JPH04112791A - トリプスタチン構造遺伝子及びその用途 - Google Patents

トリプスタチン構造遺伝子及びその用途

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JPH04112791A
JPH04112791A JP2232268A JP23226890A JPH04112791A JP H04112791 A JPH04112791 A JP H04112791A JP 2232268 A JP2232268 A JP 2232268A JP 23226890 A JP23226890 A JP 23226890A JP H04112791 A JPH04112791 A JP H04112791A
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JP
Japan
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trypstatin
dna
gene
sequence
structural gene
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JP2232268A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoshimoto
真 吉本
Kazunori Hanada
和紀 花田
Shigeo Tamaki
玉城 成夫
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はトリプスタチン構造遺伝子及びその用途に関す
る。更に詳細には、トリプスタチンの組換えDNA技術
による製造に用いるためのトリプスタチン構造遺伝子、
該構造遺伝子を含有する発現ベクター、該発現ベクター
で形質転換された大I!薗または枯草菌、及び該形質転
換体を用いたトリプスタチンの製造法に関する。
[従来の技術] トリプスタチンはKunitz型のトリプシンインヒビ
ターの1つであり、ラット肥満細胞より単離され61個
のアミノ酸からなる単純蛋白質であることが明らかにさ
れている[にido et al、、J、Bi。
Chew、263.18104 (1988):木戸ら
、細胞工学、7.851 (1988):木pら、代謝
、Vol、25、臨時増刊号゛代謝病ハイライト″ 1
87(1988)]。
トリプスタチンの生理学的作用としては、ICIE関与
のアレルギー性炎症の病像形成に深く関与していること
が示唆されており[木戸ら、細胞工学、L、851 (
1988):にido et aBiochem、In
t、、 10.863(1985)] 、また血液凝固
系においてプロトロンビンからα−トOンビンへの変換
を触媒する活性型血液凝固第X因子の作用を阻止するこ
とが知られている[にid。
et  al、、  B10Che1.  Bioph
ys、  Red、  C0101un、、   i 
 32.613 (1985);にido et at
、、 ArChBiochei、 Bioohys、、
  239.436 (1985)] 。
最近において、トリプスタチンは後天性免疫不全症(八
[DS)の病原ウィルスであるヒト免疫不全ウィルス(
HIV)の感染を強く抑制する作用を有することが明ら
かにされている(特願平21122)。
このようにトリプスタチンは各種の生理学的作用を有す
ることが見出されており、医薬品としての開発がWA持
されている。しかしながら、トリプスタチンのI!J造
法としては生体から串間抽出する方法が知られているの
みであり、医薬品として供給するに十分なけのトリプス
タチンを製造する工業的に有利な方法は未だ開発されて
いない。
[本発明が解決しようとする課題] しかして本発明の目的は、トリプスタチンの大拳生産を
可能にする組換えDNA技術による製造法に用いるため
のトリプスタチン構造遺伝子を提供することにある。
本発明の他の目的は、トリプスタチン構造遺伝子を含有
する発現ベクター及び該発現ベクターで形質転換された
大腸菌または枯草菌を提供することにある。
史に本発明の目的は、該大腸菌または枯草菌を用いたト
リブスタヂンの製造法を提供することにある。
[1題を解決するための手段1 本発明者らは、トリプスタチンの組換えDNA技術によ
る製造法を開発することを目的として研究を行い、トリ
プスタチンの高レベル発現を01能にするトリプスタチ
ン構造遺伝子の分子設計に成功した。そしてこのトリプ
スタチン構造遺伝子と、黄色ブドウ球菌由来のスタフィ
ロキナーゼ遺伝子もしくは大腸菌由来のアルカリ性ボス
フ7ターゼ遺伝子のシグナル・ペプチドをコードするD
NA配列とを組合わせた発現ベクターを得、該発現ベク
ターで大腸菌または枯草菌を形質転換し、得られる形質
転換体を培養することによって、トリプスタチンをその
まま形態であるいは他の蛋白質との融合蛋白質の形態で
菌体外またはべりプラズム中に大量に分泌させ、目的と
するトリプスタチンを大量に製造することに成功し本発
明を完成した。
本発明は、 以下に示すDNA塩基配列を有するトリプスタチンW造
遺伝子 (DはA、T又はG、YはT又はC,NはAlT、G又
はCを示す): 黄色ブドウ球菌由来のスタフィロキナーゼ遺伝子中のも
しくは大腸菌由来のアルカリ性ホスファターゼ遺伝子中
のシグナル・ペプチドをコードするDNA配列、及び上
記のトリプスタチン構造遺伝子を含有するトリプスタチ
ン発用ベクター:上記発坦ベクターで形質転換された大
腸菌または枯草菌; 及び、形質転換された大腸菌または枯草菌を培養し、ト
リプスタチンをそのままの形態でまたは他の蛋白質との
融合蛋白質として菌体外またはべりブラズム中に介接さ
せ、次いで回収するトリプスタチンの製造法である。
本発明のトリプスタチン構造遺伝子は上記の1文字表記
で示されたDNA塩基配列を有するものである。尚、そ
の下段には61個のアミノ酸からなるトリプスタチンの
アミノ酸配列が示されている。上記のONAIm塞配列
を有するトリプスタチン構造遺伝子は、遺伝子の効率良
い発現を阻害しつる二次構造をとる可能性がなく、トリ
プスタチンの大腸菌または枯草菌での高レベル発現を可
能にする。なかでも特に、以下に示すDNA塩基配列を
