JPH04112179U - 自動車のフロア - Google Patents

自動車のフロア

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Publication number
JPH04112179U
JPH04112179U JP1569991U JP1569991U JPH04112179U JP H04112179 U JPH04112179 U JP H04112179U JP 1569991 U JP1569991 U JP 1569991U JP 1569991 U JP1569991 U JP 1569991U JP H04112179 U JPH04112179 U JP H04112179U
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
driver
seat
panel
footrest plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1569991U
Other languages
English (en)
Inventor
俊宏 青木
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突事故等、座席に着座した乗員の下腿に加
わる圧縮荷重を低減可能とする自動車のフロアを提供す
ることにある。 【構成】 自動車のフロアは、フロアパネル26と室内
パネル30との二重構造をなしており、運転座席16の
前側領域の室内パネル30には、一対の開口34と、こ
れら開口34を閉塞する足置きプレート36が設けられ
ている。これら足置きプレート36は、運転座席16に
着座した運転者の足から受ける荷重が所定値以上となっ
たとき、下方に向けて変形するものとなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のフロアに係わり、より詳しくは、衝突事故が発生したと きに、特に、運転者に対しての安全対策を施した自動車のフロアに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の室内には、運転座席を含む幾つかの座席が配置されており、そして、 室内を区画するダッシュパネルからは、運転座席に向けてステアリングコラムが 延び、このステアリングコラムにステアリングホィールが取り付けられている。 従って、運転者は、両脚間で、ステアリングコラムを挟むようにして、その運転 座席に着座し、そして、ステアリングホィールを操作して、自動車の操縦をなす ことになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、自動車の走行中、特に、側方からの衝突事故が発生したりすると、 その衝撃によって、運転者の着座姿勢が変化し、運転者の膝がステアリングコラ ムの下側にも潜り込み、運転者の膝と足との間、つまり、その下腿がステアリン グコラムと室内のフロアとの間で拘束されてしまうことも考えられる。このよう な状況では、運転者の下腿に過度な圧縮荷重が加わる虞があり、好ましいもので はない。
【0004】 このため、ステアリングコラム下側への膝の潜り込みを防止する、いわゆるニ ープロテクタを備えた自動車も知られているが、しかしながら、衝突事故時に於 ける運転者の着座姿勢の変化は一様なものではないから、例えニープロテクタが あっても、運転者の膝がステアリングコラムの下側に潜り込んでしまう可能性は 排除することができない。
【0005】 この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、その目的とするところ は、座席に着座している乗員の姿勢変化により、万一、乗員の下腿がフロアと何 等かの固定部分との間で拘束されるような状況が発生しても、乗員の下腿に加わ る圧縮荷重を低減することができる自動車のフロアを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の自動車のフロアは、座席が取り付けられる車体のフロア本体と、こ のフロア本体の座席前側に於いて、座席に着座した乗員の両足が位置可能となる 領域に形成された開口と、この開口を閉塞して、座席に着座した乗員の足から受 ける荷重が所定値以上となったとき、下方に向けて変形可能な足置きプレートと を備えて構成されている。
【0007】
【作用】
上述したフロアによれば、そのフロアの一部が足置きプレートからなっている ので、例えば、この足置きプレートが運転座席の前側に位置するものである場合 、万一、ステアリングコラムとフロアと間で、運転者の下腿が拘束されるような 状況に至っても、運転者の足、つまり、その踵から足置きプレートに加わる荷重 が所定値以上となった場合には、足置きプレート自体が下方に向けて変形し、こ れにより、運転者の下腿に過度な圧縮荷重が加わることはない。
【0008】
【実施例】
図1を参照すると、自動車に於ける室内の一部が概略的に示されている。この 室内は、上下方向ではフロア10とルーフ12とによって区画されており、そし て、その前方はダッシュパネル14によって区画されている。 フロア10上には、運転座席16が取り付けられており、この運転座席16の 前方には、ステアリングホィール18が配置されている。このステアリングホィ ール18は、ステアリングコラム20の一端に取り付けられており、このステア リングコラム20は、ダッシュパネル14から運転座席16に向けて延びている 。ステアリングコラム20の他端は、図示しないけれども、ラック・ピニオン機 構を介して前輪のタイロッドに連結されている。なお、図1中、参照符号22は インスツルメントパネル、23はフロントガラス、24はニープロテクタを夫々 示している。
【0009】 フロア10は、図2及び図3に示されているように、フロアパネル26を備え ており、このフロアパネル26の中央部は、上方に向けて突出した突出部28と なっている。この突出部28は、車体の前後方向に延び、これにより、突出部2 8は、エンジンに接続された自動変速機や、この自動変速機から後輪側に延びる プロペラシャフト等の設置スペースを確保している。
【0010】 フロアパネル26上に於いて、突出部28の両側には室内パネル30が配置さ れている。これら室内パネル30とフロアパネル26とは、フロアストリンガ3 2を介して相互に連結されており、このフロアストリンガ32により、室内パネ ル30とフロアパネル26との間には、所定の空間が規定されている。フロアス トリンガ32は、樋状の部材からなり、室内パネル30の中央部を車体の前後方 向に延びている。
