JPH04114184U - 遮断弁の復帰機構 - Google Patents
遮断弁の復帰機構Info
- Publication number
- JPH04114184U JPH04114184U JP1905991U JP1905991U JPH04114184U JP H04114184 U JPH04114184 U JP H04114184U JP 1905991 U JP1905991 U JP 1905991U JP 1905991 U JP1905991 U JP 1905991U JP H04114184 U JPH04114184 U JP H04114184U
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- shutoff valve
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- annular base
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Landscapes
- Valve Housings (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造でありながら防雨性と耐久性が得
られ、組立て、組付け作業性の向上を図ることができる
遮断弁の復帰機構を提供することにある。 【構成】 ケース1の外面に設けられた凹陥部30の底
面に開口部31を穿設し、凹陥部30に開口部31の口
縁に弾性的に掛止される掛止爪33を有する環状ベース
32を設ける。この環状ベース32の内部に遮断弁の作
動方向に進退自在に支持された押し棒34を設け、この
押し棒34の頭部34aに環状ベース32を覆うととも
に外周縁にシール部36を有する弾性材料からなる水密
カバー35を設ける。そして、水密カバー35の弾性復
元力によって押し棒34を後退方向に付勢する。
られ、組立て、組付け作業性の向上を図ることができる
遮断弁の復帰機構を提供することにある。 【構成】 ケース1の外面に設けられた凹陥部30の底
面に開口部31を穿設し、凹陥部30に開口部31の口
縁に弾性的に掛止される掛止爪33を有する環状ベース
32を設ける。この環状ベース32の内部に遮断弁の作
動方向に進退自在に支持された押し棒34を設け、この
押し棒34の頭部34aに環状ベース32を覆うととも
に外周縁にシール部36を有する弾性材料からなる水密
カバー35を設ける。そして、水密カバー35の弾性復
元力によって押し棒34を後退方向に付勢する。
Description
【0001】
この考案は、例えば、ガスメータに組み込まれ、地震発生時あるいはガス漏
れ時、その他の緊急時にガスの流通を遮断する遮断弁の復帰機構に関する。
【0002】
地震を感知する感震器やガス漏れを感知するガス漏れ警報器が知られている
。また、これらの感震器やガス漏れ警報器と遮断弁装置とを組合わせ、感震時や
ガス漏れ発生時に遮断弁装置を作動させてガスの流通を遮断するようにした安全
装置も実用化されている。
【0003】
図3は遮断弁を備えたガスメータを示すもので、1はガスメータのケースであ
り、2はガス流入口体である。ケース1の内部には1次側3と2次側4とを区画
するケーシング5が設けられ、このケーシング5の上部仕切り壁6には弁座7を
有する連通口8が設けられている。ケーシング5の下部仕切り壁9には取付けプ
レート10を介して自己保持形ソレノイド11が設けられている。
【0004】
自己保持形ソレノイド11は、プランジャ12をパイプ13aを介して包囲す
るコイル13と、このコイル13の外周に設けたヨーク14およびこのヨーク1
4の底部に設けたコアピース15aを有するマグネット15とから構成されてい
る。
【0005】
前記プランジャ12の先端部には前記連通口8に対向する弁体16が取付けら
れ、この弁体16はスプリング17によって前記弁座7方向に付勢されている。
そして、自己保持形ソレノイド11のコイル13に無通電状態ではプランジャ1
5がスプリング17に打ち勝ってマグネット15に吸着し、弁体16は弁座7か
ら離間して開弁状態にあるが、コイル13に瞬間的に通電して逆磁場を与えると
、スプリング17の復元力によって弁体16を弁座7に圧接して閉弁状態を保持
するようになっている。
【0006】
また、図4に示すように、前記自己保持形ソレノイド11に対向するケース1
には開口部18が穿設され、この開口部18には円筒状の復帰軸支持ケース19
が固定されている。この復帰軸支持ケース19にはその軸方向の中間部にフラン
ジ部20が設けられているとともに、先端部にはねじ部21が、基端部にはねじ
部22が設けられている。
【0007】
そして、復帰軸支持ケース19の先端部のねじ部21に接着剤を塗布した状態
で、前記ケース1の開口部18にねじ込み固定され、この復帰軸支持ケース19
の内部には復帰軸23が軸方向に移動自在に支持されている。復帰軸23の基端
部には鍔部24が設けられ、この鍔部24と復帰軸支持ケース19の底部との間
には復帰軸23を外方、つまり後退方向に付勢するスプリング25が介在されて
いる。
【0008】
さらに、復帰軸支持ケース19の底部の内周面には復帰軸23との間を水密に
