JPH0575760U - 焼付機 - Google Patents

焼付機

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JPH0575760U
JPH0575760U JP1542092U JP1542092U JPH0575760U JP H0575760 U JPH0575760 U JP H0575760U JP 1542092 U JP1542092 U JP 1542092U JP 1542092 U JP1542092 U JP 1542092U JP H0575760 U JPH0575760 U JP H0575760U
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
upper frame
rubber sheet
baking
printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1542092U
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English (en)
Inventor
宏毅 久島
征二 南里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原板及び感材の真空密着処理を短時間で確実
に行えるようにする。 【構成】 焼付機1は、焼付台2と、焼付台2上に配置
され感材18及び原板19を載置するためのゴムシート
7と、開閉可能な上枠3と、1次真空室8及び2次真空
室11をそれぞれ真空排気するための排気部12及び1
3と、ゴムシート7上面に排気通路を形成する網状部材
10とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、原板及び感材を密着させて焼き付け処理を行う焼付機に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばPS版等の感光材料(以下、単に「感材」という)上に原板の画像を 焼き付ける焼付機として、米国特許第4484813号明細書に示されるものが 知られている。 この焼付機は、図15に示すように、焼付台102と、焼付台102上に開閉 可能に設けられた上枠103とを備えている。焼付台102上には、シート支持 板122が取り付けられている。シート支持板122上には、原板フィルムS及 び感材Pを載置するための弾性シート126が装着されている。弾性シート12 6の周縁部は、焼付台102上に固着されている。また、シート支持板122に は、複数の貫通孔128が形成されている。これらの貫通孔128により、シー ト支持板122下方の隔室Aと、シート支持板122と弾性シート126の間の 間隙Bとが連通している。
【0003】 上枠103は、縁枠104を有している。縁枠104下面には、透光板105 が装着されている。透光板105の周縁部には、シール部材114が装着されて いる。このシール部材114により、図15に示すように上枠103を閉じた状 態において、透光板105と弾性シート126との間に露光室Cが形成される。 また、焼付台102下部には、隔室Aを排気するための排気手段130と、露光 室Cを真空排気するための真空ポンプ132とが設けられている。
【0004】 この焼付機において焼き付け処理の際には、弾性シート126上に処理すべき 感材P及び原板フィルムSを載置する。そして、上枠103を閉じた状態から、 排気手段130の駆動により隔室A内を排気して減圧する。これにより、シート 支持板122に形成された各貫通孔128を介してシート支持板122と弾性シ ート126との間隙B内も減圧される。この結果、弾性シート126がシート支 持板122に密着する。次に、真空ポンプ132を駆動して露光室C内を真空排 気した後、貫通孔128を介して間隙Bを大気に連通させる。すると、弾性シー ト126下面に作用する大気圧の作用により、弾性シート126が押し上げられ 、弾性シート126及び透光板105間で原板フィルムS及び感材Pが密着する 。この状態から、焼き付け処理が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、間隙Bの大気開放時において、弾性シート126下面に 作用する大気圧は、まず貫通孔128の対面部分にのみ作用する。このため、弾 性シート126下面全面に一様に作用しにくい。この結果、原板フィルムS及び 感材Pの密着時に原板フィルムS及び感材P間に空気溜りが生じやすく、短時間 で確実な真空密着をするのが困難な場合がある。
【0006】 本考案の目的は、短時間で確実な真空密着を行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る焼付機は、原板及び感材を密着させて焼き付け処理を行うもので あって、焼付台と、シート部材と、上枠と、排気手段と、網状部材とを備えてい る。 前記シート部材は、焼付台上に配置され、原板及び感材を載置するためのもの である。前記上枠は、焼付台に開閉可能に設けられている。排気手段は、焼付台 とシート部材との間及びシート部材と上枠との間を真空排気するものである。前 記網状部材は、焼付台とシート部材との間に配置され、シート部材上面に排気通 路を形成するものである。
【0008】
【作用】
本考案では、シート部材に原板及び感材を載置して上枠を閉めた状態から、排 気手段により、焼付台とシート部材との間、及びシート部材と上枠との間をそれ ぞれ真空排気する。このとき、シート部材上面には網状部材により、排気流路が 形成され、その状態でシート部材が上枠側に撓む。これにより、シート部材に載 置された原板及び感材の間に空気溜まりが生じなくなる。
