JPH04112355U - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH04112355U JP2080291U JP2080291U JPH04112355U JP H04112355 U JPH04112355 U JP H04112355U JP 2080291 U JP2080291 U JP 2080291U JP 2080291 U JP2080291 U JP 2080291U JP H04112355 U JPH04112355 U JP H04112355U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄槽上側の開口部から食器類を出し入れす
るようにした食器洗浄機において、開口部を開閉する開
閉扉のゆがみを防止して開閉を円滑にする。 【構成】 前後方向断面形状が円弧状の天板21とその
両側から内方に延びる側板23を有し、前記円弧の円周
方向に回動可能な開閉扉20により、洗浄槽30の上側
に設けた開口部を開閉する。開閉扉の各側板の少なくと
も前部及び後部の各1カ所に、外方に突出する先端が洗
浄槽の対応する側壁の内面に、開閉扉の回動の全範囲に
おいて常に摺動または転動可能に当接するスライド部材
をそれぞれ設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内部に噴射ノズルを備えた洗浄槽の上側に設けた開口部から、洗浄 前後の食器類を出し入れ可能とした食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄槽の上側に設けた開口部から食器類を出し入れする食器洗浄機には、例え ば実開平1−128750号公報に開示されたように、洗浄槽の上側に開口部を 設け、この開口部を洗浄時に覆蓋する開閉扉を、その後端部にて上方へ回動可能 に取り付けたもの、あるいは実開平1−138257号公報に開示されたように 、洗浄槽の上側に設けた開口部を開閉する開閉扉を、屈曲自在の開閉シャッター により構成したものがある。また開口部の位置は異なるが、図8に示すように、 下部及び上部に噴射ノズル1,2を設けると共に洗浄する食器類Pを収容したラ ック3を入れる洗浄室の前側に設けた開口部を、一体的に形成した円弧状断面の 正面板4aと扇形の両側板4bよりなり枢軸6回りに回動可能とした開閉扉4に より開閉するようにし、開いた状態では洗浄室の後半部を形成する上部ケーシン グ5内に開閉扉4の大部分を収納するようにしたものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平1−128750号公報に開示された食器洗浄機の開閉 扉は上方に開くものであるので、その可動範囲に相当する上方空間を必要とし、 このため食器洗浄機の設置場所が限定されるという問題がある。また、実開平1 −138257号公報に開示された食器洗浄器では、開閉シャッターとその案内 レールとの接触部分の摩擦抵抗が必然的に増大し、円滑な開閉を期待し得ないと いう問題がある。
【0004】 これに対し、図8に示す食器洗浄機ではこのような問題は解決されるが、開閉 扉4を洗浄室の前側に設けているので、洗浄湯などの洩れ防止構造が複雑になる 。また、開閉扉4はその構造上どうしても剛性が不足しがちであるのでゆがみ易 く、開閉の際に上部ケーシング5の内面と接触するなどして開閉が円滑に行われ ないという問題がある。このために図8の食器洗浄機では、上部ケーシング5前 側の開口部上部内側の両側部に側板4bと摺動可能に当接するスライド部材6を 設けている。しかしこのスライド部材6は両側各1カ所にしか設けられないので 、これに摺動当接して案内される箇所以外の部分については開閉扉4と上部ケー シング5の内面との間隔が所定の値から変化して開閉扉4がゆがむことを防止で きず、このため開閉が必ずしも充分に円滑にはならないという問題があった。 本考案はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、本考案による食器洗浄機は、図1〜図7に例示するように、洗浄 槽の内部に洗浄湯またはすすぎ湯を噴射する噴射ノズルを設け、前記洗浄槽の上 側に設けた開口部から内部に洗浄すべき食器類を収容し、洗浄完了後に同食器類 を上方に取り出し得るようにした食器洗浄機において、前後方向断面形状が実質 的に円弧状の天板と、その両側より内方に延びて前記洗浄槽の左右側壁の内面と ほゞ平行に配置された1対の側板を有し、前記円弧のほゞ円周方向に回動可能に 設けられて前記開口部を閉じる閉位置と前記洗浄槽内の後部に収納される開位置 との間で往復回動する開閉扉を備え、前記各側板の少なくとも前部及び後部の各 1カ所に外方に突出する先端が前記洗浄槽の対応する側壁の内面に前記開閉扉の 回動の全範囲において常に摺動または転動可能に当接するスライド部材をそれぞ れ設けたことを特徴とするものである。