シールするOリング26が設けられ、復帰軸支持ケース19の基端部のねじ部2
2には合成樹脂からなるカバー27がねじ込み固定されている。
【0009】
そして、復帰軸23の先端部は前記自己保持形ソレノイド11の背面に対向し
ており、復帰軸23によって自己保持形ソレノイド11を押圧して前進させるこ
とにより閉弁状態の弁体16を開弁状態に復帰させる復帰機構28を構成してい
る。すなわち、カバー27を取り外し、復帰軸23をスプリング25の復元力に
抗して押し込み、復帰軸23により自己保持形ソレノイド11をスプリング17
の復元力に抗して押し込んでプランジャ12の下端面をコアピース15aに吸着
させることにより、弁体16を開弁状態に保持する。
【0010】
したがって、感震器やガス漏れ警報器等の異常検出器が異常を感知して自己保
持形ソレノイド11に逆磁場を与えることによって、ガスメータの連通口8を弁
体16によって閉弁し、ガスの流通を遮断することができる。
【0011】
ところで、一般にガスメータは風雨、日光に晒される屋外に設置されること
が多く、使用年数も10年と長期に亘るため、復帰機構にも防雨性と耐久性が要
求される。
【0012】
ところが、従来の遮断弁の復帰機構28は、復帰軸支持ケース19と復帰軸2
3との間に設けたOリング26によって水密にシールし、さらに復帰軸支持ケー
ス19にねじ込み固定した樹脂性のカバー27によって復帰軸23を水密に覆っ
た構造である。
【0013】
したがって、復帰機構28は、復帰軸支持ケース19、スプリング25、Oリ
ング26およびカバー27の部品からなり、しかも復帰軸支持ケース19をケー
ス1に対してねじ込み固定した複雑な構造であり、組立て、組付け作業が煩雑と
なり、また、水密構造にするために復帰軸23をOリング26で締め付けている
ことから復帰操作時の抵抗も大きいという問題がある。
【0014】
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、
簡単な構造でありながら防雨性と耐久性が得られ、組立て、組付け作業性の向上
を図ることができる遮断弁の復帰機構を提供することにある。
【0015】
この考案は、前述した目的を達成するために、遮断弁と対向する部位のケー
スの外面に凹陥部を設け、この凹陥部の底面に開口部を穿設し、この開口部にこ
の口縁に弾性的に掛止される掛止爪を有した環状ベースを設け、この環状ベース
の内部に前記遮断弁の作動方向に進退自在に支持された押し棒を設ける。
【0016】
この押し棒の頭部に前記環状ベースを覆うとともに外周縁に前記凹陥部の内周
面と環状ベースの外周面との間に水密に介入されるシール部を有する弾性材料か
らなる水密カバーを設ける。
【0017】
押し棒、水密カバーを組立てた環状ベースをケースの外側から開口部に挿入
することにより、環状ベースに設けられた掛止爪が開口部の口縁に弾性掛止され
て取り付けられ、同時に凹陥部の内周面と環状ベースの外周面との間にシール部
が介入されて水密にシールされる。
【0018】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2は遮断弁の復帰機構を示す。ガスメータ等のケース1の側壁で
、ケース1の内部の自己保持形ソレノイド11に対向する部位には凹陥部30が
設けられている。この凹陥部30の底部には円形の開口部31が穿設されている
。
【0020】
前記凹陥部30には合成樹脂材料によって成形された環状ベース32が収納さ
れており、この環状ベース32の周縁部には内方に突出する複数個の掛止爪33
…が設けられている。これら掛止爪33の先端部には内側に突出する突起によっ
て後述する押し棒34の押込みストロークを規制するストッパ33aが設けられ
ている。これら掛止爪33…はすり割りを有しており、前記開口部31の口縁に
弾性的に掛止される。
【0021】
環状ベース32の内部には前記遮断弁の作動方向に進退自在な押し棒34が挿
入され、この先端部は自己保持形ソレノイド11の背面に近接している。さらに
、この押し棒34の頭部34aには前記環状ベース32を覆う水密カバー35が
装着されている。
【0022】
水密カバー35はゴムまたは軟質合成樹脂材料によって椀状に形成され、その
中央部が前記押し棒34の頭部34aに固定され、外周縁には凹陥部30の内周
面と環状ベース32の外周面との間に水密に介入されるとともに、環状ベース3
2の環状溝32aに収容されるシール部36が設けられている。すなわち、水密
カバー35のシール部36は環状溝32aに掛止されて抜け止めされている。
【0023】
このように構成された遮断弁の復帰機構によれば、環状ベース32に対して押
し棒34が支持され、この押し棒34に対して水密カバー35が固定されている
。したがって、ケース1の外側から凹陥部30に環状ベース32を収納し、掛止
爪33…を開口部31に押し込むことにより、掛止爪33…は開口部31の口縁
に弾性的に掛止固定されるとともに、水密カバー35によって水密にシールされ
る。
【0024】
このように遮断弁の復帰機構をケース1に取り付ける場合にはケース1の外側
から開口部31に押し込むという簡単な操作で水密に取り付けることができ、取
