JPH04111627U - 座標情報入力補助部材 - Google Patents

座標情報入力補助部材

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JPH04111627U
JPH04111627U JP1991022592U JP2259291U JPH04111627U JP H04111627 U JPH04111627 U JP H04111627U JP 1991022592 U JP1991022592 U JP 1991022592U JP 2259291 U JP2259291 U JP 2259291U JP H04111627 U JPH04111627 U JP H04111627U
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みゆき 丸澤
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ソニー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレイカードのがたつきを防止する。 【構成】 グラフィックコンピュータ1の描画エリア1
0aの四角に形成されている溝4b乃至4eにプレイカ
ード71の差込み部71aを挿入し、プレイカード71
を描画エリア10a上に載置する。ストッパ84をプレ
イカード71の上から固着することにより、プレイカー
ド71を描画エリア10a上に固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば児童がお絵描き遊びに使用して好適な座標情報入力補助部材 に関する。
【0002】
【従来の技術】
タブレットに絵を描き、このタブレットに描いた絵をモニタに表示できるよう にした画像入力装置が提案されている。このような画像入力装置は、思いつくま まに自由に絵を描くことができ、児童がお絵描き遊びに使用して好適である。
【0003】 このような画像入力装置を使った遊びを発展させるために、動物の絵やアニメ ーションの登場人物等の絵柄が印刷された部材を用意し、この部材に描かれた絵 柄をなぞり書きすることが考えられる。
【0004】 そこで、本願出願人は、所定の図形が印刷されているプレイカードをタブレッ トの描画エリアに装着し、このプレイカードに描かれている図形をなぞり書きす ることを特願平1−219813号明細書、特願平1−219820号明細書等 として先に提案した。
【0005】 図14は、このような従来の画像入力装置の構成を示している。グラフィック コンピュータ101のタブレット(作画エリア)102には、その4角に溝10 3が形成されている。この溝103にプレイカード111の差込部111aを差 し込むと、プレイカード111を作画エリア102上に載置することができる。 プレイカード111の上面112には、所定の絵や文字などが描かれている。使 用者がその絵や文字をペン113でなぞると、タブレット102がその座標入力 を検出する。そして、その検出データがグラフィックコンピュータ101からビ デオケーブル114を介してモニタ115に供給される。このようにして、プレ イカード111上に表示した絵や文字をなぞることで、それに対応する絵や文字 を画面116に表示させることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述したように、プレイカード111をタブレット102上に載 置し、プレイカード111をペン113でなぞるとプレイカード111がタブレ ット102上でがたつき、使用者がペン113でプレイカード111上の表示を 正しくなぞったとしても、タブレット102により検出される入力座標がプレイ カード111のがたつきに対応して変化するため、結局画面116に表示される 絵や文字は乱れたものになる課題があった。
【0007】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたものであり、より正確な座標入力を 行うことができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の座標情報入力補助部材は、入力部材を用いて入力面上で入力された座 標情報を検出する座標入力装置に用いられる座標情報入力補助部材であって、入 力部材を案内して所定の座標情報を入力させるための表示が施された表示部材が 入力面に載置されたとき、表示部材の表示に従って入力部材を操作したとき、表 示部材ががたつかないように、表示部材を入力面上に固着させる固着部材を備え ることを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記構成の座標情報入力補助部材においては、表示部材が固着部材により入力 面上に固着される。従って、表示部材を入力部材によりなぞったとしても表示部 材ががたつくことが防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。
