JPH04326112A - 画像作成装置の入力装置 - Google Patents

画像作成装置の入力装置

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Publication number
JPH04326112A
JPH04326112A JP3122589A JP12258991A JPH04326112A JP H04326112 A JPH04326112 A JP H04326112A JP 3122589 A JP3122589 A JP 3122589A JP 12258991 A JP12258991 A JP 12258991A JP H04326112 A JPH04326112 A JP H04326112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
sheet
input device
tracing
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP3122589A
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English (en)
Inventor
Motoaki Bito
尾藤 元昭
Tatsuo Yoshida
達雄 吉田
Emi Hatsutori
服部 江美
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3122589A priority Critical patent/JPH04326112A/ja
Publication of JPH04326112A publication Critical patent/JPH04326112A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば児童がお絵かき
遊びに使用して好適なコンピュータ利用の画像作成装置
に用いる入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、児童がお絵かき遊びをする場合に
は、画用紙等にクレヨンや色鉛筆で実際に絵を書いてい
る。この方法は、手軽にどこでもできるので、児童にと
って、好ましい遊びと言える。しかしながら、画用紙等
に絵を描く場合には、途中で誤った場合に修正するのが
困難であると共に、画用紙等の枚数に制限があるため思
いつくままに自由に描いていくことができないという不
都合を有している。
【0003】最近では、コンピュータの普及に伴い、児
童でも遊技として操作することができるコンピュータの
開発も望まれている。児童は、絵をかくことが好きなの
で、絵などの画像を直接入力できるコンピュータ利用の
遊技があると便利である。そこで、例えば座標検出装置
付きのタブレットと、入力された座標を処理するための
ソフトウェアを有するパーソナルコンピュータと、その
パーソナルコンピュータで生成された映像信号を映出す
るモニタとを組み合わせ、そのタブレット上に描いた軌
跡をそのモニタの画面に表示するようにした画像作成装
置が本出願人により開発されている。この場合、そのモ
ニタに映出されている画像の修正は極めて容易であり、
また、思いつくままに自由に何度でも絵を描くことがで
きる。
【0004】なお、例えば米国特許第4,764,76
3号には、電子式の描画装置が開示されているが、この
描画装置は左右のノブを廻して表示パネルのカーソルを
動かすことにより座標を入力していくタイプの画像作成
装置であり、本発明とは基本的な思想を異にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本出願人により提案さ
れている画像作成装置では、タブレット上に描いた軌跡
が、モニタの画面に表示するようにしてあるが、自分の
思い通りの絵を描けない児童などでは、タブレット上に
トレース用シートを載せ、そのシートに描いてある絵に
沿ってなぞり書きして遊びたい場合がある。ところが、
トレース用シートを単にタブレット上に載せただけでは
、シートが動き、大人ほど手先が器用ではない児童は、
シートを押さえたままでなぞり書きすることはできず、
絵をうまく描くことができないおそれがある。このよう
な不都合を解消するために、トレース用シートの周縁に
突起を設け、この突起をタブレットの周縁に形成した溝
部に挿入する様にした画像作成装置も提案されている。
