JPH04114972U - 跳出し引違いサツシの外れ止め装置 - Google Patents

跳出し引違いサツシの外れ止め装置

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JPH04114972U
JPH04114972U JP2569591U JP2569591U JPH04114972U JP H04114972 U JPH04114972 U JP H04114972U JP 2569591 U JP2569591 U JP 2569591U JP 2569591 U JP2569591 U JP 2569591U JP H04114972 U JPH04114972 U JP H04114972U
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sash
door roller
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弘悦 中川
準二 沼田
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ワイケイケイアーキテクチユラルプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動障子の建付けを容易にできるし、戸車が
サッシ下枠から外れることを防止でき、しかも意匠性を
損なうことがないようにする。 【構成】 可動障子3の下部に取付けた下部跳出し装置
18の戸車26をサッシ下枠11のレール29上に載置
し、このサッシ下枠11のレール29より室外側に下向
の係止部30を形成し、前記戸車26の戸車枠34端面
に摺動板31を介して外れ止め片32を面外方向に揺動
自在に取付け、この外れ止め片32を係止突起33が係
止部30より離れた室内側位置にスプリング51で付勢
し、外れ止め片32を係止突起33が係止部30に係合
した室外側位置にビス53で固定できるようにしたも
の。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、跳出し引違いサッシの可動障子がサッシ枠から外れることを防止す る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭59−480号公報に示すように、サッシ枠に可動障子を閉じ位置と開 き位置とに亘って左右摺動自在に設け、この可動障子を開き位置において摺動方 向と直角方向に移動自在とした跳出し引違いサッシが知られている。 すなわち、摺動子を備えた作動板を取付ブラケットに揺動自在に支承した上部 跳出し装置を可動障子の上框に取付け、この摺動子をサッシ上枠のガイド凹溝に 摺動自在に嵌合し、戸車と取付ブラケットを作動板で揺動自在に連結した下部跳 出し装置を可動障子の下框に取付け、その戸車をサッシ下枠のレールに沿って走 行自在とし、可動障子の縦框に取付けたハンドルにより摺動する摺動杆を前記各 作動板にそれぞれ連結して、ハンドルを回転操作すると作動板が揺動して可動障 子を摺動方向と直角方向に移動して閉鎖位置と跳出し位置とする構成である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる跳出し引違いサッシは可動障子を跳出し位置、つまりサッシ枠より面外 方向に突出した状態で左右に摺動するので、可動障子の重量で下部跳出し装置の 戸車がサッシ下枠から外れて可動障子がサッシ枠から外れることがあり、図1に 示すようにサッシ下枠aに戸車と干渉する係止片bを長手方向に連続して一体に 形成し、この係止片bに戸車取付用の切欠部cを形成し、戸車をレールd上に載 置して取付けたら戸車とともに可動障子を移動して切欠部cに外れ止片eをビス fで取付けて戸車が外れないようにしているが、このようにすると可動障子をサ ッシ枠に建付け、外しするごとに外れ止め片eを取付けたり、外したりするので 可動障子の建付けが面倒となるし、切欠部c、外れ止め片eが見えて意匠性が悪 くなる。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした跳出し引違いサッシの外 れ止め装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
下部跳出し装置を構成する戸車の戸車枠に係止突部を有する外れ止め片を、そ の係止突部が戸車枠よりサッシ下枠の係止部側に突出した第1の位置と係止突部 が戸車枠内に位置する第2の位置とに亘って揺動自在に取付け、この外れ止め片 を第1の位置にビスで固定できるようにしたものである。
【作 用】
外れ止め片を第1の位置とすれば係止突部が係止部に係合して戸車がサッシ下 枠から外れることを防止でき、外れ止め片を第2の位置とすれば可動障子を建付 ける際に係止突部が邪魔にならない。
【0005】
【実 施 例】
図2に示すように、サッシ枠1の左右方向一側に嵌め殺し窓2が設けられて他 側が開口し、サッシ枠1には可動障子3が開口部4と対向した閉じ位置と嵌め殺 し窓2と対向した開き位置とに亘って左右方向に摺動自在に装着され、この可動 障子3は閉じ位置において閉鎖位置と跳出し位置とに亘って摺動方向と直角方向 に移動されて開口部4に引寄せられて嵌め殺し窓2と面一となるように構成され 、跳出し引違いサッシとなっている。なお嵌め殺し窓2を可動障子としても良い 。 前記サッシ枠1はサッシ上枠10とサッシ下枠11とサッシ縦枠12と縦中骨 13により方形枠状となり、可動障子3は上框14と下框15と縦框16を方形 枠状に枠組みし、その内部にガラスが装着されており、上框14の左右両端寄り に上部跳出し装置17が取付けられ、下框15の左右両端寄りに下部跳出し装置 18が取付けてあり、一方の縦框16にハンドル19が取付けてある。 前記上部跳出し装置17は取付けブラケット20と作動板21と摺動子22を 備え、ハンドル19により上框14に沿って摺動杆23を摺動すると作動板21 が揺動するように構成され、下部跳出し装置18は取付けブラケット24と作動 板25と戸車26を備え、ハンドル19により下框15に沿って摺動杆27を摺 動すると作動板25が揺動するように構成してあり、前記上部跳出し装置17の 取付けブラケット20が上框14にボルト止めされ、摺動子22がサッシ上枠1 0のガイド凹溝28に嵌合し、前記下部跳出し装置18の取付けブラケット24 は下框15にボルト止めされ、戸車26がサッシ下枠11のレール29に接し、 ハンドル19を回転することで可動障子3を閉鎖位置と跳出し位置とに亘って移 動できる。
