JPH04115308U - ヘツド取付機構 - Google Patents
ヘツド取付機構Info
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- JPH04115308U JPH04115308U JP1563291U JP1563291U JPH04115308U JP H04115308 U JPH04115308 U JP H04115308U JP 1563291 U JP1563291 U JP 1563291U JP 1563291 U JP1563291 U JP 1563291U JP H04115308 U JPH04115308 U JP H04115308U
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- head
- tape
- tape guide
- guide
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 1
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ヘッドの位置調整を容易に行なうことができる
と共に、テープガイドの位置を安定にできるヘッド取付
機構を提供する。 【構成】テープガイド2aを有するヘッド2と、このヘ
ッド2が取り付けられたヘッドプレート1を支持するヘ
ッドベース6とを備える。ヘッドベース6に膨出部17
を設ける。膨出部17をテープガイド2aに対応する位
置に配する。また、膨出部17をテープ面と直交する方
向に配する。膨出部17をテープ面と直交する方向に配
するので、チルト調整の必要がなくなり、チルト調整の
手間が省け、労力を軽減できる。また、膨出部17をテ
ープガイド2aに対応する位置に配するので、アジマス
調整を行なう場合、テープに対するテープガイド2aの
相対位置がほとんど変化しないため、テープガイド2a
の位置が安定する。従って、テープガイド2aはテープ
を常に円滑に案内する位置に配することができる。
と共に、テープガイドの位置を安定にできるヘッド取付
機構を提供する。 【構成】テープガイド2aを有するヘッド2と、このヘ
ッド2が取り付けられたヘッドプレート1を支持するヘ
ッドベース6とを備える。ヘッドベース6に膨出部17
を設ける。膨出部17をテープガイド2aに対応する位
置に配する。また、膨出部17をテープ面と直交する方
向に配する。膨出部17をテープ面と直交する方向に配
するので、チルト調整の必要がなくなり、チルト調整の
手間が省け、労力を軽減できる。また、膨出部17をテ
ープガイド2aに対応する位置に配するので、アジマス
調整を行なう場合、テープに対するテープガイド2aの
相対位置がほとんど変化しないため、テープガイド2a
の位置が安定する。従って、テープガイド2aはテープ
を常に円滑に案内する位置に配することができる。
Description
【0001】
この考案は、例えば、テープレコーダ等のヘッドに適用して好適なヘッド取付
機構に関する。
【0002】
テープレコーダ等のヘッドは、ヘッドが磁気テープ(以下、「テープ」という
)に対して正しい位置になるように配する必要がある。つまり、テープの長手方
向に対するヘッドのギャップの傾き(以下、「アジマス」という)をテープに対
して垂直に調整する必要がある。この調整が不良の場合、高音部の抜けた明瞭度
の悪い音となり、かつ、ステレオ録音・再生のときには左・右チャネルの位相が
ずれる。
【0003】
また、テープの面と直交する方向に対するヘッド面の傾き(以下、「チルト」
という)をヘッド面がテープに密着するように調整する必要がある。つまり、こ
の調整が不良の場合、テープに対する録音・再生の損失が大きくなり、かつ、ス
テレオ録音・再生のときは左・右チャネルのレベル差が生じる。
【0004】
そこで、アジマス調整およびチルト調整ができるヘッド取付機構が提案されて
いる。図4および図5はその一例を示すものであり、テープレコーダのヘッド装
着部に適用したものである。
【0005】
Sは、メカシャーシ(図示せず)上に配されるヘッド取付機構であり、以下の
ように構成されている。ヘッドプレート1は、図5に示すように、略L字状をな
しており、この長手方向の中央上面にはヘッド2が固着されている。このヘッド
2の一端(図4および図5では左端)には、テープ(図示せず)を案内するテー
プガイド2aが固着されている。ヘッドプレート1は、図4に示すように、ビス
3〜5に遊嵌されたコイルスプリング8を介装した状態でヘッドシャーシ7上の
ヘッドベース6に配されている。つまり、ヘッドプレート1は、コイルスプリン
グ8により常に上方に付勢されている。そして、ヘッドプレート1は、図4に示
すように、ビス3〜5の頭部でその位置が規制されている。ヘッドベース6には
、コイルスプリング8の移動を規制するスプリング受け8aが形成されている。
【0006】