【0009】 次に、焼付台とシート部材との間を大気開放する。このとき、大気開放時には 、シート部材上面に形成された排気流路はなくなり、大気圧がシート部材下面全 面に作用する。この結果、短時間で確実な真空密着が行える。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例による焼付機を示している。 焼付機1は、焼付台2と、焼付台2上に開閉可能に設けられた上枠3と、焼付 台2上方に配置された焼き付け用光源4とを備えている。 焼付台2上には、図2及び図3に示すように、たとえば鉄製の金属板5が取り 付けられている。金属板5上には、たとえばゴム製またはプラスチック製等のパ ッキン6を介してゴムシート7が装着されている。パッキン6は、ゴムシート7 の周縁部分に配置されている。これらの金属板5、パッキン6及びゴムシート7 により隔室の1次真空室8が形成されている。1次真空室8内には、多孔質の弾 性体9が挿入されている。弾性体9とゴムシート7との間には、網状部材10が 挿入されている。
【0011】 網状部材10は、たとえば、タキロン(株)社製のポリエチレン製ネットであ り、図4に示すように、一方向(図示A方向)に各々所定間隔を隔てて配置され た部材11aと、A方向と交差するB方向に所定間隔を隔てて配置された部材1 1bとから構成されている。各部材11a及び11bは、図5(図4の矢視V) 及び図6(図4の矢視VI)に示すように、互いの上下位置が若干ずれている。こ れにより、網状部材10が弾性体9とゴムシート7との間に挿入されたとき、ゴ ムシート7下面には網状部材10の部材11aが、弾性体9上面には部材11b がそれぞれ当接し得る。この結果、各部材11a及び11bにより形成される各 網目を介して、ゴムシート7上面全面に排気通路が形成されている。
【0012】 なお、弾性体9は、後述するように(他の実施例参照)、省略した構成とする こともできるが、弾性体9を設けることにより、次のような効果があると考えら れる。すなわち、感材18及び原板19が焼付台2及び上枠3間で挟持された際 、弾性体9の変形による弾性力が感材18及び原板19に作用し、この結果、感 材18及び原板19のエッジ部分をも確実に密着できる。また、ゴムシート7上 に位置決め用ピンバーを載置した場合に、1次真空室8の真空排気時において前 記ピンバーの倒れを弾性体9の弾性変形により吸収できる。さらに、長時間の使 用により網状部材10の弾性力が低下した場合でも、その弾性力をカバーするこ とができ、真空性能を維持できる。
【0013】 焼付台2上に設けられた金属板5の下部中央部には、1次真空室8に連通する 排気部12が設けられている。また、金属板5の端部には、金属板5及び上枠3 により形成される2次真空室11に連通する排気部13が設けられている。各排 気部12及び13は、図示しない電磁弁を介してたとえばロータリーポンプ等の 真空ポンプ26(図1)に接続されている。
【0014】 上枠3下面には、焼き付け用光源4からの光をゴムシート7上に照射させるた めの透光板15が取り付けられている。透光板15の周縁部には、たとえばゴム 製のパッキン16が装着されている。なお、このパッキン16は、金属板5また はゴムシート7に装着してもよい。 上枠3の左右両側部には、エアダンパー(ガススプリング)17が配置されて いる。各エアダンパー17の本体側は上枠3側部に、ピストンロッド17a先端 は焼付台2側部後方側にそれぞれ連結されている。これにより、上枠3の開閉が スムーズに行われる。また、上枠3の側部には、上枠3を閉位置(図1)でロッ クするためのレバー35が設けられている。レバー35は、焼付台2側部に設け られたフック25に係止し得る係止部35aを下部に有している。また、上枠3 の前端部には、開閉のための把手27が設けられている。
【0015】 焼付台2の後方には、上下方向に延びるフレーム20が設けられている。フレ ーム20には、昇降可能な昇降部21が設けられている。昇降部21は、モータ 及びボールねじ等から構成されている。焼き付け用光源4は、支持フレーム22 を介して昇降部21に取り付けられている。これにより、昇降部21の昇降によ って焼き付け用光源4が昇降し得る。また、焼付台2の上方には、環状のレール 23が配設されている。レール23には、遮光カーテン24が取り付けられてい る。また、レール23には、1対のレジスタ用光源(セーフライト)25が設け られている。
【0016】 焼付台2の前端部には、操作パネル30が配置されている。操作パネル30に は、メインスイッチ、真空ポンプ26の起動スイッチ(真空スイッチ)、光源用 スイッチ、キーボード、LCD、真空計、及び露光時間設定用タイマー等が配置 されている。また、操作パネル部には、CPU、ROM、RAM等から構成され るマイクロコンピュータが設けられている。RAM内には、原板及び感材の組合 せに応じた種々の焼付けデータが格納されている。これにより、最適な露光条件 下で焼き付け処理が行われるようになっている。
【0017】 次に、動作について説明する。 焼き付け処理の際には、まず、レバー35のロックを解除して、上枠3を開く (図2及び図3参照)。そして、セーフライト25を点灯させ、焼付台2のゴム シート7上に処理すべき感材18及び原板19を重畳載置して両者の位置合わせ を行う。
