳片の表面品位を向上
させたり、連続鋳造時のノズル詰まり対策上からAIを
使った場合はsol.Al量を0.060%以下とする
必要がある。sol、A!含有量が0.060%超では
超加工性冷延鋼板としてのこれらの特性値が得られなく
なるからである。
Tiは、全伸びが54%以上、r値が2.4以上の超加
工性冷延鋼板を得る上で極めて重要な元素で、Ti含有
量が0.020%未満になるとこれらの特性値が得られ
なくなる。又、Ti含有量が0.060%超ではUが低
下し54%未満となってしまうので、Ti含有量を0.
020〜0.060%に規制した。尚、Ti含有量が0
.045%を越えると圧延方向に対し45°方向のr値
が高くなり、角筒の深絞り成形性が向上するので自動車
のオイルパン用には好ましい方法である。
熱延条件は、CをTiでTiCとして無害化すると共に
熱延板の結晶粒を0.020%以上のTi添加効果とに
よって細粒化する工程である。
熱延の加熱条件は、特に規制する必要がなく通常行われ
る加熱条件でよいが、より軟質な鋼板を得るには、11
00℃以下の加熱温度(SRTと記す)が好ましい。
巻き取り温度は、特に規制する必要がなく通常行われる
巻き取り温度(以下C,Tと記す)でよいが、より優れ
た材質を得るには、700℃以上で巻き取るとより多く
のTiCの析出と粗大化が進みr値の優れた超加工性冷
延鋼板の製造が可能になるので好ましい。
又、熱延板の結晶粒の細粒化には仕上げ圧延俊速やかに
且つ100℃/sec以上の冷却速度で急冷するのが好
ましい、他の熱延条件は通常冷延鋼板に適用されている
方法でよく、特に規制する必要はない。
冷延率は、70%未満ではr値が低下し、本発明が目的
とする超加工性冷延鋼板のr値が達成できなくなるので
、冷延率は70%以上とした。
連続焼鈍条件は、焼鈍温度が650〜900℃で再結晶
焼鈍を行えば本発明が目的とする超加工性冷延鋼板が製
造でき、特に他の条件を規制する必要がない。焼鈍温度
が650℃未満では2.4以上の7値を得るのに充分な
再結晶粒が得られず、又900℃超の焼鈍温度では異常
に結晶粒が大きくなり過ぎ、かえってdが低下するよう
になるので、焼鈍条件を650〜900℃で再結晶焼鈍
と規制した。
fI質圧延は、必要に応じ行えばよいので特に規制する
必要がない。
又、本発明は、冷延鋼板のみならず、電気亜鉛メツキ、
錫メツキ、アルミニウムメツキ、ターンメツキなどの表
面処理鋼板の原板の製造方法としても適用できる。更に
、本発明を通常行われている連続焼鈍溶融亜鉛メツキ法
に適用しても再結晶焼鈍条件が本発明の条件範囲であれ
ば、同様に全伸びが54%以上、?値が2.4以上の二
次加工性に優れた超加工性溶融亜鉛メツキ鋼板を製造す
ることもできる。
(実施例) 以下に本発明の効果を実施例により説明する。
第1表に示す成分、第2表に示す熱延条件で4、 Of
flff1O熱延鋼帯を製造し、この熱延鋼帯を冷間圧
延して得られた0、8団の冷延鋼板を連続焼鈍で780
’CX60secの再結晶焼鈍を施し、室温まで冷却し
た後、0.4%の調質圧延を施し、冷延鋼板を得た。得
られた冷延鋼板の引っ張り特性値、?値、二次加工性(
前記の第2図の実験条件と同じ)を測定し、その結果を
第2表に示す。
鋼A、B、D、Gは本発明範囲外の成分の綱で、@C,
E、Fは本発明成分範囲内のものである。
試料3,5,6,8.9は、本発明の実施例で、何れも
超加工性冷延鋼板に必要な特性値である全伸びが54%
以上、f値が2.4以上で優れた二次加工性が得られて
いる。
試料1,2,4.7は、従来例又は比較例で、何れも超
加工性冷延鋼板に必要な特性値を満たした値が得られて
いない。
試料1は高純化された成分ではなく、−船釣に製造され
ているTi添加の極低炭素鋼の成分で従来例である。得
られた特性値は通常深絞り用冷延綱板としての用途には
満足すべき特性値が得られているが、本発明による鋼板
に比べれば低い特性値である。尚、0.5XSi十P含
有量が高いにも関わらず良好な二次加工性が得られてい
るのはBが0.0004%添加されているためである。
試料2はCが0.0030%と本発明の範囲を外れてい
るが、他の成分は本発明の範囲内に高純化された成分の
比較例で、得られた機械的性質の特性値は従来例の試料
1に比べれば向上しているが、まだ不十分である。又、
二次加工性も悪い。
試料3,5.6は第1表に示すように成分を本発明の範
囲内で変化させた実施例である。本発明の範囲内であれ
ば、超加工性冷延鋼板に必要な特性値である全伸びが5
4%以上、f値が2.4以上で優れた二次加工性が得ら
れることがわかる。又、試料3と比較例の試料4とを比
較すれば、0.5×Si十Pを0.012%以下に規制
することにより、耐二次加工性の改善が顕著であること
がよくわかる。
試料4は、0.5 XSi + Pが0.014%と高
い比較例で、二次加工性が悪い。
試料7は、Ti含有量が0.090%と本発明の範囲を
越えた比較例である。Y値や二次加工性は良好であるが
、日が53.5%と本発明の目標のd値の54%を下ま
わっている。
試料8,9は第2表に示すように本発明の範囲内で熱延
条件を変化させた実施例である。本発明の範囲内であれ
ば、超加工性冷延鋼板に必要な特性値である全伸びが5
4%以上、f値が2.4以上で優れた二次加工性が得ら
れることがわかる。
(発明の効果) 以上に本発明について詳細に説明したが、本発明によれ
ば全伸びが54%以上、?値が2.4以上の二次加工性
に優れた超加工性冷延綱板を連続焼鈍で製造することが
可能となり、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、C含有量、Ti含有量と1値との関係を示す
図、第2図は、0.5XSi+P含有量と二次加工割れ
限界温度との関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. C≦0.0015%、Si≦0.015%、Mn≦0.
    15%、P≦0.007%、S≦0.007%、sol
    .Al≦0.060%、N≦0.0015%、Ti0.
    020〜0.060%、且つ0.5×Si+P≦0.0
    12%、残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片を、加
    熱し、熱間圧延し、巻き取り、熱延鋼帯とし、70%以
    上の冷延率で冷間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて6
    50〜900℃で再結晶焼鈍を行なうことを特徴とする
    全伸びが54%以上、@r@値が2.4以上の二次加工
    性に優れた超加工性冷延鋼板の製造方法。
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