【0011】 A.実施例の構成の説明 図2は、本例のシステム構成を示し、この図2において1はグラフィックコン ピュータ、2はビデオ信号入力端子付きのモニタであり、グラフィックコンピュ ータ1のビデオ信号出力端子47(図6参照)とモニタ2のビデオ信号入力端子 とがビデオケーブル3で接続される。グラフィックコンピュータ1のキャビネッ トは、上ケース4および下ケース5より形成され、上ケース4上の右端に電源ス イッチ6、クリア釦7、サウンド釦51およびスピーカ50(図6参照)を覆う 放音部9が設けられ、上ケース4上の両端に実行釦8Aおよび8Bが設けられる 。これらの電源スイッチ6、クリア釦7、サウンド釦51および実行釦8Aおよ び8Bは、それぞれ独立した機械的なスイッチである。
【0012】 11はプラスチック製の付属ペンを示し、基本的な動作としては、実行釦8A または8Bを押した状態でタブレット10上に付属ペン11(入力部材)または 指先を軽く押し当てて軌跡を描くと、モニタ2の画面2aにペンの形のカーソル 21が表示され、このカーソル21がペン先等の軌跡に連動して動いて、その軌 跡が画像として表示される。クリア釦7を操作すると、画面2aの画像が全部消 去されて描画モードのままで入力待ちとなる。
【0013】 サウンド釦51を1回操作すると、タブレット10上を押したときに所定の音 が放音され、サウンド釦51をもう1回操作すると音は出なくなる。
【0014】 タブレット10の座標入力面は図3に示すように、描画エリア10aおよびメ ニュー選択エリア10cに分けられ、描画エリア10aの中の鉤記号で囲まれ、 所定ピッチで配置された黒丸の付された部分(斜線部分)が作画エリア10bで ある。この作画エリア10bの縦横比は通常のモニタの画面の縦横比(3対4) に合わせてあり、また、このタブレット10の入力座標の縦方向(Y方向)の分 解能と横方向(X方向)の分解能の比であるピクセル比は、通常のモニタの画素 のピクセル比に合わせてある。従って、本例によればその作画エリア10b上に 正確な円の軌跡を描くと、モニタ2の画面2aにも正確な円の画像が表示される 利益がある。この描画エリア10aの表面は、後述のプレイシール83(ストッ パ84を含む)を着脱可能とするため、平滑面とされている。
【0015】 また、作画エリア10bをペン先等で押したときに放音される音は、入力座標 (X,Y)のX軸に沿って連続的に音量が大きくなるとともに、Y軸に沿って連 続的に音階が高くなる(最高で3オクターブ程度)ようにされている。
【0016】 タブレット10のメニュー選択エリア10cは、さらに色選択エリア12と道 具選択エリア13とに分けられ、色選択エリア12の上部の上ケース4には12 個の丸穴14が穿設され、道具選択エリア13の上部の上ケース4には6個の長 穴15〜20が穿設されている。それら12個の丸穴14の中のタブレット10 を付属ペン11等で軽く突くことにより、12種類の色(黒/青/緑/黄/赤/ 白等)が指定でき、6個の長穴15〜20に対応する位置のタブレット10を軽 く突くことにより、それぞれ5種類の道具(太線、極太線、はけ、消しゴム、ス タンプ)またはキャンセル機能が指定できる。それら12個の丸穴14および6 個の長穴15〜20のいずれが選択されたのかは、そのタブレット10への入力 座標によって識別される。
【0017】 このように本例では、色、道具およびキャンセル機能の指定も入力座標によっ て識別するようにしているので、機構部が簡略化される利益がある。さらに、他 の諸機能の追加もタブレット10のメニュー選択エリア10cを細分化または拡 張するだけで容易に行うことができる利益がある。以後、説明の便宜上、それら 12個の丸穴14をそれぞれ色選択釦14と呼び、それら6個の長穴15〜20 をそれぞれ太線釦15、極太線釦16、はけ釦17、消しゴム釦18、スタンプ 釦19、キャンセル釦20と呼ぶ。これら釦15〜20の機能は以下の通りであ る。 太線釦15・・・・・2×2ドットの太線で自由曲線を描く。 極太線釦16・・・・6×6の円柱ドットで自由曲線を描く。 はけ釦17・・・・・モニタ2の画面2a内のカーソル21がはけの形状と なり、閉じた領域に指定した色を塗り込む。 消しゴム釦18・・・モニタ2の画面2a内のカーソル21が消しゴムの形 状となり、描いた図形を消す。 スタンプ釦19・・・16×16ドットの28種類のスタンプの中から選択 したパターンの画像を所望の位置に形成する。 キャンセル釦20・・1手順前の画面に戻る。1手順とは実行釦8Aを押し ている間に行われた工程をいう。