ヘッドプレート1は、図5に示すように、3本のビス3〜5で3点支持されて
いる。ビス3〜5の配置は、図5に示すように、ヘッド2を中央に挟んでビス3
とビス4とが対向状に配される。一方、ビス4とビス5はヘッドプレート1の一
端(図4および図5では左端)でヘッドプレート1の短手方向に沿って対向状に
配される。そして、3本のビス3〜5を適宜調整することにより、ヘッド2のア
ジマス調整およびチルト調整を行なう。
【0007】
ところで、上述したように、従来のヘッド取付機構Sでは、アジマス調整の際
、チルトが微妙に変わる。また、チルト調整の際にもアジマスが微妙に変わる。
従って、アジマス調整とチルト調整とは互いに関連して調整する必要があるため
、ヘッド2の位置調整が困難である。また、ヘッド2の位置調整の際、ヘッド2
に配されたテープガイド2aの位置の変化が大きいため、テープガイド2aがテ
ープを円滑に案内しなくなることがある。
【0008】
そこで、この考案は、ヘッド位置調整を容易に行なうことができると共に、テ
ープガイドの位置を安定にできるヘッド取付機構を提供するものである。
【0009】
この考案においては、少なくとも一端にテープガイドを有するヘッドと、この
ヘッドが取り付けられたヘッドプレートを支持するヘッドベースとを備え、この
ヘッドベースのテープガイドに対応する位置にテープ面と直交する方向でもって
膨出部を配するものである。
【0010】
テープの面と直交する方向に膨出部17をヘッドベース6に配するので、チル
ト調整を行なう必要がなくなる。つまり、チルト調整を行なう手間が省け、労力
の軽減となる。また、ヘッド2に配されたテープガイド2aに対応する位置に膨
出部17を配するので、アジマス調整を行なう場合、テープに対するテープガイ
ド2aの相対位置がほとんど変化しない。つまり、テープガイド2aはテープを
常に円滑に案内する。
【0011】
以下、図面を参照しながら、この考案の一実施例について説明する。これらの
図において、図4および図5と対応する部分には、同一符号を付してその詳細説
明は省略する。
【0012】
ヘッドベース6の長手方向のほぼ中央には、後述する防振材を乗せる台9が形
成されている。ヘッドベース6の一端側(図1および図3では、左側)には、台
9よりも若干高い支持部10が形成されている。ヘッドベース6の両側(図1で
は左右)には、一対のスタンド11,11が立設されている。ヘッドシールド板
12は、スタンド11,11に横架された状態でビス13,13により取り付け
られている。ヘッドシールド板12において、ビス3と後述するナット21の上
方に対応する部位には孔14が穿設されている。そして、ヘッドシールド板12
とヘッド2との間および台9とヘッドプレート1との間には、それぞれ防振ゴム
等の防振材15,16が介装されている。この防振材15,16により、ヘッド
2に伝わるモータ等の振動が吸収される。
【0013】
支持部10の一端縁(図1では右縁)には、図1に示すように、縦断面略半円
状の膨出部17が上方に向かって突設されている。この膨出部17の高さは、チ
ルトの調整が不要となるように設定される。膨出部17は、図2に示すように、
テープの面と直交する方向、すなわちヘッドベース6の短手方向に突設されてい
る。また、膨出部17は、ヘッド2のテープガイド2aに対応する位置に直線状
に配されている。この膨出部17とヘッドプレート1との間には、ヘッド2の高
さ調整用のスペーサ18が介装されている。
【0014】
膨出部17側(図1および図3では左側)には、ヘッドプレート1の膨出部1
7側を保持するための一対のボルト19,20がヘッドシャーシ7とヘッドベー
ス6とに貫挿した状態で取り付けられている。つまり、ボルト19,20は、図
3に示すように、ヘッドプレート1の短手方向に沿って対向状に配されている。
ボルト19,20の一端(図1および図2では下端)は、ヘッドシャーシ7に対
してかしめられている。また、ヘッドプレート1より突出しているネジ部19a
,20aには、図1および図2に示すように、コイルスプリング8が遊嵌され、
そのコイルスプリング8の付勢力をヘッドプレート1に付与するためのナット2
1が螺着されている。そして、ボルト19,20、コイルスプリング8、ナット
21により、ヘッドプレート1の膨出部17側を保持している。この場合には、
二本のボルト19,20が配されているので、一本で保持する場合に比べてヘッ
ドプレート1の保持を安定にすることができる。
【0015】
一方、ヘッドベース6およびヘッドシャーシ7に螺着しているビス3は、ヘッ
ドプレート1の他端側(図1では右側)の上下位置を調整、すなわちアジマス調
整を行なうためのものである。本例は、以上のように構成され、その他は図4の
例と同様に構成される。
【0016】
本例によれば、チルトを一定とする膨出部17をヘッドベース6に設けるので
、ヘッド2のチルトが安定となりチルト調整を行なう必要がなくなる。一方、ア
