JP2603338Y2 - ガスメータの押釦構造 - Google Patents
ガスメータの押釦構造Info
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- JP2603338Y2 JP2603338Y2 JP1993014489U JP1448993U JP2603338Y2 JP 2603338 Y2 JP2603338 Y2 JP 2603338Y2 JP 1993014489 U JP1993014489 U JP 1993014489U JP 1448993 U JP1448993 U JP 1448993U JP 2603338 Y2 JP2603338 Y2 JP 2603338Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地震が生じたときまた
は過大流量でガスが流れたときなどの異常発生時にガス
の流路を遮断する遮断弁を備えるガスメータにおいて、
前記遮断弁によって流路が遮断された状態を解除するた
めの復帰釦などとして好適に実施することができるガス
メータの押釦構造に関する。
は過大流量でガスが流れたときなどの異常発生時にガス
の流路を遮断する遮断弁を備えるガスメータにおいて、
前記遮断弁によって流路が遮断された状態を解除するた
めの復帰釦などとして好適に実施することができるガス
メータの押釦構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フルイディックガスメータま
たは膜式ガスメータなどのガスメータには、地震が生じ
たときまたは過大流量でガスが流れたときなどの異常発
生時にガスの流路を遮断する遮断弁を備え、その異常状
態が解消したときに、前記遮断弁を復帰させる復帰釦が
設けられている。このような復帰釦は、前記ガスメータ
のハウジングに形成される凹所内に収容され、ゴムなど
の可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー体
と、前記凹所に螺着され、凹所内の前記カバー体を保持
するキャップとを有し、前記カバー体を押圧操作するこ
とによって、ハウジング内のマイクロスイッチの作動片
が押圧されてそのスイッチング態様を変化し、前記遮断
弁を駆動する電磁ソレノイドを励磁状態として前記遮断
弁を復帰させて流路を開放し、ガス流量の遮断状態が解
除されるように構成されている。
たは膜式ガスメータなどのガスメータには、地震が生じ
たときまたは過大流量でガスが流れたときなどの異常発
生時にガスの流路を遮断する遮断弁を備え、その異常状
態が解消したときに、前記遮断弁を復帰させる復帰釦が
設けられている。このような復帰釦は、前記ガスメータ
のハウジングに形成される凹所内に収容され、ゴムなど
の可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー体
と、前記凹所に螺着され、凹所内の前記カバー体を保持
するキャップとを有し、前記カバー体を押圧操作するこ
とによって、ハウジング内のマイクロスイッチの作動片
が押圧されてそのスイッチング態様を変化し、前記遮断
弁を駆動する電磁ソレノイドを励磁状態として前記遮断
弁を復帰させて流路を開放し、ガス流量の遮断状態が解
除されるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、前記凹所からハウジング内に雨水および散水した
水、あるいはほこりなどの空中浮遊物の浸入を遮断する
ために、凹所の内面とキャップとの間にパッキンなどを
介在させなければならず、また前記カバー体を押圧した
際に遮断弁を復帰させるためのばねなどを必要とし、部
品点数が多く、組立て作業が繁雑であるという問題を有
する。
は、前記凹所からハウジング内に雨水および散水した
水、あるいはほこりなどの空中浮遊物の浸入を遮断する
ために、凹所の内面とキャップとの間にパッキンなどを
介在させなければならず、また前記カバー体を押圧した
際に遮断弁を復帰させるためのばねなどを必要とし、部
品点数が多く、組立て作業が繁雑であるという問題を有
する。
【0004】したがって本考案の目的は、部品点数を削
減して組立て作業を容易に行うことができるガスメータ
の押釦構造を提供することである。
減して組立て作業を容易に行うことができるガスメータ
の押釦構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、(a)ガスメ
ータのハウジング3に凹所13が形成され、この凹所1
3の底部11に挿通孔39が形成され、 (b)可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー
体14であって、軸部16と、軸部16のハウジング3
外方の軸線方向一端部に連なる端壁17と、軸部16の
半径方向外方で、軸部16を同軸に囲んで、環状空間1
9を形成する周壁18と、周壁18に形成され、周壁1