付けねじ、接着剤等が不要である。
【0025】
また、押し棒34の先端部は自己保持形ソレノイド11の背面に対向しており
、水密カバー35の中央部を手指によって押し込み、自己保持形ソレノイド11
を押圧して前進させることにより閉弁状態の弁体16を開弁状態に復帰させるこ
とができる。すなわち、押し棒34によって自己保持形ソレノイド11をスプリ
ング17の復元力に抗して押し込んでプランジャ12の下端面をコアピース15
aに吸着させる。
【0026】
この場合、押し棒34は環状ベース32の内面によってガイドされ、ある一定
のところまで押込むと、押し棒34がストッパ33aに当るため、押込みストロ
ークが規制される。
【0027】
次に、水密カバー35から手指を放すと、水密カバー35の弾性復元力によっ
て復帰するとともに、自己保持形ソレノイド11全体は後退する。このとき、プ
ランジャ12はコアピース15aに磁気吸着されているため、弁体16は自己保
持形ソレノイド11とともに後退し、弁座7から離間して開弁状態に保持される
。
【0028】
以上説明したように、この考案によれば、ケースの外面に開口部を有する凹
陥部を設け、この凹陥部に開口部に弾性的に掛止される掛止爪を有した環状ベー
スを設け、この環状ベースの内部に押し棒を設けるとともに、押し棒の頭部に環
状ベースを覆うとともに外周縁に凹陥部の内周面と環状ベースの外周面との間に
水密に介入されるシール部を有する弾性材料からなる水密カバーを設けたから、
開口部に押し込むという簡単な操作で水密に取り付けることができ、取付けねじ
、接着剤等が不要であり、簡単な構造でありながら防雨性と耐久性が得られ、組
立て、組付け作業性の向上を図ることができるという効果がある。
【図1】この考案の一実施例を示す遮断弁の復帰機構の
縦断側面図。
縦断側面図。
【図2】同実施例の復帰機構をケースの内面側から見た
正面図。
正面図。
【図3】従来のガスメータの一部を示す縦断側面図。
【図4】従来の遮断弁の復帰機構を示す縦断側面図。
1…ケース、3…1次側、4…2次側、11…自己保持
形ソレノイド、30…凹陥部、31…開口部、32…環
状ベース、33…掛止爪、34…押し棒、35…水密カ
バー、36…シール部。
形ソレノイド、30…凹陥部、31…開口部、32…環
状ベース、33…掛止爪、34…押し棒、35…水密カ
バー、36…シール部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースの内部に流通路を遮断する遮断弁
を備え、ケースの外部に前記遮断弁を開弁状態に復帰さ
せる復帰機構を備えた遮断弁の復帰機構において、前記
遮断弁と対向する部位の前記ケースの外面に設けられた
凹陥部と、この凹陥部の底面に穿設された開口部と、こ
の開口部の口縁に弾性的に掛止される掛止爪を有しこの
開口部に掛合固定される環状ベースと、この環状ベース
の内部に前記遮断弁の作動方向に進退自在に支持された
押し棒と、この押し棒の頭部に固定され前記環状ベース
を覆うとともに外周縁に前記凹陥部の内周面と環状ベー
スの外周面との間に水密に介入されるシール部を有する
弾性材料からなる水密カバーとを具備したことを特徴と
する遮断弁の復帰機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1905991U JP2548191Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 遮断弁の復帰機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1905991U JP2548191Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 遮断弁の復帰機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04114184U true JPH04114184U (ja) | 1992-10-07 |
JP2548191Y2 JP2548191Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=31905416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1905991U Expired - Lifetime JP2548191Y2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 遮断弁の復帰機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548191Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP1905991U patent/JP2548191Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548191Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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