JP3191109B2 - 超加工性冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

超加工性冷延鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は全伸びが54%以上、値が2.55以上で二次加
工性に優れた超加工性冷延鋼板を連続焼鈍で製造する方
法に関するものである。
【従来の技術】
全伸びが54%以上、値が2.0以上の超加工性冷延鋼
板をステップ加熱を有する箱焼鈍によって得る方法(特
開昭63−210243号公報)がある。更に、全伸びが55〜60
%、値が2.4〜2.5で二次加工性に優れた超加工性冷延
鋼板を特別な箱焼鈍によって得る方法(特開昭63−8681
8号公報)がある。又、値が1.8〜2.4と不十分である
が、連続焼鈍による方法としては全伸びが54〜57%で、
二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を製造する方法
(特開昭63−140040号公報)がある。 しかし、特開昭63−210243号公報や特開昭63−86818
号公報記載の方法は、特別な箱焼鈍による方法であり、
連続焼鈍法に比べて極めて生産性が悪く製造コストが高
い。又、特開昭63−140040号公報記載の方法は連続焼鈍
による方法ではあるが、得られる鋼板の値が1.8〜2.4
と不十分である。
【発明が解決しようとする課題】
本発明で解決しようとする課題は、全伸びが54%以
上、値が2.55以上の二次加工性に優れた超加工性冷延
鋼板を連続焼鈍で製造する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、全伸びが54%以上、値が2.55以上の
二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を連続焼鈍で製造
する方法について鋭意検討し、本発明を構成したもので
ある。 本発明の要旨とするところは、C≦0.0015%,Si≦0.0
15%,Mn≦0.15%,P≦0.007%,S≦0.007%,sol.Al≦0.06
0%,N≦0.0015%,Ti0.020〜0.060%、且つ0.5×Si+P
≦0.012%、残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片
を、加熱し、熱間圧延し、巻き取り、熱延鋼帯とするに
際し、鋼片加熱温度を1100℃以下とし、巻き取り温度を
700℃以上とするとともに、70%以上の冷延率で冷間圧
延を行い、その後、連続焼鈍にて650〜900℃で再結晶焼
鈍を行うことを特徴とする全伸びが54%以上、値が2.
55以上の二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板の製造方
法にある。 以下に本発明について詳細に述べる。 本発明者等が成形性と必要な材料特性値との関係を調
査した結果、極めて過酷な深絞り成形並びに張り出し成
形に供される超加工性冷延鋼板に必要な特性値は、全伸
びが54%以上、値が2.55以上で優れた二次加工性が必
要であることがわかった。 本発明者等は、全伸びが54%以上、値が2.55以上の
二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を製造する方法に
ついて鋭意検討し、以下の結果を見出した。 先ず、全伸びが54%以上を得る方法について種々検討
した結果、例えば特開昭63−210243号公報記載の方法の
ように成分含有量を低減し高純化すればよく、本発明の
成分範囲であれば、連続焼鈍にて650〜900℃で再結晶焼
鈍を行うことで充分に目標とする全伸び値54%以上が得
られることがわかった。 次に、値が2.55以上の冷延鋼板を得る方法について
種々検討した結果、生産性が良く、低コストな連続焼鈍
法で製造する方法を見出した。 すなわち、値が2.55以上の冷延鋼板を連続焼鈍法で
得るには、C≦0.0015%,Mn≦0.15%,P≦0.007%,S≦0.
007%,N≦0.0015%,Ti:0.020〜0.060%、残部鉄及び不
可避的不純物よりなる鋼片を、1100℃以下の温度に加熱
し、熱間圧延し、700℃以上で巻き取り、熱延鋼帯と
し、70%以上の冷延率で冷間圧延を行い、その後、連続
焼鈍にて650〜900℃で再結晶焼鈍を行うことが必要であ
ることがわかった。中でも、C≦0.0015%%,Ti:0.020
%以上が重要である。第1図に値に及ぼすC含有量、
Ti含有量の影響を調査した結果を示す。 実験条件は、C:0.0010%,0.0015%及び0.0030%,Si:
0.008%,Mn:0.06%,P:0.003%,S:0.002%,sol.Al:0.028
%,N:0.0009%,Ti:0〜0.080%、残部鉄及び不可避的不
純物よりなる鋼片を、1050℃に加熱し、730℃で巻き取
り、熱延鋼帯とし、80%の冷延率で冷間圧延を行い、そ
の後連続焼鈍にて780℃で60secの再結晶焼鈍を行い、0.