【0006】 次に外れ止め装置の詳細を図3ないし図6に基づいて説明する。 図3に示すようにサッシ下枠11にはレール29より室外寄り上部に係止部3 0となる下向段部が形成され、下部跳出し装置18の戸車26端面に摺動板31 を介して取付けた外れ止め片32の係止突部33が係止部30に係合して戸車2 6、つまり下部跳出し装置18がサッシ下枠11から外れないようにしてある。 前記戸車26は図4、図5に示すように戸車枠34に車輪35を取付けたもの で、その戸車枠34の左右両端部に摺動板31を介して外れ止め板32が取付け られ、その摺動板31は図6に示すように縦板36の下部に一対の摺動片37, 37を室内外側方向に間隔を置いて設けてガイド溝38とし、縦板36の室内側 上部に上片39を設けて一方の摺動片37と上片39との間に凹陥部40を構成 しており、その縦板36に上部孔41、中間孔42、下部孔43が形成され、前 記外れ止め片32は縦板状となって支承孔44と透孔45と円弧状孔46が上下 方向に間隔を置いて有し、その円弧状孔46は支承孔44を中心とする円弧状と なり、外れ止め片32の係止突部33と反対側に取付部47が設けられ、この取 付部47にビス挿通部48が形成され、支承孔44よりリベット等の支持杆49 を上部孔41に固着して外れ止め片32は摺動片31に支持杆49を中心として 面外方向に揺動自在に連結され、円弧状孔46よりリベット等の支持杆50が下 部孔43に固着され、この支持杆50と円弧状孔46との間にスプリング51が 設けられて外れ止め片32は室内側に揺動保持され、外れ止め片32の透孔45 よりビス52を中間孔42を経て戸車枠34の端面に螺合して摺動板31が戸車 枠34に取付けてあり、外れ止め片32をスプリング51に坑して揺動した状態 でビス挿通部48からビス53を戸車枠34のビス孔54に螺合することにより 外れ止め片32を図3の状態で固定できるようにしてある。
【0007】 次に動作を説明する。 図3に示すように、ビス53を締付けることで外れ止め片32の係止突部33 がサッシ下枠11の係止部30に係合するから、戸車26がサッシ下枠11から 外れることがなく、可動障子3を図3に示すように跳出し位置として安全に左右 摺動できる。 可動障子3を取付ける時には図7に示すように、ビス53を外すことで外れ止 め片32がスプリング51で室内側に揺動して係止突部33が戸車26の室外面 より室内寄りとなって戸車26内に位置するので、その係止突部33が邪魔にな らず戸車26をサッシ下枠11のレール29上に容易に載置できる。 この状態で外れ止め片32をスプリング51に抗して揺動し、ビス53を締付 けることで図3のように係止突部33を係止部30に係合でき、この時ビス53 は室内から締付け操作できるので、その操作が簡単となる。 図8、図9は第2実施例を示し、摺動板31をガイド溝38を有する板状とし 、外れ止め片32を係止突起33を有する板状とし、支持杆49で摺動板31を 戸車枠34に固着し、かつ外れ止め片32を面外方向に揺動自在に取付け、外れ 止め片32の円弧状孔46よりビス53を戸車枠34にネジ込んである。 この構成であれば、ビス53を弛めることで外れ止め片32を係止突起33が 戸車26より突出した位置と戸車26内の位置とに揺動できるから、前述と同様 に可動障子3を建付ける際には係止突起33が邪魔にならないようにできるし、 可動障子3を移動する時には係止突起33が係止部30に係合して外れないよう にできる。
【0008】
【考案の効果】
外れ止め片32を第2の位置とすれば戸車26をサッシ下枠11のレール29 上に載置する時に係止突部33が邪魔にならず、可動障子3の建付け作業を簡単 にでき、外れ止め片32を第1の位置とすれば係止突部33がサッシ下枠11の 係止部30に係合して戸車26が外れないから、可動障子3を跳出し位置として 摺動する時に可動障子3がサッシ枠1から外れることを防止できる。 しかも、戸車26の戸車枠34に外れ止め片32を取付けたのみであり、サッ シ下枠に切欠部を形成したり、外れ止め片をビス止めしなくとも良いから意匠性 を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の斜視図である。
【図2】跳出し引違いサッシの概略正面図である。
【図3】サッシ下枠部分の縦断面図である。
【図4】戸車の正面図である。
【図5】戸車の平面図である。
【図6】外れ止め片を外した状態の斜視図である。
【図7】可動障子建付け時の外れ止め片の動作説明図で
ある。
【図8】第2実施例を示すサッシ下枠部分の縦断面図で
ある。
【図9】外れ止め片を外した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 サッシ枠、3 可動障子、11 サッシ下枠、17
上部跳出し装置、18下部跳出し装置、29 レー
ル、26 戸車、30 係止部、32 外れ止め片、3
3 係止突部、53 ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠1内に可動障子3を配設し、こ
    の可動障子3の上框14と下框15に、ハンドル操作に
    より可動障子3を摺動方向と垂直方向に移動する上部跳
    出し装置17と下部跳出し装置18を取付けた跳出し引
    違いサッシにおいて、前記下部跳出し装置18を構成し
    サッシ下枠11のレール29に沿って走行する戸車26
    の戸車枠34に、サッシ下枠11の係止部30と係合す
    る係止突部33を有する外れ止め片32を、その係止突
    部33が戸車枠34より係止部30側に突出する第1の
    位置と係止突部33が戸車枠34内に位置する第2位置
    とに亘って揺動自在に取付け、この外れ止め片32を第
    1の位置で固定するビス53を設けたことを特徴とする
    跳出し引違いサッシの外れ止め装置。
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