JPH04115035U - 表面型温度検知器 - Google Patents
表面型温度検知器Info
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- JPH04115035U JPH04115035U JP2546491U JP2546491U JPH04115035U JP H04115035 U JPH04115035 U JP H04115035U JP 2546491 U JP2546491 U JP 2546491U JP 2546491 U JP2546491 U JP 2546491U JP H04115035 U JPH04115035 U JP H04115035U
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒーターとは独立した構造体を成し、取付け
方法によらず正確な温度検知ができる表面型温度検知器
を提供することにある。 【構成】 熱伝導性と耐熱性に優れたシリコーンゴムチ
ューブ1の内面に、液状の熱硬化性シリコーンゴムが塗
布され、前記シリコーンゴムチューブ1のほぼ中央にダ
イオード形サーミスタ4が配置され、これらを被温度検
知面と同径の金型を有する熱プレス機により被温度検知
面と略同形状に成形されて成る表面型温度検知器。
方法によらず正確な温度検知ができる表面型温度検知器
を提供することにある。 【構成】 熱伝導性と耐熱性に優れたシリコーンゴムチ
ューブ1の内面に、液状の熱硬化性シリコーンゴムが塗
布され、前記シリコーンゴムチューブ1のほぼ中央にダ
イオード形サーミスタ4が配置され、これらを被温度検
知面と同径の金型を有する熱プレス機により被温度検知
面と略同形状に成形されて成る表面型温度検知器。
Description
【0001】
本考案は、蛍光管,一般配管及び複雑な形状を有する構造物の表面温度を検知
するために用いられる温度検知器に関する。
【0002】
図4は複写機の露光用蛍光管の表面温度制御に従来から用いられている表面型
温度検知器の一例を示す斜視図、図5は複写機の露光用蛍光管に従来から用いら
れている面状発熱体の一例を示す斜視図、図6は図5の面状発熱体に用いられて
いる表面型温度検知器の一例を示す斜視図である。
近年、複写機の露光用蛍光管の表面温度制御等に表面型温度検知器が多用され
るようになってきた。このような温度検知器は、図4に示すように、2枚の粘着
層を有するアルミ箔9,9の間にコード状ヒーター10と温度検知素子11が配
置され、熱プレスによりアルミ箔9,9間が接着され、蛍光管表面に保持具や両
面接着テープにより固定されていた。ここで、12,12はコード状ヒーターの
リード線、13,13は温度検知素子のリード線である。
【0003】
又、図5は他の例であり前記と同様、2枚の粘着層を有するアルミ箔9,9の
間にコード状ヒーター10が配置され熱プレスによりアルミ箔9,9間が接着さ
れる。前記成形体の中央部に穴14があけられた状態で蛍光管表面に保持具や両
面接着テープで固定される。温度検知器は図6に示すようにシリコーンゴムスポ
ンジ15の表面に温度検知素子16が配置され、前記温度検知素子16が蛍光管
に向くよう、前記アルミ箔の穴14から蛍光管に押し当てられ保持具で固定され
る。
【0004】
前記、第1の例に示す構造の温度検知器は、コード状ヒーターと温度検知素子
が一体化されているので構成が複雑となり、ヒーター又は温度検知器のどちらか
一方の故障に際しても両方とも交換しなければならない不合理性が存在する。
【0005】
又、前記、第2の例に於いては温度検知が温度検知素子のわずかな感熱部分に
依存しており、蛍光管への押し当て方が適切でないと感熱部分がずれてしまった
り、強く当てすぎると感熱部分がスポンジの中にもぐり込み、正確な温度検知が
できないという欠点があった。
【0006】
本考案の目的は上記欠点を解決するもので、ヒーターとは独立した構造体を成
し、取付け方法によらず正確な温度検知ができる温度検知器を提供することにあ
る。
【0007】
前記目的を達成するために、本考案による温度検知器は、熱伝導性と耐熱性に
優れた2面のシリコーンゴム成形体の間に温度検知素子が配置され、前記シリコ
ーンゴム成形体の対向する面が全面にわたりシリコーンゴムにより接着され、且
つ、前記シリコーンゴム成形体全体が被温度検知面と略同形状に成形されるよう
構成されている。
【0008】
このような構成によれば、ヒーター部とは独立し、温度検知面に極めてよく適
合する構造体を形成でき、前述の引用例の温度検知器における不合理性を排除で
きるとともに、温度検知素子を包む外皮が高熱伝導性を有するので広い範囲から
集熱する作用を発揮し、且つ、押圧によってスポンジのように変形しないので取
付上のずれ要因を排除することができ、合理的で正確な温度検知が可能となる。
【0009】
以下、図面を参照して本考案を更に詳しく説明する。
図1は本考案による表面型温度検知器の一実施例を示す斜視図、図2は本考案
による表面型温度検知器の製造過程を示す斜視図、図3は本考案による表面型温
度検知器の製造過程を示す断面図である。
図2に於いて、内径φ20mm,肉厚0.4mm,長さ30mmの高熱伝導性
を有するシリコーンゴムチューブ1の内面に液状の熱硬化性シリコーンゴム2が
十分に塗布される。ここで高熱伝導性を有するシリコーンゴムチューブ1は、シ
リコーンゴムにアルミナシリカ,酸化亜鉛,少量の窒化ボロン等が配合され、押
出成形により高熱伝導性のチューブが実現されている。
【0010】
次に、リード線3,3の先端に温度検知素子としてダイオード形サーミスタ4
をカシメ端子5,5により接続された部分組品が、前記チューブ1内のほぼ中央
部に配置される。このような中間体6は、図3に示すようにφ32mmの蛍光管
と同径の金型7,7に配置され、熱プレスによりシリコーンゴムチューブ1が折
りたたまれ、対向する内面が全面にわたり熱硬化性シリコーンゴム2の加硫に伴
い接着され、図1に示す温度検知器が形成される。
【0011】
ここで、金型7,7の成形面には厚さ3mmのシリコーンゴムスポンジ8,8
が設置されており、成形時の押圧によるサーミスタの破損を防いでいる。又、接
着条件は温度120℃,時間30分,圧力1kgf/cm2 である。
尚、図1中の符号は、図2,図3に示したものと同じである。
【0012】
本実施例による温度検知性能を調べるため、40.0℃に精密に温度調節され
たφ32mmのアルミ管の表面に図1に示す温度検知器を固定し温度検知を行い
