JPH04114960A - 多層ムライト基板及びその製造方法 - Google Patents

多層ムライト基板及びその製造方法

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JPH04114960A
JPH04114960A JP2231587A JP23158790A JPH04114960A JP H04114960 A JPH04114960 A JP H04114960A JP 2231587 A JP2231587 A JP 2231587A JP 23158790 A JP23158790 A JP 23158790A JP H04114960 A JPH04114960 A JP H04114960A
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JP
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layer
mullite
dense
porous
slurry
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JP2231587A
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Kazunobu Ogawa
和伸 小川
Nobuyuki Asaoka
浅岡 伸之
Takeshi Sato
武 佐藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明はグリーンシート多層積層法により製造されるム
ライト組成の多層セラミック基板に関する。更に詳しく
は電子部品の回路基板、温度センザ用基板に適した多層
ムライト基板及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 超高速L S Iのような電子部品を実装するセラミッ
ク基板は、基板に形成された配線パターンを伝搬するパ
ルス信号の遅れが少ないことか要求される。この伝搬遅
延時間は基板材料の比誘電率の平方根に比例するため、
基板材料を低い比誘電率にすることか不可欠になる。
またこの種のセラミック基板はLSIのシリコンチップ
の熱膨張係数と同等の熱膨張係数を示すことが要求され
る。
アルミナを主成分とするセラミック基板は、比較的安価
であるうえ、耐熱性、熱伝導性、機械的強度、耐熱衝撃
性、電気絶縁性、化学的耐久性等の諸性能が非常に優れ
ているため、実用的に最もよく使われ、その加工技術も
他の材質に比へ最も進歩している。
しかし、従来のアルミナ基板の比誘電率は10〜11と
比較的高いため高速化に対して未だ改善する必要がある
。またアルミナ基板はその熱膨張係数かLSIのシリコ
ンチップと比へて太きいため熱衝撃に対してクラックを
発生し易い傾向がある。
セラミック基板の比誘電率の低下の要求に対しては、次
式に示される体積対数混合側から導かれる比誘電率εと
気孔率Pの関係を利用して、気孔率を高くし、基板材料
を低い比誘電率にした低誘電率多層セラミック配線基板
が提案されている(特開平2−77194)。
log ε=  (1−P) log εo  −(1
)(ただし、ε0は材料固有の比誘電率)−1−記多層
セラミック配線基板は気孔率が5%以下の焼結体層及び
5〜50%の焼結体層が積層された構造を備えている。
この配線基板は、気孔を外気から遮断することにより吸
水を防止し絶縁特性を低下させないように、基板表面層
、信号層、電源層、グランド層等の主として配線パター
ンの形成される層には気孔率か5%以下の焼結体層を割
当て、これらの層の間には気孔率が5〜50%の非常に
低い比誘電率を示す焼結体層を割当てている。
この配線基板はセラミック材料の気孔率を調節する手段
として、ホウケイ酸系ガラスに対する石英ガラスの比率
を変化させ、気孔率の低い焼結体層には石英ガラスの含
有量を減らし、気孔率の高い焼結体層にはその含有量を
増やしている。
更に、セラミック基板の熱衝撃抵抗を大きくするために
、熱膨張係数がシリコン(Sl)に近い上記ガラスセラ
ミック系基板の他にムライト基板の採用が試みられてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記ガラスセラミック系基板及びムラ= 6 イト基板の曲げ強度は従来のアルミナ基板の曲げ強度が
