JP2548191Y2 - 遮断弁の復帰機構 - Google Patents

遮断弁の復帰機構

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JP2548191Y2
JP2548191Y2 JP1905991U JP1905991U JP2548191Y2 JP 2548191 Y2 JP2548191 Y2 JP 2548191Y2 JP 1905991 U JP1905991 U JP 1905991U JP 1905991 U JP1905991 U JP 1905991U JP 2548191 Y2 JP2548191 Y2 JP 2548191Y2
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Japan
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valve
shut
annular base
case
opening
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JP1905991U
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元 小野田
英行 大池
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株式会社金門製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、ガスメータ
に組み込まれ、地震発生時あるいはガス漏れ時、その他
の緊急時にガスの流通を遮断する遮断弁の復帰機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】地震を感知する感震器やガス漏れを感知
するガス漏れ警報器が知られている。また、これらの感
震器やガス漏れ警報器と遮断弁装置とを組合わせ、感震
時やガス漏れ発生時に遮断弁装置を作動させてガスの流
通を遮断するようにした安全装置も実用化されている。
【0003】図3は遮断弁を備えたガスメータを示すも
ので、1はガスメータのケースであり、2はガス流入口
体である。ケース1の内部には1次側3と2次側4とを
区画するケーシング5が設けられ、このケーシング5の
上部仕切り壁6には弁座7を有する連通口8が設けられ
ている。ケーシング5の下部仕切り壁9には取付けプレ
ート10を介して自己保持形ソレノイド11が設けられ
ている。
【0004】自己保持形ソレノイド11は、プランジャ
12をパイプ13aを介して包囲するコイル13と、こ
のコイル13の外周に設けたヨーク14およびこのヨー
ク14の底部に設けたコアピース15aを有するマグネ
ット15とから構成されている。
【0005】前記プランジャ12の先端部には前記連通
口8に対向する弁体16が取付けられ、この弁体16は
スプリング17によって前記弁座7方向に付勢されてい
る。そして、自己保持形ソレノイド11のコイル13に
無通電状態ではプランジャ15がスプリング17に打ち
勝ってマグネット15に吸着し、弁体16は弁座7から
離間して開弁状態にあるが、コイル13に瞬間的に通電
して逆磁場を与えると、スプリング17の復元力によっ
て弁体16を弁座7に圧接して閉弁状態を保持するよう
になっている。
【0006】また、図4に示すように、前記自己保持形
ソレノイド11に対向するケース1には開口部18が穿
設され、この開口部18には円筒状の復帰軸支持ケース
19が固定されている。この復帰軸支持ケース19には
その軸方向の中間部にフランジ部20が設けられている
とともに、先端部にはねじ部21が、基端部にはねじ部
22が設けられている。
【0007】そして、復帰軸支持ケース19の先端部の
ねじ部21に接着剤を塗布した状態で、前記ケース1の
開口部18にねじ込み固定され、この復帰軸支持ケース
19の内部には復帰軸23が軸方向に移動自在に支持さ
れている。復帰軸23の基端部には鍔部24が設けら
れ、この鍔部24と復帰軸支持ケース19の底部との間
には復帰軸23を外方、つまり後退方向に付勢するスプ
リング25が介在されている。
【0008】さらに、復帰軸支持ケース19の底部の内
周面には復帰軸23との間を水密にシールするOリング
26が設けられ、復帰軸支持ケース19の基端部のねじ
部22には合成樹脂からなるカバー27がねじ込み固定
されている。
【0009】そして、復帰軸23の先端部は前記自己保
持形ソレノイド11の背面に対向しており、復帰軸23
によって自己保持形ソレノイド11を押圧して前進させ
