JPH04113035A - 車両用変速装置 - Google Patents

車両用変速装置

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JPH04113035A
JPH04113035A JP23293990A JP23293990A JPH04113035A JP H04113035 A JPH04113035 A JP H04113035A JP 23293990 A JP23293990 A JP 23293990A JP 23293990 A JP23293990 A JP 23293990A JP H04113035 A JPH04113035 A JP H04113035A
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JP
Japan
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shaft
gear
clutch
speed
countershaft
Prior art date
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JP23293990A
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English (en)
Inventor
Nobuo Goto
後藤 信夫
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用変速装置に関する。
(従来の技術) 従来の車両用変速装置としては、例えば特開平1−25
0652号公報に開示されるものが提案されている。第
9図はこのような車両用変速装置の構成を略図的に示す
スケルトン図である。
101は第1軸であり、エンジン102からの回転力が
トルクコンバータ103を介して伝達されている。10
4は■ベルト式無段変速機構であり、この機構は前記第
1軸101に設けられた駆動プーリ105と、第1軸1
01と平行に設けられている第2軸106に設けられた
従動プーリ107と、前記駆動プーリ105と従動プー
リ107との間に設けられたVベルト108とから構成
されている。第1軸101の外周には中空軸109が回
転可能に支持されており、また、該中空軸109の外周
には後退用第1輪ギア110及び前進用第1軸ギア11
1が回転可能に設けられている。後退用第1軸ギア11
0及び前進用第1軸ギア111はドグクラッチ112に
よってそれぞれ選択的に中空軸109と一体的に回転す
るように連結可能である。そして、第1軸101と中空
軸109とはドライブ・リバースクラッチ113によっ
てたがいに連結または切り離しが可能である。114は
第3軸であり、第1軸101と平行に設けられていると
共に、前進用第1軸ギア111と噛合する回転要素とし
ての前進用第3軸ギア115がワンウェイクラッチ11
6を介して設けられている。そして、ドライブ・リバー
スクラッチ113と、中空軸109と、ドグクラッチ1
12と、前進用第1軸ギア111と、前進用第3軸ギア
115とでローギア伝達経路117が構成されている。
ワンウェイクラッチ116は第3軸114の回転数が前
進用第3軸ギア115の回転数と同じか小さい時には締
結しているが第3軸114の回転数が前進用第3軸ギア
115の回転数より大きい時には非締結状態となる。ま
た、前記第3軸114には前進用第3軸ギア115と平
行して後進用第3軸ギア118が設けられている。該後
退用第3軸ギア118は、回転可能に設けられた後退用
アイドラ軸119と一体的に回転する後退用アイドラギ
ア120と噛合している。
前記第2軸106には前進用第2軸ギア121が設けら
れており、該前進用第2軸ギア121と第2軸106と
はハイクラッチ122によってたがいに連結または切り
離しが可能である。そして前記前進用第2軸ギア121
は後退用第3軸ギア118と噛合しており(都合により
図中では噛合していないように見える)、■ベルト式無
段変速機構104と、第2軸106と、ハイクラッチ1