約30 kgf/mm2あるのに対していずれも20 
kgf/mm2程度しかなく、高い強度を要求される用
途には不向きである欠点かあった。
また上記ガラスセラミック系基板の焼結後の寸法精度は
アルミナ基板の寸法精度が約±10%であるのに対して
±20%程度と大きい不具合があった。
更に従来のアルミナ基板か導体パターン、抵抗体パター
ン等を形成するためのスクリーン印刷において使用実績
の豊富な導体ペースト、抵抗体ペースト等を利用できる
のに対して、」1記ガラスセラミック系基板及びムライ
ト基板は限られた導体ペースト、抵抗体ペースト等しか
用いることができない問題点があった。
本発明の目的は、低い比誘電率であって、熱衝撃抵抗が
大きく、曲げ強度が高く、寸法精度に優れ、しかも使用
実績が豊富な導体ペースト等を利用できる多層ムライト
基板及びその製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の基板は、多孔質ム
ライト組成層の両面又は片面に緻密質ムライト組成層が
積層され、115j記緻密質ムライト絹成層を基板表面
層とするものである。
本明細書で「ムライト組成」とは3A立、03・2Si
O2のAuzO3か60〜70モル%の組成をいう。
」1記多孔質ムライト組成層の気孔率は20〜60%の
範囲にあり、」二記緻密質ムライト組成層の気孔率は0
〜5%の範囲にあることが好ましい。
また多孔質ムライト組成層又はθ密質ムライト組成層の
各層の厚さは10〜100μmの範囲にあることが好ま
しい。
更に多孔質ムライト組成層のAll 203は50〜6
0モル%であって、緻密質ムライト組成層のAC−20
3は60〜70モル%であることが好ましい。
また本発明の多層ムライト基板の製造方法では、A’1
zO3成分と5in2成分がムライト絹成に配合された
緻密質層用スラリーを成膜乾燥して緻密質層用グリーン
シートを成形し、Al2O2成分と5in2成分がムラ
イト組成に配合された多孔質層用スラリーを成膜乾燥し
て多孔質層用グリーンシートを成形し、前記多孔質層用
グリーンシートの両面又は片面に前記緻密質層用グリー
ンシートを接着剤により接着し、前記接着したグリーン
シー)・を1200〜1600°Cで焼成して積層焼結
体を得る。
本発明の多孔質ムライト組成層及び緻密質ムライト組成
層を構成するセラミック原料は、ともにアルミナ(A交
zos)とシリカ(5ift)を主成分とする。
緻密質層用スラリー及び多孔質層用スラリーの調製方法
は次の2つの方法が代表的である。
第1の方法では、緻密質層用スラリーがそれぞれ水を分
散媒とした第1アルミナゾルと第1シリカゾルに第1焼
結助剤と第1水溶性バインダを添加混合して調製され、
多孔質層用スラリーがそれぞれ水を分散媒とした第2ア
ルミナゾルと第2シリカゾルに焼結助剤を添加しないか
又は前記第1焼結助剤より少量の第2焼結助剤と第2水
溶性バインダを添加混合して調製される。
」1記アルミナゾル又はシリカゾルはいずれもアルミニ
ウムアルコキンド又はケイ素アルコキシドをそれぞれ加
水分解し、それぞれの加水分解生成物を解膠処理して得
られるコロイド液であって、いわゆるゾル−ゲル法にお
いて調製される微細なコロイド粒子のアルミナゾル又は
シリカゾルか好ましい。
第2の方法では、緻密質層用スラリーか第1アルミナ粉
末と第1ケイ石粉末とをムライト組成になるように混合
し、この混合粉末100重量部に対して第1有機溶剤4
0〜60重量部と第1有機バインダ10〜80重量部と
第1焼結助剤05〜10重量部を添加混合して調製され
、多孔質層用スラリーが第2アルミナ粉末と第2ケイ石
粉末とをムライト組成になるように混合し、この混合粉
末100重量部に対して焼結助剤を添加しないか又は前
記第1焼結助剤より少量の第2焼結助剤と第2有機溶剤
40〜60重量部と第2有機バインダ10〜80重量部
を添加混合して調製される。
即ち、緻密質層用スラリーと多孔質層用スラリーの調製
方法の相違点は、前者に焼結助剤がアルミナゾルとシリ
カゾルの混合ゾル又はアルミナ粉末とシリカ粉末の混合
粉末100重量%に対して05〜10重fi1%含まれ
るのに対して、後右にはムライト組成層の気孔率を増大