ることにより閉弁状態の弁体16を開弁状態に復帰させ
る復帰機構28を構成している。すなわち、カバー27
を取り外し、復帰軸23をスプリング25の復元力に抗
して押し込み、復帰軸23により自己保持形ソレノイド
11をスプリング17の復元力に抗して押し込んでプラ
ンジャ12の下端面をコアピース15aに吸着させるこ
とにより、弁体16を開弁状態に保持する。
【0010】したがって、感震器やガス漏れ警報器等の
異常検出器が異常を感知して自己保持形ソレノイド11
に逆磁場を与えることによって、ガスメータの連通口8
を弁体16によって閉弁し、ガスの流通を遮断すること
ができる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】ところで、一般にガス
メータは風雨、日光に晒される屋外に設置されることが
多く、使用年数も10年と長期に亘るため、復帰機構に
も防雨性と耐久性が要求される。
【0012】ところが、従来の遮断弁の復帰機構28
は、復帰軸支持ケース19と復帰軸23との間に設けた
Oリング26によって水密にシールし、さらに復帰軸支
持ケース19にねじ込み固定した樹脂性のカバー27に
よって復帰軸23を水密に覆った構造である。
【0013】したがって、復帰機構28は、復帰軸支持
ケース19、スプリング25、Oリング26およびカバ
ー27の部品からなり、しかも復帰軸支持ケース19を
ケース1に対してねじ込み固定した複雑な構造であり、
組立て、組付け作業が煩雑となり、また、水密構造にす
るために復帰軸23をOリング26で締め付けているこ
とから復帰操作時の抵抗も大きいという問題がある。
【0014】この考案は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、簡単な構造でありな
がら防雨性と耐久性が得られ、組立て、組付け作業性の
向上を図ることができる遮断弁の復帰機構を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この考案は、前述した目
的を達成するために、遮断弁と対向する部位のケースの
外面に凹陥部を設け、この凹陥部の底面に開口部を穿設
し、この開口部にこの口縁に弾性的に掛止される掛止爪
を有した環状ベースを設け、この環状ベースの内部に前
記遮断弁の作動方向に進退自在に支持された押し棒を設
ける。
【0016】この押し棒の頭部に前記環状ベースを覆う
とともに外周縁に前記凹陥部の内周面と環状ベースの外
周面との間に水密に介入されるシール部を有する弾性材
料からなる水密カバーを設ける。
【0017】
【作用】押し棒、水密カバーを組立てた環状ベースをケ
ースの外側から開口部に挿入することにより、環状ベー
スに設けられた掛止爪が開口部の口縁に弾性掛止されて
取り付けられ、同時に凹陥部の内周面と環状ベースの外
周面との間にシール部が介入されて水密にシールされ
る。
【0018】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0019】図1および図2は遮断弁の復帰機構を示
す。ガスメータ等のケース1の側壁で、ケース1の内部
の自己保持形ソレノイド11に対向する部位には凹陥部
30が設けられている。この凹陥部30の底部には円形
の開口部31が穿設されている。
【0020】前記凹陥部30には合成樹脂材料によって
成形された環状ベース32が収納されており、この環状
ベース32の周縁部には内方に突出する複数個の掛止爪
33…が設けられている。これら掛止爪33の先端部に
は内側に突出する突起によって後述する押し棒34の押
込みストロークを規制するストッパ33aが設けられて
いる。これら掛止爪33…はすり割りを有しており、前
記開口部31の口縁に弾性的に掛止される。
【0021】環状ベース32の内部には前記遮断弁の作
動方向に進退自在な押し棒34が挿入され、この先端部
は自己保持形ソレノイド11の背面に近接している。さ
らに、この押し棒34の頭部34aには前記環状ベース
32を覆う水密カバー35が装着されている。
【0022】水密カバー35はゴムまたは軟質合成樹脂
材料によって椀状に形成され、その中央部が前記押し棒
34の頭部34aに固定され、外周縁には凹陥部30の
内周面と環状ベース32の外周面との間に水密に介入さ
れるとともに、環状ベース32の環状溝32aに収容さ
れるシール部36が設けられている。すなわち、水密カ
バー35のシール部36は環状溝32aに掛止されて抜
け止めされている。
【0023】このように構成された遮断弁の復帰機構に
よれば、環状ベース32に対して押し棒34が支持さ
れ、この押し棒34に対して水密カバー35が固定され