【0018】 図2の実施例のグラフィックコンピュータ1の内部は、図4に示すように構成 され、図4の上ケース4とプリント基板22の間に、図5(図4よりも拡大され ている)に示すようなタブレット10を含む感圧式位置検出装置23が挟み込む ようになされる。下ケース5は電源としての乾電池または充電式電池等を収納す る構成とされる。5aは、その乾電池のカバーである。但し、本例のグラフィッ クコンピュータ1はAC電源アダプタ等を電源とすることもできる。
【0019】 本例の感圧式位置検出装置23の構造を、図5を参照してさらに説明する。こ の図5において、第1の絶縁基板24上にピッチPYで細条電極25が形成され 、この第1の絶縁基板24の上に順次感圧導電ゴムよりなる第1の感圧導電シー ト26、導電板27および感圧導電ゴムよりなる第2の感圧導電シート28およ び底面にピッチPXで細条電極30が形成された第2の絶縁基板29が重ねられ る。そして、この第2の絶縁基板29の上にタブレット10が載置される。それ ら導電板27、第2の絶縁基板29およびタブレット10にはそれぞれ可撓性が 持たされる。本例の入力座標のX方向の分解能はPX、Y方向の分解能はPYとな り、PXとPYの比は通常のモニタの画面の最小画素のピクセル比と同一に設定す る。その分解能PX,PYの値は例えば0,3mm程度である。
【0020】 そして、第2の絶縁基板29の横方向の一端側の細条電極30がスイッチ回路 31を介して接地され、他端側の細条電極30がスイッチ回路32を介して電圧 E1の直流電圧源に接続され、それら細条電極30が順次同一抵抗値の抵抗器3 3で接続される。同様に、第1の絶縁基板24の縦方向の一端側の細条電極25 がスイッチ回路34を介して接地され、他端側の細条電極25がスイッチ回路3 5を介して電圧E2の直流電圧源に接続され、それら細条電極25が順次同一抵 抗値の抵抗器36で接続される。
【0021】 タブレット10の或る位置を押すと、その部分の感圧導電シート26および2 8が導通するため、スイッチ回路31と32の対を閉じることにより、導電板2 7にはX方向の座標に対応する電圧が得られ、スイッチ回路34と35の対を閉 じることにより、導電板27にはY方向の座標に対応する電圧が得られる。37 は座標検出部を示し、この座標検出部37はスイッチ回路31と32の対または 回路34と35の対を交互に閉じるとともに、導電板27に生じた電圧をホール ドすることにより、タブレット10の入力座標(X,Y)に対応した電圧(VX ,VY)を生成する。
【0022】 なお、このような感圧式のタブレット10に限らず、磁歪型のタブレットを用 いることもできる。
【0023】 図6は本例のグラフィックコンピュータ1の回路構成を示し、この図6におい て38は中央処理ユニット(以下、CPUと称する)、39はデータバス、アド レスバスおよび制御バスよりなるCPU38のシステムバス、42はCPU38 のプログラムおよびデモモード時の画像データを格納するROM、43は所定の データを随時記憶するRAMであり、これらROM42およびRAM43はシス テムバス39に接続される。
【0024】 また、40はアナログ/デジタル(A/D)変換部を示し、CPU38は座標 検出部37より供給される入力座標(X,Y)に対応した電圧(VX,VY)をA /D変換部40を介して取り込み、その電圧(VX,VY)がタブレット10の作 画エリア10b内の座標(X,Y)に対応するときは、その座標(X,Y)がR AM43に書き込まれる。一方、その電圧(VX,VY)がタブレット10のメニ ュー選択エリア10c(図3参照)に対応するときには、CPU38はその座標 (X,Y)より釦14,15〜20のいずれの釦が押されたのかを識別し、この 識別された釦に対応する色データまたは道具データをRAM43に書き込む。そ して、道具釦15〜20が選択されたときには、CPU38はそれらの道具に対 応した動作を行う。またCPU38は、入出力(I/O)インターフェース回路 41を介して機械的なスイッチ(図2のクリア釦7、サウンド釦51、実行釦8 A,8B等)が操作されたか否かを常時監視する。
【0025】 44はシステムバス39に接続されたビデオプロセッサ(以下、VDPと称す る)、45は2フレーム分(2ページ分)の容量を有するビデオ信号RAM(V RAM)、46はNTSCエンコーダを示し、CPU38の指令に基づいてVD P44はRAM43から入力座標(X,Y)のデータおよび色データ等を読み出 し、VRAM45の対応する番地にカラー画像データを書き込むとともに、その VRAM45の1フレーム分のカラー画像データを周期的に読み出してNTSC エンコーダ46に供給する。NTSCエンコーダ46は、その供給されるカラー 画像データを逐次複合映像信号CVに変換してビデオ信号出力端子47に供給す る。
