JPH04112247U - 真空密着プリンタの排気装置 - Google Patents
真空密着プリンタの排気装置Info
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- JPH04112247U JPH04112247U JP1494091U JP1494091U JPH04112247U JP H04112247 U JPH04112247 U JP H04112247U JP 1494091 U JP1494091 U JP 1494091U JP 1494091 U JP1494091 U JP 1494091U JP H04112247 U JPH04112247 U JP H04112247U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透光板、支持部材及び気密シートにより気密
性空間を形成して、支持部材に穿設された排気用孔に当
接し圧着されるように形成されたクッション筒体を固設
することにより、真空ポンプによる排気効率を向上させ
る。また、透光板の着脱が容易な構成とし、透光板の清
掃作業性を良好にする。 【構成】 透光板10の周縁部に、排気用孔28を穿設
した支持部材24を配置する。その支持部材の両端を弾
性部材23、26で周着して、透光板21及び気密シー
トと密着させると共に、排気用孔28の周囲に当接し
て、気密に圧着されるように形成されたクッション筒体
29を、本体フレームの補強部材31に取り付ける。
性空間を形成して、支持部材に穿設された排気用孔に当
接し圧着されるように形成されたクッション筒体を固設
することにより、真空ポンプによる排気効率を向上させ
る。また、透光板の着脱が容易な構成とし、透光板の清
掃作業性を良好にする。 【構成】 透光板10の周縁部に、排気用孔28を穿設
した支持部材24を配置する。その支持部材の両端を弾
性部材23、26で周着して、透光板21及び気密シー
トと密着させると共に、排気用孔28の周囲に当接し
て、気密に圧着されるように形成されたクッション筒体
29を、本体フレームの補強部材31に取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、製版用のフィルムなどの感光材料に原稿フィルムを重ねて密着露光
を行う真空密着プリンタに関し、特に、原稿と感光材料とを真空圧により密着さ
せる排気装置に関する。
【0002】
図1は、真空密着プリンタ1の構成について、側面カバーを外した状態の側面
図を概略的に示したものである。
【0003】
内部に露光用の光源2を設置した本体フレーム4の上面に、ガラス板などの透
光板10を装着し、透光板10を載置した上部フレーム13は本体フレーム4に
対して開閉可能に蝶着されている。透光板10の上面には、ゴムシートなどの気
密シート5を展張し、図示しない真空ポンプにより、透光板10と気密シート5
との間を排気して、大気圧により気密シート5を透光板10に密着させ、透光板
10の上に重畳して載置した原稿と感光材料とを密着させ、光源2を所望の露光
条件の下で点灯して露光を行う。
【0004】
気密シート5は、前端縁をフレーム4の前縁部に係着し、他端をスプリングロ
ーラ7に巻回する。スプリングローラ7とスクイジローラ6を一体的に収納した
気密シートローラ部8を前方から後方へチェーンなどの駆動機構により移動させ
ることにより、スプリングローラ7が後方に転動されて、気密シート5が透光板
10の上に展張され、スクイジローラ6により気密シート5と透光板10の間の
空気がしごきとられ、排気が円滑に行われる。
【0005】
露光が完了したときは、気密シートローラ部8を後方から前方へ移動させるこ
とにより、気密シート5がスプリングローラ7に巻回され、フレーム4の前縁部
に形成した段差部9に気密シートローラ部8が収納され、作業者は原稿及び感光
材料の着脱作業を行う。
【0006】
図2は、真空密着プリンタの透光板の裏面を清掃している状態を側面から見た
様子を示している。上部フレーム13を開けて、作業者が布などの清掃具を用い
て、透光板に付着した汚れなどを拭きとっている。
【0007】
このような真空密着プリンタにおける従来の排気装置について、その破断斜視
図を図6に、その断面図を図7に、それぞれ示す。
透光板10の周縁部に、ゴムなどの材料で一体的に成形された支持部材52を
設置して、上部フレームの補強部材25、27に固定して、複数箇所に排気用孔
を穿設する。排気用孔には、排気用金具33が固定ナット32により気密性を保
ちつつ固定され、排気用金具33の他端には排気管34が接続され、図示しない
真空ポンプに接続されている。
【0008】
以上のように構成された従来の真空密着プリンタの作用を説明する。
原稿及び感光材料40を透光板10の上に載置して、気密シートローラ部を移
動することにより気密シート5が展張され、真空ポンプを駆動して、気密シート
5と透光板10の間の気密性空間41に存する空気を排気して、気密シート5を
透光板10に密着させている。
【0009】
しかしながら、従来の排気装置では、透光板10が支持部材52の額縁に載置
しているだけなので、透光板10が位置ズレする傾向にあり、透光板10の周辺
部に均等な気密性空間41が形成されず、気密シート5が均一に密着されないと
いう課題があった。
【0010】
また、支持部材52が透光板10の周縁部全部に渡って一体的に成形されるた
め、ねじれの少ないものを製造するのが困難で、排気する空間の気密性を高くす
ることができなかった。また、高精度のものを製造するのは歩留まりが悪く、自
ずと高価格になる課題があった。
【0011】