、サーミスタの抵抗値を温度に換算したところ、39.6℃であった。
一方、同じ測定条件で図6に示す温度検知器で測定したところ、サーミスタが
本実施例に使用した温度検知素子4に比べ約1/10の体積しかない小型のもの
を使用したにもかかわらず、検知温度は38.5℃であった。
【0013】
以上の説明から明らかなように、本考案による温度検知器は温度検知素子を包
む外皮が高熱伝導性を有するので広い範囲から集熱し、正確な温度検知が可能と
なっている。
本実施例では、温度検知素子としてサーミスタを用いた例で説明したが、熱電
対を用いてもよい。
又、蛍光管に接するシリコーンゴム面にアルミ箔を貼りつければ、更に正確な
温度検知が可能となる。更に複雑な構造物に対しても十分に適用できる柔軟性を
有する。
【0014】
以上説明したように本考案による温度検知器は、ヒーター部とは独立し温度検
知面に極めてよく適合でき、又、温度検知素子を含む外皮が高熱伝導性を有する
ので広い範囲から集熱する作用を発揮し、且つ、押圧による変形が少ないので、
合理的で正確な温度検知が可能となる。
【図1】本考案による表面型温度検知器の一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本考案による表面型温度検知器の製造過程を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】本考案による表面型温度検知器の製造過程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】複写機の露光用蛍光管の表面温度制御に従来か
ら用いられている表面型温度検知器の一例を示す斜視図
である。
ら用いられている表面型温度検知器の一例を示す斜視図
である。
【図5】複写機の露光用蛍光管に従来から用いられてい
る面状発熱体の一例を示す斜視図である。
る面状発熱体の一例を示す斜視図である。
【図6】図5の面状発熱体に用いられている表面型温度
検知器の一例を示す斜視図である。
検知器の一例を示す斜視図である。
1 シリコーンゴムチューブ
2 熱硬化性シリコーンゴム
3 リード線
4 ダイオード形サーミスタ
5 カシメ端子6
中間体
7 金型
8 シリコーンゴムスポンジ
9 アルミ箔
10 コード状ヒーター
11 温度検知素子
12 コード状ヒーターのリード線
13 温度検知素子のリード線
14 穴
15 シリコーンゴムスポンジ
16 温度検知素子
Claims (1)
- 【請求項1】 熱伝導性と耐熱性に優れた2面のシリコ
ーンゴム成形体の間に温度検知素子が配置され、前記シ
リコーンゴム成形体の対向する面が全面にわたりシリコ
ーンゴムにより接着され、且つ、前記シリコーンゴム成
形体全体が被温度検知面と略同形状に成形されて成る温
度検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991025464U JP2505841Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 表面型温度検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991025464U JP2505841Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 表面型温度検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115035U true JPH04115035U (ja) | 1992-10-12 |
JP2505841Y2 JP2505841Y2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=31910192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991025464U Expired - Lifetime JP2505841Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 表面型温度検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505841Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188762A (ja) * | 2015-03-29 | 2016-11-04 | 株式会社テイエルブイ | 測定装置の補助具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497045A (en) * | 1978-01-17 | 1979-07-31 | Ricoh Co Ltd | Temperature detector for copier |
JPS62255837A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-07 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 水用温度センサの製造方法 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1991025464U patent/JP2505841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5497045A (en) * | 1978-01-17 | 1979-07-31 | Ricoh Co Ltd | Temperature detector for copier |
JPS62255837A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-07 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 水用温度センサの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188762A (ja) * | 2015-03-29 | 2016-11-04 | 株式会社テイエルブイ | 測定装置の補助具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2505841Y2 (ja) | 1996-08-07 |
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