JPH0411321Y2 - - Google Patents

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JPH0411321Y2
JPH0411321Y2 JP1987051175U JP5117587U JPH0411321Y2 JP H0411321 Y2 JPH0411321 Y2 JP H0411321Y2 JP 1987051175 U JP1987051175 U JP 1987051175U JP 5117587 U JP5117587 U JP 5117587U JP H0411321 Y2 JPH0411321 Y2 JP H0411321Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光の反射を利用して被検知物の検知
を行う反射型光電スイツチ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、検知領域を切換えることができる光電ス
イツチ装置は、実開昭59−183676号公報に示すも
のがあつた。
これは第5図に示すように、同一ケース内に設
けられた投光部31及び受光部32と、投受光用
窓33と投光部31及び受光部32の間に設けら
れた複数個の液晶セグメント34,…からなつて
いる。これら液晶セグメント34,…は電圧を印
加しない状態では透明状態であるが、電圧を印加
すると不透明状態となる。したがつて、各液晶セ
グメント34,…への印加電圧をそれぞれ制御す
ることにより検知領域を切換えることができると
いうものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この光電スイツチ装置は、投光部及び受光部と
投受光用窓の間に設けた各液晶セグメントを制御
することにより検知領域を切換えることが行われ
る。ところが、液晶セグメントは、透過光量を減
衰させる性質があるので、投光部からの投光光線
はまず液晶セグメントで減衰され、この減衰した
光が物体を介して反射し、その反射光線が液晶セ
グメントでさらに減衰されて受光部で受光され
る。このため、投光部から投光された光線は、受
光部で受光されるまでに大きく減衰されるので、
光線の受光光量が不足して受光しない。すなわち
物体を検知しない場合が生じる問題があつた。
そこで本考案は、検知領域を切換える機能を保
持しつつ液晶セグメント等の光シヤツターの透過
光量の減衰を最小限に抑えた反射型光電スイツチ
装置を提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決するための技術的手段
は、同一ケース内に配設された投光部及び受光部
と、このケースの投受光用窓と受光部との間に設
けられ複数個の光シヤツターからなる受光領域切
換部を備えてなり、この複数個の光シヤツターを
それぞれ受光領域に対して光の入射角度をほぼ0°
になるよう多面形又は曲面状に配置したことであ
る。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、受光部と投受光用窓
の間に設けられた受光領域切換部の各光シヤツタ
ーへの印加電圧を制御することにより、これら光
シヤツターを透明状態もしくは不透明状態にする
ことができる。したがつて、受光部は透明状態の
各光シヤツターの範囲のみで受光可能となるの
で、透明状態の光シヤツターを変化させることに
より受光領域を切換えることができる。検知領域
は投光領域と受光領域の共通領域なので、受光領
域を切換えることにより検知領域を切換えること
が可能となる。
また、検知領域の切換えを受光部の前面のみに
設けた多面形又は曲面状の各光シヤツターで行つ
ているので、投光部からの投光光線は、物体を介
して反射し、その反射した光を受光部の前面に設
けた光シヤツターを入射角がほぼ0°で通つて受光
部で受光される。このため投光光線の減衰は受光
部の前面の光シヤツターのほぼ最短距離の通過時
しか生じないので最小限に抑えることができ、光
電スイツチ装置の作動不良を防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した実施例を説明する。
第1図において反射型光電スイツチ装置は、同
一ケース1内に配設された投光部2及び受光部3
と、このケース1の前面に設けられた投受光用窓
4と、受光部3と投受光用窓4との間に設けられ
た受光領域切換部5とを備えている。
この受光領域切換部5は第2図に示すように3
個の横長の光シヤツター5a,5b,5cからな
り、受光部3が受光する領域に対して、それぞれ
反射光の入射角度がほぼ0°になるよう3面形に配
列して構成されている。これら光シヤツター5
a,5b,5cは、電圧を印加すると透明状態と
なり、電圧を印加しないと不透明状態となる。し
たがつて、受光部3は、各光シヤツター5a,5
b,5cへ印加電圧を加えて透明状態に制御され
た光シヤツターの部分のみにおいて受光可能とな
る。すなわち、光シヤツターの個数分、本実施例
の場合光シヤツター5a,5b,5cを3個設け
ているので、受光領域はそれぞれ6a,6b,6
cの3領域に分けることが可能となる。さらに、
光シヤツターが反射光の入射角度を0°に近づける
ほど透過光量の減衰が少なくなるという性質を有
するため、受光する領域の範囲を広げると、端側
の光シヤツターへの反射光の入射角度が悪くな
り、この光シヤツターを通過する反射光の光量が
中央の光シヤツター5aを通過する反射光の光量
に比べて減衰が大きくなるが、この場合、受光部
3が受光する領域に対してそれぞれ光シヤツター
5a,5b,5cを反射光の入射角度がほぼ0°に
なるよう3面形に配列して構成したので、受光部
3が受光する領域における端側の光シヤツター5
a,5cでも中央の光シヤツター5bと同じ光量
を受光部3に供給することができ、光の透過光量
の減衰をより最小限に抑えることができる。
また、光シヤツター5a,5b,5cを受光部
3からすべての面が等距離上になるように、すな
わち、受光領域6a,6b,6cにおけるどの方
向からの光が液晶セグメント5a,5b,5cに
入射しても、この入射角度がすべて0°になるよう
に曲面状に設けるとさらに好ましいものとなる。
受光部3の受光領域6a,6b,6cと、投光
部2の投光領域7はケース1前方で交差するよう
に設けており、受光領域6a,6b,6cと投光
領域7の共通領域がそれぞれ第1図に斜線で示す
検知領域8a,8b,8cとなり、3領域で検知
可能となる。
第3図に反射型光電スイツチ装置の物体検知回
路及び受光領域制御回路を示している。
物体検知回路は、投光部2を投光させる投光駆