【0026】 本例では、VRAM45は2ページ分の記憶容量があるため、VDP44は或 る手順においては(1手順とは、前述の如く実行釦8Aまたは8Bを操作してい る間に行われる工程をいう)、例えば1ページ目の領域で画像データの書込みお よび読出しを行い、その次の手順では1ページ目の画像データを全部2ページ目 の領域に移した後に、その2ページ目の領域で画像データの書込みおよび読出し を行う。そして、タブレット10の道具選択エリア13のキャンセル釦20が押 されたとき、CPU38がVDP44にキャンセルのコマンドを発すると、VD P44は再びVRAM45の1ページ目の領域の画像データを読み出すとともに 、座標入力があったときにはその1ページ目の領域に画像データを書き込む。こ のことは、キャンセル釦20の操作によってモニタ2の画面2aの画像が1手順 前の画像に戻ることを意味する。従って、描画中に誤った画像を描いたような場 合でも、ワンタッチで元の画像に復帰できる利益がある。
【0027】 また、図6において、48はカウンタ、49はアラーム回路、50は放音部9 (図2参照)の下に配されたスピーカを示し、カウンタ48はCPU38のクロ ックパルスを常時計数しており、CPU38からのクリアパルスによって随時計 数値をクリアできる。そして、カウンタ48において計数値が5分間分の値に達 すると、すなわち5分間CPU38からのクリアパルスが供給されないときは、 カウンタ48はCPU38にアラーム信号ALを発する。
【0028】 通常の描画モードのときには、CPU38はそのアラーム信号ALに応えてI /Oインターフェース回路41を介してアラーム回路49にアラーム動作信号を 発する。アラーム回路49はタイマ、発振器、シンセサイザおよび電力増幅器等 により構成され、CPU38からのアラーム動作指令に応えて2分間だけ切換回 路58を介してスピーカ50に所定の音、メロディまたはメッセージに対応する 信号を供給する。このカウンタ48、アラーム回路49およびスピーカ50は、 主に使用者が電源を切り忘れたような場合に使用者に警告音を発するために設け られている。
【0029】 また、座標検出部37で生成される電圧VYが電圧制御発振器(VCO)59 および可変利得増幅器60を介して切換回路58に供給され、座標検出部37で 生成される電圧VXが可変利得増幅器60の利得制御端子に供給される。CPU 38は、I/Oインターフェース回路41を介して切換回路58の切り換えを行 う。
【0030】 そして、サウンド釦51が1回操作されるとCPU38は切換回路58を切り 換えて可変利得増幅器60の出力信号をスピーカ50に供給し、サウンド釦51 がもう1回操作されたときまたはアラーム動作を行うときには、CPU38はア ラーム回路49の出力信号をスピーカ50に供給する。従って、サウンド釦51 が1回操作されるときには、タブレット10上のある座標(X,Y)が押される と、値XおよびYにそれぞれ音量および音階(周波数)が比例して変化する音が スピーカ50より放音される。
【0031】 勿論、逆に、座標値Xに沿って音階が変化して、座標値Yに沿って音量が変化 するようにしてもよい。また、作画エリア10bの対角線に沿って音階等が変化 するようにしてもよい。
【0032】 B.基本的な動作の説明 本例のグラフィックコンピュータ1を使用するには、図2に示すように、グラ フィックコンピュータ1のビデオ信号出力端子とモニタ2のビデオ信号入力端子 とがビデオケーブル3で接続される。そして、使用者が電源スイッチ6をスライ ドしてON側に設定すると、モニタ2の画面2aには本例のグラフィックコンピ ュータ1の使用例を示すデモ表示が所定時間映出される。具体的には画面2aに カーソルとしてのペンが表示されて所定の絵を描いたり、カーソルとしての消し ゴムが表示されてその絵を消したりする。これにより使用者には使用方法が判る 。
【0033】 そのデモ表示のプログラムはROM42に書き込まれているもので、色データ 、道具データおよび一連の入力座標(X,Y)のデータ等を含むものである。そ して、CPU38が逐次それらのデータを読み取ってRAM43に移すとともに 、VDP44がそのRAM43のデータに対応する画像データを生成することに より、実際に使用者がタブレット10上に軌跡を描いていると同様の形式でデモ 表示がなされる。また、このようにすればROM42のデモ表示用のプログラム の容量は比較的少なくできる利益がある。