ている。したがって、ケース1の外側から凹陥部30に
環状ベース32を収納し、掛止爪33…を開口部31に
押し込むことにより、掛止爪33…は開口部31の口縁
に弾性的に掛止固定されるとともに、水密カバー35に
よって水密にシールされる。
【0024】このように遮断弁の復帰機構をケース1に
取り付ける場合にはケース1の外側から開口部31に押
し込むという簡単な操作で水密に取り付けることがで
き、取付けねじ、接着剤等が不要である。
【0025】また、押し棒34の先端部は自己保持形ソ
レノイド11の背面に対向しており、水密カバー35の
中央部を手指によって押し込み、自己保持形ソレノイド
11を押圧して前進させることにより閉弁状態の弁体1
6を開弁状態に復帰させることができる。すなわち、押
し棒34によって自己保持形ソレノイド11をスプリン
グ17の復元力に抗して押し込んでプランジャ12の下
端面をコアピース15aに吸着させる。
【0026】この場合、押し棒34は環状ベース32の
内面によってガイドされ、ある一定のところまで押込む
と、押し棒34がストッパ33aに当るため、押込みス
トロークが規制される。
【0027】次に、水密カバー35から手指を放すと、
水密カバー35の弾性復元力によって復帰するととも
に、自己保持形ソレノイド11全体は後退する。このと
き、プランジャ12はコアピース15aに磁気吸着され
ているため、弁体16は自己保持形ソレノイド11とと
もに後退し、弁座7から離間して開弁状態に保持され
る。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、ケースの外面に開口部を有する凹陥部を設け、この
凹陥部に開口部に弾性的に掛止される掛止爪を有した環
状ベースを設け、この環状ベースの内部に押し棒を設け
るとともに、押し棒の頭部に環状ベースを覆うとともに
外周縁に凹陥部の内周面と環状ベースの外周面との間に
水密に介入されるシール部を有する弾性材料からなる水
密カバーを設けたから、開口部に押し込むという簡単な
操作で水密に取り付けることができ、取付けねじ、接着
剤等が不要であり、簡単な構造でありながら防雨性と耐
久性が得られ、組立て、組付け作業性の向上を図ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す遮断弁の復帰機構の
縦断側面図。
【図2】同実施例の復帰機構をケースの内面側から見た
正面図。
【図3】従来のガスメータの一部を示す縦断側面図。
【図4】従来の遮断弁の復帰機構を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1…ケース、3…1次側、4…2次側、11…自己保持
形ソレノイド、30…凹陥部、31…開口部、32…環
状ベース、33…掛止爪、34…押し棒、35…水密カ
バー、36…シール部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−275188(JP,A) 実開 昭63−193178(JP,U) 実開 平3−89286(JP,U) 実開 平2−117482(JP,U) 実開 昭57−55022(JP,U) 実開 昭64−55382(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの内部に流通路を遮断する遮断弁
    を備え、ケースの外部に前記遮断弁を開弁状態に復帰さ
    せる復帰機構を備えた遮断弁の復帰機構において、前記
    遮断弁と対向する部位の前記ケースの外面に設けられた
    凹陥部と、この凹陥部の底面に穿設された開口部と、こ
    の開口部の口縁に弾性的に掛止される掛止爪を有しこの
    開口部に掛合固定される環状ベースと、この環状ベース
    の内部に前記遮断弁の作動方向に進退自在に支持された
    押し棒と、この押し棒の頭部に固定され前記環状ベース
    を覆うとともに外周縁に前記凹陥部の内周面と環状ベー
    スの外周面との間に水密に介入されるシール部を有する
    弾性材料からなる水密カバーとを具備したことを特徴と
    する遮断弁の復帰機構。
JP1905991U 1991-03-27 1991-03-27 遮断弁の復帰機構 Expired - Lifetime JP2548191Y2 (ja)

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JPH04114184U JPH04114184U (ja) 1992-10-07
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