JPH04115125A - 熱流量センサ - Google Patents

熱流量センサ

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JPH04115125A
JPH04115125A JP2234838A JP23483890A JPH04115125A JP H04115125 A JPH04115125 A JP H04115125A JP 2234838 A JP2234838 A JP 2234838A JP 23483890 A JP23483890 A JP 23483890A JP H04115125 A JPH04115125 A JP H04115125A
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Yoshinobu Naitou
悦伸 内藤
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古田土 節夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガス、液体等の流体の流量測定に用いられる熱
流量センサに関する。例えば、配管中を流れるガスや液
体の流量を測定するのに用いる。
〔従来の技術〕
従来、比較的構造が簡単で、かつ精度よく検出できる流
体の流量を測定するものとして、熱を利用する熱流量計
が知られている。その内代表的なものとしては、トーマ
スガスメーター、境界層流量計、および微小質量流量計
がある。しかし、これらの従来の熱流量計はそれぞれ次
に述べる問題点を有していた。
トーマスガスメーターは、流体の流路中に配列されたヒ
ータを加熱し、サーミスタ型感温素子や熱電対等の測温
体を用いて加熱前後における温度差より流量を検出する
方法で、構成が簡単でかつ高精度に検出できるという特
徴を有するが、被測定気体をヒータにより直接加熱する
。そのため、被測定気体を分解、汚染する他、形状が大
きいので応答速度が遅いという問題点があった。
また、境界層流量計は、流路管外壁にヒータ、および測
温体が設けである。そのため、被測定気体の分解、汚染
は少ないが、測定感度が低く、かつ、応答速度が遅いと
いう問題点があった。
他方、微小質量流量計は、測定用流路として細管を用い
ている。そのため、境界層流量計で問題となった測定精
度の低下は解決できたが、流体中に含まれる塵あい等に
より管内が目詰まりしやすいという新たな問題点が生じ
ていた。
熱波量センサとしては、以上に述べた、被測定流体を加
熱する方式の他、被測定流体中に配列された熱線から奪
われる熱量をサーミスタ抵抗値の変化分より検出する熱
線流速センサがある。しかし、熱線流速センサは、形状
が大きいので測定する上で比較的大きな空間を必要とす
る上、更に、熱線への電力供給端子と、熱線の抵抗測定
端子が同一であるために、測定値が安定するまでに長時
間を要する上、高精度に測定することが困難であった。
また、高精度に検出しようとした場合には安定化電源や
複雑な補正回路を必要とし、その結果高価格となりあま
り実用的でなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の熱流量計に用いられていた熱電対
は素子形状が大きく応答速度が遅い上、また、高精度に
測定しようとすると管の径が細くなり、実装上問題点が
多かった。
また、一般に加熱用ヒータと検出用熱電対が一体化され
ていないので小型化に限界があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
半導体薄膜技術を用いることにより加熱用ヒータと検出
用熱電対を同一基板に小型、集積化することにより高速
応答および高精度化を実現する熱流量センサを提供する
ことを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明の熱流量センサにおい
ては、熱不良導体絶縁性基板上に半導体プロセス技術を
用いて薄膜ヒータとしての薄膜抵抗体、および測温体と
しての薄膜熱雷対を集積化する構成とした。
具体的には、流体が流れる流路中に配置される熱流量セ