動回路9と、投光部2からの投光をパルス変調光
とするためのパルス発生回路10、及び受光部3
にて受光した光を増幅する増幅回路11、増幅回
路11の出力信号の波形整形とパルス発生回路1
0の発生パルスに同期した信号成分の抽出と後述
する受光領域切換回路15の制御信号の検出等の
処理を行う信号処理回路12ならびに信号処理回
路12の出力信号に基づいて物体検知信号を出力
する出力回路13から構成されている。
受光領域制御回路は、受光領域切換部5を構成
する各光シヤツター5a,5b,5cに電圧を印
加する光シヤツター駆動回路14と、光シヤツタ
ー駆動回路14を制御して1個の光シヤツターの
み透明状態となるよう各光シヤツター5a,5
b,5cへの印加電圧を切換える受光領域切換回
路15から構成されている。この受光領域切換回
路15の制御信号が前記信号処理回路12に出力
される。
このように構成した反射型光電スイツチ装置は
例えば第4図に示すように両側開きの自動扉の前
方の天井に取付けられる。
受光領域6a,6b,6cが受光領域切換回路
15により、例えば受光領域6a、受光領域6
b、受光領域6cの順に逐次切換わつているとす
ると、検知領域は投光領域7と受光領域6a,6
b,6cとの共通領域なので、8a,8b,8c
の順に逐次切換わることになる。
このとき、検知領域8bに被検知物である人体
が存在する場合、受光領域切換回路15により受
光領域が6bになると、すなわち、検知領域が8
bになると、受光部3は人体からの反射光を受光
する。するとこの出力は、増幅回路11を経て信
号処理回路12に出力される。この信号処理回路
12は、受光部3からの出力を検出するとともに
受光領域切換回路15の制御信号を検出している
ので、受光部3がどの受光領域6a,6b,6c
で人体からの反射光を受光したかを判断すること
ができる。この信号処理回路12の出力信号に基
づいて物体検知信号を出力回路13が出力する。
この出力に基づいて自動扉は例えば半開を行う。
検知領域8a、もしくは8cに被検知物である人
体が存在するときも上記と同様の物体検知信号を
出力する。このとき自動扉は、例えば人体の存在
する方の片側扉のみ全開する。検知領域8a,8
b,8cに複数の被検知物である人体が存在する
場合も上記の様に処理される。
上記実施例では、光の透過光量の減衰が大きい
光シヤツター5a,5b,5cからなる受光領域
切換部5を反射型光電スイツチ装置の受光部3の
前面のみに横一列かつ平面状に設けることによ
り、投光部2の発した光が被検知物に反射して、
この光シヤツター5a,5b,5cを通つて受光
部3で受光できるので光の透過光量の減衰を最小
限に抑えることができ誤動作を起こすことがな
い。
上記実施例では、受光領域切換部5の光シヤツ
ター5a,5b,5cを3個設けたが、光シヤツ
ターの個数をもつと増やしてもよいし、もちろん
2個にしてもよい。例えば8個の光シヤツターを
設けると、検知領域を最高8分割することができ
るし、2個の光シヤツターを一対として各対に電
圧を印加して4分割にすることもできる。もちろ
ん検知領域を2分割することもできるし、分割し
ないこともできる。このように光シヤツターの個
数を増減することにより使用場所、用途、目的等
に応じて所望の検知を行うことができる。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案は反射型光電スイツチ装
置の受光部の前面のみに光シヤツターからなる受
光領域切換部を設け、受光部の受光領域を切換え
ることにより検知領域を切換えるので、投光部の
前面には光シヤツターを設ける必要がなく、構造
を大変簡単にすることができる。
また、投光部から発した光は、光シヤツターを
入射角度がほぼ0°で1回通過するだけで受光部に
到達するので、透過光量の減衰を最小限に抑え、
受光部で投光部からの光を確実に受光することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の反射型光電スイツチ装置の
全体図、第2図は、第1図の受光領域切換部の拡
大上面図、第3図は、本考案の物体検知回路及び
受光領域制御回路のブロツク図、第4図は、本考
案の反射型光電スイツチ装置の使用例を示す配置
図、第5図は、従来例の光電スイツチ装置の全体
図。 1……ケース、2……投光部、3……受光部、
4……投受光用窓、5……受光領域切換部、5
a,5b,5c……光シヤツター、6a,6b,
6c……受光領域、7……投光領域、8a,8
b,8c……検知領域、12……信号処理回路、
15……受光領域切換回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同一ケース内に配設された投光部及び受光部
    と、このケースの投受光用窓と受光部との間に設
    けられ複数個の光シヤツターからなる受光領域切
    換部を備えてなり、この複数個の光シヤツターを
    それぞれ受光領域に対して光の入射角度をほぼ0°
    になるよう多面形又は曲面状に配置した反射型光
    電スイツチ装置。
JP1987051175U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH0411321Y2 (ja)

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JP1987051175U JPH0411321Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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JPS63159246U JPS63159246U (ja) 1988-10-18
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ID=30875193

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5331407U (ja) * 1976-08-24 1978-03-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5331407U (ja) * 1976-08-24 1978-03-17

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JPS63159246U (ja) 1988-10-18

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