8よりもふくらんだ開口端部20とを有するカバー体1
4と、 (c)係合部材15であって、カバー体14の環状空間
19内に、端壁17から間隔をあけて挿入され、周壁1
8を凹所13の内周面との間で挟んで、軸部16を、そ
の軸部16の軸線方向に変位可能に支持する基部27を
有し、基部27からハウジング3の内方に連なり、基部
27よりも小径であって、開口部20の内周部分が嵌ま
り込んで抜止めされる環状の溝35が形成され、溝35
よりもハウジング3の内方に延びて凹所13の挿通孔3
9を挿通する複数の係合片28が、周方向に間隔をあけ
て形成され、溝35から半径方向内方に延びて凹所13
の底部11の外面38に対向する環状の支持面34が形
成され、係合片28は、凹所13の底部11の内面37
に係合し、この係合状態で、開口部20は、前記外面3
8に弾発的に当接して挿通孔39を水密に塞ぐ係合部材
15と、 (d)前記軸部16によって押圧されて作動するスイッ
チSWとを含むことを特徴とするガスメータの押釦構造
である。
ータのハウジング3に凹所13が形成され、この凹所1
3の底部11に挿通孔39が形成され、 (b)可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー
体14であって、軸部16と、軸部16のハウジング3
外方の軸線方向一端部に連なる端壁17と、軸部16の
半径方向外方で、軸部16を同軸に囲んで、環状空間1
9を形成する周壁18と、周壁18に形成され、周壁1
8よりもふくらんだ開口端部20とを有するカバー体1
4と、 (c)係合部材15であって、カバー体14の環状空間
19内に、端壁17から間隔をあけて挿入され、周壁1
8を凹所13の内周面との間で挟んで、軸部16を、そ
の軸部16の軸線方向に変位可能に支持する基部27を
有し、基部27からハウジング3の内方に連なり、基部
27よりも小径であって、開口部20の内周部分が嵌ま
り込んで抜止めされる環状の溝35が形成され、溝35
よりもハウジング3の内方に延びて凹所13の挿通孔3
9を挿通する複数の係合片28が、周方向に間隔をあけ
て形成され、溝35から半径方向内方に延びて凹所13
の底部11の外面38に対向する環状の支持面34が形
成され、係合片28は、凹所13の底部11の内面37
に係合し、この係合状態で、開口部20は、前記外面3
8に弾発的に当接して挿通孔39を水密に塞ぐ係合部材
15と、 (d)前記軸部16によって押圧されて作動するスイッ
チSWとを含むことを特徴とするガスメータの押釦構造
である。
【0006】
【作用】本考案に従えば、係合部材15の各係合片28
がガスメータのハウジング3に形成される凹所13の挿
通孔39を挿通して、そのハウジング3の内面37に係
合し、この状態でカバー体14の開口端部20が前記ハ
ウジングの外面38に弾発的に当接し、かつ係合部材1
5の基部27の溝35によって前記カバー体14が抜止
めされる。したがって、前記ハウジング3の挿通孔39
はカバー体14によって覆われ、外部から挿通孔内への
水および空中浮遊物の浸入が防止されるとともに、係合
部材15およびカバー体14が前記ハウジング3に水密
に取付けられる。このようにして、少ない部品点数で水
および空中浮遊物の侵入を遮断し、組立て作業を容易に
行うことができる。
がガスメータのハウジング3に形成される凹所13の挿
通孔39を挿通して、そのハウジング3の内面37に係
合し、この状態でカバー体14の開口端部20が前記ハ
ウジングの外面38に弾発的に当接し、かつ係合部材1
5の基部27の溝35によって前記カバー体14が抜止
めされる。したがって、前記ハウジング3の挿通孔39
はカバー体14によって覆われ、外部から挿通孔内への
水および空中浮遊物の浸入が防止されるとともに、係合
部材15およびカバー体14が前記ハウジング3に水密
に取付けられる。このようにして、少ない部品点数で水
および空中浮遊物の侵入を遮断し、組立て作業を容易に
行うことができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例のガスメータの押釦
構造を示す断面図であり、図2は図1に示される押釦構
造が実施されるガスメータ1の一部を切欠いた側面図で
ある。このガスメータ1は、フルイディック流量計であ
って、ハウジング3内には図示しないフルイディック素
子が内蔵され、このフルイディック素子内を流れるガス
の交番圧力変化に基づいてガス流量を計量するように構
成されている。前記ハウジング3は、ハウジング本体4
と、この本体4に複数のビスによって取付けられる蓋体
5とを有し、これらの本体4および蓋体5によって規定
される内部空間6内にはガス流量を表示する表示器7が
設けられ、この表示器7はケース8内に収容されて前記
本体4の前壁9に取付けられる。前記ケース8内には、
表示器7の一側部に隣接してマイクロスイッチSWが設
けられる。
構造を示す断面図であり、図2は図1に示される押釦構