有するトリプスタチン構造遺伝子が上記の点で優れてい
る。
ATCGCT GCA TGT AACCTG CCG
 ATCGTA CAG GGT C美TGC部TG釘
lie Ala Ala Cys Asn Leu P
ro lie Mal Gin Gly Pro Cy
s Arg AlaPhe Ala Glu Leu 
Leu Ala Phe Asp Ala Ala G
ln Gly Lys Cys 1ieCAG TTC
ATCTACGGT GGT TGT AAA GGT
 AACAACAACAAA TrCTACGin P
he Ile Tyr Gly Gly Cys Ly
s Gly Asn Asn Asn Lys Phe
 Tyrトリプスタチン構造遺伝子は化学的に合成する
ことができる。即ち、構造遺伝子を例えば45程度のD
NA塩基長のブロックに分け、各ブロックに対応する1
本鎖DNAをDNA合成機により合成する。次いで合成
した1本鎖DNAを、互いに隣接した位置にある1本鎖
DNA及び相補性を有する1本11DNAからなるグル
ープに分け、各グループについて1本鎖DNAの5′末
端の燐酸化、アニーリング、ライゲージ3ンを行ない、
2本鎖DNAの部分配列を得る。これらの部分配列をラ
イゲーションに付すことによって目的とJるトリプスタ
チン構造遺伝子を得ることができる。トリプスタチン構
造遺伝子の合成の際には、該構造遺伝子を用いて発現ベ
クターを構築するのに利用される適当な制限酵素部位、
スタフィロキナーゼなどのセの蛋白質との融合型白質と
してトリプスタチンを発現させる発現ベクターを構築す
る場合に利用される該他の蛋白質をコードする遺伝子に
連結するためのリンカ−DNA、ストップコドン、ある
いは転写終結部位などをトリプスタチン構造遺伝子の5
′もしくは3′末端側に設・ブることもできる。
本発明では、トリプスタチン構造遺伝子とともに、黄色
ブドウ球菌由来のスタフィロキナーゼ遺伝子もしくは大
腸菌由来のアルカリ性ホスファターゼ遺伝子のシグナル
・ペプチドを]−ドするDNA配列を用いる。シグナル
・ペプチドをコードするDNA配列を含有する発現ベク
ターで形質転換された大腸菌または枯草菌を培養するこ
とにより、トリプスタチンをそのままの形態であるいは
他の蛋白質との融合蛋白質の形態で菌体外またはペリブ
ラズム中に介接させることができる。
黄色ブドウ球菌由来のスタフイロキナ〜ぜ遺伝子は、ス
タフィロキナーゼ生産能を有する5taphyloco
ccus aureusの溶原ファージであッテ溶原変
換能を有するPφ2、Pφ1、Tφ−42D、Pφ−4
0bなどのファージのDNAから得ることができる[K
ondo、 1.’ and Fujise、、に。
Infect、  lm5un、、  18.266−
272  (1977)]。スタフィロキナーゼ遺伝イ
はそのDNAJ1基配列が既に決定されており[5ak
o et alNuc l、^cidsRes、、 1
1.7679 (1983)1、その中に含まれるシグ
ナル・ペプチドをコードするDNA配列は既知である。
従ってトリプスタチン構造遺伝子の場合と同様にして化
学的に合成することができ、また適当な制限酵素を用い
てシグナル・ペプチドを]−ドするDNA配列を切り出
すこともできる。
大腸菌、例えばに12株由来のアルカリ性ホスファター
ゼ遺伝子のDNA塩基配列も既に決定されており[に1
kuchi et al、、 Hucl、 Ac1ds
 Res、。
9.5671 (1981)]、従ってそのシグナル・
ペプチドをコードする[)NA配列も同様に化学的に合
成することかできる。またアルカリ性ホスファターゼ遺
伝子を含む既知のプラスミドpYK331(特開昭60
−91984) 、などから切り出して調製することも
できる。
シグナル・ペプチドをコードするDNA配uJの直ぐ下
流にトリプスタチン構造遺伝fを連結してもよく、ある
いはリンカ−DNA、例えばメチオニンを]−ドする〕
トンを介して連結してもよい。
トリプスタチンを他の蛋白質との融合蛋白質として発現
させる場合には、他の蛋白質をコードするDNA配列を
シグナル・ペプチドをコードするDNA配列の直ぐF流
に連結し、次いでその下流にリンカ−DNAを介してリ
ーディングフレームを合わせてトリプスタチン構造遺伝
子を連結してもよい。この場合のリンカ−DNAとして
はメチオニンをコードするコドン、あるいはその3′末
端側にメチオニンをコードするコドンを含むDNA配列
などがあり、例えば次のt)NA配列が挙げられる。
ATG  ATCATG  ATCCGAGCTATG
丁AC1丁AGTAC,TAGGCTCGATAC。
他の蛋白質をコードするDNA配列としては、例えばス
タフィロキナーゼ構造遺伝子の5′末端側のDNA部分
配列などが挙げられる。
シグナル・ペプチドをコードするDNA配列及びトリプ
スタチン構造遺伝子を含有する発現ベクター中には、更
に発現に必要なプロモーター及びシャイン・ダルガーノ
配列を含有させる。プロモーターとしては、宿主@胞中
にて作動し得るものであればいずれでもよいが、宿主細
胞として大腸菌を用いる場合には、例えばtacプロモ
ーターtrpプロモーター、l:) h OA ’70
モーター1aCブOモーターあるいはλファージ由来p
Lプロモーターなどが例示される。枯草菌を用いる場合
には、例えばスタフィロキナーゼ遺伝子中のプロモータ
ー(SAKプロモーター)、あるいはα−アミラーゼ、
中性プロテアーゼ、アルカリ性ブOテ7−ゼなどの遺伝
子中のプロモーターなどが例示される。シャイン・ダル
ガーノ配列も特に制限されず、公知の任意のシャイン・
ダルガーノ配列を用いることができ、例えばスタフィロ
キナーゼ遺伝子中のシャイン・ダルガーノ配列、公知の
プラスミドpK K 223−3 [Brosius 
etal、、 Proc、 Ha目、^cad、 Sc
i、、 u、 s、^、影ユ。
6929 (1984)]由来のシャイン・ダルガーノ
配列などを例示することができる。シャイン・ダルガー
ノ配列はシグナル・ペプチドをコードするDNA配列の
上流側に連結し、更にその上流側にプロモーターを連結
する。
各種DNA配列の連結は適当な制限酵素切断部位を利用
してT4DNAリガーゼにより行うことができる。ある
いはDNA配列の末端をDNAポリメラーゼとデオキシ