4%の調質圧延を施し、0.8mmの冷延鋼板を造り、材質を
調査した。 第1図に示す結果より、値が2.55以上の冷延鋼板を
連続焼鈍法で得るには、C:0.0015%以下,Ti:0.020%以
上が極めて重要であることがよくわかる。 この様に、本発明の鋼の成分である高純度鋼の場合
に、C含有量とTi含有量が値に極めて顕著に影響を及
ぼすのは、本発明の成分範囲のようなC:0.0015%以下の
高純度鋼の場合に、Ti無添加では、熱延板の固溶のC量
が僅かではあるが存在するうえに熱延板の結晶粒が異常
に大きくなり、その結果、冷延鋼板の値が低くなる
が、C:0.0015%以下でTi:0.020%以上になると熱延板の
固溶のC量が完全になくなると共に熱延板の結晶粒が顕
著に改善され、且つ連続焼鈍時において、C量が少ない
ので粒成長性を阻害するTiCの総量が少なくなる結果、
再結晶粒の粒成長法が極めて良好となり、冷延鋼板の
値が顕著に高くなり、2.55以上の値が得られるようにな
ると思われる。一方、C:0.0030%で他の成分が高純度の
場合には、Tiが多くなると熱延板の結晶粒は顕著に改善
され、冷延鋼板の値も向上するが2.55以上にはならな
かった。これはC量が多いので粒成長性を阻害するTiC
の総量が多くなる結果、再結晶粒の粒成長性が極めて悪
くなり、冷延鋼板の値が改善されるものの、2.55以上
の値が得られなかったものと推測される。 尚、Ti含有量が0.060%超になると、Elの低下が著し
くなり、54%以上のElが得難くなるのでTi含有量は0.02
0〜0.060%にする必要がある。 以上の点をポイントとする本発明の方法により、特開
昭63−210234号公報記載の方法のような特殊な箱焼鈍法
によらなくても連続焼鈍方法によって全伸びが54%以
上、値が2.55以上の超加工性冷延鋼板が製造出来る。 更に、全伸びが54%以上、値が2.55以上の特性値を
損なわずに二次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を連続
焼鈍法で得る方法について種々検討した結果、特開昭63
−140040号公報記載の方法のような高価なZrを添加しな
いで製造する方法を見出した。尚、得られた特性値も
値が2.55以上で、特開昭63−140040号公報の第3表に示
されている1.8〜2.4に比べて優れた値が得られている。 二次加工性を向上させる方法としては、これまでBを
添加する方法がよく採用されているがBを添加する方法
は二次加工性の改善には顕著な効果を発揮するが、Elや
値を著しく低下させるという弊害があり本発明が目的
とする超加工性冷延鋼板には適用が困難である。又、特
開昭63−140040号公報記載の方法は高価なZrを添加する
ので好ましくないばかりか、鋳片のスリーバー欠陥等も
発生し易いなどの問題がある。 そこで、上記の方法によらない方法で種々検討した結
果、先ず鋳片の成分をC≦0.0015%,Si≦0.015%,Mn≦
0.15%,P≦0.007%,S≦0.007%,sol.Al≦0.060%,N≦0.
0015%,Ti:0.020〜0.060%と高純成分とした上で、更に
0.5×Si+P≦0.012%に規制することにより全伸びが54
%以上、値が2.55以上の特性値を損なうことなく二次
加工性に優れた超加工性冷延鋼板が製造出来ることを見
出した。中でも、0.5×Si+P≦0.012%に規制すること
が重要である。 第2図に二次加工性に及ぼす0.5×Si+P含有量の影
響を調査した結果を示す。 実験条件は、C:0.0010%,Mn:0.06%,S:0.002%,sol.A
l:0.018%,N:0.0009%,Ti:0.030%,0.5×Si+P:0.004〜
0.017%,残部鉄及び不可避的不純物よりなる鋼片を、1
050℃に加熱し、730℃で巻き取り、熱延鋼帯とし、80%
の冷延率で冷間圧延を行い、その後、連続焼鈍にて780
℃で60secの再結晶焼鈍を行い、0.4%の調質圧延を施
し、0.8mmの冷延鋼板を造り、二次加工性を調査した。
二次加工性の調査は絞り比2.42で円筒絞りを行い、その
カップを試験温度を変え、壁部を側方より押しつぶし、
カップの壁部に生じる脆性割れの有無を判定し、脆性割
れの発生しない限界の試験温度を二次加工割れ限界温度
として求め、その結果を第2図に示す。 第2図に示す結果より、二次加工性に優れた超加工性
冷延鋼板を連続焼鈍法で得るには、高純成分とした上で
0.5×Si+P≦0.012%に規制することが極めて重要であ
ることがよくわかる。 二次加工性を向上させるには、通常のTi添加の極低炭
