JPH04111926U - クラツチデイスクの交換時期警報装置 - Google Patents

クラツチデイスクの交換時期警報装置

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Publication number
JPH04111926U
JPH04111926U JP2256491U JP2256491U JPH04111926U JP H04111926 U JPH04111926 U JP H04111926U JP 2256491 U JP2256491 U JP 2256491U JP 2256491 U JP2256491 U JP 2256491U JP H04111926 U JPH04111926 U JP H04111926U
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JP
Japan
Prior art keywords
clutch
facing material
washer
pressure plate
warning device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2256491U
Other languages
English (en)
Inventor
行博 澤田
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産デイーゼル工業株式会社 filed Critical 日産デイーゼル工業株式会社
Priority to JP2256491U priority Critical patent/JPH04111926U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によりどんなクラッチにも適用で
き、クラッチディスクの交換時期の正確な警報を可能と
する。 【構成】 クラッチディスク2の圧接部両面にフェーシ
ング材5を固着するリベット6の頭部に、プレッシャプ
レートより硬度的に軟らかい材質でフェーシング材5の
摩耗が限界に達したときにプレッシャプレートとのすべ
りによって鳴動するワッシャ状部材8を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はクラッチディスクの交換時期警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機械式摩擦クラッチにあってはクラッチディスクのフェーシング材が経時的に 摩耗すると、これに伴って次第にクラッチが滑りやすくなるので、例えばレリー ズベアリングのアウタレースに笛状の突起を形成し、フェーシング材の摩耗によ ってレリーズレバーとの遊びがなくなり、アウタレースがレリーズレバーに接触 して回転すると、突起が笛鳴して整備の必要を知らせるようにしたものが提案さ れている(公開技報90ー7852号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この従来例では笛状の突起の加工が難しく、コスト高になる上、無 調整式クラッチ(油圧式操作機構を備え、オペレーションシリンダのピストンが フェーシングの摩耗に対応して移動し、自動的に調整する方式で、オペレーショ ンシリンダの遊び調整が不要となる)にはレリーズベアリングとレリーズレバー が常に軽く接触した状態となるため、適用しがたいという問題点があった。
【0004】 なお、無調整式の場合、オペレーションシリンダの自動調整機能によりクラッ チディスクをフェーシング材の摩耗限界まで使うことが可能であり、点検などを 怠ると路上故障に陥りかねないので、フェーシング材の摩耗量を表示するインジ ケータなどを備えたものもあるが、検知精度およびコストの面で問題が多い。
【0005】 そこで、この考案は構成がいたって簡単で、無調整式クラッチにも適用可能な クラッチディスクの交換時期警報装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そのため、この考案は機械式摩擦クラッチにおいて、クラッチディスクの圧接 部両面にフェーシング材を固着するリベットの頭部に、プレッシャプレートより 硬度的に軟らかい材質でフェーシング材の摩耗が限界に達したときにプレッシャ プレートとのすべりによって鳴動するワッシャ状部材を設けたことを特徴とする 。
【0007】
【作用】
リベット頭部のワッシャ状部材はフェーシング材の摩耗に伴ってリベット打込 穴の深さが次第に浅くなるので、やがて摩耗限界に達するとフェーシング材と同 一面上に表れて、プレッシャプレートとのすべりによって鳴動する。したがって 運転者はクラッチ鳴きによってクラッチディスクの交換時期を知ることが可能と なる。この場合、ワッシャ状部材などの寸法によってフェーシングの交換時期を 正確に知らせることができ、またワッシャ状部材をプレッシャプレートよりも硬 度的に軟らかい材質で形成したので、プレッシャプレートに接触してもこれを傷 付けたりすることもない。
【0008】
【実施例】
図1はクラッチディスクとクラッチカバーの斜視図で、クラッチカバー1はエ ンジンのフライホイール後面にこれと一体回転するように取り付けられ、プレッ シャスプリングの張力でクラッチディスク2側に押圧されるプレッシャプレート (図示せず)などを備える。
【0009】 クラッチディスク2はミッションのメインドライブシャフトにスプライン嵌合 するハブフランジ3をベースにトーションスプリング4などを組み付けて構成し たもので、その圧接部両面にフェーシング材5がリベット結合される。
【0010】 この場合、リベット6の頭部には図2、3で示すようにフェーシング材5の打 込穴7(段付穴)内でフェーシング材5表面から所定の深さに位置付けて、接触 部材例えばプレッシャプレートとのすべりによって鳴動するワッシャ状部材8が 付設される。ワッシャ状部材8はプレッシャプレートより硬度的に軟らかい材質 で作られ、リベット6頭部に結合される。
【0011】 このような構成により、リベット6頭部のワッシャ状部材8はフェーシング材 5の経時的な摩耗に伴って打込穴7の深さが次第に浅くなるので、やがて摩耗限 界に達するとフェーシング材5と同一面上に表れて、プレッシャプレートとのす べりによって鳴動する。したがって、運転者はクラッチ鳴きによってクラッチデ ィスク2の交換時期を知ることが可能となる。
【0012】 この場合、ワッシャ状部材8などの寸法によってフェーシング材5の交換時期 を正確に知らせることができ、またワッシャ状部材8をプレッシャプレートより も硬度的に軟らかい材質で形成したので、プレッシャプレートに接触してもこれ を傷付けたりすることもない。
【0013】 なお、クラッチカバー1の放熱用の穴9はワッシャ状部材8の鳴きに共鳴しや すい形状とすると、さらに警報機能の向上が図れる。またワッシャ状部材8はフ ライホイール側のリベット6頭部に設けるようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、機械式摩擦クラッチにおいて、クラッチディ スクの圧接部両面にフェーシング材を固着するリベットの頭部に、プレッシャプ レートより硬度的に軟らかい材質でフェーシング材の摩耗が限界に達したときに プレッシャプレートとのすべりによって鳴動するワッシャ状部材を設けたので、 いたって簡単な構成で正確にクラッチディスクの交換時期を警報でき、無調整式 クラッチへの適用も可能という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すクラッチディスクとク
ラッチカバーの斜視図である。
【図2】同じく一部フェーシング材の正面図である。
【図3】図2のAーA断面図である。
【符号の説明】
1 クラッチカバー 2 クラッチディスク 5 フェーシング材 6 リベット 8 ワッシャ状部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械式摩擦クラッチにおいて、クラッチ
    ディスクの圧接部両面にフェーシング材を固着するリベ
    ットの頭部に、プレッシャプレートより硬度的に軟らか
    い材質でフェーシング材の摩耗が限界に達したときにプ
    レッシャプレートとのすべりによって鳴動するワッシャ
    状部材を設けたことを特徴とするクラッチディスクの交
    換時期警報装置。
JP2256491U 1991-03-14 1991-03-14 クラツチデイスクの交換時期警報装置 Pending JPH04111926U (ja)

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JPH04111926U true JPH04111926U (ja) 1992-09-29

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JP (1) JPH04111926U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003322175A (ja) * 2002-05-09 2003-11-14 Exedy Corp クラッチディスク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003322175A (ja) * 2002-05-09 2003-11-14 Exedy Corp クラッチディスク

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