【0011】 上述の説明から明かなように、この実施例の場合、フロア本体は、フロアパネ ル26と室内パネル30とからなる二重構造となっており、従って、運転座席1 6は、一方の室内パネル30の前部に取り付けられている。なお、図示しないけ れども、他方の室内パネル30の前部には、助手席が取り付けられるとともに、 両室内パネル30の後部には、これらに跨るようにして、後部座席が取り付けら れることになる。
【0012】 そして、一方の室内パネル30の運転座席16の前側には、矩形の一対の開口 34が設けられている。これら開口34は、フロアストリンガ32を避けて、車 幅方向に離間し、運転座席16に着座した運転者の両足が位置可能な領域に亘っ て形成されている。即ち、運転者がステアリングコラム20を両脚で挟むように して、運転座席16に着座したとき、運転者の両足は、開口34の領域内に位置 付けられることになる。従って、この実施例では、フロアストリンガ32の上方 にステアリングコラム20が位置付けられていることになる。
【0013】 一対の開口34は、矩形の足置きプレート36によって夫々閉塞されており、 運転者は、開口34に両足を突っ込むことなく、これら足置きプレート36上に 足を載せることができる。各足置きプレート36は、例えば、フロア本体の構成 部材よりも、強度の小さい材料からなっており、これにより、運転者の足つまり その踵から受ける荷重が所定値以上となったとき、各足置きプレート36は、下 方に向けて窪むような形で変形可能となっている。ここで、各足置きプレート3 6は、鋭角的な角が生じないように変形するものとなっており、例えば、その材 料は、アルミプレートや網目を有した部材からなっている。図4には、足置きプ レート36に加わる力Fとその変形δとの関係が示されている。なお、図示しな いけれども、フロアパネル26及び室内パネル30上には、フロアカーペット等 が敷き詰められている。
【0014】 上述したフロア10を備えていれば、自動車の走行中、特に側方からの衝突事 故に遭遇し、その衝撃により、運転者の着座姿勢が変化して、図1中2点鎖線で 示されているように、万一、運転者の膝がステアリングコラム20の下側に潜り 込み、その下腿がステアリグコラム20とフロア10との間で拘束される状況と なっても、運転者の下腿に過度な圧縮荷重が加わるのを防止することができる。 即ち、フロア10に於ける運転座席16の前側領域には、前述した一対の足置き プレート36が設けられているから、運転者の下腿がステアリングコラム20と フロア10、即ち、一方の足置きプレート36との間で拘束されても、下腿に加 わる圧縮荷重が所定値以上になると、足置きプレート36は、図3中2点鎖線で 示されているように、運転者の踵等によって下方に変形されて窪むことになる。 従って、運転者の下腿は、図1中破線で示されていように下側に向けて動くこと ができ、これにより、下腿の拘束力を解消することができる。この結果、例え、 運転者の下腿が上述した拘束状態となっても、この下腿に過度な圧縮荷重が加わ ることはなく、運転者の身体を効果的に保護することができる。
【0015】 この考案は、上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能 である。例えば、一実施例では、フロア本体が二重構造となっているが、このフ ロア本体は、フロアパネル26のみからなるものであってもよい。この場合、開 口34は、フロアパネル26自体に形成され、そして、足置きプレート36は、 フロアパネル26に対し、開口34を閉塞するように取り付けられることになる 。また、この変形例の場合、フロアストリンガ32は、フロアパネル26の下面 に取り付けられる。
【0016】 また、一実施例では、運転座席16の前側領域に一対の足置きプレート36を 設けるようにしたが、運転座席16以外の各座席の前側領域の室内パネル30に も一対ずつの開口を形成し、これら開口を足置きプレートで閉塞しておくように してもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の自動車のフロアによれば、その座席の前側領 域にフロア本体に一対の開口を形成し、そして、これら開口を足置きプレートで もって閉塞してあるから、例えば、その座席が運転座席である場合、衝突事故等 により、万一、運転者の下腿がフロア即ち足置きプレートとステアリングコラム との間で拘束されるようなことがあっても、運転者の踵により、足置きプレート が下方に窪んで下腿に加わる圧縮荷重が低減され、運転者の保護を図れる等の優 れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の室内を示した概略図である。
【図2】運転座席の前側に足置きプレートを設けたフロ
アの一部を示す斜視図である。
【図3】足置きプレートの部位でのフロアの断面図であ
る。
【図4】足置きプレートに加わる力とその変形との関係
を示すグラフである。
【符号の簡単な説明】
10 フロア 26 フロアパネル 28 突出部 32 フロアストリンガ 30 室内パネル 34 足置きプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席が取り付けられる車体のフロア本体
    と、このフロア本体の座席前側に於いて、座席に着座し
    た乗員の両足が位置可能となる領域に形成された開口
    と、この開口を閉塞して、座席に着座した乗員の足から
    受ける荷重が所定値以上となったとき、下方に向けて変
    形可能な足置きプレートとを具備したことを特徴とする
    自動車のフロア。
JP1569991U 1991-03-18 1991-03-18 自動車のフロア Withdrawn JPH04112179U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1569991U JPH04112179U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 自動車のフロア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1569991U JPH04112179U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 自動車のフロア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04112179U true JPH04112179U (ja) 1992-09-29

Family

ID=31902841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1569991U Withdrawn JPH04112179U (ja) 1991-03-18 1991-03-18 自動車のフロア

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