【0006】 また、前記開閉扉は前記各側板に取り付けたアームを介して前記洗浄槽に枢支 することにより、前記円弧のほゞ円周方向に回動可能とすることが望ましい。
【0007】
【作用】
開閉扉の開閉の際、各側板の少なくとも前部及び後部の各1カ所にそれぞれ設 けたスライド部材は、外方に突出する先端が洗浄槽の対応する側壁の内面に常に 摺動または転動可能に当接されている。このように各側板は少なくとも前部及び 後部の各1カ所において洗浄槽の側壁の内面と当接するスライド部材により常に 案内されているので、開閉中に側板と洗浄槽の側壁の内面との間の平行は確実に 維持され、開閉扉はゆがむことはなく常に正常な形状に保たれる。
【0008】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、開閉作動中に開閉扉がゆがむことはなく常に 正常な形状に保たれるので、開閉扉の開閉は極めて円滑となる。また、各側板に 取り付けたアームを介して開閉扉を洗浄槽に枢支したものによれば、開閉扉の作 動が一層軽く円滑になる。
【0009】
【実施例】
以下に図1〜図6に示す実施例の説明をする。 図1及び図2に示すように、洗浄機本体10は四角い箱状で、その上側の開口 部Oには開閉扉20が設けられている。洗浄機本体10の機枠11上には洗浄槽 30が固定され、この洗浄槽30と機枠11の前後は前面板12及び背面板13 により、また左右は1対の側面板14a,14bにより覆われている。洗浄槽3 0は、ステンレス鋼板等よりなる底板31、左右の側壁32,33、前壁34及 び背壁35を互いに液密に連結してなり、上面が解放された四角い箱状である。 洗浄槽30の下部一側には、底板31及び側壁33と連続して形成された洗浄湯 タンク37が下方に突出して設けられている。前面板12、背面板13及び側面 板14a,14bの各上縁は洗浄槽30の各壁32,33,34,35の各上縁 に連結されると共に、前部開口枠17、後部開口枠16及び側部開口枠15a, 15bにより覆われている。これら各開口枠15a,15b,16,17により 、洗浄槽30の上面の後部を除く大部分を解放する開口部Oが形成されている。 洗浄槽30の両側壁32,33からは、食器類Pを収容するラックRを支持する 1対の支持レール36が内方に突出して固定されている。
【0010】 図1及び図2に示すように、開閉扉20は前後方向断面形状が円弧状の天板2 1と、その両側縁から洗浄槽30の両側壁32,33の内面と平行に内方に延び る1対の側板22,23よりなる板金製である。左側の側板22の内面に固定し たパイプアーム63の基端側のボス部62は洗浄槽30の側壁32に固定した中 空ブラケット60の筒部61に枢支され、一方右側の側板23の内面に固定した アーム70の基端部は側壁33に固定した軸受部材71により枢支された支軸7 2に固定されている。各筒部61及び支軸72の軸心は天板21の円弧の中心と ほゞ一致しており、これにより開閉扉20は天板21の円弧のほゞ円周方向に沿 って回動可能に支持されている。この開閉扉20は、図1の実線に示すように反 時計回転方向に回動した状態では、その前端縁が前壁34に設けた扉パッキン8 0に当接して開口部Oを閉じ、二点鎖線に示すように時計回転方向に回動した状 態では、後端が底板31に当接して開口部Oの後部を除くほゞ全面を開くもので ある。天板21の前部外面には前端縁と平行にコ字状の把手25が固定され、そ のやや後方には内部を見るための窓ガラス24が設けられている。なお、左右の 側板22,23の内側にはそれらとほゞ同形のカバー板26,27が、パイプア ーム63及びアーム70を隠すために取り付けられている。