22と、前進用第2軸ギア121と、後退用第3軸ギア
118とでVベルト伝達経路123が構成されている。
第3軸114にはりダクションギア124が一体に回転
するように設けられており、該リダクションギア124
は差動装置125が設けられたファイナルギア126と
噛合している。
このような車両用変速装置においては、第1軸101と
第3軸114との間の回転力の伝達を、ローギア伝達経
路117とワンウェイクラッチ116とを介して行なう
状態(以下、ローギア伝達状態と記す)と、Vベルト伝
達経路123を介して行なう状態(以下、■ベルト伝達
状態と記す)とを、走行条件に応じて選択するものであ
るが、ローギア伝達状態では以下に述べるようにエンジ
ンブレーキが作用しない構造となっていた。すなわち、
ローギア伝達状態においては、ドグクラッチ112をF
位置にすると共にドライブ・リバースクラッチ113を
締結し、ハイクラッチ122を非締結状態とするため、
加速時や一定速度で走行している時には、第1軸101
と第3軸114との間はローギア伝達経路117とワン
ウェイクラッチ116とを介して伝達状態にあるが、運
転者がアクセルペダルから足を離した時のように、一 図外の車輪から逆駆動力に起因して第3軸114の回転
数が前進用第3軸ギア115の回転数を上回る時には、
ワンウェイクラッチ116は非締結状態となり、第1軸
101と第3軸114との間の伝達が断たれる構造とな
っていたため、エンジンブレーキは作用しなかった。こ
のため、減速時には所望の減速性能が得られないと共に
、特に傾斜角度の大きい坂道を下りる際などにはブレー
キ装置の負担が大きくなるといった問題点があった。
一方、2軸園で回転力の伝達を行なう車両用変速装置に
おいて、前記ワンウェイクラッチの非締結時においても
2軸間の回転力の伝達を可能とし、エンジンブレーキが
作用するようにした構成が、1988年6月本田技研工
業■発行のホンダC0NCERTOサービスマニユアル
構造編に開示されている。第10図はこのような車両用
変速装置の構成を略図的に示すスケルトン図である。エ
ンジン201からの回転力はトルクコンバータ202を
介してメインシャフト203に伝えられ、更に該メイン
シャフト203とカウンタシャフト204との闇に設け
られた2、3.4速伝達経路205、または1速伝達経
路206とワンウェイクラッチ207によって、カウン
タシャフト204に伝えられる。2.3.4速伝達経路
205は、4速ギアセツト208、リバースセレクタ2
09.4速クラツチ210.2速クラツチ211.2速
ギアセツト212.3速ギアセツト213.3速クラツ
チ214によって構成されており、2速クラツチ211
の締結時には2速ギアセツト212を介して、3速クラ
ツチ214の締結時には3速ギアセツト213を介して
、4速クラツチ210の締結時には4速ギアセツト20
8とリバースセレクタ209とを介してメインシャフト
203とカウンタシャフト204との間で回転力の伝達
が行なわれる。また、1速伝達経路206は1速クラツ
チ215と、メインシャフト1速ギア216aと、回転
要素としてのカウンタシャフト1速ギア216bからな
る1速ギアセツト216とによって構成されており、1
速クラツチ215の締結時には、メインシャフト203
の回転力は1速ギアセツト216とワンウェイクラッチ
207を介してカウンタシャフト204に伝達される。
ここで、ワンウェイクラッチ207は、カウンタシャフ
ト204の回転数がカウンタシャフト1速ギア216b
の回転数を同じか小さい時には締結しているが、カウン
タシャフト204の回転数がカウンタシャフト1速ギア
216bの回転数より大きい時には非締結状態となる。
ざらにカウンタシャフト204にはパーキングギア21
7が設けられており、シフトレバ−の位置に応じてパー
キングギア217にパーキングボール218が噛合する
ことにより、カウンタシャフト204は回転しないよう
にロックされる。
しており、1速ギアセツト216は常にメインシャフト
203と一体的に回転しているが、2゜3.4速伝達経
路205によってメインシャフト203とカウンタシャ
フト204との間で回転力の伝達を行なっている場合に