【0006】しかしながら、このようにシートの周縁に
突起を設け、その突起を溝部に収容するように構成した
画像作成装置では、トレース用シートとして、突起が予
め形成された既成のシートを用いる必要があり、例えば
雑誌の切抜き等をなぞり書きしたい場合などの要求を満
足することはできないという不都合を有している。また
、突起と溝部との間の隙間を完全になくすことはできず
、その隙間によりガタ付きが生じ、ペンなどで上からな
ぞる際に、シートが動くおそれがあり、固定が不十分で
ある。さらに、シートの突起を溝部に挿入する際または
取り外す際に、シートを折り曲げる必要があり、シート
の着脱作業が煩雑であると共に、シートには、折り曲げ
に耐えるだけの材質と厚さが必要であるという不都合を
有している。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みなされ、
如何なる大きさのトレース用シートでも、容易にタブレ
ット上に固定することが可能であり、手先が大人ほど器
用ではない児童でも容易かつ確実になぞり書きすること
ができる画像作成装置の入力装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像作成装置の入力装置は、描こうとする
画像が押圧部の軌跡として入力されるタブレットの表面
に、永久磁石で構成された枠体が、磁力で吸着されるこ
とにより、上記枠体とタブレット表面との間に、トレー
ス用シートを装着することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の画像作成装置の入力装置では、永久磁
石で構成される枠体が、タブレット表面に磁力で吸着さ
れることにより、トレース用シートをタブレット表面に
容易かつ確実に固定することができる。したがって、ト
レース用シートとしては、枠体により固定することがで
きる大きさであれば、如何なる大きさ、形状及び厚さで
も良くなり、既成のなぞり書きシートのみでなく、例え
ば雑誌の切抜きなどを、トレース用シートとして用いる
ことが可能になる。
【0010】この枠体には、透明シートを張設すること
が好ましい。透明シートを張設すれば、透明シートとタ
ブレット表面との間に、トレース用シートを挟み込み固
定できるので、枠体より小さい大きさのなぞり書きシー
トでも容易かつ確実に固定できる。そのトレース用シー
トとして、予め所定の隠し絵やパズルゲーム等が印刷さ
れたシートを用いれば、使用者が、そのトレース用シー
トを所定の順序でなぞれば、モニタ等の表示手段に、対
応する画像を表示することができる。これにより、単な
るお絵かきのみならず、一種の学習にもその画像作成装
置を利用することができ利用価値が高められる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る画像作成装置
の入力装置につき、図面を参照して説明する。図1は本
発明の一実施例に係る画像作成装置の入力装置の要部分
解斜視図、図2は画像作成装置の全体構成図、図3は同
実施例の入力装置の平面図、図4は同入力装置内部の分
解斜視図、図5はタブレットを含む感圧式位置検出装置
の分解斜視図、図6は画像作成装置の回路構成図である
。図示する実施例は、児童がお絵かき遊びに使用できる
グラフィックコンピュータシステムに本発明を適用した
例を示す。
【0012】図2に示すように、本実施例のグラフィッ
クコンピュータシステムは、画像作成装置における入力
装置1と、表示手段としてのモニタ2とを有する。入力
装置1のビデオ信号出力端子と、モニタ2のビデオ信号
入力端子とは、ビデオケーブル3で接続してある。入力
装置1のキャビネットCは、上ケース4と下ケース5と
から構成される。上ケース4上の右端には、電源スイッ
チ6、クリアボタン7及びスピーカ部9が設けてあり、
その上ケース4上の両端に実行ボタン8A,8Bを設け
てある。これらの電源スイッチ6、クリアボタン7及び
実行ボタン8A、8Bはそれぞれ独立した機械的なスイ
ッチである。
【0013】上ケース4の中央部には、矩形の窓部4a
が形成してあり、この窓部4aから、感圧式位置検出装
置の座標入力面としてのタブレット10の表面が露出す
るように、タブレット10が上ケース4の下部に配して
ある。タブレット10上に何らかの画像を描く場合には
、例えばプラスチック製の付属ペン11または指先を用
い、実行ボタン8Aまたは8Bを押した状態で、タブレ
