JPH0411360B2 - - Google Patents

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JPH0411360B2
JPH0411360B2 JP60014374A JP1437485A JPH0411360B2 JP H0411360 B2 JPH0411360 B2 JP H0411360B2 JP 60014374 A JP60014374 A JP 60014374A JP 1437485 A JP1437485 A JP 1437485A JP H0411360 B2 JPH0411360 B2 JP H0411360B2
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JP
Japan
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nozzle
cut
protective cover
cutting
frame
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JP60014374A
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JPS61173898A (ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は超高圧水と研磨材をノズル先端から噴
出してコンクリートや鋼材等の被切断物を切断す
るウオータージエツトによる切断方法に関するも
のである。
<従来の技術> 超高圧水を研磨材と共に噴出させるノズルを、
被切断物のコンクリートや鋼材の切断線にそつて
移動させながら被切断物を切断するウオータージ
エツトによる切断方法が存在する。
<本発明が解決しようとする問題点> このウオータージエツトによる切断方法には、
次のような問題点が存在する。
(イ) ウオータージエツトによる切断に際しては、
ノズル先端からのジエツト流が超高速で噴出す
るため、高周波の騒音が発生する。
さらに高周波の騒音の発生源は、ノズルから
噴出するジエツト流だけでなく、被切断物を切
断した後に被切断物の裏面に噴出したジエツト
流もその発生源となる。
(ロ) 被切断物を切断した後のジエツト流はまだ切
断能力を完全に消費しきつていない。
さらにジエツト流は研磨材や切断された粉砕
材等を含んでいるためこれらが、被切断物の裏
面側に噴出、飛散するので危険である。
(ハ) 被切断物がコンクリート等の場合はその切断
面は必ずしも平滑ではなく、ジエツト流を噴出
させるノズルを切断線に沿つて走行させる際に
安定走行が難しい。
そうしたことから切断線が蛇行してしまい正
確な切断が困難である。
(ニ) 高圧流体を用いた切断技術として、特開昭52
−89879号公報の切断技術が知られている。
この切断技術は、布層等の被切断物の上面側に
高圧流体を噴射するノズルを走行自在に配置する
と共に、被切断物の下面側に吸引機能を有する箱
状のバキユームボツクスを配置して切断するもの
である。
ところが、前記した切断技術にあつては、防音
対策が何ら施されていないために切断作業中に騒
音が発生する。
しかも、切断後における超高圧水の減衰対策が
施されていないために、バキユームボツクスが容
易に破損してしまう危険がある。
<本発明の目的> 本発明は上記のような問題点を解決するために
成されたもので、騒音の発生とジエツト流の飛散
を防止し、さらにノズルの走行を安定させること
によつて正確な切断を行うことのできる、ウオー
タージエツトによる切断方法を提供することを目
的とする。
<実施例> 次に本発明の一実施例について説明するがまず
本発明に使用するウオータージエツト切断装置に
ついて説明する。(第1図) 本発明のウオータージエツト切断装置は、被切
断物の表面側に位置するノズル走行枠と、被切断
物の裏面の防護カバーとで構成する。
(イ) ノズル走行枠 ノズル走行枠1は二枚のチヤンネル材11等の
鋼板をチヤンネル材11のフランジ12を外向き
にして相対向させて形成した枠体である。
この2放のチヤンネル材11の対向面にはそれ
ぞれ中空のゴム等からなる軟質材14を連続して
取り付け、2枚のチヤンネル材11間を閉鎖す
る。
また、チヤンネル材11の上フランジ12上に
は、ノズル走行装置15を載置して走行させるた
めのレールRを設ける。
さらに、チヤンネル材11の下フランジ13の
前後端を接合する縁板の中心線上にボルト孔15
を開設する。
(ロ) ノズル走行装置 ノズル走行装置15は公知のウオータージエツ
ト切断に使用するノズルNを固定して装備し、ノ
ズル走行枠1のレールR上を走行するよう構成し
た装置である。
そしてノズルNの先端は互いに押圧している軟
質材14間に挿入し、被切断物Aの切断線に向け
て配置する。
(ハ) 防護カバー 防護カバー2は一面開放の直方体等の箱体であ
る。
そして開放面のカバー開口部21の上端に外部
に向けてカバー側フランジ22を突設する。
カバー側フランジ22には、上述のノズル走行
枠1のボルト孔15と整合するカバー側ボルト孔
23を開設し、被切断物Aに穿孔したボルト孔A
1を介してノズル走行枠1と防護カバー2が緊結
するよう構成する。
さらに防護カバー2の内壁24には、後述する
防護材25を底面26と平行に載置できるよう
に、載置用フランジ27を突設する。
防護材25は鋼材等、ジエツト流によつて容易
に切断されがたい材質の板体を使用する。
そしてその寸法は、防護カバー2の載置用フラ
ンジ27上に載置できる寸法とし、防護材25を
複数枚重ねて防護カバー2内に設置し、消耗すれ
ば簡単に交換できるように取り付ける。
さらに防護カバー2の底面26には研磨材等を
排出する排出孔を設置しておく。
次に上記のウオータージエツト切断装置を使用
しておこなう切断方法を第2図にもとずいて説明
する。
(イ) 各部材の取り付け 被切断物Aの表面側にノズル走行枠1を設置す
る場合、予め被切断物Aの表面側のみに切断予定
線を表示しておくと共に、第1図に示すようにこ
の切断予定線上の複数地点に被切断物Aを貫通し
たボルト孔A1,A1を開設しておく。
ボルト孔A1,A1は単なるボルト挿通用の孔で
はなく、被切断物Aの表面及び裏面の両面で切断
予定線の目印として機能する。
そして、被切断物Aの表面側にノズル走行枠1
を配置し、被切断物Aの裏面側に防護カバー2を
