JPH04113328U - 芯ずれ精度調整用軸受装置 - Google Patents

芯ずれ精度調整用軸受装置

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JPH04113328U
JPH04113328U JP1679791U JP1679791U JPH04113328U JP H04113328 U JPH04113328 U JP H04113328U JP 1679791 U JP1679791 U JP 1679791U JP 1679791 U JP1679791 U JP 1679791U JP H04113328 U JPH04113328 U JP H04113328U
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JP1679791U
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喜徳郎 青木
正 片山
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東洋精器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単に高精度の調整ができる軸の芯ずれ調整
装置を提供する。 【構成】 軸受3、4で支持されたスピンドル5の端部
外周におねじ20を形成し、そのおねじ20にナット2
1を噛合する。このナット21には周方向に複数の盲ね
じ孔22を設け、この盲ねじ孔22に調整ねじ25をね
じ込む。その調整ねじ25によって閉塞端部を弾性変形
させて、その軸方向に突出部を生じさせその突出でもっ
て軸受4の内輪4’を押圧し、軸受4に微小な傾きを付
与し、スピンドル5の芯ずれを調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数の軸受で回転自在に支持された軸の芯ずれを調整できるよう にした軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
軸受を用いて軸を回転自在に支持した装置として例えば、実公平2−1203 5号公報に記載されたツールプリセッタが従来から知られている。このものは、 マニシングセンターのツールマガジンにツールをセットする際に、ツールの長さ 及び外径寸法を事前に測定するために使用する装置である。
【0003】 ツールプリセッタは、図6に示すようにプリセッタテーブル1の一側部に形成 したスピンドル挿入孔2に、2個の軸受3、4で回転自在に支持されたスピンド ル5のテーパ孔9に、図5に示すツールAのテーパシャンク7を挿入し、そのテ ーパシャンク7の下端に設けたプルスタッド8をテーパ孔9の下方に組み込んだ チャック10で挾持し、このチャック10を軸方向に移動してテーパシャンク7 をテーパ面6に密着させ、ツールAを固定している。
【0004】 また、プリセッタテーブル1の上面には、ドラム11の回転によって上記スピ ンドル5に向けて移動するテーブル12を設け、このテーブル12上に設けた支 柱13に、ハンドル14の回転により上下動するブラケット15を取り付け、こ のブラケット15に長さ測定用インジケータ16と直径測定用インジケータ17 とを取り付け、テーブル12の移動及びブラケット15の上下動により各インジ ケータ16、17の測定子18、19をスピンドル5にセットされたツールAに 接触させて、ツールAの長さ及び外径を測定している。
【0005】 ところで、上記ツールプリセッタにおいて、スピンドル5に芯フレがあると、 そのフレが測定誤差となり、測定精度が悪くなるため、スピンドル5に高いフレ 精度が要求される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のツールプリセッタは、有効な芯ずれ調整手段を有してお らず、スピンドル、スピンドル挿入孔の加工精度や軸受精度等、各部品の加工精 度が累積され、その組み立て精度により、スピンドルの芯フレ精度が決まるため 、高い測定精度が得られないという問題があった。
【0007】 そこで、この考案の課題はスピンドルの芯ずれを調整できるようにすることで ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、複数の軸受で回転自在に支持された軸の端部外周 におねじを形成し、そのおねじにねじ係合したナットに、上記軸受側の端部が閉 塞する複数の盲ねじ孔を周方向に所要の間隔をおいて設け、各盲ねじ孔に調整ね じをねじ込み、その調整ねじのねじ込みにより、盲ねじ孔の閉塞端部を弾性変形 させて軸受の内輪を押すようにした構成としたのである。
【0009】
【作用】