リボヌクレオチド−3−リン酸によって平滑化した後、
T4DNAリガーゼにより連結することができる。上記
した各種DNA配列をトリプスタチンが発現されるよう
にして含有する発現ベクターを構築するには、宿主細胞
として用いる大腸菌または枯草菌において自己複製可能
なプラスミドベクターを利用して行う。
大軛菌用のプラスミドベクターとしては、例えばpKK
223−3、p工TQ 13 [5tark、 Gen
e51.255 (1987)J、DPL−Lan+b
da〈ファルマシア社製)などが用いられる。枯草菌用
のプラスミドベクターとしては、例えばpUBllo[
にeggins、  に  M、、   Lovett
   P、  S& Duvall  E、 J、  
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 US
A75.1423 (1978)]、DC194[By
eon、 It4.、 J、 Bacteriol、、
 158 、543550 (1984)1などが用い
られる。
かくして構築されるトリプスタチン発現ベクターを大腸
菌または枯草菌に導入して形質転換体を得る方法として
は、塩化カルシウム法[■Haniatis et a
l、、 Mo1ecular Cloning、 p、
 25 Q(1982)1、コンピテントセル法しJS
pizizen、 Proc、 Na口、 Acad、
 Sci、 US^、44゜1072 (1958)]
などが採用される。
形質転換体を適当な培地中で適当な培養条件下で培養す
ることにより、目的とするトリプスタチンが発現され、
そのままの形態であるいは他の蛋白質との融合蛋白質の
形態で、菌体外あるいはペリブラズム中にトリプスタチ
ンが分泌される。
プロモーターとして例えばlacプロモーター又はta
cプロモーターを用いた場合は形質転換された大腸菌の
対数増殖期に適当な濃度の遺伝子発現誘発剤、例えば0
.218のイソプロピル−β−D−チオガラクトシド(
IPTG)を培地に添加し史に数時間から十数時間培養
を継続することにより、トリプスタチンまたはその融合
蛋白質を菌体外またはべりブラズム中に分泌させること
が出来る。菌体外に分泌されたトリプスタチンまたはそ
の融合蛋白質は培地中より回収することができる。ペリ
ブラズム中に分泌されたトリプスタチンまたはその融合
蛋白質は、例えば、菌体をオスモティックショック処理
に付して回収゛するか、あるいは菌体を超音波処理する
ことによって得られる膜画分中から回収することができ
る。
枯草菌を用いた場合には、適当な培地、例えばしB培地
で7〜24時間、好ましくは14時間37℃で振盪培養
を継続することにより、トリIスクチンまたはその融合
蛋白質が培地中に産生きれる。
菌体外またはべりブラズム中に分泌された蛋白質を回収
し、尿素などの変性剤及びジチオスレイトールなどの還
元剤処理を行い、ゲル濾過カラムクロントゲラフイー、
逆相クロマトグラフィー等の操作により更に精製するこ
とが出来る。
トリプスタチンを融合蛋白質として得た場合には、ブロ
ムシアン処理により、トリプスタチンのN東側の直ぐ上
流にあるリンカ−DNAに由来するメチオニン部位で切
断することができ、かくして目的とするトリプスタチン
を得ることができる。
[発明の効果] 以上に詳述した所から明らかなように、本発明によれば
、遺伝子の効率良い発現を阻害しつる二次構造をとる可
能性がなく、従って高レベル発現を可能にするトリプス
タチン構造遺伝子が提供される。
このトリプスタチン構造遺伝子と、黄色ブドウ球菌由来
のスタフィロキナーゼ遺伝子もしくは大腸菌由来のアル
カリ性ホスファターゼ遺伝f中のシグナル・ペプチドを
コードするDNA配列とを組合わせたトリブスタヂン発
現ベクターを構築し。
この発現ベクターで大腸菌または枯草菌を形質転換し、
得られる形質転換体を培養することにより、トリプスタ
チンをそのまま形態であるいは他の蛋白質との融合蛋白
質の形態で菌体外またはべりプラズム中に分泌させるこ
とが可能になる。これによって、大量生産が可能なトリ
プスタチンの工業的に有利な製造法が達成される。
[実施例] 以下に本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例 (1)トリプスタチン構造遺伝子を構築するためのDN
Aの合成 トリプスタチンの一次構造から、トリプスタチンをコー
ドするDNA塩基配列(第1図)を設定した。その際各
アミノ酸に対応する〕トンは宿主として用いる微生物(
大1!薗)中で最も好んで使用されるもの[1kemu
ra、 J  Mo1. Biol、、 158゜57
3 (1982)]を選択した。実際に合成したDNA
は基本的にトリプスタチンを]−卜する配列、翻訳終止
]トン< FAG) 、Hi ncjl切断部位、転写
終止領域などよりなる構造を持っている。即ち、第1図
に示したDNA塩基配列を元にして、以下に示す3つの
タイプのDNAをデザインし、合成した。
(a)トリプスタチンをコードする塩基配ダ1を有し、
ベクターのHi ndlll−Bam)−II部位に挿
入できるようにしたもの[6Fタイプ;第2図(その1
)1; (b)トリプスタチンのN末端側にMetを挿入したペ
プチドに対応する塩基配列を有し、ベクターのHi n
dlll−BamHI部位に挿入できるようにしたちの
[1Aタイプ;第2図(その2)]:(C)トリプスタ
チンのN末端側にMetを挿入したペプチドに対応する
塩基配列を有し、ベクターの3μmHi部位に挿入でき
るようにしたものEIGタイプ;第2図(その3)]。
これらのDNAを約46塩基長ずつに分けて、第3図に
示した14種類の一本鎖DNAをDNA合成vs(へB
1社製モデル3801−3 >により合成し、OPCカ
ラム(AS 1社製〉で精製した。
(2)  DNAの5′末端のte化とアニーリング1
 !l! L tc−本11DNA各1 μSJf[L
aL、第4図及び以下に示した方法で5′末端を燐酸化
し、アニーリング(塩基対の形成)を行ったく第4図の
■及び■)。
方   沫 試  薬 TRYP−2+TRYP−B+TRYP−Cあるいは T RY P −3+ T RY P −4+T RY
 P −Dト10×反応緩衝液(0,5M  丁ris
ElCl  (pH8>、o、  1M   MgC!