素鋼においてPを低減させると効果があることは知られ
ているが、本発明者らが種々検討した結果、更にSi含有
量が顕著に影響していることを初めて知見したものであ
る。更に、これらの低P,Si化の効果は、本発明の対象鋼
の成分範囲のような高鈍鋼の場合には一層顕著な効果と
なり、Bの添加を必要としなくなることがわかった。 この様に、Si含有量が二次加工性に影響するのは必ず
しも明確ではないが、SiもP同様に粒界偏析したSiによ
って粒界が脆化したのではないかと考えられる。又、低
P,Si効果が高純度成分の場合により顕著な影響が現れる
のは、高純度成分の場合は結晶粒内の強度が下がるので
結晶粒界の強度が相対的に強くなり、その結果二次加工
性が向上するのではないかと考えられる。 以上が本発明の最も重要な点である。 以下に成分並びに製造条件の限定理由について詳細に
述べる。 Cは、全伸びが54%以上、値が2.55以上の二次加工
性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上で極めて重要な元
素で、C含有量が0.0015%超になるとこれらの特性値が
得られなくなるので、C含有量の上限を0.0015%とし
た。 Si及びPは、全伸びが54%以上、値が2.55以上の二
次加工性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上で極めて重
要な元素で、特に0.5×Si+P≦0.012%に規制すること
が二次加工性を良好ならしめる上で極めて重要である。
Si及びP含有量がそれぞれ0.015%超、0.007%超或いは
0.5×Si+Pが0.012%超では二次加工性に優れた超加工
性冷延鋼板としてのこれらの特性値が得られなくなるの
で、Si及びP含有量の上限をそれぞれ0.015%、0.007%
且つ0.5×Si+P≦0.012%とした。 Mn,S,Nは、全伸びが54%以上、値が2.55以上の二次
加工性に優れた超加工性冷延鋼板を得る上で重要な元素
で、Mn,S及びN含有量がそれぞれ0.15%超、0.007%
超、0.0015%超になると、これらの特性値が得られなく
なるので、Mn,SおよびN含有量の上限をそれぞれ0.15
%、0.007%、0.0015%とした。尚、Mn量は0.09%以下
となるとより優れたr値やElが得られるようになるので
好ましい方法である。 sol.Alは、鋼を鋳造するときに脱酸剤として使用する
ものであるが、本発明ではTi脱酸としてもよく、必ずし
も添加する必要がないが、鋳片の表面品位を向上させた
り、連続鋳造時のノズル詰まり対策上からAlを使った場
合はsol.Al量を0.060%以下とする必要がある。sol.Al
含有量が0.060%超では超加工性冷延鋼板としてのこれ
らの特性値が得られなくなるからである。 Tiは、全伸びが54%以上、値が2.55以上の超加工性
冷延鋼板を得る上で極めて重要な元素で、Ti含有量が0.
020%未満になるとこれらの特性値が得られなくなる。
又、Ti含有量が0.060%超ではElが低下し54%未満とな
ってしまうので、Ti含有量を0.020〜0.060%に規制し
た。尚、Ti含有量が0.045%を超えると圧延方向に対し4
5゜方向のr値が高くなり、角筒の深絞り成形性が向上
するので自動車のオイルパン用には好ましい方法であ
る。 熱延条件は、CをTiでTiCとして無害化すると共に熱
延板の結晶粒を0.020%以上のTi添加効果とによって細
粒化する工程である。 熱延の加熱条件は、軟質な鋼板を得るため、1100℃以
下の加熱温度(SRTと記す)とする。 巻き取り温度(以下C.Tと記す)は、優れた材質を得
るには、700℃以上で巻き取るとより多くのTiCの析出と
粗大化が進みr値の優れた超加工性冷延鋼板の製造が可
能になるので、700℃を下限とする。 又、熱延板の結晶粒の細粒化には仕上げ圧延後速やか
に且つ100℃/sec以上の冷却速度で急冷するのが好まし
い。他の熱延条件は通常冷延鋼板に適用されている方法
でよく、特に規制する必要はない。 冷延率は、70%未満ではr値が低下し、本発明が目的
とする超加工性冷延鋼板の値が達成できなくなるの
で、冷延率は70%以上とした。 連続焼鈍条件は、焼鈍温度が650〜900℃で再結晶焼鈍
を行えば本発明が目的とする超加工性冷延鋼板が製造で
き、特に他の条件を規制する必要がない。焼鈍温度が65
0℃未満では2.55以上の値を得るのに充分な再結晶粒
が得られず、又900℃超の焼鈍温度では異常に結晶粒が
大きくなり過ぎ、かえってElが低下するようになるの
で、焼鈍条件を650〜900℃で再結晶焼鈍と規制した。 調質圧延は、必要に応じ行えばよいので特に規制する