このように構成された芯ずれ精度調整用軸受装置では、調整ねじにより、盲ね じ孔の閉塞端面に弾性変形を加え、軸方向に変形する突出部により、軸受の内輪 を押圧し、その内輪に微小な傾むきを付与して軸のフレを調整する。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。 図1は、この考案に係る軸受け装置をツールプリセッタに適用した例を示す。 このとき、先に述べた図5、図6の従来例と同一の部品には同一の符号を付して 説明する。
【0011】 図示のように、軸としてのスピンドル5の外周端部にはおねじ20が形成され 、そのおねじ20にねじ係合したナット21の締めつけにより、カラー23を介 してスピンドル5を支持する下側の軸受4が固定されている。
【0012】 図2及び図3に上記ナット21の詳細を示す。このナット21には軸受4と対 向する端面24が閉塞する複数の盲ねじ孔22が周方向に所要の間隔をおいて設 けられ、各盲ねじ孔22に調整ねじ25がねじ込まれている。この盲ねじ孔22 は、図2に示すように等間隔の配置であってもよく、不規則の配置であってもよ い。
【0013】 ここで、盲ねじ孔22の断面形状例を図4(a)〜(i)に示す。同図(a) 〜(c)は、盲ねじ22閉塞端面24中央部を厚くし、調整ねじ25をねじ込ん だ際、この部分が調整ねじ25先端に押圧されて、端面24中央が突出するよう にしてある。同図(d)〜(f)は、盲ねじ孔22内先端形状を調整ねじ25先 端26形状に合せたものである。同図(g)は鋼球27を介して調整ボルト25 をねじ込んだもので、端面24は鋼球面27’で均等に押圧され、中央部が突出 する。この盲ねじ孔22には、固定ボルトが挿入され、ゆるみ止め28がなされ ている。このゆるみ止め28は、図3に示すように調整ねじ25に六角穴付止ね じを用いたものでは、六角ナットが用いられる。また、これら以外の調整ねじ2 5のゆるみ防止策として、例えば盲ねじ孔22の調整済みの調整ねじ25を接着 剤により固定してもよい。一方、同図(h)、(i)は加工製に富んだ貫通ねじ 孔22’の端面24を閉塞部材29で塞いだものである。
【0014】 この実施例は以上のように構成されており、スピンドル5の芯ずれ調整に際し ては、調整ねじ25を適宜ねじ込み、各盲ねじ孔22閉塞端面24に弾性変形を 加え、軸方向に突出部を生じさせる。この突出は、カラー23を押し、軸受4内 輪4’を押圧して軸受4を微小傾け、スピンドル5の軸芯をフル。このスピンド ル5のフリ角を測定しながら各調整ねじ25の調整をくり返し、スピンドル5の 芯ずれが許容値内に収まるように調整する。
【0015】 この際、調整ねじ25のピッチ進出量に対する端面24の突出量は、応力と歪 との関係から比較的微小なものとなるので偏心調整がやり易く、微小な調整も高 精度で行なえる。また、カラー23に直接調整ねじ先端26が当たらずカラー2 3を疵付けないため、疵による偏心精度の低下を招かず、安定した調整が行なえ る。
【0016】 このようにして芯ずれ調整の行なわれたツールプリセッタは、組み立て精度を 含んで調整がなされているため、その測定精度は高いものとなる。
【0017】 なお、上記芯ずれ精度調整用軸受装置は、上記のような測定機への使用のみな らず、例えば旋盤、フライス盤、研削盤等精度の要求される加工機に用いること もできる。
【0018】
【効果】
この考案は以上のように、構成したので、軸芯の芯ずれ調整を高精度で行なえ る。またこの時、軸受や軸受固定用カラーを用いたものではカラーに、疵を付け ないので安定した偏心調整ができ、微小な調整も行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図
【図2】実施例の一部正面図
【図3】同上断面図
【図4】(a)〜(i)他の実施例の一部断面図
【図5】従来例の一部切欠正面図
【図6】従来例の一部断面正面図
【符号の説明】
3、4 軸受 4’軸受内輪 5 スピンドル(軸) 20 おねじ 21 ナット 22 盲ねじ孔 24 閉塞端面 25 調整ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軸受で回転自在に支持された軸の
    端部外周におねじを形成し、そのおねじにねじ係合した
    ナットに、上記軸受側の端部が閉塞する複数の盲ねじ孔
    を周方向に所要の間隔をおいて設け、各盲ねじ孔に調整
    ねじをねじ込み、その調整ねじのねじ込みにより、盲ね
    じ孔の閉塞端部を弾性変形させて軸受の内輪を押すよう
    にした芯ずれ精度調整用軸受装置。
JP1679791U 1991-03-20 1991-03-20 芯ずれ精度調整用軸受装置 Expired - Fee Related JP2526699Y2 (ja)

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