JPH041155A - 脂肪酸ハロゲナイドの製造 - Google Patents

脂肪酸ハロゲナイドの製造

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Publication number
JPH041155A
JPH041155A JP2411031A JP41103190A JPH041155A JP H041155 A JPH041155 A JP H041155A JP 2411031 A JP2411031 A JP 2411031A JP 41103190 A JP41103190 A JP 41103190A JP H041155 A JPH041155 A JP H041155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
fatty
halogenating agent
reaction mixture
amide
Prior art date
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Pending
Application number
JP2411031A
Other languages
English (en)
Inventor
Reginald D O Evans
レジナルド・デビッド・オーウェン・エバンス
Raymond Jennings
レイモンド・ジェニングス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNICHEMA CHEM BV
Original Assignee
UNICHEMA CHEM BV
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Publication date
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Publication of JPH041155A publication Critical patent/JPH041155A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明はハロゲン化脂肪酸(脂肪酸ハロゲナイド) 特
に塩化脂肪酸の改良された製造方法に関する。脂肪酸ハ
ロゲナイド、特に塩化脂肪酸は、高価な市販化いて、ま
た紙のサイジングに使用されるアルキルケテンニ量体(
AKD)の製造においてしばしば使用される。 [0002]
【従来の技術】
従来的には塩化酸は、脂肪酸と三項比隣、三項比隣、又
は塩化チオニルのような塩素化剤とを反応させ、その後
、得られた脂肪酸ハロゲン化物を無機物質から分離する
ことによって製造されてきた。 [0003] 西独特許出願公開明細舎弟1 280 854号[WE
B ・ロイナーウエルケ(VEB Leuna−Wer
ke )  ”ワルター・ウルブリヒト(Waiter
 Ulbricht ) ” ]から、脂肪酸と過剰の
三項比隣を1つ以上の反応器中において40乃至80℃
の温度及び10乃至140分の滞留時間で反応させるこ
と、及び反応生成物を分離容器に移し、そこで上の塩化
脂肪酸層を下の亜燐酸層から分離することが知られてい
る。上の塩化脂肪酸層には、未反応の三項比隣も含まれ
ている。 [0004] 米国特許第2 262 431号[アーマ−・アンド・
コーポレーション (Armour & Co )によ
れば、脂肪酸とハロゲン比隣の反応の後、ハロゲン化脂
肪酸に影響を与えることなく、未反応のハロゲン比隣を
水で加水分解して燐酸又は亜燐酸を形成させることがで
き、それによって実質的に純粋な脂肪ハロゲン化物の上
層を得ることができる。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】
商業的規模でハロゲン化脂肪酸を製造する場合に遭遇す
る問題点の1つは、ハロゲン化脂肪酸の無機物質からの
分離が2つの層への分離(settl ing)のため
にしばしば困難であり、とりわけ乳化がおこるために時
間がかかるということである。 [0006] 実用的規模での操業に必要なことは、6時間以内、好ま
しくは3時間以内に速やかに分離し透明化し、かつはっ
きりとした界面を形成し、その後、効率的に下の無機層
を除去できるということである。 [0007]
【課題を解決するための手段】
従って本発明は、ハロゲン化脂肪酸の製造方法であって
、脂肪酸をハロゲン化剤と反応させること、その次に所
望により未反応のハロゲン化剤を加水分解すること、及
び反応混合物に脂肪酸窒素誘導体を添加することによっ
てハロゲン化脂肪酸の上層を無機の下層から分離するこ
とによる方法を提供する。 [0008] 本発明者らは、ヒドロ塩化ジメチルホルムアルデヒドの
ようなカルボキシアミドが少なくとも0.5モル%存在
する条件下で行われる方法を記載している米国特許明細
書第4900479号[フロイデンベルグ(Freud
enberg ) /BASF]の存在に気付いている
。本発明は、脂肪酸窒素誘導体を使用する点でこの米国
特許とは異なる。 [0009] 例えば粗タロー脂(tallow)から製造されたもの
のような、特定の低品質脂肪酸は、脂肪酸アミンととも
にアミド、アルコール、アルカン、着色体、その他のよ
うな多くの不純物を少量含有している。もちろん、優れ
た品質の塩化脂肪酸をこのような低品質の脂肪酸から得
ることはできない。従って本発明は特に高品質の塩化脂
肪酸、即ち、鹸化できない物質を0.5重量%未満、好
ましくは0. 3重量%未満しか含まないものを製造す
ることを目的とし、従って脂肪酸出発物質も同様な程度
の純度を有していなければならない。 [0010] 本発明による方法は、飽和又は不飽和の、C2乃至C2
4、特にC12乃至C24の脂肪酸を出発材料として使
用し、同じ鎖長の脂肪ハロゲン化物を得る。 [0011] 本発明の好ましい実施態様において使用されるハロゲン
化剤は、ハロゲン北隣、好ましくは三基比隣である。 [0012] 反応混合物中に脂肪酸出発物質の重量に基づいて0.0
1乃至0.5重量%の脂肪酸窒素誘導体を添加するのが
好ましく、0.05乃至0.2重量%がより好ましい。 脂肪酸窒素誘導体はこのような濃度で脂肪酸に可溶であ
る。脂肪酸窒素誘導体は、脂肪ニトリル、第1、第2、
又は第3アミン、ジアミン、第4アンモニウム塩、脂肪
アミン酸化物、モノ又はジ置換脂肪アミンなどから選択
することができる。脂肪アミドとして、2乃至44、好
ましくは10乃至36の炭素原子を含有する化合物、特
に4乃至24、好ましくは12乃至24の炭素原子を含
有する第1アミド、或いは24乃至44の炭素原子を含
有する第2アミドを使用するのが好ましい。脂肪アミン
及びその他の脂肪酸窒素誘導体を使用する場合にも同様
な鎖長を有するものが好ましい。 [0013] 処理上の観点から、ハロゲン化剤と反応する前の脂肪酸