ット10上に、付属ペン11または指先を軽く押し合て
て軌跡を描く。すると、モニタ2の画面2aにペンの形
のカーソル21が表示され、このカーソル21が、ペン
11等の軌跡に連動して動き、その軌跡が画像として表
示される。この場合、タブレット10の両側に、それぞ
れ実行ボタン8A,8Bが配されているので、左利きの
児童でも容易に操作ができる。また、クリアボタン7を
操作すると、その画面2aの画像が全部除去されて、描
画モードのままで入力待ちとなる。
【0014】タブレット10の座標入力面は、図3に示
す如く、描画エリア10a及びメニュー選択エリア10
cに分けられ、その描画エリア10aのなかのボタン記
号でかこまれ所定ピッチで黒丸の付された部分(斜線部
分)が作画エリア10bであり、その周囲には作画不能
エリア10dが形成してある。作画エリア10bの縦横
比は、通常のモニタの画面の縦横比(3:4)に合わせ
てあり、また、このタブレット10の入力座標の縦方向
(Y方向)の分解能と横方向(X方向)の分解能の比で
あるピクセル比は、通常のモニタの画素のピクセル比に
合わせてある。したがって、本実施例によれば、その作
画エリア10b上に正確な円の画像が表示されるという
利点がある。
【0015】本実施例では、図1に示すように、永久磁
石で構成された枠体60が、キャビネットCに形成され
たタブレット表面露出用の窓部4aの周縁部に挿入され
て、タブレット10の表面に磁力で吸着されることによ
り、枠体60とタブレット10の表面との間に、トレー
ス用シート62を装着することができるようになってい
る。枠体60をタブレット表面に吸着させるために、タ
ブレット10自体、またはタブレット10の下方に装着
される部材の一部を磁性材料で構成する。枠体を構成す
る永久磁石としては、特に限定されないが、軽量化の観
点からは、磁性材料が混入された合成樹脂あるいはゴム
材などが好ましい。
【0016】枠体60の幅bは、作画不能エリア10d
の幅bwとほぼ等しいことが好ましい。作画エリア10
bを狭めないようにするためである。また、枠体60の
厚みtは、窓部4aの深さtwとほぼ等しいことが好ま
しい。上ケース4の表面と枠体60の表面との間の段差
をなくし、描き易くするためである。このような枠体6
0は、必ずしも周方向に連続して構成することはなく、
2分割あるいは複数に分割可能にしても良い。また、枠
体60は、必ずしも作画不能エリア10dの大きさでは
なく、それよりも小さくても良い。その場合には、枠体
により作画領域10bを狭めることになるが、容易に枠
体を移動または取り外すことができるので問題は生じな
い。
【0017】枠体60の中央開口部には、透明シート6
4を張設することが好ましい。透明シート64を張設す
れば、透明シート64とタブレット10の表面との間に
、トレース用シート62を挟み込み固定できるので、枠
体60より小さい大きさのなぞり書きシート62でも容
易かつ確実に固定できる。なお、枠体60より大きい大
きさのなぞり書き用シート62でも本実施例の枠体60
により固定できることは言うまでもない。次に、図3に
戻り、入力装置1の詳細について説明する。タブレット
10のメニュー選択エリア10cは、色選択エリア12
と道具選択エリア13とに分けられ、色選択エリア12
に対応する上ケース4には、12個の丸穴14が穿設し
てある。道具選択エリア13に対応する上ケース4には
、6個の長穴15〜20が穿設してある。
【0018】これら12個の丸穴14の中に露出してい
るタブレット10の表面を付属ペン11等で軽く突くこ
とにより、12種類の色(黒/青/緑/黄/赤/白等)
が指定できる。また、6個の長穴15〜20の中に露出
しているタブレット10の表面を軽く突くことにより、
それぞれ5種類の道具(太線、極太線、はけ、消しゴム
、スタンプ)及びキャンセル機能が指定できる。これら
12個の丸穴14及び6個の長穴15〜20の何れが選
択されたのかは、そのタブレット10への入力座標によ
って識別される。
【0019】このように本実施例では、色、道具及びキ
ャンセル機能の指定も入力座標によって識別するように
しているので、機構部が簡略化される利点がある。さら
に、他の諸機能の追加も、タブレット10のメニュー選
択エリア10cを細分化または拡張するだけで、容易に
行うことができるという利点がある。説明の便宜上、以
後は、これら12個の丸穴14を、それぞれ太線ボタン
15、極太線ボタン16、はけボタン17、消しゴムボ