させるために焼結助剤か全く含まれないか或いは前者よ
り少量の焼結助剤か含まれるところにある。アルミナ及
びシリカの焼結助剤としては、酸化マグネシウム、酸化
力ルンウム、酢酸マグネシウム、二酸化チタン等が挙げ
られる。酸化マグネシウム及び二酸化iJい素の添加系
では酸化カルシウムを少なくとも01重石1%添加する
ことが好ましい。
水溶性バインダ又は有機バインダは緻密質層用スラリー
及び多孔質層用スラリーにおいて、ともにアルミナとシ
リカの混合固形分に対して、10〜80重量%添加され
る。このバインダは焼結時の脱バインダによりムライト
組成層に気孔を生じ易いため、気孔率を減少させる場合
には上記範囲で少なめに添加される。水溶性バインダと
してはポリビニルアルコール、水溶性アクリル等が挙げ
られる。また有機バインダとしてはポリビニルブチラー
ル、酢酸ビニル等が挙げられる。
緻密質層用スラリーに含まれるバインダは多孔質層用ス
ラリーに含まれるバインダと異なってもよい。
緻密質層用スラリー及び多孔質層用スラリーを成膜する
方法としては、ドクターブレード法、押出し成形法、ロ
ール圧延法、泥しよう鋳込み法等があるが、成形歪が少
なく成形体の平滑度が良好なドクターブレード法が好ま
しい。多孔質層用スラリーを成膜するときに、このスラ
リーにアンモニア、或いはアミン類のアルカリ物質を添
加してスラリー中にゲルを生成させ、気孔率を増大させ
ることもてきる。
緻密質層用のスラリー及び多孔質層用のスラリーを成膜
後、30〜95°Cでそれぞれ乾燥して緻密質層用グリ
ーンシート及び多孔質層用グリーンシートを成形する。
電子回路基板を製造する場合には、これらのグリーンシ
ートをカセットセツティングした後、所定の位置に層間
の接続のためにスルーホールを形成し、緻密質層用グリ
ーンシートにのみスクリーン厚膜印刷法により導体ベー
スト又は抵抗体ペーストを塗工し導体パターン又は抵抗
体パターン印刷を行う。これにより導体配線層又は抵抗
体層用グリーンシートか作られる。
次いで多孔質層用グリーンシートの両面又は片面に接着
剤を塗布し、O〜70’Cの温度で5〜200 kg/
cm2の圧力で多孔質層用グリーンシートに緻密質層用
グリーンシートを接着し積層する。
この接着剤としては、セルロース誘導体、アクリル系エ
マルション、酢酸ビニルエマルジョン等の水系接着剤又
はアクリル系樹脂、ブチラール系樹脂、ビニール系樹脂
等の非水系接着剤を用いることができる。
これらの積層数は多孔質層用グリーンシートの両面に緻
密質層用グリーンシートを重ね合わせて積層した3層以
外に、セラミック基板の用途に応じて緻密質層と多孔質
層とを交互に重ね合わせた多数層にすることもできる。
グリーンシートを積層した後、用途に応じて所定の寸法
に切断し、焼成炉に入れて焼成する。焼成は目的きする
気孔率を得るために1200〜1600°Cの温度範囲
で、1〜2時間、大気圧下で行われる。焼成温度か高ま
る程、また焼成時間が長くなる程、気孔率は減少する。
1200℃未満であると緻密質ムライト組成層の気孔率
か5%を越え、1600’Cを越えると多孔質ムライト
組成層の気孔率が20%未満となり易い。
即ち、本発明の多層ムライト基板は多孔質ムライト組成
層の気孔率が20〜60%の範囲に、また緻密質ムライ
ト組成層の気孔率が0〜5%の範囲に制御されて作られ
る。
[発明の効果] 以」二述べたように、本発明の多層ムライト基板は、ム
ライト固有の比誘電率の低さに加えて前記(1)式に基
づいて比誘電率を低くした多孔質ムライト組成層を有す
るため、アルミナ基板より比誘電率を極めて低くするこ
とができる。
またムライト固有の熱膨張係数の低さに加えて多孔質ム
ライト組成層により、基板の熱衝撃抵抗を増大でき、し
かも緻密質ムライト組成層からの熱伝導を抑えることも
できる。特にそれぞれのムライト組成層の厚さを100
μm以下にすれば熱容量を極めて小さくでき、より一層
熱衝撃抵抗を大きくすることかできる。
また、緻密質ムライト組成層が補強層となって、ムライ
ト基板の強度を高めることができる。
更に、緻密質ムライト組成層を基板表面層とすることに
より、電気絶縁性のある、寸法精度に優れ、使用実績の
豊富な導体ペースト等を利用可能なアルミナ基板の長所
をも兼備することができる。
緻密質ムライト組成層のアルミナ(Au20a)成分を