配置し、ノズル走行枠1の両端の下フランジ13
に開設した各ボルト孔と、防護カバー2のボルト
孔23とをボルト孔A1,A1に夫々位置合わせし
てボルト等で固定する。
このように本発明では、被切断物Aの表面側に
切断予定線を表示し、この切断予定線を基に被切
断物Aを貫通するセンタ合わせ用のボルト孔A1
A1を開設することで、被切断物Aの裏面側で切
断予定線を新たに求めるための墨出し作業が不要
となる。
(ロ) 切断開始 被切断物Aの表面側からジエツト流による切断
を開始する。
すなわち、所定の切断線の開始点にノズルNの
端からジエツト流を集中させて被切断物Aを貫通
させ、ノズル走行枠1のノズル走行装置15によ
つてノズルNを適宜の速度で移動させて切断を開
始する。
(ハ) ノズル走行枠の作用 ノズルNはノズル走行装置15に固定されたま
ま、ノズル走行枠1のレールRに沿つて切断線上
を正確に移動する。
しかもノズルN先端は、互いに強く押圧してい
る軟質材14で挟持されている。
さらにノズル走行枠1は裏面の防護カバー2と
ともに被切断物Aに固定されている。
従つてノズルNの走行は非常に安定したものと
なる。
またノズルNの通過前、通過後の軟質材14は
互いに強く押圧しており、またノズルNも軟質材
14で強く挟持されているので、ノズル先端から
噴出するジエツト流による高周波の騒音が外部に
漏出することがない。
(ニ) 防護カバーの作用 被切断物Aを貫通して裏面に噴出したジエツト
流は、まだ切断能力を有したまま、防護カバー2
の底面26に向かつて噴出する。
防護カバー2内には容易に切断しにくい防護材
25が交換可能に位置している。
そこで裏面に噴出したジエツト流は防護材25
に衝突して90度方向に方向をかえてしまい、その
速度及び切断能力が急速に減衰する。
従つて超高速に伴う高周波の騒音は消滅してし
まう。
また被切断物Aの裏面に噴出したジエツト流は
防護カバー2内に噴出しその勢いは減衰して底面
の排出孔から排出する等して、外部への暴噴を防
止する。
<発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので次のよう
な効果を期待することができる。
(イ) ウオータージエツトによる切断に際して生ず
る高周波による騒音は、ノズル先端側ではノズ
ル走行枠の軟質材部分で、また裏面側では防護
カバーで漏出が防止されてしまう。
従つて、騒音の発生やジエツト流の飛散を防
止して低騒音で衛生的に作業を行う事ができ
る。
(ロ) 被切断物を切断した後のジエツト流は防護カ
バー内の防護材に衝突してその切断能力を減衰
して排出されるので研磨材や切断された粉砕材
等を含んでいるジエツト流が、被切断物の裏面
側に噴出、飛散する心配がない。
(ハ) ノズルは走行装置に固定されており、さらに
その先端は互いに押圧している軟質材に挟持さ
れて移動する。
そして走行装置を載置しているノズル走行枠
は切断線上に位置するともに裏面の防護カバー
とともに被切断物に固定してある。
従つて、ノズルは切断線上を安定して正確に
走行するので正確な切断が可能である。
(ニ) ノズル走行枠と防護カバーは被切断物にボル
ト等で固定しているので、傾斜部分等や下面か
らの切断も可能である。
(ホ) 本発明は、被切断物の片面側のみに切断予定
線を表示し、この切断予定線を基に被切断物を
貫通するセンタ合わせ用のボルト孔を開設す
る。そのため、被切断物の他面側ではこのボル
ト孔を基に切断予定線に一致させて防護カバー
の取り付けが行えるので、被切断物の他面側に
切断予定線を新たに求めるための墨出し作業が
不要となる。
(ヘ) ノズル走行枠及び防護カバーの両中心線を切
断予定線に一致させて正確に取り付ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に使用する切断装置の全体の説
明図、第2図:第1図における−の断面図、
第3図:ノズル走行枠の説明図。 1:ノズル走行枠、2:防護カバー、12:フ
ランジ、14:軟質材、15:走行装置、A:被
切断物、N:ノズル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行可能なノズルから超高圧水を噴出して被
    切断物を切断するウオータージエツトによる切断
    方法において、 被切断物の片面のみに切断予定線を表示し、 切断予定線上の複数地点に被切断物を貫通した
    ボルト孔を開設し、 被切断物の表面側に、ノズルの走行を案内する
    ノズル走行枠を密封状態に取り付け、 被切断物の裏面側には、箱状の防護カバーを密
    封状態に取り付け、 ノズル走行枠及び防護カバーの中心線上に位置
    する各両端を、前記ボルト孔に合わせて固定し、 前記防護カバーは、超高圧水減衰用の防護材を
    収容し、 ノズル先端部を密封状態のノズル走行枠内に収
    容して被切断物を切断しつつ、密封構造の防護カ
    バー内で超高圧水を減衰して回収することを特徴
    とする、 ウオータージエツトによる切断方法。
JP1437485A 1985-01-30 1985-01-30 ウオ−タ−ジエツトによる切断方法 Granted JPS61173898A (ja)

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JPS61173898A JPS61173898A (ja) 1986-08-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62297099A (ja) * 1986-06-17 1987-12-24 株式会社熊谷組 コンクリ−ト構造物の切断装置
JPH0448957Y2 (ja) * 1986-07-14 1992-11-18
JPS63150199A (ja) * 1986-12-16 1988-06-22 鹿島建設株式会社 アブレイシブジエツトによる壁切断装置のノズル側真空室

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5289879A (en) * 1977-02-03 1977-07-28 Mutoh Ind Ltd Shearing machine operated by fluid under high pressure

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