【0034】 そのデモ表示の途中で使用者がクリア釦7もしくはサウンド釦51の操作、実 行釦8A,8Bの操作またはタブレット10への座標入力(メニュー選択エリア 10cへの入力も含む)のいずれかの操作を行うと、本例のグラフィックコンピ ュータ1の動作は“描画モード”になり、モニタ2の画面2aの画像は全部消去 されて使用者からの入力待ちとなる。そして、使用者が付属ペン11または指先 等で色釦14、太線釦15または極太線釦16を押して道具を指定した後に、実 行釦8Aまたは8Bを押した状態で作画エリア10bに付属ペン11を軽く押し 当てて自由に軌跡を描くことにより、指定された色および太さでその軌跡と完全 に相似な図形がモニタ2の画面2aに逐次カーソル21によって描かれる。この 場合、実行釦8Aまたは8Bを操作しない状態では、その画面2aでは既に描か れた画像を背景としてカーソル21が動くだけであり、実行釦8Aまたは8Bを 操作することによって初めてそのカーソル21の動いた跡が画像として残る。従 って、例えばお絵描きの或る工程から次の工程へ移る際の位置決めが正確にでき る。
【0035】 さらに、サウンド釦51を操作して音が出るモードに設定した場合には、タブ レット10の作画エリア10b上で指先等を滑らすと、その座標(X,Y)に応 じて連続的に音が放音されるので、使用者はその音をも楽しむことができる。こ の場合、座標値XおよびYに比例してそれぞれ音量および音階が変化するので、 使用者はメロディ等を演奏することもできる。
【0036】 また、メニュー選択エリア10cのはけ釦17を押すとそのカーソル21がは けの形状となり、作画エリア10bで付属ペン11等を滑らすことによって、既 に描かれた画像の内でそのはけの形状のカーソルが動いた近傍にある閉じた図形 (円、四辺形など)の内部に指定した色を塗ることもできる。
【0037】 さらに、メニュー選択エリア10cの消しゴム釦18を押して作画エリア10 bに付属ペン11等を押し当てると、モニタ2の画面2aには既に描かれた画像 を背景として消しゴムの形状のカーソルが表示され、付属ペン11等を動かしな がら実行釦8Aまたは8Bを押すことにより既に描かれた画像を部分的に消して 行くことができる。但し、消し過ぎたような場合には、メニュー選択エリア10 cのキャンセル釦20を押すことにより1手順前の画面に戻すことができる。
【0038】 そして、メニュー選択エリア10cのスタンプ釦19を押すと、モニタ2の画 面2aの上部に数種類のスタンプ図形が表示され、例えばそのスタンプ図形の内 の所望の図形に対応するタブレット10上を押すことにより、その図形がカーソ ルとして選択される。そして、タブレット10上で付属ペン11等を滑らせなが ら実行釦8Aまたは8Bを押すと、その実行釦8Aまたは8Bを押した場所に所 望のスタンプ図形を表示することができる。さらに、スタンプ図形は既に描いた 絵の上に重畳して表示することもできる。
【0039】 上述のように、本例のグラフィックコンピュータ1は、タブレット10を含む 感圧式位置検出装置23、CPU38、VDP44、VRAM45およびNTS Cエンコーダ46等が一体化されており、ビデオケーブル3でモニタ2と接続す るだけで容易に画像作成ができるので、システム構成が簡略であるとともに児童 でも容易に使用できる利益がある。従って、本例のシステムは、例えば児童がお 絵描き遊びに使用して好適である。
【0040】 C.プレイカードの利用方法の説明 本例のグラフィックコンピュータ1のタブレット10の作画エリア10bには 、図7に示すような所定の図形(この実施例においては、うず巻き状の図形が表 示されている)が片面または両面に印刷された可撓性のあるカードであるプレイ カード71が装着できる如くなされている。中央に作画エリア71bが形成され たこのプレイカード71は略矩形となし、上辺部と下辺部にはそれぞれ左右の2 箇所に突出し部(差込み部)71aが、また左辺部と右辺部には半円形状の指掛 け用兼固着用の切欠き71cがそれぞれ形成されている。切欠き71cの近傍に は、後述するストッパ84を貼り付ける位置であることを示す表示71dが、本 実施例においてはその部分の色を他の部分の色と異ならせることにより施され、 またその下方には、貼り付ける位置である旨の説明文71eが表示されている。
【0041】 このプレイカード71を本例のグラフィックコンピュータ1に装着するには、 図12に示す如く、プレイカード71を軽く丸めた状態で、その上辺部の差込み 部71aをグラフィックコンピュータ1の上ケース4のタブレット10と接する 溝4bおよび4cにそれぞれ差し込む。そして、そのプレイカード71の下辺部 の差込み部71aをそれぞれ上ケース4の下方の溝4dおよび4e(図2参照) に差し込む。これにより、プレイカード71は図13に示す如くタブレット10 上に平な状態で安定に装着される。
【0042】 次に、後述するプレイシート81(図10参照)からストッパ84をはがし、 図1および図13に示すように表示71d上に貼り付ける。このとき、切欠き7 1cを介してストッパ84がタブレット10(入力面)上にも貼り付けられる。 これにより、付属ペン11でプレイカード71上の表示をなぞったとしても、プ レイカード71ががたつくことが防止される。
【0043】 プレイカード71の利用方法としては、“なぞり書き”および“パズルゲーム ”等が考えられる。“なぞり書き”の場合には、図7に示すようなプレイカード 71の図形(うず巻き)をなぞり書きする如くなす。これに対応してモニタ2の 画面2aには、対応するうず巻きの図形が表示される。また、上述したはけを利 用して、このうず巻きに着色することもできる。
【0044】 このように本例のプレイカード71を使用すれば、単なるお絵描き遊びのみな らず、より高度な遊びや一種の学習にも利用できる。
【0045】 この場合、本例のプレイカード71には差込み部71aが設けられているとと もに、グラフィックコンピュータ1の上ケース4のタブレット10との接触部に は溝4b〜4eが設けられているので、プレイカード71の装着が容易にできる 利益がある。またプレイカード71には指掛け用兼固着用の切欠き71cが設け られているので、グラフィックコンピュータ1よりプレイカード71を取り外す のが容易であるとともに、ストッパ84によりがたつきを抑制する利益がある。 また、ストッパ84を貼り付ける領域は、作画エリア71bの外側に設けられて いるので、作画動作に支障をきたすようなことが防止される。
【0046】 図8は、プレイカードの他の実施例の構成を示している。図1および図7に示 した実施例においては、切欠き71cを利用して長四角形のストッパ84により プレイカード71をタブレット10上に固着するようにした。しかしながら図8 の実施例においては、プレイカード71の四角にテーパー辺71fが形成されて いる。そして、このテーパー辺71fにあわせてストッパ84を貼付する領域を 示す表示71dも三角形の形状とされ、ストッパ84は正四角形の形状とされて いる。従って、ストッパ84を表示71dにあわせて貼付すると、その半分がプ レイカード71に固着され、残りの半分がタブレット10上に固着されることに なる。この場合も表示71dがプレイカード71の作画エリア71bの実質的に 外側に配置されているので、作画動作に支障をきたすようなことがない。
【0047】 図9は、さらに他の実施例を示している。この実施例においては、プレイカー ド71がその中に描かれている図形(この実施例の場合、兎の図形)にあわせた 形状に形成されている。兎の図形の輪郭部には溝91が形成され、この溝91を ペン11でなぞることにより、兎の図形を画面2aに表示させることができるよ うになっている。そして、この実施例の場合、プレイカード71はタブレット1 0の作画エリア10bより十分小さい大きさとされている。しかしながら、溝9 1の外側に余白部71gが形成されているため、この余白部71gにその一部が かかるようにして、ストッパ84をタブレット10上に固着させることができる ので、この実施例の場合においても、作画時、プレイカード71ががたつくよう なことがなく、またストッパ84の存在が作画動作に支障をきたすようなことが 防止されている。
【0048】 D.プレイシールの利用方法の説明 また、グラフィックコンピュータ1の描画エリア10aには、図10に示すよ うに所定の絵柄や文字が印刷されているプレイシール83を着脱自在に装着でき る。このプレイシール83を使って、なぞり書きや種々の遊びが楽しめる。
【0049】 プレイシール83はプレイシート81上に複数固形化されている。このプレイ シート81は、図11に断面を示すように、多孔質のウレタン素材の如く、平滑 面に吸着可能な吸着性のシール部材が用いられる。このようなプレイシール83 は、平滑面とされたタブレット10の描画エリア10aに安定して固定できる。 またこのシール部材は、図10に示すように、種々の文字、図形等を表面に多色 印刷することができる。
【0050】 図11に示すように、シール部材86上に保護膜87がラミネート加工される 。このシール部材86の厚みは、児童の筆圧でタブレット10に座標を容易に入 力できるような厚み、例えば0,5mm〜0,7mm程度とされる。このシール部材8 6がベース部材(平滑面)85上に貼り付けられて、プレイシート81が構成さ れている。シール部材86には各プレイシール単位で独立にはがすことができる ように、切目82が形成されている。ストッパ84も一種のプレイシールとして 形成されている。