増大させれば、より一層その効果を高めることかできる
この結果、本発明の多層ムライト基板を超高速LSIの
ような電子部品を実装するに適した回路基板や、多孔質
ムライト組成層による熱放散の防止効果を利用して応答
速度の速い温度センサ用基板に用いることができる。
[実施例] 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
〈実施例1〉 アルミニウムイソフロホキシト[Au (CsH70)
a]を加水分解してベーマイト[A 立00H]を生成
させ、これにp H2〜4に調整した水を加えて解膠し
、アルミナ濃度5重量%の安定な擬ヘーマイトゾルを得
た。
一方、ケイ素アルコキント(ケイ酸エチル)を加水分解
してSiO□を生成させ、これにpH2〜4に調整した
水を加えて解膠し、シリカ濃度10重量%の安定なシリ
カゾルを得た。
緻密質層用スラリーを調製するために、」二記擬ベーマ
イトゾルとシリカゾルをA1120g成分とSin、。
成分がムライト組成になるように配合して均一に混合し
、この混合ゾルに焼結助剤として酢酸マグネシウムを、
更に水溶性バインダとしてポリビニルアルコールを添加
した。焼結助剤は緻密質ムライト組成層に焼結したとき
の組成比が Au20a : SiO2: Mg0= 75 :  
24 :  1になるようにそれぞれ添加した。またバ
インダはこの固形分に対して40重量%添加混合した。
これにより固形分が5重量%のスラリーを調製した。
このスラリーを移動担体である高密度ポリエチレンテー
プ上にドクターブレード法により厚さ約0.6mmにな
るようにコーティングした後、乾燥し、スラリーの分散
媒を脱離させて厚さ約30μmの緻密層用グリーンン−
1・を得た。
一方、多孔化し易くするために焼結助剤を添加しない以
外は」二記と同様にして厚さ約160μmの多孔質層用
グリーンシートを得た。緻密層用グリーンシート及び多
孔質層用グリーンシートをカセットセツティングした後
、所定の位置にスルーホールを形成し、緻密質層用グリ
ーンシートにのみスクリーン厚膜印刷法により導体ペー
ストを塗工し導体パターン印刷を行った。
第1図に示すように、上記多孔質層用グリーンシート1
1の両面に接着剤として1%濃度のポリビニルブチラー
ルのイソプロピルアルコール溶液を塗工し、このシート
11の両面に上記緻密質層用グリーンシート12を重ね
合わせて接着し、3層に積層された厚さ約220μmの
グリーン成形体10を得た。
次にこのグリーン成形体10を焼成炉に入れた。
同時に気孔率の生成状況を調べるために上記多孔質層用
グリーンシート11と同じ多孔質層用グリーンシートと
、導体パターンを形成していない以外は」1記緻密質層
用グリーンシート12と同じ緻密質層用グリーンシート
を焼成炉に入れ、これらのグリーンシートを1500℃
で1時間、大気圧下で焼成し3層ムライト基板を得た。
この3層ムライト基板の曲げ強度は30 kgf/mm
2であった。
単層の緻密質ムライト焼結シート及び単層の多孔質ムラ
イト焼結シートの気孔率を調べたところ、それぞれ05
%及び40%であった。このことから3層ムライト基板
のうち緻密質ムライト組成層の気孔率も05%と類推さ
れ、多孔質ムライト組成層の気孔率も40%と類推され
る。また3層ムライト基板全体の気孔率は12%であっ
た。
更にこの3層ムライト基板の比誘電率は5〜6の極めて
低い値を示した。
第2図に3層ムライト基板の断面の粒子構造を示す。第
2図は3層ムライト基板の多孔質層の部分を主として3
500倍に拡大した電子顕微鏡写真図である。この実施
例の3層ムライト基板は厚さ約30μmの多孔質ムライ
ト組成層の両面にそれぞれ厚さ約15μmの緻密質ムラ
イト組成層か一体的かつ強固に積層焼結していた。
〈実施例2〉 平均粒径12μmのアルミナ(α−AM 20+1)粉
末と平均粒径10μmのケイ石粉末(SiO□)をムラ
イト組成になるように配合して均一に混合した。この混
合粉末100重量%に対して有機溶剤としてキシレン、
エタノール、ブタノールを600重量と、有機バインダ
としてポリビニルブチラール6重量%と、焼結助剤とし
てタルクをMgO換算で0.1重量%添加して均一に混
合して緻密質層用スラリーを調製した。このスラリーを
実施例1と同様にして厚さ50μmの緻密質層用グリー