は、ギア比の関係でカウンタシャフト204にはカウン
タシャフト1速ギア216bより速く回転するため、ワ
ンウェイクラッチ207は非締結状態となる。また、1
速伝達経路206とワンウェイクラッチ207とによっ
てメインシャフト203の回転数をカウンタシャフト2
04に伝達する場合において、加速時や一定速度での走
行時にはワンウェイクラッチ207は締結状態にあるた
め、メインシャフト203の回転力をカウンタシャフト
204に伝達するが、運転者がアクセルペダルから足を
離した時のようにカウンタシャフト204の回転数がカ
ウンタシャフト1速ギア216bの回転数より大きくな
った場合には、ワンウェイクラッチ207が非締結状態
となることによりカウンタシャフト204が空転する。
ここで、エンジンブレーキを利用させるために、メイン
シャフト203と平行に回転軸としてのサブシャフト2
19を設けると共に、該サブシャフト219上に1速ギ
アセツト216と噛合するサブシャフト1速ギア220
と、4速ギアセツト208と噛合するサブシャフト4速
ギア221と、1速ホールドクラツチ222とを設けて
いる。そして、1迷走行時には該1速ホールドクラツチ
222を締結させることにより、運転者がアクセルペダ
ルから足を離した際など、図外の車輪から逆駆動力に起
因してカウンタシャフト204の回転数がカウンタシャ
フト1速ギア216bの回転数により大きくなり、ワン
ウェイクラッチ207が非締結状態になった場合には、
カウンタシャフト204の回転力を、リバースセレクタ
209.4速ギアセツト208、サブシャフト4速ギア
221.1速ホールドクラツチ222、サブシャフト1
速ギア2201メインシヤフト1速ギア216a、及び
1速クラツチ215を介してメインシャフト203に伝
達させることにより、エンジンブレーキを作用させるこ
とを可能にしている。
しかしながら、このような車両用変速装置においては、
1迷走行時にエンジンブレーキは作用するものの、サブ
シャフト219と、サブシャフト1速ギア220と、サ
ブシャフト4速ギア221と、1速ホールドクラツチ2
22とを新たに設けることが必要であった。
〈発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の車両用変速装置においては、以
下に述べるような問題点があった。
■回転要素とワンウェイクラッチとを介して2軸間の回
転力を伝達する状態ではエンジンブレーキが作用しない
ため、減速時に所望の減速性能が得られない。
■エンジンブレーキを作用させるためには、1軸を追加
した上でギア及びクラッチを追加することが必要であり
、装置が大型化することや重量及びコストの大幅な増加
が避けられない。
本発明は、装置が大型化することや重量の増加を最小限
にした車両用変速装置を提供することを課題とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明においては、一方の
軸に配設された回転要素と、該回転要素と他方の軸との
間に配設されたワンウェイクラッチとを介し、2軸間で
回転力の伝達を行なう車両用変速装置において、前記ワ
ンウェイクラッチと並列に多板クラッチを設けると共に
、該多板クラッチは前記ワンウェイクラッチの半径方向
外側に設けられていることを特徴としている。
(作用) 本発明による車両用変速装置においては、多板クラッチ
をワンウェイクラッチの半径方向外側に設けているため
、前記多板クラッチを設けるためのスペースの増加は少
ない。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
第1図及び第2図は本発明の第1実施例につぃて示す図
である。本実施例においては、第9図を用いて説明した
従来技術と同一の構成については同一の番号を付すもの
である。
第1図は第1実施例の全体構成を略図的に示すスケルト
ン図である。図中、第9図を用いて示した従来技術の構
成に加えて、第3軸114と回転要素としての前進用第
3軸ギア115との間のクラッチ1が設けられている。
第2図はクラッチ1周辺の実際の構造を示す断面図であ
る。前進用第1軸ギア111と噛合する前進用第3軸ギ