【0011】 図1、図2及び図4に示すように、開閉扉20の各側板22,22の内端縁( 図1の実線で示す閉状態で下端縁)には水洩れ防止部28が一体形成されている 。各水洩れ防止部28は、各側板22,23の内端縁から対応する各側壁32, 33に向かって延びる第1板状部28aと、その先端縁から側壁32,33との 間に多少の隙間をおいてこれと平行に更に内方に延びる第2板状部28bよりな り、各側板22,23の内方延長部を折曲成形してL形断面形状に形成されてい る。各側板22,23の倒立L形の後縁及び傾斜した前縁(図1参照)には、内 向きの折曲部(図5の符号23a参照)が設けられている。
【0012】 図1、図2、図4及び図5に示すように、各側板22,23の前後部には洗浄 槽30の側壁32,33に向かって突出するスライド部材29が設けられている 。このスライド部材29は、図4〜図6に示すようにフランジ部29aと突出部 29bよりなり、金属に対する摩擦係数が小さくかつ耐摩耗性のある合成樹脂に より一体成形されている。スライド部材29はその突出部29bを、各側板22 ,23の前後部に設けた穴23bに内側から挿入して、フランジ部29aを介し て側板22,23にねじ止め固定され、突出部29bの半球状に形成した先端は 開閉扉20の回動の全ての位置で、洗浄槽30の側壁32,33の内面に摺動可 能に当接している。
【0013】 各カバー板26,27は取付けねじ(図示省略)により開閉扉20の各側板2 2,23に内側から固定されている。図4及び図5に示すように、カバー板26 ,27の後縁には、側板22,23後縁の折曲部23aと重合する第3板状部2 8cが折曲形成され、その先端縁からは第2板状部28bと同じく側壁32,3 3との間に多少の隙間をおいてこれと平行に更に後方に延びる第4板状部28d が折曲形成されている。
【0014】 図1及び図2に示すように、洗浄槽30の底板31のほゞ中央部上面に固定し た下ノズル軸受50には、洗浄用噴射ノズル51とすすぎ用噴射ノズル52が、 それぞれ独立して回転自在に二段に支持されている。底板31より下側の洗浄機 本体10内には洗浄湯タンク37の他にすすぎ湯タンク38が設けられている。 洗浄機本体10内の下部に設けた洗浄用ポンプ40は吸入管41を経て洗浄湯タ ンク37から吸入した洗浄湯を洗浄湯供給管42を経て下ノズル軸受50に供給 し、またすすぎ用ポンプ45は吸入管46を経てすすぎ湯タンク38から吸入し たすすぎ湯をすすぎ湯供給管47を経て下ノズル軸受50の突出部50aに供給 する。図示は省略したが、下ノズル軸受50内は内外二重の空間に分離され、洗 浄湯供給管42からの洗浄湯は外側の空間を経て洗浄用噴射ノズル51内に供給 され、すすぎ湯供給管47からのすすぎ湯は突出部50a及び内側の空間を経て すすぎ用噴射ノズル52内に供給される。各噴射ノズル51,52の両翼部には 下ノズル軸受50の中心を通る半径方向とほゞ直交して斜め上方に向かう多数の ノズル孔が形成され、それぞれ洗浄湯及びすすぎ湯を斜め上方に噴射すると共に 噴射の反力により回転するようになっている。図2に示すように、洗浄槽30と 洗浄湯タンク37の間には食器類Pの洗浄に伴う残菜物を除去するフィルタ39 が設けられている。
【0015】 主として図3に示すように、洗浄湯タンク37内上方に突出するオーバフロー 管43(突出部は図示省略)は、三分岐具43aを経て排水管44に連結されて いる。また吸入管41の下部は、排水レバー(図示省略)により開閉される排水 コック44aを経て三分岐具43aに連結されている。すすぎ湯タンク38上部 には給湯弁48aを経て給湯管48が接続され、そのやや下方に連結したオーバ フロー管49の途中には、排水コック49aを介してすすぎ湯タンク38内の底 部が連結されている。
【0016】 図2及び図3に示すように、一体形成された筒部61を有する中空ブラケット 60は洗浄槽30の左側の側壁32の内面に固定されている。ガスケットを介し て中空ブラケット60の下面に液密に取付られた連結部材54と下ノズル軸受5 0の間には、1対の送湯管53A,53Bが設けられている。送湯管53Aは下 ノズル軸受50内の外側の空間を連結部材54に内蔵した逆止弁(図示省略)を 介して中空ブラケット60の内部空間に連通するものであり、送湯管53Bは下 ノズル軸受50内の内側の空間を連結部材54に内蔵した前記とは別個の逆止弁 を介して中空ブラケット60の内部空間に連通するものである。これにより下ノ ズル軸受50に供給される洗浄湯とすすぎ湯の一部は、それぞれ別個に中空ブラ ケット60に供給される。