ンサを以下、 ■熱不良導体基板1と、 ■熱不良導体基板1上に設けられた薄膜ヒータ2と、 ■熱不良導体基板1上に設けられ、冷接点の温度と薄膜
ヒータ2が発生した熱量と流体の流量とで定まる温接点
の温度との差を検出する薄膜熱電対3および4との構成
とした。
〔作用〕
このように、同一熱不良導体基板1上に設けられた加熱
用の薄膜ヒータ2、および薄膜ヒータ2に近接されて配
列された薄膜熱電対3.4より構成された熱流量センサ
においては、薄膜ヒータ2に電力源より所定の電力が供
給されることにより発熱し、薄膜ヒータ2近傍の温度は
上昇する。この時上昇する温度の値は、ガスや液体の流
れが無い場合は、主として熱電対を構成する基板や熱電
対材料の形状と熱伝導率により決定され、熱平衡状態に
なり、近接して配列された薄膜熱電対3.4により検出
される。次に、ガスや液体の流れが生じた場合は、薄膜
ヒータ2の熱の一部がガスや液体により奪われ、前に述
べた熱平衡状態よりずれ、薄膜ヒータ2の温度は低くな
る。この時の温度の低下は次式で与えられる。
△TI=T1 To =Rts、・P・・・・・・(1
)ここで、△T、は薄膜ヒータ2の上昇した温度、T、
は薄膜ヒータ2すなわち温接点の温度、T。
は冷接点の温度、Rtl、は熱抵抗、Pは薄膜ヒータ2
に外部より供給された電力をそれぞれ表す。
次に、流体によって薄膜ヒータ2がら失われる熱量△P
を考慮した場合の上昇温度△T2は次式%式% ここでhは流体の流速■の平方根および比熱によって決
定される量、Aは薄膜ヒータの面積である。
従って、流体の比熱が一定の場合、式(1)および式(
2)より流体の流速と温度との関係は次式で表される。
へT=へT、−ΔT! Rt、l −A h −R・・・P(1+Rth 、Ah  )=Rtあ  
・P−A” ■1″   ・・・・・・ (3)但し、
Rtl′−A’  Vl” < lとする。
第  1 表 第1表に一例として示すガスや液体の定圧比熱<j−g
−’・K−1)、密度(10−’ g −cva−” 
)や熱伝導率(10−”W−1m−’・K−1)は既知
であるので、ヒータの温度の低下分へTを、近接して配
列された薄膜熱電対を用いて測定することにより流体の
速度すなわち流量を求めることができる。
第2図に測定結果を示す。第2図中、横軸は流量を、ま
た縦軸は検出電圧の大きさを、また、白丸印(0)は窒
素(N2)を、ばつ印(×)は水素(N2)を示す。第
2図から明らかなようにガス流量の違いにより検出電圧
は異なるので、ガスの種類が分かっていれば、検出電圧
の大きさより流速すなわち流量を求めることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の熱流量センサの一実施例について説明
する。
(第一の実施例) 第1図は本発明における熱流量センサの第一の実施例を
示す図で、(A)は平面図を、(B)は側面図を、また
(C)は、x−x’における断面図を示すものである。
熱流量センサは熱不良導体基板lと、熱不良導体基板1
上に設けられた薄膜ヒータ2および温接点が薄膜ヒータ
2の近傍に配列された薄膜熱電対3および4が同一熱不
良導体基板1上に集積化されている。具体的には、熱不
良導体基板1として板厚150μmのガラス基板を、薄
膜ヒータ2としてNiCr1膜抵抗体を、さらに薄膜熱
電対3および4として微結晶化シリコン薄膜を用いた構
成とした。また、熱流量センサの感度を向上させるため
に、薄膜熱電対3および4の温接点、冷接点間の温度差
を大きくすることが必要となる。そのため、熱不良導体
基板1には、熱伝導率の小さい基板、例えば、ガラス、
アルミナ、サファイアなどのセラミック基板で、かつ、
できるだけ基板厚の薄いものを用いる。薄膜ヒータ2に
は、TaNz、NiCr、Tiなどの薄膜抵抗体を真空
蒸着法やスパッタ法などにより設けて用いる。El薄膜
熱電対および4には、前に述べた半導体薄膜の他、金属
薄膜例えばB1−5b等を用いことができる。
ここで金属薄膜は真空蒸着法やスパッタ法により、また
、半導体薄膜はCV D (Chemical Vap
ourDeposition )法や分子線エピタキシ
ー法等を用いて容易に作製することができる。なお、5
Aおよび5Bは、薄膜ヒータ2に電力を供給するための
電極対である。また、6Aおよび6Bは薄膜熱電対3.