ア115には延長部115aが形成されており、該延長
部115aにはプレート2が設けられている。プレート
2は円盤状であり、その内周部に設けられた歯部が前記
延長部115aに設けられたスプライン115bに噛合
することにより、延長部115aに軸方向移動可能に設
けられている。第3軸114には後退用第3軸ギア11
8が形成されており、更に該後退用第3軸ギア118に
は延長部118aが形成されている。該延長部118a
にはプレート3が設けられている。プレート3は円盤状
であり、その外周部に設けられた歯部が前記延長部11
88に設けられたスプライン118bに噛合することに
より、延長部118aに軸方向移動可能に設けられてい
る。また、#I!退用第3軸ギア118に隣接してクラ
ッチピストン4が設けられている。5はクラッチピスト
ン4を図中左方に付勢するデイツシュプレートである。
後退用第3軸ギア118とクラッチピストン4との間に
は圧力室6が画成されており、該圧力室6には第3軸1
14に設けられた通路7を介して作動液の給排が行なわ
れる。なお、クラッチピストン4にはシール部材485
mされている。ここまでに述べた部材によりクラッチ1
が構成されている。8はワンウェイクラッチ116に潤
滑液を供給するための通路である。9は前進用第3軸ギ
ア115と第3軸114との間を支持するためのスリー
ブである。
ここで、前記ローギア伝達状態における第1軸101か
ら第3軸114に対する減速比は、前記Vベルト伝達状
態において、■ベルト式無段変速機構104が第1軸1
01から第2軸106に対する最大減速比をとった場合
における第1軸101から第3軸114に対する減速比
よりも大きく設定されている。
前記シフトレバ−には、P、R,N、D、2゜1の6つ
にレンジが設けられている。ここでは、前進走行時に用
いるり、2.ルンジでの作用について説明する。
■Dレンジ このレンジでは、前記ローギア伝達状態と前記Vベルト
伝達状態とを走行状態に応じて自動的に切り換えるもの
であり、通常の前進走行時に用いる。比較的大きな駆動
力が必要とされる走行状態では、当該変速装置は0−ギ
ア伝達状態となる。
すなわち、ドグクラッチ112をF位階にし、ドライブ
・リバースクラッチ113を締結すると共に、ハイクラ
ッチ122を非締結状態とすることにより、第1軸10
1の回転はローギア伝達経路117、すなわちドライブ
・リバースクラッチ113、中空軸109、ドグクラッ
チ112、前進用第1軸ギア111、前進用第3軸ギア
115と、ワンウェイクラッチ116とを介して第3軸
に伝達される。一方、もはや大きな駆動力を必要としな
くなった場合や、重速が上昇した場合には、当該変速装
置はVベルト伝達状態となる。すなわち、ドグクラッチ
112をF位置にすると共に、ドライブ・リバースクラ
ッチ113とハイクラッチ122とを締結することによ
り、第1軸101の回転力は■ベルト伝達経路123、
すなわちVベルト式無段変速機構104、第2軸106
、ハイクラッチ122、前進用第2軸ギア121、後退
用第3軸ギア118を介して第3軸114に伝達される
。この時、Vベルト式無段変速機構104では、駆動プ
ーリ105と従動プーリ107のそれぞれに形成される
V字型のプーリ溝の間隔をそれぞれ調節することにより
、変速比を無段階で調節することができる。また、Vベ
ルト伝達状態においてはドライブ・リバースクラッチ1
13が締結しているものの、第1軸101がら第3軸1
14に対する減速比の関係で第3軸114は前進用第3
軸ギア115より回転数が大きくなるため、ワンウェイ
クラッチ116は非締結状態となり、ローギア伝達経路
117は第1軸101と第3軸114との間の伝達に寄
与しない。
■2レンジ このレンジでは前記Dレンジの場合と同様に、ローギア
伝達状態とVベルト伝達状態とを走f)状態に応じて自
動的に切り換えるものであるが、Vベルト式無段変速機
構104の変速比は最大減速比に固定されている。(た
だし、Vベルト式無段変速機構104の変速比が最大減
速比に固定されている状態において、エンジン102の
最大許容回転数を超えるような速度で走行している時に
2レンジが選択された場合はこの限りではない。)従っ