造が実施されるガスメータ1の一部を切欠いた側面図で
ある。このガスメータ1は、フルイディック流量計であ
って、ハウジング3内には図示しないフルイディック素
子が内蔵され、このフルイディック素子内を流れるガス
の交番圧力変化に基づいてガス流量を計量するように構
成されている。前記ハウジング3は、ハウジング本体4
と、この本体4に複数のビスによって取付けられる蓋体
5とを有し、これらの本体4および蓋体5によって規定
される内部空間6内にはガス流量を表示する表示器7が
設けられ、この表示器7はケース8内に収容されて前記
本体4の前壁9に取付けられる。前記ケース8内には、
表示器7の一側部に隣接してマイクロスイッチSWが設
けられる。
【0008】前記前壁9には、環状の筒部10と、筒部
10の軸線方向一端部にほぼ直角に連なる底部11とに
よって凹所13が形成される。凹所13内には、ゴムな
どの可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー体
14と、カバー体14に嵌着される合成樹脂製の係合部
材15とが装着され、前記カバー体14を外部から矢符
A1方向に押圧操作することによって、前記マイクロス
イッチSWをオン状態とすることができ、また前記押圧
状態を解除することによって、カバー体14は、弾性回
復力によって矢符A2方向に復帰する。このように、カ
バー体14を矢符A1に押圧操作することによって、異
常発生時にいわば自動的にガスの流路を遮断していた遮
断弁を復帰させて、ガスメータ1を計量可能な状態とす
ることができる。
10の軸線方向一端部にほぼ直角に連なる底部11とに
よって凹所13が形成される。凹所13内には、ゴムな
どの可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー体
14と、カバー体14に嵌着される合成樹脂製の係合部
材15とが装着され、前記カバー体14を外部から矢符
A1方向に押圧操作することによって、前記マイクロス
イッチSWをオン状態とすることができ、また前記押圧
状態を解除することによって、カバー体14は、弾性回
復力によって矢符A2方向に復帰する。このように、カ
バー体14を矢符A1に押圧操作することによって、異
常発生時にいわば自動的にガスの流路を遮断していた遮
断弁を復帰させて、ガスメータ1を計量可能な状態とす
ることができる。
【0009】図3はカバー体14および係合部材15の
分離した状態を示す断面図であり、図4は図3の右側か
ら見た係合部材15の正面図である。前記カバー体14
は、軸部16と、軸部16のハウジング3の外方の軸線
方向一端部に連なる端壁17と、端壁17に連なり、前
記軸部と同軸に形成される周壁18とを有し、軸部16
と周壁18との間には環状空間19が形成される。前記
軸部16は、端壁17の中央から周壁18の開口端部2
0に向けて突出する直円筒状の外周面を有する第1軸部
21と、第1軸部21に連なり、円錐台状の外周面を有
する第2軸部23と、第2軸部23に連なり、前記第1
軸部21よりも大径の直円筒状の外周面を有する第3軸
部24と、第3軸部24に段差面25を介して連なり、
第1軸部21よりも小径の第4軸部26とによって構成
される。
分離した状態を示す断面図であり、図4は図3の右側か
ら見た係合部材15の正面図である。前記カバー体14
は、軸部16と、軸部16のハウジング3の外方の軸線
方向一端部に連なる端壁17と、端壁17に連なり、前
記軸部と同軸に形成される周壁18とを有し、軸部16
と周壁18との間には環状空間19が形成される。前記
軸部16は、端壁17の中央から周壁18の開口端部2
0に向けて突出する直円筒状の外周面を有する第1軸部
21と、第1軸部21に連なり、円錐台状の外周面を有
する第2軸部23と、第2軸部23に連なり、前記第1
軸部21よりも大径の直円筒状の外周面を有する第3軸
部24と、第3軸部24に段差面25を介して連なり、
第1軸部21よりも小径の第4軸部26とによって構成
される。
【0010】また前記係合部材15は、環状の基部27
と、周方向に等間隔をあけて一体的に形成される複数
(本実施例では3)の係合片28とを有する。各係合片
28間には、前記基部27に周方向に等間隔をあけて複
数(本実施例では3)の当接片29が一体的に形成され
る。
と、周方向に等間隔をあけて一体的に形成される複数
(本実施例では3)の係合片28とを有する。各係合片
28間には、前記基部27に周方向に等間隔をあけて複
数(本実施例では3)の当接片29が一体的に形成され
る。
【0011】前記基部27は、カバー体14への挿入方
向Bに向けて先細となる円錐台状の第1案内面30と、
前記挿入方向Bとは逆方向に向けて先細となる円錐台状
の第2案内面31とを有し、係合部材15をカバー体1
4の環状空間19内に、図1に明らかに示されるよう
に、端壁17から間隔をあけて挿入する際に、第1案内
面30によって断面形状が円形であり、したがって周壁
