JPH04115914U - 自動車の空調ダクト - Google Patents

自動車の空調ダクト

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Publication number
JPH04115914U
JPH04115914U JP2742191U JP2742191U JPH04115914U JP H04115914 U JPH04115914 U JP H04115914U JP 2742191 U JP2742191 U JP 2742191U JP 2742191 U JP2742191 U JP 2742191U JP H04115914 U JPH04115914 U JP H04115914U
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JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
air
duct
air conditioning
side duct
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Pending
Application number
JP2742191U
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English (en)
Inventor
仁 内田
哲也 山口
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Priority to JP2742191U priority Critical patent/JPH04115914U/ja
Publication of JPH04115914U publication Critical patent/JPH04115914U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インストルメントパネルの内側に空調空気を
流すことによってインストルメントパネル上面を冷却し
て輻射熱発生のエネルギーを減少させる。 【構成】 インストルメントパネル7の内側にインナプ
レート10を配設し、このインナプレート10とインストル
メントパネル7とによってサイドダクト11を形成する。
そして、このサイドダクト11に空調用のダクト本体12を
接続すると共にこのサイドダクト11に空調空気を送風す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の空調ダクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車には車室内を快適な状態に保つために車室内の空気の温度等を調整する ための空気調和装置が装着されている。この空気調和装置のダクト本体内には冷 房ユニットを構成するエバポレータや暖房ユニットであるヒータコア等が設けら れている。そして、冷房または暖房時には、車室外または車室内の空気をブロア 1(図5及び図6)によってダクト本体内を通すと共にその空調空気Aを車室2 (図4)の各吹出口例えば、センタベンチ吹出口3、サイド吹出口4(図6及び 図3)から吹きださせている。
【0003】 これら各吹出口3,4部分は図7に示すように、箱状の部品5に空気用ホース 6を組み付けた構造となっている(図5及び図6をも参照)。したがって、ダク ト本体からの空調空気Aはこの空気用ホース6を通って箱状の部品5の吹出口3 ,4に分配されることになる。図中、7はインストルメントパネル、8はフロン トガラス、9はステアリングホイールをそれぞれ示している。
【0004】 なお、自動車の空調ダクト構造として実開昭61-191914 号公報に開示されたも のがある。この公報のものは空調ダクト部材をインストルメントパネルに取付け た状態において、インストルメントパネルの内側に空調ダクトの上部部分によっ て凹部を形成し、必要に応じて上部のインストルメントパネルの一部を開口させ るようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、夏季においては乗員、特に助手席の乗員は頭部にインストルメ ントパネル上面からの日射Bによる輻射熱C(図4)を受け不快を感じる問題が あった。これに対応するために乗員の頭部に強力な空調空気Aすなわち冷風を送 るようにすると車両の空気調和装置に大きな負担を与える問題があった。また、 このように強い輻射熱Cに対してただ、単に冷風で対応するようにすると人間の 生理面に対しては良い影響を与えない問題があった。
【0006】 なお、実開昭61-191914 号公報に開示されたインストルメントパネルの内側に 凹部を形成したものは、その形成された凹部の面が冷却されるが、冷風感を得る にはインストルメントパネルをいちいち開放しなければならない煩わしさがある 。
【0007】 本考案は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、インストルメン トパネルの内側に形成したダクトに空調空気を流すことによってインストルメン トパネル上面を冷却して輻射熱発生のエネルギーを減少さすようにした自動車の 空調ダクトを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来の問題点を解決するための手段として、インストルメント パネルの内側にインナプレートを配設し、該インナプレートと前記インストルメ ントパネルとによってサイドダクトを形成し、該サイドダクトと空調用ダクト本 体とを接続したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案は、このようにインストルメントパネルの内側にサイドダクトを形成し 、さらに、サイドダクトにダクト本体を接続してこのサイドダクト内に空調空気 を送風するようにしたので、夏季においては、インストルメントパネル上面を常 時冷却することが可能となる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1及び図2にもとづいて図5及び図6と同一の部 材には同一の符号を付して説明する。本考案に係る自動車の空調用ダクトは、イ ンストルメントパネル7の内側にこのインストルメントパネル7と略同様の大き さのインナプレート10を配設し、このインナプレート10とインストルメントパネ ル7とによってサイドダクト11を形成すると共にこのサイドダクト11とブロア1 を有する空調用のダクト本体12とを接続させてある。
【0011】 このようにインナプレート10を配設することによってサイドダクト11が形成さ れたので、このサイドダクト11が従来の空気用ホース6の役目をすることになる 。これによってセンタベンチ吹出口3及びサイド吹出口4を有する箱状の部分5 は不要になり作業が簡略化される。
【0012】 以上のように構成されているので、夏季において、車室2内を冷却する際には サイドダクト11内に空調用ダクト本体12からの空調空気すなわち冷風がブロア1 によって送風されることになる。これによって、インストルメントパネル7の表 面が冷却され、乗員に対する日射Bによる輻射熱C発生のエネルギーを低下させ ることが可能となる。
【0013】 また、冬季においては、サイドダクト11内にダクト本体12からの温風が送風さ れることによりインストルメントパネル7の上面を常時暖めることが可能となる 。これによって、乗員はこの輻射熱による暖房を得ることができ、さらに、吹出 口からの空調空気が直接に乗員の体に当ることによる不快感も軽減させることが できる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、このようにインストルメントパネルの内側にサイドダクトを形成し 、さらに、このサイドダクトに空調用のダクト本体を接続してサイドダクト内に 空調空気を送風するようにしたので、夏季においては、インストルメントパネル 上面を常時冷却することができる。これによって、乗員に対する日射による輻射 熱発生のエネルギーを低下させることができる。このように輻射熱発生のエネル ギーを低下させたので、冷却のための空調空気の量も低下させることができ、人 間の生理に対しても良い影響を与えることができる。また、冬季においては、サ イドダクト内に送風される温風によってインストルメントパネルの上面が輻射熱 を発するので乗員はこの輻射熱によって暖房を得ることができる。このように輻 射熱による暖房が得られると温風が直接乗員に当ることによる不快感を軽減させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す模式図である。
【図2】空調空気の流れを示す模式図である。
【図3】インストルメントパネル部分の正面図である。
【図4】輻射熱の発生を示す模式図である。
【図5】従来のインストルメントパネル部分の吹出口部
分の模式図である。
【図6】従来の空気の流れを示す模式図である。
【図7】従来の吹出口を形成する箱状部分を拡大して示
した模式図である。
【符号の説明】
7 インストルメントパネル 10 インナプレート 11 サイドダクト 12 ダクト本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの内側にインナ
    プレートを配設し、該インナプレートと前記インストル
    メントパネルとによってサイドダクトを形成し、該サイ
    ドダクトと空調用のダクト本体とを接続したことを特徴
    とする自動車の空調ダクト。
JP2742191U 1991-03-28 1991-03-28 自動車の空調ダクト Pending JPH04115914U (ja)

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JP2742191U JPH04115914U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 自動車の空調ダクト

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JP2742191U JPH04115914U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 自動車の空調ダクト

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JPH04115914U true JPH04115914U (ja) 1992-10-15

Family

ID=31911707

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JP2742191U Pending JPH04115914U (ja) 1991-03-28 1991-03-28 自動車の空調ダクト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020183141A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 トヨタ紡織株式会社 車両用温調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020183141A (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 トヨタ紡織株式会社 車両用温調装置

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