て車両の加速性能は前記Dレンジの場合と比べて向上す
ると共に、Vベルト伝達状態においては、運転者がアク
セルペダルから足を離した際など、第3軸114に設け
られた後退用第3軸ギア118の回転数が前進用第2軸
ギア121の回転数より大きくな〕た場合には、図外の
車輪からの逆駆動力に起因する第3軸114の回転はV
ベル、伝達経路123を介して第1軸101に伝達され
、エンジンブレーキが作用する。また、Vベルト伝達状
態においては、Dレンジの項で述べたものと同じ理由に
より、ローギア伝達経路117は第1軸101と第3軸
114との間の伝達に寄与しない。
■ルンジ このレンジではローギア伝達状態におけるエンジン10
2の最大許容回転数を超えるような速度で走行している
時にルンジが選択された場合を除き、ローギア伝達状態
に固定されている。第1軸101と第3軸114との間
の伝達経路はDレンジ及び2レンジの場合と同一である
が、ルンジの時はクラッチ1が締結状態となる。すなわ
ち、圧力室6に作動液が供給され、クラッチピストン4
はデイツシュプレート5の付勢力に抗して図中右方に移
動し、プレート3を図中右方に移動させてプレート2と
圧接するので、前進用第3軸ギア115と後退用第3軸
ギア118とは一体的に回転する。この場合、運転者が
アクセルペダルから足を離した際など図外の車輪から逆
駆動力に起因して第3軸114の回転数が前進用第3軸
ギア115の回転数より大きくなり、ワンウェイクラッ
チ116が非締結状態となっても、第3軸114の回転
はクラッチ1とローギア伝達経路117とを介して第1
軸101に伝達されるので、エンジンブレーキが作用す
る構造となっている。
以上のように、本実施例においては、前道用第3軸ギア
115と第3軸ギア114との間にクラッチ1を設ける
ことにより、ローギア伝達状態においてもエンジンブレ
ーキを作用させることができる。従って、車両の減速時
には所望の減速性能が得られ、特に傾斜角度の大きい坂
道を下りる際などにはブレーキ装置の負担が大きくなる
ことを防ぐことができる。また、クラッチ1はワンウニ
と共に重曹の増加が最小限におさえられるといった効果
もあわせて奏するものである。
第3図には第2実施例の構成を示す。本実施例では後進
用第3軸ギア118を第3軸114と別体部品とし、ス
ナップリング10と前記第3軸114に設けたスプライ
ン11によって固定すると共に、プレート3が設けられ
ている前記延長部118aを部材12として後進用第3
軸ギア118と別体部品とし、該部材12を後退用第3
軸ギア118に固定している。また、前進用第3軸ギア
115のラジアル方向の支持をスリーブ9に代えてブツ
シュ13によって行なっている。その他の構成は第1実
施例と同様である。
本実施例においては、第1実施例による効果に加えて以
下に述べるような効果を奏するものである。すなわち、
本発明では、第1実施例のように第3軸114の如く軸
方向に長い部品を加工して後退用第3軸ギア118を設
け、更に該後退用第3軸ギア118に延長部118aを
設ける必要がないため、加工が容易であると共に、コス
トの上昇を防ぐことができる。
第4図は本発明の第3実施例の構成について示す図であ
る。本実施例では前進用第3軸ギア115との間に圧力
室6を画成すると共に、プレート3が設けられている部
材12が前進用第3軸ギア115に固定されており、該
前進用第3軸ギア115はスリーブ14によってラジア
ル方向の支持がなされている。また、プレート2が設け
られている前記延長部115aに相当する部材15が後
進用第3軸ギア118に設けられている。その他の構成
は前記第1実施例及び第2実施例と同様である。
本実施例においては、第1実施例及び第2実施例におけ
る効果に加えて以下に述べるような効果を奏するもので
ある。すなわち、前進用第3軸ギア115には、前進用
第1軸ギア111との噛合部においてギアの歯がギアの
軸方向に対して平行に設けられていないことに起因する
軸方向の力(スラスト力)が作用する構造となっており
、第1及び第2実施例ではスラスト力がワンウェイクラ
ッチ116に作用していたが、本実施例ではプレート2