また、透光板10の裏面を清掃する際には、上部フレーム13を跳ね上げて作
業者の手で布などを用いて拭きとり作業を行うと、透光板10が浮いてしまい、
最悪には落下して破損するおそれがある。これを回避するため、図8に示すよう
に、特別の吸着具61を用いて透光板10を上部フレームから外して清掃するこ
とが考えられるが、透光板10は面積及び重量が大きいため、特別の腕力を有す
る作業者にしかできないという課題があった。
【0012】
本考案は、上述の課題を解決し、気密シートの密着度を高めつつ、清掃の際の
困難な作業性を改善することを実現した排気装置を提供することを目的とする。
【0013】
前記課題を解決するために、本考案の真空密着プリンタの排気装置は、露光用
光源を内蔵した本体フレームの上面に、透光板を載置した上部フレームを開閉可
能に蝶着し、透光板の上面に気密シートを展張して、透光板と気密シートとの間
を排気して密着させる真空密着プリンタの排気装置において、透光板の周縁部に
排気用孔を穿設した支持部材を配置して、前記支持部材の一端を弾性部材で周着
して透光板の一面と密着させ、前記支持部材の他端を弾性部材で周着して気密シ
ートと密着させ、前記透光板と前記気密シートとの間に気密性空間を形成すると
ともに、前記排気用孔の周囲に当接し気密に圧着されるように形成されたクッシ
ョン筒体を固設し、前記筒体に排気管を接続して、前記気密性空間を排気するよ
うに構成した。
【0014】
本考案の構成によれば、透光板を載置した上部フレームを本体フレームに対し
て閉じた状態では、排気管に接続されたクッション筒体の上端が、支持部材に穿
設された排気用孔の周囲に当接して気密に圧着されるため、透光板と気密シート
との間に形成された気密性空間に存する空気を排気することができる。
【0015】
以下、本考案の一実施例を用いて、更に具体的に説明する。
図3は、本考案に係る真空密着プリンタ1の排気装置の一実施例について、破
断斜視図を用いて示したものであり、図4は断面図を用いて示したものである。
ガラス板などの透光板10の周縁部に、排気用孔28を穿設した支持部材24
を配置している。その支持部材の一端をゴムなどの弾性部材26で周着して、透
光板10の裏面に密着させ、その他端をゴムなどの弾性部材23で周着して、気
密シートが展張したときに密着するように、透光板10の表面及び透光板押さえ
部材22の面位置より少し高くなるように位置している。そして、支持部材24
は、上部フレームの補強部材25、27に固着されている。
【0016】
排気用孔28の周囲に当接して、気密に圧着されるように形成されたクッショ
ン筒体29が、本体フレームの補強部材31に取り付けられた排気用金具30の
一端に気密性を保ちながら篏着されている。排気用金具30の他端には排気管3
4が接続され、図示しない真空ポンプに接続されている。
【0017】
クッション筒体29は、ゴムや軟質樹脂などの弾性材料を用いて、中間に適宜
の屈曲部を設けた蛇腹状の形状をなし、上端を外方に拡開した吸盤状の形状とし
、筒体の内部は気密性を保ったまま空気が通過する構造である。
【0018】
上部フレームを閉じた状態では、支持部材24がクッション筒体29を軸方向
へ僅かに圧縮する位置関係に設定しているため、一定の内部応力が発生すること
により支持部材24とクッション筒体29との間の気密性が高まる。なお、符号
32は固定ナット、33は排気用金具である。
【0019】
作業としては、原稿及び感光材料40を透光板10の上に載置して、気密シー
トローラ部を移動することにより気密シート5が展張して、スクイジローラによ
り気密シート5をしごきながら真空排気するため、気密シート5と透光板10の
間の気密性空間41に存する空気を均一に排気して、気密シート5を透光板10
に密着させている。
【0020】
また、透光板10の支持部材24に複数の排気用孔28を穿設して、これに気
密圧着される複数のクッション筒体29を設けて、全て同時に、又は気密シート
5が透光板10に徐々に密着する領域に対応する排気用孔から順番に、真空排気
することにより、排気効率が向上し、所望の密着度に達成するまでの時間が大幅
に短縮できて、作業迅速化を図ることができる。
【0021】
なお、気密性空間41には、透光板10を押さえるための押さえ部材22を設
けて、透光板10の周縁部の複数の箇所について、本体フレームの補強部材31
に固着されている。
【0022】
図5は、本考案に係る真空密着プリンターの排気装置の一実施例について、上
部フレームを開閉する途中の状態を、断面図を用いて示したものである。
【0023】
上部フレームを開閉するときは、支持部材24とクッション筒体29との間で
分離し、透光板10は上部フレームと一体となって動くため、透光板10が外れ
たり位置ズレしたりすることがなくなり、透光板21の清掃作業を円滑に行うこ
とができる。
【0024】
特に、透光板10の裏面を清掃する際は、クッション筒体29と透光板10の
支持部材24とが分離可能なため、透光板10を載置した上部フレームを本体フ
レームに対して上方へ開くことにより、透光板10の裏面全面に渡って容易に手
がとどき、清掃作業が簡単に行える。
【0025】
また、透光板10、透光板の支持部材24及び気密シート5から形成された気
密性空間41に、透光板10を押さえるための押さえ部材22を、透光板周縁部
の複数箇所に固定できるため、上部フレームの開閉の際に、透光板10が外れた
り位置ズレしたりすることが解消される。
【0026】
また、透光板10の周縁部に配置した支持部材24に複数の排気用孔28を穿
設し、排気用孔28の周囲に当接し気密に圧着されるように形成される複数のク
ッション筒体29を固設するという構成にすれば、気密シート5を展張しながら