18よりもふくらんだ開口端部20を半径方向外方に押
し拡げて環状空間19内に基部27を、円滑に挿入する
ことができる。また、前記第2案内面31の小径端部に
は、軸直角方向に延びる段差面33と直円筒状の支持面
である円筒面34とによって前記開口端部20の内周部
分が嵌まり込む環状の溝35が形成され、前記カバー体
24の開口端部20の内周部分が前述の図1に示される
ように嵌まり込んで抜止めされる。このように、カバー
体14に係合部材15が装着された状態において、前記
係合片28の先端部は開口端部20よりも外方に突出し
ており、また当接片29の当接面36はカバー体14の
前記段差面25に対向している。基部27は、カバー体
14の周壁18を、凹所13の内周面との間で挟んで、
軸部16を、その軸部16の軸線方向(図1〜図3の左
右方向)に変位可能に支持する。溝35は、基部27か
らハウジング3の内方(図1〜図3の右方)に連なり、
基部27よりも小径である。
向Bに向けて先細となる円錐台状の第1案内面30と、
前記挿入方向Bとは逆方向に向けて先細となる円錐台状
の第2案内面31とを有し、係合部材15をカバー体1
4の環状空間19内に、図1に明らかに示されるよう
に、端壁17から間隔をあけて挿入する際に、第1案内
面30によって断面形状が円形であり、したがって周壁
18よりもふくらんだ開口端部20を半径方向外方に押
し拡げて環状空間19内に基部27を、円滑に挿入する
ことができる。また、前記第2案内面31の小径端部に
は、軸直角方向に延びる段差面33と直円筒状の支持面
である円筒面34とによって前記開口端部20の内周部
分が嵌まり込む環状の溝35が形成され、前記カバー体
24の開口端部20の内周部分が前述の図1に示される
ように嵌まり込んで抜止めされる。このように、カバー
体14に係合部材15が装着された状態において、前記
係合片28の先端部は開口端部20よりも外方に突出し
ており、また当接片29の当接面36はカバー体14の
前記段差面25に対向している。基部27は、カバー体
14の周壁18を、凹所13の内周面との間で挟んで、
軸部16を、その軸部16の軸線方向(図1〜図3の左
右方向)に変位可能に支持する。溝35は、基部27か
らハウジング3の内方(図1〜図3の右方)に連なり、
基部27よりも小径である。
【0012】前記ハウジング3の凹所13の底部11に
は、前記係合部材15の係合片28と、カバー体14の
軸部16とが挿通することができる挿通孔39が形成さ
れ、前記カバー体14に装着された係合部材15を凹所
13内に押し込むことによって、各係合片28が底部1
1の内面37に係合し、軸部16の第4軸部26が部分
的に前記内面37から内部空間6内に突出する。このと
き、カバー体14の開口端部20は、底部11の外面3
8に弾発的に当接して、前記凹溝35内に嵌り込んでい
る。したがって、カバー体14は係合部材15によって
抜止めされた状態で挿通孔39を水密に塞いでいる。
は、前記係合部材15の係合片28と、カバー体14の
軸部16とが挿通することができる挿通孔39が形成さ
れ、前記カバー体14に装着された係合部材15を凹所
13内に押し込むことによって、各係合片28が底部1
1の内面37に係合し、軸部16の第4軸部26が部分
的に前記内面37から内部空間6内に突出する。このと
き、カバー体14の開口端部20は、底部11の外面3
8に弾発的に当接して、前記凹溝35内に嵌り込んでい
る。したがって、カバー体14は係合部材15によって
抜止めされた状態で挿通孔39を水密に塞いでいる。
【0013】このようなカバー体14を矢符A1方向に
押圧操作することによって、カバー体14の周壁18の
半径方向外方に拡がって弾性変形し、第4軸部26がマ
イクロスイッチSWの作動片40を押圧して、2つの接
点41a,41bを導通させ、図示しない電磁ソレノイ
ドに駆動電圧を印加し、流路を閉じていた遮断弁を開放
させて、ガス流路の遮断状態を解除することができる。
押圧操作することによって、カバー体14の周壁18の
半径方向外方に拡がって弾性変形し、第4軸部26がマ
イクロスイッチSWの作動片40を押圧して、2つの接
点41a,41bを導通させ、図示しない電磁ソレノイ
ドに駆動電圧を印加し、流路を閉じていた遮断弁を開放
させて、ガス流路の遮断状態を解除することができる。
【0014】また、カバー体14の矢符A1方向への押
圧状態を解除すると、その弾性回復力によって矢符A2
方向に復帰し、各接点41a,41bは遮断される。し
たがって、前記電磁ソレノイドは非励磁状態となるけれ
ども、前記遮断弁はたとえば2つのばねなどによって構
成される2位置安定構造とされているので、開放した状
態に保たれる。しかも、前記マイクロスイッチSWの作
動片40は、ゴムから成る第4軸部26によって押圧さ
れるので、カバー体14を外部から矢符A1方向に大き
な力で押圧しても、作動片40に過大な力が作用せず、
損傷が防がれる。
圧状態を解除すると、その弾性回復力によって矢符A2