に脂肪酸窒素誘導体を添加するのが有利である。 [0014] 脂肪酸とハロゲン化剤との反応は、1つ以上の反応器中
において40乃至70℃の温度と10乃至140分の滞
留時間で行うのが好ましい。反応生成物は、好ましくは
続いて分離容器に移し、そこで上のハロゲン化脂肪酸層
を下の無機層から分離する。 [0015] ハロゲン北隣は、脂肪酸に対して過剰のモル量で使用す
るのが好ましい。脂肪酸とハロゲン北隣との反応後、ハ
ロゲン化脂肪酸に影響を与えることなく、未反応のハロ
ゲン北隣を水で加水分解して燐酸又は亜燐酸にすること
ができ、それによって実質的に純粋な脂肪ハロゲン化物
の上層を得ることができる。本発明によれば、反応混合
物の2層への分離がかなり容易にされており、通常はっ
きりとした界面が得られ、透明からやや曇った上層にな
る。従って、本発明は既存の装置中においてより速い処
理速度をもたらす。その後、無機の下層を分離して、実
質的に純粋なハロゲン化脂肪酸が得られる。また、本発
明は、0.1乃至0.3%の鹸化できない物質を含む純
粋な出発物質からハロゲン化脂肪酸を良好かつ速い相分
離により製造することも可能にする。 [0016]
【実施例】
脂肪酸を攪拌しながら65〜70℃に加熱した。三項比
隣(脂肪酸に基づいて計算して1.5モル過剰)を15
分間にわたって添加した。添加後、反応混合物をさらに
30分間攪拌した。反応混合物を反応温度で沈降させた
。 [0017] 上層はやや曇ッていた。分離/透明化点(separa
tion/clarification point)
を上層の塩化脂肪酸が、はっきりとした界面とともに、
完全に透明になった時と定義した。 [0018] 結果を以下の表にまとめる。 (J開十4−11t)t) (/J [0019] 脂肪酸 透明化時間(時間) 添加剤 (HCD十HD) (0゜ 05%) 0M ブレンド (HCD+HD) 3゜ (Oo 05%) 0M ブレンド (HCD十HD) (0゜ 05%) 0M ブレンド <HCD ) 1゜ (0゜ 2%) [00201 T2及びT6はそれぞれ英国規格(British 5
tandard) 3919 (1987)で定義され
たタロー脂2 (tallow 2)及びタロー脂6 
(tallow 6)から製造された脂肪酸を表す。O
Mはオレイルアミドを表し、XはN−フェニルエチルス
テアラミドを表す。Hは水素添加出発脂肪酸、Cはメタ
ノールから結晶化された出発脂肪酸、及びDは蒸留され
た出発脂肪酸を表し、これらは全て0.1乃至0゜2重
量%の鹸化できない物質を含んでいた。 [0021] 同様な有利な効果は、オレイルアミドをオレイルアミン
又はステアリルアミンで置き換えたときも得られた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸をハロゲン化剤と反応させること及
    びハロゲン化脂肪酸の上層を無機の下層から分離するこ
    とによりハロゲン化脂肪酸を製造する方法であって、脂
    肪酸窒素誘導体を反応混合物に添加することを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】脂肪酸が、飽和又は不飽和のC_2乃至C
    _2_4脂肪酸である、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】ハロゲン化剤がハロゲン化燐である、請求
    項1の方法。
  4. 【請求項4】ハロゲン化剤と反応する前の脂肪酸に脂肪
    酸窒素誘導体を添加する、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】脂肪酸出発物質が0.5重量%未満の鹸化
    できない物質しか含まない、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】脂肪酸出発物質の重量に基づいて0.02
    乃至0.5重量%の脂肪酸窒素誘導体を反応混合物中に
    添加する、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】脂肪酸窒素誘導体が、脂肪ニトリル、第1
    、第2、又は第3アミン、ジアミン、第4アンモニウム
    塩、脂肪アミン酸化物、モノ又はジ置換脂肪アミンなど
    から選択される、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】脂肪酸窒素誘導体が、2乃至44の炭素原
    子を有する脂肪アミドである、請求項1の方法。
  9. 【請求項9】脂肪アミドが第1アミドである、請求項8
    の方法。
  10. 【請求項10】脂肪アミドが第2アミドである、請求項
    8の方法。
JP2411031A 1989-12-22 1990-12-17 脂肪酸ハロゲナイドの製造 Pending JPH041155A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP89313533 1989-12-22
NL89313533.5 1989-12-22
GB9009163.8 1990-04-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH041155A true JPH041155A (ja) 1992-01-06

Family

ID=8202894

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2411031A Pending JPH041155A (ja) 1989-12-22 1990-12-17 脂肪酸ハロゲナイドの製造

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JP (1) JPH041155A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56108734A (en) * 1979-12-13 1981-08-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Preparation of beta-halogenoisobutyryl halide

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56108734A (en) * 1979-12-13 1981-08-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Preparation of beta-halogenoisobutyryl halide

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