ンシートを得た。
一方、多孔化し易くするために焼結助剤のタルクを添加
しない以外は」二記と同様にして厚さ約100μmの多
孔質層用グリーンン−1・を得た。
以下、実施例1と同様にして厚さ120I1mの3層ム
ライト基板を製造した。この3層ムライト基板の曲げ強
度は焼成温度1500 ’Cで30kgf/mm2であ
った。この3層ムライト基板の気孔率の変化に伴う比誘
電率の変化は前記実施例とほぼ同一であって、この3層
ムライト基板の比誘電率は従来のアルミナ基板の比誘電
率より低い5〜6であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の多孔質層用グリーンシートと緻
密質層用グリーンシートの積層状態を示す断面図。 第2図はその多孔質ムライト組成層の部分を主として拡
大して示す3層ムライト基板の断面の粒子構造を示す電
子顕微鏡写真図。 10・グリーン成形体、 11・多孔質層用グリーン成形体、 12 緻密質層用グリーンシー1゛。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多孔質ムライト組成層の両面又は片面に緻密質ムラ
    イト組成層が積層され、前記緻密質ムライト組成層を基
    板表面層とする多層ムライト基板。 2)多孔質ムライト組成層の気孔率が20〜60%の範
    囲にあり、緻密質ムライト組成層の気孔率が0〜5%の
    範囲にある請求項1記載の多層ムライト基板。 3)多孔質ムライト組成層又は緻密質ムライト組成層の
    各層の厚さが10〜100μmの範囲にある請求項1又
    は2記載の多層ムライト基板。 4)多孔質ムライト組成層のAl_2O_3が50〜6
    0モル%であって、緻密質ムライト組成層のAl_2O
    _3が60〜70モル%である請求項1ないし3いずれ
    か記載の多層ムライト基板。 5)Al_2O_3成分とSiO_2成分がムライト組
    成に配合された緻密質層用スラリーを成膜乾燥して緻密
    質層用グリーンシートを成形し、 Al_2O_3成分とSiO_2成分がムライト組成に
    配合された多孔質層用スラリーを成膜乾燥して多孔質層
    用グリーンシートを成形し、 前記多孔質層用グリーンシートの両面又は片面に前記緻
    密質層用グリーンシートを接着剤により接着し、 前記接着したグリーンシートを1200〜 1600℃で焼成して積層焼結体を得る多層ムライト基
    板の製造方法。 6)緻密質層用スラリーがそれぞれ水を分散媒とした第
    1アルミナゾルと第1シリカゾルに第1焼結助剤と第1
    水溶性バインダを添加混合して調製され、 多孔質層用スラリーがそれぞれ水を分散媒とした第2ア
    ルミナゾルと第2シリカゾルに焼結助剤を添加しないか
    又は前記第1焼結助剤より少量の第2焼結助剤と第2水
    溶性バインダを添加混合して調製される請求項5記載の
    多層ムライト基板の製造方法。 7)第1又は第2アルミナゾルのいずれか又は双方がア
    ルミニウムアルコキシドを加水分解した後、この加水分
    解生成物を解膠処理して得られるアルミナコロイド液で
    あって、第1又は第2シリカゾルのいずれか又は双方が
    ケイ素アルコキシドを加水分解した後、この加水分解生
    成物を解膠処理して得られるシリカコロイド液である請
    求項6記載の多層ムライト基板の製造方法。 8)緻密質層用スラリーが第1アルミナ粉末と第1ケイ
    石粉末とをムライト組成になるように混合し、この混合
    粉末100重量部に対して第1有機溶剤40〜60重量
    部と第1有機バインダ10〜80重量部と第1焼結助剤
    0.5〜10重量部を添加混合して調製され、 多孔質層用スラリーが第2アルミナ粉末と第2ケイ石粉
    末とをムライト組成になるように混合し、この混合粉末
    100重量部に対して焼結助剤を添加しないか又は前記
    第1焼結助剤より少量の第2焼結助剤と第2有機溶剤4
    0〜60重量部と第2有機バインダ10〜80重量部を
    添加混合して調製される請求項5記載の多層ムライト基
    板の製造方法。
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