4からの出力信号を取り出すための電極対である。〔作
用〕の項で述べた第2図は、ガラス基板上に抵抗値90
Ωの薄膜ヒータ2と、p形アモルファスシリコン半導体
−A u / N i Crの薄膜熱電対3.4とを設
けた熱流量センサの測定結果である。熱流量センサ本体
は、2対の電極上に圧着したリード線により流束中に保
持した。なお、熱流量センサ本体は流路径に比べて十分
小さい。また、流量はOcc+mから1.00 cc−
まで変化させ横軸に示し、そのときの薄膜熱電対からの
検出電圧■、を縦軸に示した。O印はN2を、X印はN
2である。なお測定は室温(摂氏20度)で行った。こ
の図のように、流量に対応した検出電圧がそれぞれ得ら
れ、各測定値のばらつきも±2%以内であった。
(第二の実施例) 第3図は熱流量センサの第二の実施例で、第3図中の番
号は第1図と同じであるが、薄膜ヒータ2と薄膜熱電対
3.4とが熱不良導体基板1を介して反対側に位置し、
これを第4図のように熱流量センサ本体を流路外に埋め
込むように配置している。つまり、流体が流れる流路を
画成する部材7に取り付けられる熱量の流量センサであ
って、その薄膜熱電対の冷接点が流路を画成する部材7
に熱接触して配置されるようにした熱流量センサである
。このように配置されるために、流体の流れを乱さずに
、かつ、熱電対の冷接点が常に一定の温度に保たれるこ
とで精度よく測定が出来た。
更に、流量センサの検出感度を高める上では、熱流量セ
ンサを流体の流れる方向と平行(Y−Y”)に配置すれ
ば良い。
(第三の実施例) 第5図は熱流量センサの第三の実施例で、第一の実施例
または第二の実施例の熱波量センサの形状を流線形とし
たものである。流束中に保持する場合、流体の流速が速
くなると、熱流量センサの形状によっては流体の渦が発
生する場合がある。
そのため、熱波量センサの形状を流線形として、流体の
渦の発生を防ぎ、流量測定の精度を維持するものである
。具体的には、熱流量センサの本体(センサチップ)を
流線形のケースに収納し、薄膜ヒータ2を流体の流れに
さらされるようにケースに窓を設ける。さらに薄膜熱電
対の冷接点がケースに熱接触するよう保持部材で配置さ
れるようにした熱流蓋センサである。
また、測定部分を渦の発生しない位置に配置することに
より同様の効果を得ることができる。
なお、第一の実施例乃至第三の実施例の熱不良導体基板
1の材料は、記載したものに限定されるものではなく、
薄膜ヒータ2からの熱を温接点に効率良く伝導するが、
冷接点に伝導しないような結晶方向および材料、例えば
水晶等を用いればよい。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように熱不良導体基板上に設け
た熱電対とヒータとを利用して流量計を構成しているの
で、以下の効果を奏する。
■半導体薄膜技術を用いることにより、加熱用の薄膜ヒ
ータと、検出用の薄膜熱電対を同一基板上に一体化した
ことにより、さらに小型、集積化できたので細管内の流
体流量測定ができ、かつ測定も高速、高精度でできるよ
うになった。
■構造、検出原理とも簡単なために、容易に流体の流量
測定が出来る。
■流路画成部材内に熱流量センサ本体を埋め込むことに
より、流体の流れを乱さずに、正確に流量の測定が出来
る。
■加熱用の薄膜ヒータは小型であるために、被測定流体
の加熱も少ないために、被測定流体の分解、汚染がない
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は第一の実施例を示す熱量流量センサの素
子パターン図、第1図(B)は第1図(A)の側面図、
第1図(C)は第1図(A)のX−x゛断面図、 第2図はH2、NZそれぞれの流量と検出電圧との関係
を示す図、 第3図(A)は第二の実施例を示す熱量流量センサの素
子パターン図、第3図(B)は第3図(A)の側面図、
第3図(C)は第3図(A)のXX゛断面図、 第4図は第二の実施例の熱量流量センサの最適配置図、 第5図は第三の実施例の熱量流量センサの形状−を表す
図である。 1・・・熱不良導体基板、 2・・・薄膜ヒータ、 3.4・・・薄膜熱電対、 5A、5B、6A、6B・・・電極対、7・・・流路を
画成する部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 流体が流れる流路中に配置される熱流量センサであって
    、熱不良導体基板(1)と、該熱不良導体基板上に設け
    られた薄膜ヒータ(2)と、前記熱不良導体基板上に設
    けられ冷接点の温度と前記薄膜ヒータが発生した熱量と
    前記流体の流量とで定まる温接点の温度との差を検出す
    る薄膜熱電対(3、4)とを備えた熱流量センサ。
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