方向に復帰し、各接点41a,41bは遮断される。し
たがって、前記電磁ソレノイドは非励磁状態となるけれ
ども、前記遮断弁はたとえば2つのばねなどによって構
成される2位置安定構造とされているので、開放した状
態に保たれる。しかも、前記マイクロスイッチSWの作
動片40は、ゴムから成る第4軸部26によって押圧さ
れるので、カバー体14を外部から矢符A1方向に大き
な力で押圧しても、作動片40に過大な力が作用せず、
損傷が防がれる。
【0015】上述の実施例では、ガスメータに異常が生
じたときにガスの流路を遮断した遮断弁を復帰させるた
めの復帰釦について説明したけれども、本考案の他の実
施例として、その押釦、たとえば前記表示器7に関連し
て設けられる流量検出装置などのようなガスメータの付
属機器に備えられる押釦に関しても、好適に実施するこ
とができる。
じたときにガスの流路を遮断した遮断弁を復帰させるた
めの復帰釦について説明したけれども、本考案の他の実
施例として、その押釦、たとえば前記表示器7に関連し
て設けられる流量検出装置などのようなガスメータの付
属機器に備えられる押釦に関しても、好適に実施するこ
とができる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、押釦をカ
バー体14と係合部材15との2つの部材によって構成
することができるので、部品点数が少なく、またハウジ
ング3への装着作業を容易に行うことができる。しか
も、カバー体14の開口端部20がハウジング3の凹所
13の底部11の外面38に弾発的に当接しているの
で、そのハウジング3に形成される挿通孔39を水密な
状態で塞ぐことができ、水あるいは空中浮遊物のハウジ
ング内への浸入を防止することができる。本考案によれ
ば、係合部材15の複数の係合片28が、凹所13の底
部11の内面37に係合し、係合部材15の抜止めが達
成される。しかも、カバー体14の開口端部20は、周
壁18よりも前述のようにふくらんでおり、溝35に嵌
まり込んで抜止めされる。こうしてカバー体14の抜止
めと、係合部材15の抜止めとが、確実に達成される。
さらに本考案によれば、上述のように複数の係合片28
が前記内面37に係合した状態で、カバー体14の開口
端部20が凹所13の底部11の外面38に弾発的に当
接するので、水密性が確実に達成される。さらに本考案
によれば、スイッチSWは、カバー体14の軸部16に
よって押圧され、この軸部16は、可撓性および弾発性
を有する材料から成るカバー体14の一部を構成する。
したがってカバー体14の端壁17を、外部から大きな
力で押圧しても、スイッチSWに過大な力が作用するこ
とが防がれ、スイッチSWの損傷が防がれる。さらに本
考案によれば、係合部材15の基部27は、カバー体1
4の環状空間19内で、図1に明らかに示されるよう
に、端壁17から間隔をあけて挿入される。したがって
カバー体14の端壁17を押圧操作したとき、端壁17
の変形量を大きくすることができ、したがって軸部16
の変位量を大きくして、スイッチSWの作動を確実に行
うことができる。
バー体14と係合部材15との2つの部材によって構成
することができるので、部品点数が少なく、またハウジ
ング3への装着作業を容易に行うことができる。しか
も、カバー体14の開口端部20がハウジング3の凹所
13の底部11の外面38に弾発的に当接しているの
で、そのハウジング3に形成される挿通孔39を水密な
状態で塞ぐことができ、水あるいは空中浮遊物のハウジ
ング内への浸入を防止することができる。本考案によれ
ば、係合部材15の複数の係合片28が、凹所13の底
部11の内面37に係合し、係合部材15の抜止めが達
成される。しかも、カバー体14の開口端部20は、周
壁18よりも前述のようにふくらんでおり、溝35に嵌
まり込んで抜止めされる。こうしてカバー体14の抜止
めと、係合部材15の抜止めとが、確実に達成される。
さらに本考案によれば、上述のように複数の係合片28
が前記内面37に係合した状態で、カバー体14の開口
端部20が凹所13の底部11の外面38に弾発的に当
接するので、水密性が確実に達成される。さらに本考案
によれば、スイッチSWは、カバー体14の軸部16に
よって押圧され、この軸部16は、可撓性および弾発性
を有する材料から成るカバー体14の一部を構成する。
したがってカバー体14の端壁17を、外部から大きな
力で押圧しても、スイッチSWに過大な力が作用するこ
とが防がれ、スイッチSWの損傷が防がれる。さらに本
考案によれば、係合部材15の基部27は、カバー体1
4の環状空間19内で、図1に明らかに示されるよう
に、端壁17から間隔をあけて挿入される。したがって
カバー体14の端壁17を押圧操作したとき、端壁17
の変形量を大きくすることができ、したがって軸部16