が設けられている前記延長部115aに相当する部材1
5が後進用第3軸ギア118に設けられているため、前
記スラスト力がワンウェイクラッチ116に作用せず、
ワンウェイクラッチ116の耐久性を向上させることが
できる。
なお、上述した第1ないし第3実施例においては、ロー
ギア伝達差経路117、及びVベルト伝達経路123の
うち前進用第2軸ギア121と前進用第3軸ギア118
とにギアを用いたが、本発明においてはこれに限られる
ものではなく、例えばローギア伝達経路117、及びV
ベルト伝達経路123の前進用第2軸ギア121と前進
用第3軸ギア118とのうち、いずれか一方に、あるい
は両方にチェーンとスブOケットの組合せ等を用いるも
のとしてもよい。
第5図及び第6図は本発明の第4実施例について示す図
である。本実施例においても第10図を用いて説明した
従来技術と同一の構成については同一の番号を付すもの
である。
第5図は第4実施例の全体構成を略図的に示すスケルト
ン図である。図中、第10図を用いて示した従来技術の
構成に加えて、カウンタシャフト204と回転要素とし
てのカウンタシャフト1速ギア216bとの間にクラッ
チ51が設けられている。また、サブシャフト219、
サブシャフト1速ギア220、サブシャフト4速ギア2
21.1速ホールドクラツチ222が除かれている。
第6図はクラッチ1周辺の実際の構造を示す断面図であ
る。メインシャフト1速ギア216aと噛合するカウン
タシャフト1速ギア216bには延長部216Cが形成
されており、該延長部216Cにはプレート52が設け
られている。カウンタシャフト204にはパーキングギ
ア217が形成されており、更に該パーキングギア21
7には延長部217aが形成されている。該延長部21
7aにはプレート53が設けられている。また、パーキ
ングギア217に隣接してクラッチピストン54が設け
られている。、55はクラッチピストン54を図中左方
に付勢するデイツシュプレートである。パーキングギア
217とクラッチピストン54との間には圧力室56が
画成されておリ、該圧力室56にはカウンタシャフト2
04に設けられた通路57を介して伯動液の給排が行な
われる。なお、クラッチピストン54にはシール部材5
4aが施されている。ここまでに述べた部材によりクラ
ッチ51が構成されている。58はワンウェイクラッチ
207に潤滑液を供給するための通路である。59はカ
ウンタシャフト1速ギア216bとカウンタシャフト2
04との間を支持するためのスリーブである。
前記シフトレバ−には、P、R,N、D、2゜1の6つ
のレンジが設けられている。ここでは、前進走行時に用
いるり、2.ルンジでの作用を以下に示す。
■Dレンジ このレンジでは車両の走行状態に応じて1速から4速ま
での間を自動的に変速するものであり、通常の走行時に
用いる。1速走行時には1速クラツチ215が締結し、
メインシャフト203の回転は1速伝達経路206、す
なわち1速クラツチ215.1速ギアセツト216と、
ワンウェイクラッチ207とを介してカウンタシャフト
204に伝えられる。2速走行時には1速クラツチ21
5と2速クラツチ211とが締結し、メインシャフト2
03の回転は2,3.4速伝達経路205としての2速
クラツチ211と2速ギアセツト212とを介してカウ
ンタシャフト204に伝えられる。この時、カウンタシ
ャフト204の回転数はギア比の関係でカウンタシャフ
ト1速ギア216bの回転数より大きいので、ワンウェ
イクラッチ207は非締結状態となり、1速伝達経路2
06は動力伝達に寄与しない。3速走行時には1速クラ
ツチ215と3速クラツチ214とが締結し、メインシ
ャフト203の回転は2゜3.4速伝達経路205とし
ての3速ギアセツト213と3速クラツチ214とを介
してカウンタシャフト204に伝えられる。この時、カ
ウンタシャフト204の回転数はギア比の関係でカウン
タシャフト1速ギア216bの回転数より大きいので、
ワンウェイクラッチ207は非締結状態となり、2速走
行時と同様に1速伝達経路206は動力伝達に寄与しな
い。4速走行時には1速クラツチ215と4速クラツチ
210とが締結し、メインシャフト203の回転は2.