【0017】 パイプアーム63の基端側に固定したボス部62は中空ブラケット60の筒部 61の外周面と実質的に液密に回転可能に嵌合しており、この回転嵌合部を介し て中空ブラケット60の内部空間はパイプアーム63内と連通している。パイプ アーム63は開閉扉20の左側の側板22に固定した部分が半径方向に延びてか ら天板21の内面に沿って屈折され、天板21のほゞ中央に達する先端部に固定 した上ノズル軸受64には上部噴射ノズル66が回転自在に支持されている。上 部噴射ノズル66の両翼部は、図示のように多少下向きに屈折されると共に上ノ ズル軸受64の中心を通る半径方向とほゞ直交して斜め下方に向かう多数のノズ ル孔が形成され、送湯管53A,53B、連結部材54、中空ブラケット60、 筒部61、ボス部62、パイプアーム63及び上ノズル軸受64を経て供給され た洗浄湯及びすすぎ湯は斜め下方に噴射され、噴射の反力により上部噴射ノズル 66が回転するようになっている。
【0018】 図2及び図3に示すように、洗浄槽30の右側の側壁33の内面には、中空ブ ラケット60の筒部61と同軸的に軸受部材71が固定されている。開閉扉20 の右側の側板23に固定したアーム70の基端部は、軸受部材71に回転自在に 支持された支軸72の先端にねじ止め固定されている。支軸72の外端に溶接な どにより固定したレバー73と側壁33の外側に固定した係止片74の間には2 個のスプリング75を張設し、これにより開閉扉20の回動による重心の移動に 伴う開閉扉20の操作力の変化を減少させている。
【0019】 上記実施例の食器洗浄機により汚れた食器類Pの洗浄を行う場合は、洗浄用ポ ンプ40を作動させて洗浄湯タンク37内の洗浄湯を下ノズル軸受50及び上ノ ズル軸受64に供給し、洗浄用噴射ノズル51及び上部噴射ノズル66から食器 類Pに向けて噴射してこれを洗浄する。洗浄後の洗浄湯は洗浄湯タンク37内に 回収され、再び洗浄用ポンプ40により吸入されて繰り返し使用される。洗浄が 終了すれば洗浄用ポンプ40を停止してすすぎ用ポンプ45を作動させる。すす ぎ用ポンプ45はすすぎ湯タンク38内のすすぎ湯を下ノズル軸受50及び上ノ ズル軸受64に供給し、すすぎ用噴射ノズル52及び上部噴射ノズル66から食 器類Pに向けて噴射してこれをすすいで洗浄湯を除く。使用後のすすぎ湯は洗浄 湯タンク37内に回収され、所定の液面を越えればオーバフロー管43及び排水 管44を経て外部に排出される。すすぎが終了すればすすぎ用ポンプ45を停止 する。洗浄湯タンク37内に残った湯は、通常は次の洗浄に使用するが、洗浄機 本体10の前面に設けた排水レバー44bにより排水コック44aを開けば三分 岐具43a及び排水管44を経て排出される。
【0020】 本実施例では、把手25により開閉扉20を後方に回動すれば開閉扉20及び これに取り付けられた上部噴射ノズル66は洗浄槽30内の後部に収納される。 これにより洗浄機本体10の上側の開口部Oはほゞ全面が解放されるので、食器 類Pを収容したラックRの洗浄槽30内への出し入れは容易となる。また、開口 部Oを開いた際に開閉扉20が上方に突出しないので食器洗浄機の設置場所の選 択が容易になり、また上方の空間を有効に利用できるようになる。
【0021】 開閉扉20は開閉の際に筒部61及び支軸72による枢支部を中心として回動 し、また各側板22,23はそれぞれの前部及び後部に設けられて外方に突出す るスライド部材29の先端が洗浄槽30の対応する側壁32,33の内面に常に 摺動可能に当接されて案内される。このように各側板22,23は前部及び後部 の計2カ所で洗浄槽30の側壁32,33の内面と当接するスライド部材29に より常に案内されているので、開閉中に各側板22,23と各側壁32,33の 内面との間の平行は確実に維持され、従って開閉扉20はゆがむことはなく常に 正常な形状に保たれる。これにより開閉扉20の開閉は極めて円滑となる。
【0022】 また、前部及び後部に設けたスライド部材29により水洩れ防止部28の第2 板状部28bと各側壁32,33の内面の間の隙間の変動が減少するので、この 隙間を小さくして洗浄室内からの湯の飛び散りを減少させることも可能である。 なお、水洩れ防止部28を設けることなく、各側板22,23を各側壁32,3 3に接近させてもよい。
