JPH04112175U - 分割ルーフの防水構造 - Google Patents

分割ルーフの防水構造

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JPH04112175U
JPH04112175U JP2470291U JP2470291U JPH04112175U JP H04112175 U JPH04112175 U JP H04112175U JP 2470291 U JP2470291 U JP 2470291U JP 2470291 U JP2470291 U JP 2470291U JP H04112175 U JPH04112175 U JP H04112175U
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JP
Japan
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roof
joint
reinforcement
pillar inner
roof panel
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Pending
Application number
JP2470291U
Other languages
English (en)
Inventor
昭稔 吉開
九州男 永吉
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 分割ルーフの継ぎ目より侵入した雨水が室内
側へ侵入することを防止する。 【構成】 フロントルーフパネル3とリヤルーフパネル
4との継ぎ目2aの背面側に沿って、同継ぎ目を跨ぎ状
にして断面略U字形状の凹状溝20を有するルーフリイ
ンホースメント17を取付けるとともに、同ルーフリイ
ンホースメントの結合端部22はセンターピラインナ2
5に結合され、前記結合端部と重合されてルーフリイン
ホースメントの凹状溝と連通する溝部30を有するルー
フ結合部29を形成したピラインナエクステンション2
6と結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の分割ルーフにおける防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばワンボックス車両1のルーフ2はフロントルーフパネル3とリヤ ルーフパネル4とに分割形成されるとともに、フロントルーフパネル3の後縁に は所定の幅で段差状に接合部5が形成されて、同接合部5にはリヤルーフパネル 4の前縁側が重合状に載置されてスポット溶接により止着され、このリヤルーフ パネル4の前縁とフロントルーフパネル3との継ぎ目にはシーラ6が充填され、 また、この接合部5にはルーフ2の左右方向にルーフリインホースメント7の一 方の取付縁8aがスポット溶接あるいは構造用接着剤9により止着され、また、 他方の取付縁8bはフロントルーフパネル3の下面にスポット溶接あるいは構造 用接着剤9により止着されてルーフ2が形成され、このように形成されたルーフ 2のルーフリインホースメント7の左右端部にはルーフリインホースメントブラ ケット10が止着されて、同ブラケット10を介してサイドボデーの例えばセン ターピラーインナ11に図示のようにビス着12されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の構成では、経時的に継ぎ目に充填したシーラ6が劣 化して切れ目等が発生すると、同切れ目より雨水が侵入し接合部5を伝って図示 のように室内側へ侵入して天井内張りを汚損する問題点があり、また、ルーフリ インホースメントブラケット10とセンターピラーインナ11との結合はビス着 12によることから結合強度および取付精度に問題点があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもので、分割ルーフの継ぎ 目より侵入した雨水が室内側へ侵入することを防止することのできる分割ルーフ の防水構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術課題を解決するため、フロントルーフパネルとリヤルーフ パネルとの継ぎ目の背面側に沿って、同継ぎ目を跨ぎ状にして断面略U字形状の 凹状溝を有するルーフリインホースメントを取付けるとともに、同ルーフリイン ホースメントの結合端部は、センターピラインナに結合されて前記結合端部と重 合して前記凹状溝と連通する溝部を有するルーフ結合部を形成したピラインナエ クステンションと結合する構成とした分割ルーフの防水構造に存する。
【0006】
【作用】
上記構成としたことにより、分割ルーフの継ぎ目より侵入した雨水はルーフリ インホースメントにより受止められてピラインナエクステンションを経てセンタ ーピラーインナを伝って排水される。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると、図中2は従来と同様 のルーフであって、フロントルーフパネル3とリヤルーフパネル4とに分割形成 されるとともに、フロントルーフパネル3の後縁には所定の幅で段差状に接合部 5が形成されて、同接合部5にはリヤルーフパネル4の前縁側が重合状に載置さ れてスポット溶接により止着され、このリヤルーフパネル4の前縁とフロントル ーフパネル3との継ぎ目2aにはシーラ6が充填されている。このように形成さ れたルーフ2の継ぎ目2aの下面に沿ってルーフリインホースメント17が取付 けられている。
【0008】 このルーフリインホースメント17の断面形状は所定の幅を有する底縁18の 左右には側縁19a,19bが立上り状に折曲成形されて凹条溝20が形成され るとともに、左右の側縁19a,19bの端部には側方へ張り出す取付縁21a ,21bが形成され、この取付縁21a,21bのほぼ中央部の長手方向に沿っ て構造用接着剤9を塗着する凹条21cが凹設されている。また、底縁18の長 手方向の両端部のほぼ中央部分には所定の長さで取付用凸部23が形成されて、 両端部にはセンタピラインナ24と結合する凹凸状の結合部22が形成され、こ の取付用凸部23には所定の間隔でねじ受けナット24が溶着手段等により止着 されている。このように形成されたルーフリインホースメント17はルーフ2の 湾曲形状に倣う湾曲状に形成され、その取付縁20a,20bの凹条21cに沿 って構造用接着剤9が塗布されて左右の側縁19a,19bが図示のようにルー フパネル3,4の重合した継ぎ目2a部分を跨ぎ状にして接着固定されている。 このようにして形成されたルーフ2はルーフリインホースメント17の両端に形 成した結合部22を介してサイドボデーのセンターピラインナ25に結合されて いる。