3.4速伝達経路205としての4速クラツチ210と
、4速ギアセツト208と、リバースセレクタ209と
を介してカウンタシャフト204に伝えられる。この時
、カウンタシャフト204の回転数はギア比の関係でカ
ウンタシャフト1速ギア216bの回転数より大きいの
で、ワンウェイクラッチ207は非締結状態となり、2
速走行時及び3速走行時と同様に1速伝達経路206は
動力伝達に寄与しない。
■2レンジ このレンジは車両の走行状態に応じて1速と2速との問
を自動変速するものであり、エンジンブレーキを作用さ
せる時などに用いる。1速走行時及び2速走行時共に動
力伝達経路はDレンジ走行時と同一である。2速走行時
におけるエンジン201の最大許容回転数を超えるよう
な速度で走行している時に2レンジが選択された場合を
除き、2速走行時には3速及び4速には変速しないため
、運転者がアクセルペダルから足を離した際などカウン
タシャフト204の回転数がメインシャフト2速ギア2
12aの回転数より大きくなった場合には、カウンタシ
ャフト204の回転力がメインシャフト203に伝達さ
れてエンジンブレーキが作用する。
■ルンジ このレンジでは1速走行時におけるエンジン201の最
大許容回転数を超えるような速度で走行している時にル
ンジが選択された場合を除き、変速段が1速に固定され
るものであり、大きな駆動力や大きなエンジンブレーキ
力が必要な場合に用いる。1速クラツチ215と51と
は常に締結先 しており、加速時及び一定速度で各行している時には、
メインシャフト203の回転は1速クラツチ215.1
速ギアセツト216、クラッチ51又はワンウェイクラ
ッチ207(カウンタシャフト204の回転数よりカウ
ンタシャフト1速ギア216bの回転数が大きいのでワ
ンウエイクラッチ207は締結状態にある)を介してカ
ウンタシャフト204に伝達される。また、運転者がア
タセルペダルから足を離した際など、図外の転数より大
きくなった場合には、ワンウェイクラッチ207は非締
結状態となるが、クラッチ51が締結しているため、カ
ウンタシャフト204の回転はクラッチ51から1速ギ
?セツト216.1速クラツチ215を介してメインシ
ャツl−203に伝えられるので、エンジンブレーキが
作用する。この時のエンジンブレーキ力は2レンジ走行
時の1ンジンブレーキよりも大きい。
以上のように、本実施例においては、カウンタシャフト
1速ギア216bとカウンタシャフト204との間にク
ラッチ51を設けることにより、1迷走行時においても
エンジンブレーキを作用することができる。従って、車
両の減速時には所望の減速性能が得られ、特に傾斜角度
の大きい坂道を下りる際などには主ブレーキ装置の負担
が大きくなることを防ぐことができる。また、クラッチ
51はワンウェイクラッチ207の外周に設けられてい
るので、大幅な構造変更がなく、またスペース効率に優
れると共に、重量の増加が最小限におさえられるといっ
た効果もあわせて奏するものである。
第7図には本発明の第5実施例における要部の実際の構
成を示す。本実施例の全体構成は第5図すなわち第4実
施例の全体構成と同様である。本実施例ではパーキング
ギア217をカウンタシャフト204と別体部品とし、
スナップリング60とカウンタシャフト214に設けた
スプライン61によって固定すると共に、プレート53
が設けられている前記延長部217aを部材62として
パーキングギア217と別体部品とし、該パーキングギ
ア217に固定している。また、カウンタシャフト1速
ギア216bのラジアル方向の支持をスリーブ59に代
えてブツシュ63によって行なっている。その他の構成
は第4実施例と同様である。
本実施例においては、第4実施例による効果に加えて以
下に述べるような効果を奏するものである。すなわち、
本発明では、第4実施例のようにカウンタシャフト20
4の如く軸方向に長い部品を加工してパーキングギア2
17を設け、更にパーキングギア217に延長部217
aを設ける必要がないため、加工が容易であると共に、
コストの上昇を防ぐことができる。
第8図には本発明の第6実施例における要部の実際の構
成を示す。本実施例の全体構成は第5図すなわち第4実
施例の全体構成と同様である。本実施例ではカウンタシ
ャフト1速ギア216bと隣接してクラッチピストン5
4を設け、前記両者の間に圧力室56を画成すると共に
、プレート53が設けられている部材62がカウンタシ
ャフト1速ギア216bに固定されており、該カウンタ
シャフト1速ギア216bはスリーブ64によってラジ
アル方向の支持がなされている。また、プレート52が
設けられている前記延長部216Cに相当する部材65
がパーキングギア217に設けられている。その他の構
成は前記第4実施例及び第5実施例と同様である。
本実施例においては、第4実施例及び第5実施例におれ
る効果に加えて以下に述べるような効果を奏するもので
ある。すなわち、カウンタシャフト1速ギア216bに
は、カウンタシャフト1速ギア216aとの噛合部にお
いてギアの歯がギアの軸方向に対して平行に設けられて
いないことに童(7−17−1−t′l) 起因する   が作用する構造となっており、第4及び
第5実施例では該−門力がスリーブ59あるいはブツシ
ュ63とワンウェイクラッチ207に作用していたが、
本実施例ではプレート62が設けられている前記延長部
216Cに相当する部材65がパーキングギア217に
設けられているトラ7−t− ため、前記委4力がワンウェイクラッチ207にの 作用せず、ワンウェイクラッチ207輪耐久性を向上さ
せることができる。
なお、上述した第4ないし第6実施例においては、1速
伝達経路206及び2.3.4速伝達経路205として
ギアを用いたが、本発明においては、これに限られるも
のではなく、例えば1速伝達機構206と2.3.4速
伝達経路205のうちいずれか一方に、あるいは両方に
チェーンとスプロケットの組合せ等を用いるものとして
もよい。
また、上述した第1ないし第6実施例においては、運転
者が操作するシフトレバ−の位置に応じてクラッチ1.