の変位量を大きくして、スイッチSWの作動を確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のガスメータの押釦構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1に示される押釦構造を備えるガスメータ1
の一部を切欠いた側面図である。
の一部を切欠いた側面図である。
【図3】カバー体14と係合部材15とを分離した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】図3の右側から見た係合部材15の正面図であ
る。
る。
1 ガスメータ 3 ハウジング 9 前壁 10 筒部 11 底部 13 凹所 14 カバー体 15 係合部材 16 軸部 17 端壁 18 周壁 19 環状空間 20 開口端部 27 基部 28 係合片 29 当接片 37 内面 38 外面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 友田 馨一 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (72)考案者 今崎 正成 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株式会社金門製作所 関西研究所内 (56)参考文献 実開 平4−114184(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 3/22
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)ガスメータのハウジング3に凹所
13が形成され、 この凹所13の底部11に挿通孔39が形成され、 (b)可撓性および弾発性を有する材料から成るカバー
体14であって、 軸部16と、 軸部16のハウジング3外方の軸線方向一端部に連なる
端壁17と、 軸部16の半径方向外方で、軸部16を同軸に囲んで、
環状空間19を形成する周壁18と、 周壁18に形成され、周壁18よりもふくらんだ開口端
部20とを有するカバー体14と、 (c)係合部材15であって、 カバー体14の環状空間19内に、端壁17から間隔を
あけて挿入され、周壁18を凹所13の内周面との間で
挟んで、軸部16を、その軸部16の軸線方向に変位可
能に支持する基部27を有し、 基部27からハウジング3の内方に連なり、基部27よ
りも小径であって、開口部20の内周部分が嵌まり込ん
で抜止めされる環状の溝35が形成され、 溝35よりもハウジング3の内方に延びて凹所13の挿
通孔39を挿通する複数の係合片28が、周方向に間隔
をあけて形成され、 溝35から半径方向内方に延びて凹所13の底部11の
外面38に対向する環状の支持面34が形成され、 係合片28は、凹所13の底部11の内面37に係合
し、 この係合状態で、開口部20は、前記外面38に弾発的
に当接して挿通孔39を水密に塞ぐ係合部材15と、 (d)前記軸部16によって押圧されて作動するスイッ
チSWとを含むことを特徴とするガスメータの押釦構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014489U JP2603338Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ガスメータの押釦構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014489U JP2603338Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ガスメータの押釦構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674928U JPH0674928U (ja) | 1994-10-21 |
JP2603338Y2 true JP2603338Y2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=11862468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993014489U Expired - Fee Related JP2603338Y2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | ガスメータの押釦構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603338Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP1993014489U patent/JP2603338Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0674928U (ja) | 1994-10-21 |
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