【0009】 このセンターピラインナ25の上端側にはピラインナエクステンション26が 一体状に接続形成されてる。このエクステンション26は下部にセンターピライ ンナ25を接続するピラ結合部27と左右にルーフサイドレール(図示せず)を 接続するレール結合部28a,28bが形成され、上部側にはルーフリインホー スメント17と接続する従来のルーフリインホースメントブラケット10に相当 するルーフ結合部29がそれぞれ一体形成されてこれら各結合部27,28a, 28b,29は断面略U字形状に形成されて溝部30を有する略十字形状に形成 されている。また、このルーフ結合部29はルーフリインホースメント17の左 右端部に形成された結合部22と重合状に結合すべくその中央部には結合部22 の連結用凸部23の背面に嵌合状に結合される連結用凸部31が形成され、同凸 部31には連結用凸部23に取付けたねじ受けナット24と整合して取付孔32 が貫設されている。
【0010】 このように形成されたエクステンション26のルーフ結合部29にはルーフリ インホースメント17の結合部22が重合状に当接されて相互の連結用凸部23 ,31は嵌合されねじ受けナット24を介してねじ着されてルーフ2は結合され るとともに、ルーフリインホースメント17の凹状溝20はエクステンション2 5の溝部30を介してセンターピラインナ25の凹状溝25aと連通されている 。
【0011】 上記したようにフロントルーフパネル3とリヤルーフパネル4との継ぎ目2a の背面側に沿って、同継ぎ目2aを跨ぎ状にして断面略U字形状の凹状溝20を 有するルーフリインホースメント17を取付けるとともに、同ルーフリインホー スメント17の端部の結合部22はセンターピラインナ25に結合され、ルーフ リインホースメント17の結合部22と重合されて凹状溝20と連通する溝部3 0を有するルーフ結合部29を形成したピラインナエクステンション26と結合 する構成としたものである。したがって、ルーフリインホースメント17のサイ ドボデー側への結合はセンターピラインナ25に結合されたピラインナエクステ ンション26に一体形成したルーフ結合部29に嵌合状に結合する構成であるか ら、その結合強度を高めることができるとともに、組付け精度を向上することが できる。
【0012】 とくに、フロントルーフパネル3とリヤルーフパネル4との継ぎ目2aの背面 側に沿って、同継ぎ目2aを跨ぎ状にして断面略U字形状の凹状溝20を有する ルーフリインホースメント17を取付け、同ルーフリインホースメントの端部の 結合部22は、センターピラインナ25に結合され、ルーフリインホースメント 17の結合部22と重合されて凹状溝20と連通する溝部30を有するルーフ結 合部29を形成したピラインナエクステンション26と結合したので、継ぎ目2 aに充填したシーラ6が経年的に劣化して切れ目等が発生して、同切れ目より雨 水が侵入しても、この雨水は同継ぎ目2aを跨ぎ状に取付けたルーフリインホー スメント17の凹状溝20により受止められ、インナピラエクステンション26 の溝部30経てセンターピラインナ25の凹状溝25aを伝って排出することが でき、室内への侵入を防止することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上記したようにフロントルーフパネルとリヤルーフパネルとの継ぎ 目の背面側に沿って、同継ぎ目を跨ぎ状にして断面略U字形状の凹状溝を有する ルーフリインホースメントを取付け、同ルーフリインホースメントの端部の結合 部は、センターピラインナに結合され、ルーフリインホースメントの結合部と重 合されて凹状溝と連通する溝部を有するルーフ結合部を形成したピラインナエク ステンションと結合したので、継ぎ目に充填したシーラが経年的に劣化して切れ 目等が発生して、同切れ目より雨水が侵入しても、この雨水は同継ぎ目を跨ぎ状 に取付けたルーフリインホースメントの凹状溝により受止められ、インナピラエ クステンションの溝部経てセンターピラインナの凹状溝を伝って排出することが でき、室内への侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両ボデーの略体斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の丸印部分におけるルーフリインホースメ
ントとセンターピラインナおよびピラインナエクステン
ションの分解斜視図である。
【図4】従来における図1のA−A線断面図である。
【図5】従来における図1の丸印部分のルーフリインホ
ースメントとセンターピラインナとの結合を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2 ルーフ 2a 継ぎ目 3 フロントルーフパネル 4 リヤルーフパネル 17 ルーフリインホースメント 20 凹状溝 22 結合部 25 センターピラインナ 26 ピラインナエクステンション 29 ルーフ結合部 30 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフをフロントルーフパネルと
    リヤルーフパネルとに分割した分割ルーフにおいて、前
    記フロントルーフパネルとリヤルーフパネルとの継ぎ目
    の背面側に沿って、同継ぎ目を跨ぎ状にして断面略U字
    形状の凹状溝を有するルーフリインホースメントを取付
    けるとともに、同ルーフリインホースメントの結合端部
    は、センターピラインナに結合されて前記結合端部と重
    合して前記凹状溝と連通する溝部を有するルーフ結合部
    を形成したピラインナエクステンションと結合する構成
    とした分割ルーフの防水構造。
JP2470291U 1991-03-20 1991-03-20 分割ルーフの防水構造 Pending JPH04112175U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016002842A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 トヨタ車体株式会社 車両のルーフ接合構造
JP2021160719A (ja) * 2020-04-02 2021-10-11 トヨタ自動車株式会社 車両骨格構造

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