必要がない。 又、本発明は、冷延鋼板のみならず、電気亜鉛メッ
キ、錫メッキ、アルミニウムメッキ、ターンメッキなど
の表面処理鋼板の原板の製造方法としても適用できる。
更に、本発明を通常行われている連続焼鈍溶融亜鉛メッ
キ法に適用しても再結晶焼鈍条件が本発明の条件範囲で
あれば、同様に全伸びが54%以上、値が2.55以上の二
次加工性に優れた超加工性溶融亜鉛メッキ鋼板を製造す
ることもできる。
【実施例】
以下に本発明の効果を実施例により説明する。 第1表に示す成分、第2表に示す熱延条件で4.0mmの
熱延鋼帯を製造し、この熱延鋼帯を冷間圧延して得られ
た0.8mmの冷延鋼板を連続焼鈍で780℃×60secの再結晶
焼鈍を施し、室温まで冷却した後、0.4%の調質圧延を
施し、冷延鋼板を得た。得られた冷延鋼板の引っ張り特
性値、値、二次加工性(前記の第2図の実験条件と同
じ)を測定し、その結果を第2表に示す。 鋼A,B,D,Gは本発明範囲外の成分の鋼で、鋼C,E,Fは本
発明成分範囲内のものである。 試料3,5,6は、本発明の実施例で、何れも超加工性冷
延鋼板に必要な特性値である全伸びが54%以上、値が
2.55以上で優れた二次加工性が得られている。 試料1,2,4,7は、従来例又は比較例で、何れも超加工
性冷延鋼板に必要な特性値を満たした値が得られていな
い。 試料1は高純化された成分ではなく、一般的に製造さ
れているTi添加の極低炭素鋼の成分で従来例である。得
られた特性値は通常深絞り用冷延鋼板としての用途には
満足すべき特性値が得られているが、本発明による鋼板
に比べれば低い特性値である。尚、0.5×Si+P含有量
が高いにも関わらず良好の二次加工性が得られているの
はBが0.0004%添加されているためである。 試料2はCが0.0030%と本発明の範囲を外れている
が、他の成分は本発明の範囲内に高純化された成分の比
較例で、得られた機械的性質の特性値は従来例の試料1
に比べれば向上しているが、まだ不十分である。又、二
次加工性も悪い。 試料3,5,6は第1表に示すように成分を本発明の範囲
内で変化させた実施例である。本発明の範囲内であれ
ば、超加工性冷延鋼板に必要な特性値である全伸びが54
%以上、値が2.55以上で優れた二次加工性が得られる
ことがわかる。又、試料3と比較例の試料4とを比較す
れば、0.5×Si+Pを0.012%以下に規制することによ
り、耐二次加工性の改善が顕著であることがよくわか
る。 試料4は、0.5×Si+Pが0.014%と高い比較例で、二
次加工性が悪い。 試料7は、Ti含有量が0.090%と本発明の範囲を超え
た比較例である。値や二次加工性は良好であるが、El
が53.5%と本発明の目標のEl値の54%を下まわってい
る。
【発明の効果】
以上に本発明について詳細に説明したが、本発明によ
れば全伸びが54%以上、値が2.55以上の二次加工性に
優れた超加工性冷延鋼板を連続焼鈍で製造することが可
能となり、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、C含有量、Ti含有量と値との関係を示す
図、第2図は、0.5×Si+P含有量と二次加工割れ限界
温度との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋末 治 神奈川県相模原市淵野辺5―10―1 新 日本製鐵株式會社第2技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−86819(JP,A) 特開 平1−177322(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C≦0.0015%,Si≦0.015%,Mn≦0.15%,P
    ≦0.007%,S≦0.007%,sol.Al≦0.060%,N≦0.0015%,T
    i0.020〜0.060%、且つ0.5×Si+P≦0.012%、残部鉄
    及び不可避的不純物よりなる鋼片を、加熱し、熱間圧延
    し、巻き取り、熱延鋼帯とするに際し、鋼片加熱温度を
    1100℃以下とし、巻き取り温度を700℃以上とするとと
    もに、70%以上の冷延率で冷間圧延を行い、その後、連
    続焼鈍にて650〜900℃で再結晶焼鈍を行うことを特徴と
    する全伸びが54%以上、値が2.55以上の二次加工性に
    優れた超加工性冷延鋼板の製造方法。
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