【0018】 位置合わせ後、上枠3を閉め、レバー35をロックする。レバー35のロック により、セーフライト25が消灯するとともに、真空ポンプ26の駆動が開始さ れる。 このとき、電磁弁(図示せず)の作動により、排気部12を介してまず1次真 空室8内より真空引きを行う。この場合には、ゴムシート7下面全面から真空排 気が行われ、その下面全面が網状部材10に密着しつつ、下方に凸状に撓む(図 7)。このようにして、1次真空室8内の真空排気が確実かつ短時間で行われる 。ゴムシート7には、網状部材10の当接による連続する凹凸面が形成される。
【0019】 次に、電磁弁の作動により、2次真空室11内を真空排気する。これにより、 網状部材10の当接による連続した凹凸面がゴムシート7上面に排気流路を形成 し、ゴムシート7は、透光板15側に撓む。その後、2次真空室11内の真空引 きを続行するとともに、1次真空室8内の真空引きを停止して1次真空室8内を 大気開放する。これにより、網状部材10によるゴムシート7上面の排気通路が なくなり、ゴムシート7下面全面に大気圧が作用し、ゴムシート7が上方へ撓む 。この結果、ゴムシート7及び透光板15間で感材18及び原板19が密着する (図8)。このようにして、感材18及び原板19の真空密着が短時間で確実に 行われる。
【0020】 感材18及び原板19の密着処理後は、遮光カーテン24が閉められた状態で 焼き付け用光源4が点灯され、焼き付け処理が行われる。また、焼き付け処理が 完了すると、真空ポンプ26の駆動が停止されて2次真空室11内の真空引きが 停止される(図9参照)。 なお、この実施例においては、真空引きを続行している途中に1次真空室を大 空開放させたが、大気開放せずに焼き付けが終了するまで真空状態を維持させて もよい。
【0021】 〔他の実施例〕 前記実施例では、焼付台2の金属板5上に順に弾性体9、網状部材10、及び ゴムシート7を配置したものを示したが、本考案の適用はこれに限定されず、図 10〜図14に示す構成であってもよい。 図10では、図3の実施例装置において弾性体9が省略されている点のみが異 なっている。
【0022】 図11では、図10のパッキン6、ゴムシート7及び網状部材10をそれぞれ 大型化して、ゴムシート7上にパッキン16が当接し得るようになっている。 図12では、図3の実施例装置においてパッキン6、ゴムシート7、弾性体9 及び網状部材10をそれぞれ大型化して、ゴムシート7上にパッキン16が当接 し得るようになっている。
【0023】 図13では、図11のゴムシート7を若干小さめにして、パッキン6上に直接 パッキン16が当接し得るようになっている。 図14では、図12のゴムシート7を若干小さめにしてパッキン6上にパッキ ン16が当接し得るようになっている。 これらのいずれの場合においても、網状部材10により、感材18またはゴム シート7の上面全面に排気通路が形成されるため、感材18及び原板19の真空 密着処理を短時間で確実に行える。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係る焼付機では、焼付台とシート部材との間にシート部材上面に排気 通路を形成する網状部材が設けられるので、原板及び感材の真空密着処理を短時 間で確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による焼付機の全体斜視図。
【図2】前記焼付機の上枠の開状態を示す図。
【図3】その側面部分図。
【図4】網状部材の斜視部分図。
【図5】図4のV矢視概略図
【図6】図のVI矢視概略図。
【図7】前記実施例の動作を説明するための図。
【図8】前記実施例の動作を説明するための図。
【図9】前記実施例の動作を説明するための図。
【図10】他の実施例の図9に相当する図。
【図11】他の実施例の図9に相当する図。
【図12】他の実施例の図9に相当する図。
【図13】他の実施例の図9に相当する図。
【図14】他の実施例の図9に相当する図。
【図15】従来装置の図9に相当する図。
【符号の説明】
1 焼付機 2 焼付台 3 上枠 7 ゴムシート 10 網状部材 12,13 排気部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原板及び感材を密着させて焼き付け処理を
    行う焼付機であって、 焼付台と、 前記焼付台上に配置され、前記原板及び感材を載置する
    シート部材と、 前記焼付台に開閉可能に設けられた上枠と、 前記焼付台とシート部材との間、及び前記シート部材と
    上枠との間を真空排気する排気手段と、 前記焼付台とシート部材との間に配置され、前記シート
    部材上面に排気通路を形成する網状部材と、 を備えた焼付機。
JP1542092U 1992-03-24 1992-03-24 焼付機 Pending JPH0575760U (ja)

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JP1542092U JPH0575760U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 焼付機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017142883A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 タイガースポリマー株式会社 封止装置用弾性シートおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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