  、5018DTT)              
 2μl+10sHATP             
          2 μ l+T4ポリヌクレオチ
ドキナーゼ(10ユニット/μm)         
     2μl十H20(全量を20μlにする) 反応スケジュール 37℃ 2M間 +ミネラルオイル1滴: 100℃ 5分: 室aiitll置(アニーリング)1時間;62℃(2
/ (B+C))あるいは50℃((3+4>/D) 
 5分次いで急冷。
尚、「/」はD′NA断片同士がアニールしていること
をボす。以下同様である。
試  薬 TRYP−E+TRYP−E: 2、TRYP−1、T
RYP−6 +10X反応111i液(0,5M  Tris。
HCオ(DH8) 、0.1M  MQCJ  、50
+eHDTT)        2μl +105M   ATP              
        2  μ l+T4ポリメクレオチド
キナーぜ(10ユニツト7′″1 )        
             2μl十H20(全量を2
0μlにする) 反応スケジュール 37℃2時間: 100℃ 2分; +TRYP−,5(E+E2)あるいは+1RYPG(
1)あるいは+TRYP−A<1>あるいは+TRYP
−F (6) +ミネラルオイル11; 100℃ 5分: 室温放置(7二−リング) 1時間: 40℃((E+E2)15)あるいは58℃(1/G、
1/A、6/F)  5分次いで急冷。
(3)アニーリングしたDNAの精製とライゲーション 上記(2)でアニーリングしたDNAの精製とライゲー
ション(1)NAIIの結合)を以下のスケジュールで
実施した(第4図の■)。
5%ポリアクリルアミド電気泳動; エチジウムブロマイド(0,5μg/dH20)染色ニ アニールしたDNAを含むゲル断片の切り出しゲルから
DNAを抽出[r、Haniatis et al、;
oolecular Cloning−517g (1
982) J  :DNAを8μ!(1)H2Oに溶解 ←10X反応緩衝液(0,66M−rr i s。
HC! (al17. 6)  、 50w+HMGC
j!    、 50g+HDTT、10mM  Ar
P)       1μ!十丁4リガーゼ(350ユニ
ット/μm)1μ1 15℃ 2@間: 68℃ 10分。
(4)ライゲーションした1)NA同士のアニーリング 上記(3)でライゲーションしたDNA同士を以下の方
法で、アニーリングした(第4図の■)。
方   法 試  薬 TRVP−2/TRVP−(B4C)+TRYP−(3
+4)/TRYP−D+TRYP−5/rRYP−(E
+E2)反応スケジュール 70℃ 5分 至腸放置(アニーリング) 1時間: 60℃ 5分: 急冷。
尚、[り)]はく )内のDNA断片同士がライゲーシ
ョンしていることを示す。以下同様である。
(5)  アニーリングしたDNAの[1とライゲージ
ラン 上記(4)でアニーリングしたDNAの精製とライゲー
ジ」ンは、(3)と同様の方法で行なった(第4図の■
) (6)  ライゲーションしたDNAと丁PYP−1/
TRYP−A、丁RYP−1/TRYPGあるいはTR
YP−6/TRYP−Fのアニーリング 上記(5)でライゲーションしたDNAと上記(2)で
7ニーリングしたT RY I) −1/丁RYP−A
、TRYP−1/TRYP−Gあるいは TRYP−6/TRYP−Fを以上の方法でアニーリン
グした(第4図の■) 方    法 試  薬 TR’l’P−(2+3−4←5)/TRYP−(B+
C+D+E+E2)+1RYP−1/TRYP−Aある
いは+TRYP−1/rRYP−Gあるいは+TRYP
−6/TRVP−F 反応スケジュール 60℃ 5分: 重湯放置(アニーリング) 1@闇。
(7)  アニーリングした[)NAの精製とライゲー
ジクン 上記(6)でアニーリングしたDNAの精製とライゲー
ジコンは、(3)と161様の方法で行なった(第4図
の■) TRYP−(2+3+4+5)/TRYP−(B+C+
D←E+E2>にr RY P −1/ 1− RY 
P−Aが結合したものが1Aタイプ、TRYP−1/ 
T RY P −Gが結合したものが1Gタイプ、TR
YP−6/TRYP−Fが結合したものが6Fタイプの
それぞれトップスタチン遺伝子である。
(8)合成トップスタチン遺伝子の5′末端の燐酸化 合成トップスタチン遺伝子の5′末端を以下の方法でv
A酸化した(第4図の■)。
試  薬 1Aタイプ、1Gタイプあるいは6Fタイプのトップス
タチン遺伝子 +10×反応lti液(0,5M  Tris。
HCj! (DT8)、0.1M  MQCj!  、
501MDT r)                
2μl+10s+HATP           2μ
!+T4ポリヌクレオチドキナ−ぜ(10ユニット/μ
m)              2μl十H20(全
量を20μオにする) 反応スケジユール 37℃ 2時間: 68℃ 10分。
以上のようにして得たトップスタチン遺伝子が正しい配
列を持っていることは塩基配列を調べることによって確
認した。
2 合成トリプスタチン遺伝子の発現ベクターへの組み
込み (1)SAK遺伝子との融合遺伝子の作製1Gタイプの
合成トリプスタチン遺伝子[第2図(その3)]をSA
K (黄色ブドウ球菌由来スタフィロキナーゼ)のシグ
ナルペプチドからN末端構造ペプチドをコードする遺伝
子と、アミノ酸の翻訳枠が一致するように融合させた[
第5図(その1)]。また1Aタイプの合成トリプスタ
チン遺伝子[第2図(その2)1の末端を平滑化した後
BamHIリンカ−を結合し、BamHIで切断して、
SAKのシグナルペプチドからN末端構造ペプチドをコ
ードする遺伝子と、アミノ酸の翻訳枠が一致するように
融合させた[第5図(その2)]。従って、1Gタイプ
の遺伝子を用いた場合は、SAKとトリプスタチンがイ
ソロイシン−メチオニン<lle−Met)残基を介し
て融合した蛋白が生産され[第5図(その1)1.1A
タイプの遺伝子を用いた場合はSAKとトリプスタチン
がイソロイシンーアルギニンーアフニンーメチオニン(
Ij!e−Arq−AJ!a−Met)残基を介して融
合した蛋白が生産される[第5図(その2)1゜この際
プロモーターとしては、大腸菌を宿主とした場合は大腸
菌において強い誘導プロモーターとして働(taCプロ
モーター又はλ)7−ジ由来pLプロモーターを、枯草
菌を宿主とした場合はSAKプロモーターを用いた。実
際の組換えDNAは第6図に示すスキームにより、大腸
菌H)3101を宿主としてpKKST及びpTTQS
Tを、大腸菌N4830−1(ファルマシア社製)を宿
[としてpPLSTを、又、枯草菌マーバーブ168を
宿主とし−CpUBS[を各々通常の[)NA組換え法
により作製した。
ml、pKKST、pT’rQs丁の作製「tacプロ
モーター−8AK、SD配列SAKシグナルペプチド及
びSAK蛋白のN末端側の一部をコードするDNA (
SAK’ )−t−リブスタチン遺伝子(1G)Jを含
むプラスミドDKKS r、及びOT T Q S ’
rは次のように作製した。
1)UBlloにrsAKブOモーター−8AK・SD
配列−8AK′−8MC遺伝子」を組み込んだプラスミ
ドpUS161 <特願平1−234874;プラスミ
ドpLIS161で形質転換された枯草菌は微工研に寄
託されており、受託番号としてFERMP−10742
が付されている)を制限酵素AjuI、及び3amHI
により切断してrsAK、SD配列−8AK’ Jを含
む断片を精製し、これを3maI、BamHIで切断し
たpUC8[Vieira et al、、 Gene
、 19.259(1982)]と混合して、10倍濃
度のりガーゼ用緩物液を1/10量加え、さらに14D
NAリガーゼを添加して、15℃で16時間反応させる
ことによって両DNAを結合した。このDNAを塩化カ
ルシウム処理した大1!l1HB101に導入し、50
μg/dlのアンピシリンを含有したL寒天培地に播種
し、37℃で培養することによりアンピシリン耐性形質
転換株を得た。得られた形質転換株からプラスミドDN
Aを抽出して解析することによりrsAK、SD配列−
8AK’ jをもつプラスミドDYI861を得た。
次にpYI861をt3amHIにより開裂し、合成ト
リプスタチン遺伝子、1G[第2図(その3)]と混合
し、T4DNAリガーゼを用い、上に述べた方法と同様
にして両断片を結合し、大腸菌H8101に導入して、
rsAK、SD配列SAK’ −1GJを含むプラスミ
ド pY [TrylGを得た。
pYITrylGを更にEC0RIと Hintjmにより切断し、アガロースゲル電気泳動で
、IGのHi ndl[[切断部位までを含み転写終結
部位を欠失したDNAであるrsAK、SD配列−8A
K’ −1G’ jを含むDNA1il〒を分離した。
これをEC0RI、l−1indllLにより切断した
。KK223−3と混合してT4DNAリガーゼを加え
て両断片を結合し、大腸菌H8101に導入して[ta
Cプロモーター−3AK。
SD配列−8AK’ −IG’  Jを含む大腸菌を宿
主とするプラスミドD K K S Tを得た。
同様にpKK223−3の代わりに、 aC1q遺伝子を組み込んだベクタープラスミド、ρT
TQ18を用い、大腸菌を宿主とするプラスミドpTT
QsTを得た。
(1)−2,D P L 8丁の作製 pしブロモ−ターの下流にSAK’ −IG’ が結合
したプラスミドD P L S Tは次のように作製し
た。
pYITrylGをEC0RIとHindllにより切
断し、7ガロースゲル電気泳動でrsAK。
SD配列−3AK’ −IG’ Jを含むDNAII!
i片を精製し、該断片の両末端をにIenow断片によ
り平滑化した。該DNAlt片とλファージのpしブロ
モ−ターを持つベクタープラスミド、pPL−しamb
daをHpa Iで開裂したDNAとを混合してT4D
NAリガーゼで結合し、大llI菌N4830−1に導
入してIpLプロモーターSAK、SD配列−8AK’
 −IG’ Jを含む、大腸菌を宿主とするプラスミド
pPLs丁を得た。
(1)−3,D U B S Tの作製rsAK’ −
1−リブスタチン遺伝子」を含む、枯草菌を宿主とする
プラスミドptJBSTは次のように作製した。
1A[第2図(その2)]の両末端をKlenowll
i片で処理することによって平滑化し、 5’ CGGATCCG3’ なる配列を有するリンカ−DNAを14DNAリガーゼ
で結合したのちBamHIにより切断した。
次にρUS161を[3am丁により切断し、両DNA
をT4DNAリガーゼで結合させ、枯草菌マーバーブ1
68 [5pizizen、 Proc、 Ha口Ac
ad、 Sci、 U、 S、 A、、44.1072
 (1958)1にブ0ドブラスト法L Chano 
et al、、 Hot。
Gen、 Genet、、168.111 (1979
) ]により導入しカナマイシン耐性形質転換株を得た
。得られたカナマイシン耐性株からrsAKプロモータ
ー−3AK、SO配列−3AK’  −リンカー−IA
Jを含む、プラスミドpUBSTを得た。
(2)  アルカリホスファーゼ遺伝fとの融合遺伝子
の作製 大腸菌の分泌蛋白質であるアルカリホスファターぜのシ
グナルペプチドをコードする遺伝子と6Fタイプの合成
トリプスタチン遺伝子[第2図(その1)]をアミノ酸
の翻訳枠が一致するように融合させた[第7図(その2
)コ。また、アルカリホスファターゼのシグナルペプチ
ドを]−ドする遺伝子と1Aタイプの合成トリプスタチ
ン遺伝子[第2図(その2)]をアミノ酸の翻訳枠が一
致するように融合させた[第7図(その1)]。
6Fタイプを用いた場合はアルカリホスファターゼのシ
グナルペプチドとトリプスタチンが直接融合した蛋白が
合成されるが[第7図(その2)11Aタイプを用いた
場合は、アルカリホスファターゼのシグナルペプチドと
トリプスタチンがメチオニン残基(Met>を介して融
合した蛋白が合成されるし第7図(その1)]。
宿主としては大腸菌HB101を用い、プOモ〜ターは
tacプロモーターを用いた。実際のDNAの組換えは
第8図に示すスキームで行い、プラスミドpKN111
及びpKN113を作製した。
即ち、先ず、大1菌のアルカリホスファターゼ遺伝子(
DhOA>の10モーター phoA。
SD配列、DhOA、シグナルペプチド部を持つベクタ
ーDNA、DYK331 (特開昭60−91984>
をHi ndll[、BamHIにより切断し、合成ト
リプスタチン遺伝子IA[第2図(その2)」、又は6
F[第2図(その1)]と渥合して、r4DNAリガー
ゼで両1)NAを結合し、大l!菌HB101に導入し
てrphoAプロモーター−phOA、SD配列−ph
oAシグナルペプチドをコードするDNA−1A又は−
6FJを含むプラスミドDKN11 (IA)、pKN
16(6ト)を得た。これを鋳型としてPCR法τ5a
iki et at、、 5cience、230. 
1350 (1985)1によりrphoAジグ太ルベ
プチドをコードするDNA−I A又は−6FJを含む
DNA断片を増幅した。その際、E c o RI切断
部位が付加したDNAをプライマーとして用いた。即ち
、rOhOAシグナルペプチドをコードするDNA−1
A又は−61:」を含むDNAの塩基配列、 5’ GTGAAACAAAGCACTATTG−・・
3’  CACT r rG r rTcG rG△「
AへC・・・・・・CGACGGTTACTAGAAG
CTT3’・・・GCTGCCAATGA  I−Cl
  rcGAA5’という配列に対してこれと相補的で
あり、かつEC0RI切断部位(Fl!部分)が付加し
た5’ GGAATTCGTQΔAACAAAGCAC
TATTG3’及び b’ GGAATTCAAGCTTCTAGTAACC
GTCG3’という配列を持つDNAをブライマーとし
て用い、PCR法で当該?IA域を増幅した。PCR法
による増幅反応は94℃2分→42℃2分→72℃5分
、というサイクルを251!l!illり返すことによ
って行った。
このようkして増幅されたDNAをEC0RI、ト1i
ndl[lにより切I!i″rJルコとによって、IA
6FのHi r)d m切断部位までを含み転写終結部
位を欠失したDNA断片、1A’ 、6F’を取得した
。これらDNA断片を、同様にECORI、Hindl
[lにより切断したtacプロモーターを含むベクター
プラスミド、pKK223−3と置台してT4DN八リ
ガーゼで結合して大腸菌HB101に導入し、1tac
プロモーター−ベクター由来のSD配列−phOAシグ
ナルペプチドをコードするDNA−1八′又は−6F′
 1を含むプラスミドpKN102 CIA’ ) 、
及びpKN104 (6F’  )を得た。
両組換えDNAではSD配列とp h 、o Aの開始
コドンの間の距離が10塩基対であるのでこれを以下に
述べる方法で6塩基対に縮めた。即ち、pKN102 
(1A’  )及びDKN 104(6F”)をEC0
RIにより切断しmuno beannuc l ea
seにより両端の一本鎖部分を除去し、「4DNAリガ
ーゼを加えて再結合し、大腸菌HB101に導入した。
このようにして、SD配列とphoAシグナルペプチド
の翻訳開始部位までの距離を4塩基短かくしたプラスミ
ドC)KNlll(IA’  )、pKNl 13 (
6F’  )を得た。
3 大腸菌による5AK−トリプスタチン融合伽白質の
生産 (11pTTQsTまたはpKKSTを用いた5AK−
t−リプスタチン融合蛋白の生産2−!1)で作製した
pTTQSTまたはpKKSTを、大腸菌JM109株
[C,Yanisch−pcrronet、 al、G
ene、33.103、(1985)]に通常の塩化カ
ルシウム法[Haniatis et alHOleC
ular Cl0ninO,D、  250 (198
2) 1で導入し、アンピシリン20μg/dを含むL
B培地(トリプトン:10g、酵母エキス=59、塩化
ナトリウム: 10s/1 )寒天プレート上に播き、
アンピシリン耐性株を選択することにより、形質転換株
、JMl 0910TTQsTまたはJM109/pK
KsTを得た。これらの形質転換株をLB培地で37℃
で一晩振盪培養したものを新鮮なし8培地に3%になる
ように接種し、37℃で4時間振盪培養した後、最終濃
度、0.25−Hになるようにイソプロピル−β−Dチ
オガラクトシド(I PTG)を加えて遺伝子発現を誘
導し、引続き5〜18時間培養を続けた後、5AK−t
−リプスタチン融合蛋白質を含有する菌体を遠心(10
,000gXb分)により集めた。
(21D P L S Tを用いた5AK−トリプスタ
チン融合蛋白の生産 2−+11で取得したN4830−110PLs rを
LB培地で、30℃で−@振盪培養したものを新鮮なL
B培地に3%になるように接種し、30℃で3.511
i間娠盪培養した後、あらかじめ54℃に保温しておい
たLB培地を等犠添加し、42℃で2時間振盪培養して
遺伝子発現を誘導した。培養液を氷冷した後、5AK−
t−リブスタチン融合蛋白を含有する菌体を遠心(10
,000!JX5分)により集めた。
上記3.で得た菌体に115〜1/10容壷のTES 
[30醜Hトリス塩酸!III液(pH8,0)。
5118  ED’TA、50醜H塩化ナトリウム、1
鴎8PMSF]溶液に懸濁し、ラウリル硫酸ナトリウム
(St)S)を最終濃度0.5%になるように加え、ル
ンチプレス(アミンコ社製)、又は超音波処理により菌
体を破砕した。未破砕菌体を4℃にて低速遠心(5,0
OC1x10分)により除去し、上清をHA遠心(10
万QX30分)にかけ膜画分を得た。次に該膜画分を6
M塩酸グアニジン−20IHトリス塩酸!l衝液(EI
88.5> −1mHEDTA−2%2メルカプトエタ
ノール(2ME)に懸濁し、37℃にて1時間インキュ
ベージ3ンを行い、次いで超遠心(10万ax30分)
上澄を得ることにより、【IT溶化した5AK−トリプ
スタチン融合蛋白質の粗標品を得た。該標品を3M酢酸
で平衡化したセファクリル5200 ()?シフ9フ社
製)を用いたゲル濾過り0マドグラフイーにより精製し
、5AK−トリプスタチン融合蛋白質を含む画分を集め
、逆相クロマトグラフィーで更に精製した。カラムはL
ichrosorb  RP〜8(センシュー科学製)
を用い20〜60%のアセトニトリル〈0.1%トリフ
ルオロ酢酸含h)の濃度勾配により溶出した。ポリアク
リルアミドゲル電気泳動により5AK−t−リプスタチ
ン融合蛋白質を含む自分を確認しく第9図参照)、該自
分を集め(凍結乾燥し、約り5%純度の5AK−t−リ
ブスタチン融合蛋白質を培養液1リットル当り約2q得
ることが出来た。生産量は、 p r rQsT、pKKs r、pPLS rいずれ
のプラスミドを用いてもほぼ同程度であった。
5、枯草菌による5AK−トリグスタチン融合蛋白賀の
生産 2− tllで取得した形質転換株、マーバーブ168
/I)UBS rを20ug/Idのカナマイシンを含
有するLB培地で37℃で一晩撮盪培養したものを新鮮
な[B培地に5%になるように接種し、37℃で7〜2
4時間、振盪培養を続けた後、遠心(5,OOOgx1
0分)により国体を除去し、培地中に分泌生産された5
AK−t−リブスタチン融合蛋白質を60%飽和の硫安
により塩析した。
遠心(10,OOOgxlO分)により得た沈澱物をT
ESに溶解し、4℃でTESに対して透析した後、遠心
(10,0O09X10分)によって沈澱を得ることに
より5AK−トリプスタチン融合蛋白質の粗標品を得た
。該標品を6M@酸グ酸二lニシン−0eHトIJ ス
塩1111i1(pt+8.5)−1園HEDTA−2
%2メルカプトエタノール(2ME)に懸濁し、37℃
にて1時間インキ1ベージ]ンを行うことによって可溶
化したのち3M酢酸で平衡化したセファクリル8200
を用いたゲル濾過クロマトグラフィーによってV#製し
、5AK−トリプスタチン融合蛋白質を含む自分を集め
、逆相クロントゲラフイーで更に精製した。カラムはL
ichrosorbRp −8(センシュー科学製)を
用い20〜60%のアセトニトリル(0,1%トリフル
オロ酢酸含有)の濃度勾配により溶出した。ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動により5AK−t−リプスタチン
融合蛋白質を含む画分を#1認し、該画分を集めて凍結
乾燥し、約り5%純度の5AK−1−リブスタチン融合
蛋白質を培養液1リットル当り約10■得ることが出来
た。
5AK−トリ゛プスタチン融合慢白實からトリプスタチ
ンを単離するために、該融合蛋白質をブロムシアンで処
理した。上記5 により調製した訳融合蛋白賞の凍結乾
燥品を、100%蟻酸に溶解したのちプロムシアン水溶
液を添加して最終的に蟻酸m度70%、ブロムシアン濃
a4.4η/−1Φ白濃度511g/IIRとなるよう
にした。該溶液を遮光して24℃で24WIf間インキ
ュベートした後遠心エバポレータ−1久間製・E057
C)にて乾燥させた。これを6M塩酸グアニジン−20
18トリス塩1m!!1liG’(DH8,5> −1
s14  EDTA−2% 2MEに溶解し、上記4.