51の締結及び開放を行なう構成を示したが、本発明は
これに限られるものではなく、車両の走行状態や路面の
勾配などの道路状況に応じて制御手段によりエンジンブ
レーギが必要か否かを判断し、これによりクラッチ1.
51の締結及び開放を行なう構成とiよい。
(発明の効果) 以上のように、本発明では、一方の軸に配設された回転
要素と、該回転要素と他方の軸との間に配設されたワン
ウェイクラッチとを介し、2軸間で回転力の伝達を行な
う車両用変速装置において、前記ワンウェイクラッチと
並行して多板クラッチを設けると共に、該多板クラッチ
はワンウェイクラッチの半径方向外側に設けられている
ので、大幅な構造変更がなく、またスペース効率に優れ
ると共に、重量の増加が最小限におさえられるという効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1実施例における車両用変速装置の
全体構成を模式的に示すスケルトン図、第2図は本発明
の第1実施例における車両用変速装置の要部拡大図、 第3図は本発明の第2実施例における車両用変速装置の
要部拡大図 第4図は本発明の第3実施例における車両用変速装置の
要部拡大図、 第5図は本発明の第4実施例における車両用変速装置の
全体構成を模式的に示すスケルトン図、第6図は本発明
の第4実施例における車両用変速装置の要部拡大図、 第7図は本発明の第5実施例における車両用変速装置の
要部拡大図、 第8図は本発明の第6実施例における車両用変速装置の
要部拡大図、 第9図は従来の車両用変速装置の構成を模式的に示すス
ケルトン図、 第10図は従来の他の車両用変速装置の構成を模式的に
示すスケルトン図である。 1.51・・・クラッチ、101・・・第1軸、104
・・・Vベルト式無段変速機構、114・・・第3軸、
115・・・前進用第3軸ギア(回転要素)、116・
・・ワンウェイクラッチ、117・・・ローギア伝達経
路、123・・・■ベルト伝達経路、203・・・メイ
ンシャフト、204・・・カウンタシャフト、205・
・・2,3.4速伝達経路、206・・・1速伝達経路
、207・・・ワンウェイクラッチ、216b・−・カ
ウンタシャフト1速ギア(回転要素)第2図 特許出願人    日産自動車株式会社114 33串
由(土刀車由〕 第 図 第 図 フラ、テ 第 図 (出力φ晶) 第 図 51’;’5.’y (出力車Il]) 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一方の軸に配設された回転要素と、該回転要素と他方の
    軸との間に配設されたワンウェイクラッチとを介し、2
    軸間で回転力の伝達を行なう車両用変速装置において、 前記ワンウェイクラッチと並列に多板クラッチを設ける
    と共に、該多板クラッチは前記ワンウェイクラッチの半
    径方向外側に設けられていることを特徴とする車両用変
    速装置。
JP23293990A 1990-09-03 1990-09-03 車両用変速装置 Pending JPH04113035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6186300B1 (en) * 1998-04-02 2001-02-13 Borgwarner Inc. Clutch assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6186300B1 (en) * 1998-04-02 2001-02-13 Borgwarner Inc. Clutch assembly

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