ジマス調整はビス3の調整によって行なう。つまり、スプリング8による上方へ
の付勢力に抗してヘッドプレート1をビス3の頭部で下方へ押圧し、ヘッドプレ
ート1の他端側の上下位置を規制することによって、アジマスが調整される。チ
ルトを一定とする膨出部17をヘッドベース6に設けるので、アジマス調整の際
には、チルト調整を行なう必要がなく、ヘッド2の位置調整を容易に行なうこと
ができる。特に膨出部17をヘッドベース6の短手方向に沿って直線状に突設し
ているので、平面にてヘッドプレート1を支持する場合および膨出部17を部分
的に配する場合に比べて、チルトの精度を高めることができる。
【0017】
ヘッド2のテープガイド2aに対応する位置に膨出部17を配したので、アジ
マス調整をする場合、テープに対するテープガイド2aの相対位置がほとんど変
化しないため、テープガイド2aの位置が安定する。つまり、テープガイド2a
は、テープを常に円滑に案内する位置に配することができる。
【0018】
また、この実施例においては、ヘッドベース6に台9や支持部10を設けて肉
厚を厚くしたので、加工時等の応力による変形を免れ、特に、膨出部17の加工
精度を高めることができる。また、このように肉厚を厚くしたので、従来の薄板
状のヘッドベースに比べてモータ(図示せず)、その他の部分からの振動伝達量
をヘッドベース6で軽減できる。つまり、従来の薄板状のヘッドベースでは、モ
ータ等の振動によりそれ自体がうねる。これに対して本例では、ヘッドベース6
を厚くしたことにより、ヘッドベース6の内部損失で振動を吸収してうねりを生
じさせない。従って、振動を効果的に低減できるので、ヘッド2の振動による変
調ノイズの発生を防止でき、良好な音質を得ることができる。
【0019】
この考案によれば、ヘッドベースにテープの面と直交する方向に膨出部を配す
るので、チルト調整を行なう必要がなく、労力を軽減できる。
【0020】
また、ヘッドに配されたテープガイドに対応する位置に膨出部を配するので、
アジマス調整を行なう場合、テープに対するテープガイドの相対位置がほとんど
変化しないため、テープガイドはテープを常に円滑に案内できる。
【図1】実施例の正面図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】図1のII−II線断面図である。
【図4】従来例の正面図である。
【図5】従来例の平面図である。
1 ヘッドプレート
2 ヘッド
2a テープガイド
3 ビス
6 ヘッドベース
7 ヘッドシャーシ
8 コイルスプリング
17 膨出部
19,20 ボルト
21 ナット
S ヘッド取付機構
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも一端にテープガイドを有する
ヘッドと、このヘッドが取り付けられたヘッドプレート
を支持するヘッドベースとを備え、このヘッドベースの
上記テープガイドに対応する位置にテープ面と直交する
方向でもって膨出部を配することを特徴とするヘッド取
付機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1563291U JP2522586Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ヘッド取付機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1563291U JP2522586Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ヘッド取付機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115308U true JPH04115308U (ja) | 1992-10-13 |
JP2522586Y2 JP2522586Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31902788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1563291U Expired - Fee Related JP2522586Y2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ヘッド取付機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522586Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP1563291U patent/JP2522586Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2522586Y2 (ja) | 1997-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |