JPH04112475U - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

Info

Publication number
JPH04112475U
JPH04112475U JP2490891U JP2490891U JPH04112475U JP H04112475 U JPH04112475 U JP H04112475U JP 2490891 U JP2490891 U JP 2490891U JP 2490891 U JP2490891 U JP 2490891U JP H04112475 U JPH04112475 U JP H04112475U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial connector
inner conductor
conductor
case
outer conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2490891U
Other languages
English (en)
Inventor
祐市 丸山
Original Assignee
株式会社村田製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社村田製作所 filed Critical 株式会社村田製作所
Priority to JP2490891U priority Critical patent/JPH04112475U/ja
Publication of JPH04112475U publication Critical patent/JPH04112475U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な製造工程を必要とせず、小型化に対応
することが可能で、導体の接触抵抗にばらつきを生じる
ことがない同軸コネクタを提供する。 【構成】 内導体2、外導体3、内導体用端子4及び外
導体用端子5を、樹脂ケースと一体に形成された樹脂か
らなる各下地部に金属メッキを施こすことによって形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、同軸コネクタ、特に、内導体、外導体及びそれらと導通する端子 に特徴を有する同軸コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の同軸コネクタとしては、例えば、図4〜図6に示すような同軸コネクタ がある。図4は同軸コネクタを示す平面図であり、図5及び図6はそれぞれ図4 の同軸コネクタのV−V線断面図及びVI−VI線断面図である。これらの図に示す ように、従来の同軸コネクタにおいては、ケース21に形成された凹部21a内 に、金属材料からなる筒状の内導体22と、湾曲した平板状(部分円筒状)の外 導体23が設けられている。そして、ケース21の底面には、内導体22及び外 導体23を基板上の所定のランド(図示せず)などに接続するための内導体用端 子24及び外導体用端子25が引き出されている。さらに、ケース21の底面に は基板などに実装する際の安定性と強度を確保するためのダミー電極26が形成 されている。
【0003】 これら、内導体22、外導体23、内導体用端子24及び外導体用端子25は それぞれ、金属板や、金属線をプレス加工などの方法で加工することにより形成 されており、上記従来の同軸コネクタは、これらの各部材(導体)を、樹脂成型 品であるケース21に取り付けることにより形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、金属材料をプレス加工などにより加工、成形する方法では、例えば、 中心導体の外径寸法などが小さくなると十分な加工精度を得ることが困難になり 、小型化の要請に十分に対応できないという問題点がある。
【0005】 また、別途形成した導体や端子などの部材とケースとを組み合せなければなら ず、その組立工程が必要となり、製造コストが増大するという問題点がある。
【0006】 さらに、プレス加工した導体や端子などの部材(導体)をインサートモールド する場合には、導体の表面(接触面)に樹脂のバリ27(図6)が付着して、接 触抵抗にばらつきが生じ、信号の伝送特性が劣化するという問題点がある。
【0007】 この考案は、上記問題点を解決するものであり、複雑な製造工程を必要とせず 、小型化に対応することが可能で、導体の接触抵抗にばらつきを生じることがな い同軸コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の同軸コネクタは、樹脂ケース内に設け られた内導体及び外導体と、前記内導体及び外導体から前記樹脂ケースの外側に 引き出された内導体用端子及び外導体用端子とを具備する同軸コネクタにおいて 、前記内導体、外導体、内導体用端子及び外導体用端子を、前記樹脂ケースと一 体に形成された樹脂からなる各下地部に金属メッキを施すことによって形成した ことを特徴としている。
【0009】
【作用】
内導体、外導体、内導体用端子及び外導体用端子の下地部は樹脂製で、射出成 形などの方法でケースと一体に形成されるため、別途形成した部品から組み立て る場合に比べて小型化が可能になる。また、内導体や外導体あるいは端子などの 導電部は、樹脂を成型することにより形成した下地部に金属メッキを施すことに より形成されるため、樹脂のバリが表面に付着することがなく、接触抵抗を押え られ、かつ、そのばらつきが小さくなる。また、従来の同軸コネクタの場合のよ うに、別途形成した導体や端子などの部材とケースとを組み合せるための組立工 程が不要となり、製造工程が簡略化される。
【0010】
【実施例】 以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。図3はこの発明の一実施例 にかかる同軸コネクタの平面図であり、図1及び図2は、それぞれ図3の同軸コ ネクタのI−I線断面図及びII−II線断面図である。これらの図に示すように、 この実施例の同軸コネクタは射出成形などの方法で樹脂をモールドすることによ り一体に成型されており、ケース1の凹部1aの中央にはその底面から突起した 内導体用の下地部2aが形成されており、また、凹部1aの内周面の一部が外導 体用の下地部3aとなっている。なお、下地部3aに水平方向に形成された溝9 は接続相手側のコネクタ(図示せず)との結合強度を向上させるための係合部で ある。そして、これらの下地部2a,3aには、金属メッキが施されており、金 属メッキ層2及び3がそれぞれコネクタの内導体及び外導体となっている。また 、ケース1の凹部1aの中央から、ケース1の底面にわたって形成された溝7に は、内導体(メッキ層)2と導通するメッキ層4が形成されており、このメッキ 層4は、ケース1の底面からその外周部にまで達しており、内導体用端子を構成 している。さらに、凹部1aの底部に形成された、ケース1の底面にまで達する 溝8には外導体(メッキ層)3と導通するメッキ層5が形成されており、このメ ッキ層5はケース1の底面からその外周部にまで達し、外導体用端子を構成して いる。さらに、ケース1の底面には基板などに実装する際の安定性と強度を確保 するためのダミー電極6が形成されている。
【0011】 上述のように構成された同軸コネクタにおいては、内導体2及び外導体3が、 ケース1と一体に形成された樹脂からなる各下地部2a及び3aに金属メッキを 行なうことにより形成されるため、従来の同軸コネクタの場合のように、別途形 成した導体や端子などの部材をケースに組み込むための組立工程が不要となり、 製造工程を簡略化することができる。また、金属メッキ層以外の部分は射出成型 などの方法により一体的に形成されるため、別途形成した部品を組み合わせる場 合に比べて、同軸コネクタ全体としての小型化を実現することが可能になる。さ らに、樹脂の成型後にメッキを行なって金属メッキ層を形成するので、各部材を 樹脂モールドする場合のように、金属メッキ層(導体)の表面に樹脂のバリなど が付着せず、接触抵抗を押えて、そのばらつきを小さくすることができる。
【0012】 上記実施例では、面実装型の同軸コネクタについて説明したが、この考案は、 基板に形成されたスルーホールに端子を挿入し、裏面の線路に接続するようなタ イプの同軸コネクタにも適用することが可能である。
【0013】 なお、この考案において、ケース、内導体、外導体及びそれらから引き出され た端子の形状などは上記実施例に限定されるものでなく、種々の形状に構成する ことが可能である。
【0014】 また、この考案の同軸コネクタにおいては、樹脂材料として、金属メッキを行 なうことが可能な樹脂材料(例えば、液晶ポリマーなど)を用いるが、通常の樹 脂材料を用いて成型した後、必要な前処理を行なうことにより金属メッキを行な うことができるようにしてもよい。
【0015】 さらに、メッキ層用の金属材料については、特に制約はなく、導電性を有する 種々の材料を用いることができる。
【0016】
【考案の効果】
上述のように、この考案の同軸コネクタは、内導体、外導体、内導体用端子及 び外導体用端子を、樹脂ケースと一体に形成された樹脂からなる各下地部に金属 メッキを施すことによって形成しているため、各部材を別途形成する場合のよう に組立工程を必要とせず、製造工程を簡略化して製造コストを低減することがで きる。
【0017】 また、金属メッキ層以外の部分は射出成形などの方法により一体的に形成され るため、別途形成した部品をケースに組込む場合に比べて、同軸コネクタ全体と しての小型化を実現することができる。
【0018】 さらに、樹脂成型後にメッキを行なって導体用の金属メッキ層を形成するので 、メッキ層(導体)の表面に樹脂のバリなどが付着せず、接触抵抗を押えて、そ のばらつきを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図3の同軸コネクタ
のI−I線断面図である。
【図2】この考案の一実施例を示す図3の同軸コネクタ
のII−II線断面図である。
【図3】この考案の一実施例にかかる同軸コネクタを示
す平面図である。
【図4】従来の同軸コネクタを示す平面図である。
【図5】図4の同軸コネクタのV−V線断面図である。
【図6】図4の同軸コネクタのVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 内導体(メッキ層) 2a 内導体用下地部 3 外導体(メッキ層) 3a 外導体用下地部 4 内導体用端子(メッキ層) 5 外導体用端子(メッキ層)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂ケース内に設けられた内導体及び外
    導体と、前記内導体及び外導体から前記樹脂ケースの外
    側に引き出された内導体用端子及び外導体用端子とを具
    備する同軸コネクタにおいて、前記内導体、外導体、内
    導体用端子及び外導体用端子を、前記樹脂ケースと一体
    に形成された樹脂からなる各下地部に金属メッキを施す
    ことによって形成したことを特徴とする同軸コネクタ。
JP2490891U 1991-03-19 1991-03-19 同軸コネクタ Withdrawn JPH04112475U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2490891U JPH04112475U (ja) 1991-03-19 1991-03-19 同軸コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2490891U JPH04112475U (ja) 1991-03-19 1991-03-19 同軸コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04112475U true JPH04112475U (ja) 1992-09-30

Family

ID=31909758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2490891U Withdrawn JPH04112475U (ja) 1991-03-19 1991-03-19 同軸コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04112475U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201306A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 オムロン株式会社 端子の接続構造およびこれを用いた電磁継電器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016201306A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 オムロン株式会社 端子の接続構造およびこれを用いた電磁継電器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2629299B2 (ja) 雄コネクタ
US20240072466A1 (en) Connector
US20220200186A1 (en) Connector
JPS6041779A (ja) 電気端子の固定方法
JPH0419677B2 (ja)
US20210351527A1 (en) Connector and connector pair
US5991165A (en) Board to board RF shield with integrated connector/connector holder and method
JPH05121142A (ja) 基板用端子の製造方法
KR100367769B1 (ko) 비드 인덕터 및 그 제조 방법
JPH04112475U (ja) 同軸コネクタ
JP3096901B2 (ja) コネクタ
KR101632205B1 (ko) 갈바닉 내부식특성을 향상시킨 이동통신 단말기용 안테나의 제작방법, 이에 의해 제조된 이동통신 단말기용 케이스 및 이를 갖는 이동통신 단말기
JP2009187809A (ja) ケーブル用コネクタ
CN217239828U (zh) 电连接器
JP3310451B2 (ja) 端子間シールドコネクタおよびその製造方法
JPH0422564Y2 (ja)
JPH07312515A (ja) アンテナモジュールおよびその製造方法
CN219067292U (zh) 电连接器
JP3049897B2 (ja) 同軸マイクロストリップライン変換器
CN219329414U (zh) 电连接器
JPH11342522A (ja) 導電部を有する樹脂成形品およびその製造方法
CN101599470B (zh) 传感器组件和用于制造传感器组件的方法
JP3353815B2 (ja) 電子部品の表面実装化用座板の製造方法
JPH09199242A (ja) プリント配線板一体型コネクタ及びその製造方法
JPH08316607A (ja) コネクタ一体形回路基板

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950615