に示したのと同様の方法で逆相クロマトグラフィーにか
け、トリプスタチンの凍結乾燥標品を取得した。精製度
は約95%であった。
7、精製トリプスタチンのN末端アミノ酸配列のり 上記6 で得られた精製トリ1スタチンを還几ピリジ7
L/Iチル化[Friedman et at、、 J
、 Biol。
Chem、、245.3868 (1970)I した
後、N末端アミノ酸配列をベブチドシークエンサー・4
77A(AB1社製)により決定し、H2NIj!e−
AIa−Ala−Cys−Asn1−eu−pro−I
 Re−なる配列を得た。この配列はトリプスタチンの
N末端配列(第1図)と同一であり、5AK−t−リブ
スタチン融合蛋白質のブロムシアンによる明晰が正しく
行われ、トリプスタチンが単離されたことを確認した。
8、大WA菌によるトリプスタチンの分泌生産と精! 2−121で作製したプラスミドpKN111゜DKN
113を大腸菌JM109株に常法により導入し形質転
換株、JMl 09/pKN111、又はJMl 09
/pKN 113を得た。これら形質転換株をLB培地
で37℃−晩振盪培養したものを、新鮮なLB培地に3
%になるように接種し、37℃で4時間蚤盪培養したI
I PTGを最終濃度Q、5sHになるように加え、3
7℃で2時間から20時間培養後、14.0OOX9.
10分の遠心分間により1分泌生産されたトリプスタチ
ンを含む培養1清を得た。
培養上清に50%飽和となるように硫安を加えて4℃で
一晩攪拌し、遠心<10,00(lx10分)により得
た沈澱を、6M塩酸グアニジン。
201IHトリス塩al!l衝液(pH8,5)、1+
eMEDTAに口■溶化し3M酢酸で平衡化したセファ
クリル8200 (ノフルマシア社製)を用いたゲル濾
過クロマトグラフィーにより精製し、トリプスタチンを
含む一分を得た。該自分を星めて凍結乾燥した後、これ
を6MjWllグアニジン、2018トリス塩酸!l衝
液(pH8,5>、1醜MEDI−Aに可溶化し、これ
を逆相り0マドグラフイーで精製シタ。カラムハLic
hrosorbRp −8(センシュー科学製)を用い
20〜60%のアセトニトリル(0,1%トリフルオロ
酢酸含有)の濃度勾配により溶出した。トリプスタチン
を含む自分をポリアクリルアミドゲル電気泳動により確
認しく第10図澹照)、該−分を集めて凍結乾燥した。
その結果、約り5%純度のトリプスタチンを培養11リ
ットル当り約200μ5j得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トリプスタチンをコードするトリプスタチン
構造遺伝子のDNA塩基配列を示す。 第2図は、トリプスタチンを発現させるベクターを構築
させるために用いた3つのタイプのトリプスタチン遺伝
子を示す。 第3図は、第2図に示した3つのタイプのトリプスタチ
ン遺伝子を合成するために用いた14種類の1本鎖DN
Aを示す。 第4図は、第3図に示した14種類の1本鎖DNAを用
いて、第2図に示した3つのタイプのトリプスタチン遺
伝子を合成する合成スキームをホす。 第5図は、スタフィロキナーゼ遺伝子のシグナル・べ1
チドをコードするDNA配列、スタフィロキナーゼのN
末端部分をコードするDNA配列及びトリプスタチン遺
伝子を含むD N A ik! 41をボす。 第6図は、プラスミドpUBsT、 p’rTQST、pKKsT及びpPLsrの構築をボ
す。 第7図は、アルカリ性ホスファターゼ遺伝子中のシグナ
ル・ペプチドをコードする1)NA配列及びトリプスタ
チン遺伝子を含むDNA配列を示す。 第8図は、プラスミドρKN111及びDKN113の
構築を示す。 第9図は、大腸菌により生産された5AK−トリプスタ
チン融合蛋白質をポリアクリルアミドゲル電気泳動に付
した時の結果を承す写真である。 第10図は、大腸菌により生産されたトリ1スタチンを
ポリアクリルアミドゲル電気泳動に付した時の結果を示
寸写貞である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下に示すDNA塩基配列を有するトリプスタチ
    ン構造遺伝子。 【遺伝子配列があります】 (DはA、T又はG、YはT又はC、NはA、T、G又
    はCを示す)
  2. (2)DNA塩基配列が以下に示すものである請求項第
    1項記載のトリプスタチン構造遺伝子。 【遺伝子配列があります】
  3. (3)黄色ブドウ球菌由来のスタフィロキナーゼ遺伝子
    中のもしくは大腸菌由来のアルカリ性ホスファターゼ遺
    伝子中のシグナル・ペプチドをコードするDNA配列、
    及び請求項第1項または第2項記載のトリプスタチン構
    造遺伝子を含有するトリプスタチン発現ベクター。
  4. (4)トリプスタチン構造遺伝子が、リンカーDNAを
    介して、黄色ブドウ球菌由来のスタフィロキナーゼ遺伝
    子中のスタフィロキナーゼ構造遺伝子の5′末端側のD
    NA部分配列と結合しており、融合蛋白質としてトリプ
    スタチンを発現するための請求項第3項記載の発現ベク
    ター。
  5. (5)tacプロモーター、pLプロモーターまたはp
    SAKプロモーターを含有する請求項第3項または第4
    項記載の発現ベクター。
  6. (6)請求項第3項から第5項のいずれか1項記載の発
    現ベクターで形質転換された大腸菌または枯草菌。
  7. (7)請求項第6項記載の形質転換された大腸菌または
    枯草菌を培養し、トリプスタチンをそのままの形態でま
    たは他の蛋白質との融合蛋白質として菌体外またはペリ
    ブラズム中に分泌させ、次いで回収するトリプスタチン
    の製造法。
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