【0023】 図7はローラを使用したスライド部材の変形実施例を示す。この変形実施例の スライド部材29Aでは、L形の支持金具29cの先端にローラ29dが枢軸2 9eにより回転自在に枢支されている。支持金具29cは、ローラ29dを設け た先端部を穴23cから外方に突出して側板23にねじ止め固定され、ローラ2 9dの先端は開閉扉20の回動の全ての位置で、洗浄槽30の側壁32,33の 内面に転動可能に当接している。ローラ29dを支持する枢軸29eの軸線は、 開閉扉20を枢支する筒部61及び軸受部材71の軸線を平面上にほゞ位置させ る。この変形実施例によれば、スライド部材29Aの先端と各側壁32,33の 内面とが転動可能に当接しているので摩擦が減少し、図1〜図6に示す実施例の スライド部材29に比して作動は一層円滑となる。その他の作用は図1〜図6の ものと特に変わりがないので詳細な説明は省略する。
【0024】 上記実施例では、天板21は前後方向の断面形状を円弧状としたが、この断面 形状は実質的に円弧状であればよく、例えば正多角形の一部をなす断面形状ある いは略円弧上の複数の点をほゞ直線で結んだ断面形状などとしてもよい。また上 記実施例では上ノズル軸受64を経て上部噴射ノズル66に洗浄湯及びすすぎ湯 を供給する供給管路を部分的に共用して片側に設けたが、本考案は中空ブラケッ ト60、ボス部62、パイプアーム63等を左右両側に設け、供給管路を洗浄湯 用とすすぎ湯用に完全に分離して実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による食器洗浄機の一実施例の側方向
から見た全体断面図である。
【図2】 本考案の一実施例の前側から見た全体断面図
である。
【図3】 本考案の一実施例の全体構造の概略を示す透
視図である。
【図4】 本考案の一実施例のスライド部材取付部付近
の構造を示す拡大断面図である。
【図5】 図4の拡大5−5断面図である。
【図6】 本考案に使用するスライド部材の一実施例の
拡大斜視図である。
【図7】 本考案の変形実施例のスライド部材取付部付
近の構造を示す拡大断面図である。
【図8】 従来技術による食器洗浄機の一例を示す全体
側面図である。
【符号の説明】
20…開閉扉、21…天板、22,23…側板、29,
29A…スライド部材、30…洗浄槽、32,33…側
壁、51,52…噴射ノズル(洗浄用噴射ノズル、すす
ぎ用噴射ノズル)、O…開口部、P…食器類。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽の内部に洗浄湯またはすすぎ湯を
    噴射する噴射ノズルを設け、前記洗浄槽の上側に設けた
    開口部から内部に洗浄すべき食器類を収容し、洗浄完了
    後に同食器類を上方に取り出し得るようにした食器洗浄
    機において、前後方向断面形状が実質的に円弧状の天板
    と、その両側より内方に延びて前記洗浄槽の左右側壁の
    内面とほゞ平行に配置された1対の側板を有し、前記円
    弧のほゞ円周方向に回動可能に設けられて前記開口部を
    閉じる閉位置と前記洗浄槽内の後部に収納される開位置
    との間で往復回動する開閉扉を備え、前記各側板の少な
    くとも前部及び後部の各1カ所に外方に突出する先端が
    前記洗浄槽の対応する側壁の内面に前記開閉扉の回動の
    全範囲において常に摺動または転動可能に当接するスラ
    イド部材をそれぞれ設けたことを特徴とする食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 前記開閉扉は前記各側板に取り付けたア
    ームを介して前記洗浄槽に枢支することにより前記円弧
    のほゞ円周方向に回動可能としてなる請求項1に記載の
    食器洗浄機。
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JPH01128750U (ja) * 1988-02-29 1989-09-01

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