真空排気する場合、全ての排気用孔を同時に、又は気密シート5が透光板10に
徐々に密着する領域に対応する排気用孔から順番に、真空排気することにより、
排気効率が向上し、所望の密着度に達成するまでの時間が大幅に短縮できる。更
に、スクイジローラにより気密シート5をしごきながら真空排気するため、局部
的な空気泡が残存することが解消され、透光板全面に渡って均一な密着度が実現
する。
【0027】
以上説明したとおり、本考案によれば、クッション筒体の上端が、支持部材に
穿設された排気用孔の周囲に当接して気密に圧着されるため、排気の対象となる
空間の気密性を高めることができる。従って、透光板と気密シートとの間に形成
された気密性空間に存する空気を効率よく排気することができ、所望の密着度に
達成するまでの時間が大幅に短縮できる。
【0028】
また、透光板の裏面を清掃する際は、透光板を載置した上部フレームを簡単に
開くことができて、更に、透光板の裏面全面に渡って容易に手がとどき、清掃作
業が簡単に行える。
【図1】本考案が適用される真空密着プリンタの側面図
である。
である。
【図2】本考案が適用される真空密着プリンタの透光板
の裏面清掃作業状態の側面図である。
の裏面清掃作業状態の側面図である。
【図3】本考案に係る真空密着プリンタの排気装置の破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図4】本考案に係る真空密着プリンタの排気装置の断
面図である。
面図である。
【図5】本考案に係る真空密着プリンタの排気装置の上
部フレームの開閉途中状態の断面図である。
部フレームの開閉途中状態の断面図である。
【図6】従来の真空密着プリンタの排気装置の破断斜視
図である。
図である。
【図7】従来の真空密着プリンタの排気装置の断面図で
ある。
ある。
【図8】従来の真空密着プリンタの排気装置の透光板を
上部フレームから外している状態断面図である。
上部フレームから外している状態断面図である。
1 真空密着プリンタ
2 露光用光源
4 本体フレーム
5 気密シート
10 透光板
23 弾性部材
24 支持部材
25 上部フレーム補強部材
26 弾性部材
28 排気用孔
29 クッション筒体
34 排気管
40 原稿及び感光材料
41 気密性空間
Claims (1)
- 【請求項1】 露光用光源を内蔵した本体フレームの上
面に、透光板を載置した上部フレームを開閉可能に蝶着
し、透光板の上面に気密シートを展張して、透光板と気
密シートとの間を排気して密着させる真空密着プリンタ
の排気装置において、前記透光板の周縁部に排気用孔を
穿設した支持部材を配置して、前記支持部材の一端を弾
性部材で周着して前記透光板の一面と密着させ、前記支
持部材の他端を弾性部材で周着して前記気密シートと密
着させ、前記透光板と前記気密シートとの間に気密性空
間を形成するとともに、前記排気用孔の周囲に当接し気
密に圧着されるように形成されたクッション筒体を固設
し、前記筒体に排気管を接続して、前記気密性空間を排
気することを特徴とする真空密着プリンタの排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1494091U JPH04112247U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 真空密着プリンタの排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1494091U JPH04112247U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 真空密着プリンタの排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112247U true JPH04112247U (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=31902298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1494091U Pending JPH04112247U (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 真空密着プリンタの排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04112247U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001016654A1 (fr) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Sanei Giken Co., Ltd. | Table de systeme d'exposition supportant un substrat |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP1494091U patent/JPH04112247U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001016654A1 (fr) * | 1999-09-01 | 2001-03-08 | Sanei Giken Co., Ltd. | Table de systeme d'exposition supportant un substrat |
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