【0051】 次に、このプレイシール83(ストッパ84を含む)の使用方法について説明 する。
【0052】 グラフィックコンピュータ1の描画エリア10aおよびプレイカード71は平 滑面とされているので、プレイシール83はタブレット10の描画エリア10a 中のどの領域にも容易に装着する(貼り付ける)ことができる。そして、接着剤 を用いていないので何度プレイシール83を貼り替えても粘着力が劣化しない。
【0053】 児童は、レイアウトを考えながらプレイシール83を描画エリア10a中の好 みの位置に貼着する。このように、自由な位置にプレイシール83を貼着できる ので、児童の創造力を高めることができる。そして、プレイシール83の文字や 図形を付属ペン11でなぞると、対応する文字、図形等がモニタ2の画面2a上 に映出される。本例では、プレイシール83が描画エリア10aに固定されるの で、プレイシール83を押えて固定することなく、なぞり書きが行える。
【0054】
【考案の効果】
以上の如く本考案の座標情報入力補助部材によれば、表示部材を固着部材によ り入力面上に固着するようにしたので、入力部材を用いて表示部材をなぞるよう な場合において表示部材のがたつきを防止することができる。従って、正確な座 標情報の入力ができ、使用者の興味を半減させるようなことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレイカードをグラフィックコンピュータに装
着し固着する場合の動作を説明する斜視図である。
【図2】本考案の座標情報入力補助部材が用いられるグ
ラフィックコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図3】図2の実施例におけるグラフィックコンピュー
タの平面図である。
【図4】図2の実施例におけるグラフィックコンピュー
タの構成を示す分解斜視図である。
【図5】図2の実施例におけるグラフィックコンピュー
タの一部の構成を示す分解斜視図である。
【図6】図2の実施例におけるグラフィックコンピュー
タの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】図2の実施例に用いられるプレイカードの一実
施例の平面図である。
【図8】図2の実施例に用いられるプレイカードのプレ
イカードの他の実施例の構成を示す平面図である。
【図9】図2の実施例に用いられるさらに他のプレイカ
ードの使用状態を説明する図である。
【図10】本考案の座標情報入力補助部材としてのプレ
イシートの一実施例の構成を示す平面図である。
【図11】図10における実施例の部分断面図である。
【図12】プレイカードを図2の実施例に挿入する状態
を説明する図である。
【図13】プレイカードを図2の実施例に装着した状態
を示す平面図である。
【図14】従来のグラフィックコンピュータの一例の構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 グラフィックコンピュータ 2 モニタ 10 タブレット 11 付属ペン 71 プレイカード 81 プレイシート 83 プレイシール 84 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材を用いて入力面上で入力された
    座標情報を検出する座標入力装置に用いられる座標情報
    入力補助部材であって、前記入力部材を案内して所定の
    座標情報を入力させるための表示が施された表示部材が
    前記入力面に載置されたとき、前記表示部材の表示に従
    って前記入力部材を操作したとき、前記表示部材ががた
    つかないように、前記表示部材を前記入力面上に固着さ
    せる固着部材を備えることを特徴とする座標情報入力補
    助部材。
JP1991022592U 1991-03-14 1991-03-14 座標情報入力補助部材 Pending JPH04111627U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63241625A (ja) * 1987-03-28 1988-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 線画入力装置
JPS63307521A (ja) * 1987-06-08 1988-12-15 Wacom Co Ltd 座標入力装置

Patent Citations (2)

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