タン18、キャンセルボタン20と呼ぶ。これらボタン
15〜20の機能は以下の通りである。
【0020】I 太線ボタン(15)・・・・・・2×
2ドットの太線で自由曲線を描く。 J 極太線ボタン(16)・・・・・・6×6の円柱ド
ットで自由曲線を描く。 K はけボタン(17)・・・・・・モニタ2の画面2
a内のカーソル21がはけの形状なり、閉じた領域に指
定した色を塗り込む。 L 消しゴムボタン(18)・・・・モニタ2の画面2
a内のカーソル21が消しゴムの形状となり、描いた図
形を消す。 M 消しゴムボタン(18)・・・・16×16ドット
の28種類のスタンプ中から選択したパターンの画像を
所望の位置に形成する。 N キャンセルボタン(20)・・・1手順前の画面に
戻る。1手順前とは実行ボタン8Aを押している間に行
われた工程をいう。
【0021】入力装置1の内部の構造を、図4,5に示
す。図示するように、上ケース4と下ケース5との間に
は、タブレット10を含む感圧式位置検出装置23と、
プリント基板22とが介装してある。下ケース5には、
電源としての乾電池または充電式電池等が収納してある
。図中、符号5aは、乾電池のカバーである。ただし、
本実施例の入力装置1は、AC電源アダプター等を電源
とすることもできる。
【0022】次に、感圧式位置検出装置23の構造を、
図5を参照にして説明する。第1の絶縁基板24上には
、ピッチPY で細状電極25が形成してある。この第
1の絶縁基板24の上には、順次感圧導電ゴムより成る
第1の感圧導電シート26、導電板27及び底面にピッ
チPX で細条電極が形成された第2の絶縁基板29が
重ねてある。そして、この第2の絶縁基板の上にタブレ
ット10が載置してある。これら導電板27、第2の絶
縁基板29及びタブレット10には、それぞれ可撓性を
持たせてある。
【0023】本実施例では、入力座標のX方向の分解能
はPX :Y方向の分解能はPY となり、PX :P
Y は通常のモニター画面の最小画素のピクセル比と同
一に設定することが好ましい。その分解能PX 、PY
 の値は例えば0.3mm程度である。そして、第2の
絶縁基板29の横方向の一端の細条電極30を、スイッ
チ回路31を介して接地し、他端側の細条電極30をス
イッチ回路32を介して電圧E1 の直流電圧源に接続
し、それら細条電極30を、順次同一抵抗値の抵抗器3
3で接続する。同様に、第1の絶縁基板24の縦方向の
一端側の細条電極25をスイッチ回路35を介して電圧
E2 の直流電圧源の接続し, それら細条電極25を
順次同一抵抗値の抵抗器36で接続する。そのタブレッ
ト10の或る位置を押すと、その部分の感圧導電シート
26及び28が導通するため、スイッチ回路の対31、
32を閉じることにより、導電板27にはX方向の座標
に対応する電圧が得られる。また、スイッチ回路の対3
4、35を閉じることにより導電板27にはY方向の座
標に対応する電圧が得られる。
【0024】なお、図中、符号37は、座標検出部を示
し、この座標検出部37はスイッチ回路の対31、32
または対34、35を交互に閉じると共に、導電板27
に生じた電圧をホールドすることにより、そのタブレッ
ト10の入力座標(X、Y)に対応した電圧(VX 、
VY )を生成する。感圧式位置検出装置23の更に詳
細な構成及びその変形例は、特開昭58−90235号
公報に開示されている。ただし、本発明の座標検出手段
は図示する実施例に限定されず、タブレット表面の押圧
部(接触部も含む広い概念で用いる)の軌跡を検出する
手段であれば、どの様な手段でも良い。
【0025】図6は本実施例に係る入力装置1の回路構
成を示す。この図6において、符号38は中央処理ユニ
ット(以下、CPUと称する)、符号39はデータバス
、アドレスバス及び制御バスより成るCPU38のシス
テムバス、符号42はCPU38のプログラム及び後述
のデモモード時の画像データを格納するROM、符号4
3はRAMであり、これらROM42及びRAM43を
システムバス39に接続する。また、符号40はアナロ
グ/デジタル(A/D)変換部を示し、CPU38は、
座標検出部37より供給される入力座標(X、Y)に対
応した電圧(VX 、VY )をそのA/D変換部を介
して取込み、その電圧(VX 、VZ )がタブレット
10の作画エリア10b内の座標(X、Y)に対応する
ときには、その座標(X、Y)をRAM43に書込む。
【0026】一方、その電圧(VX 、VY )がタブ
レット10のメニュー選択エリア10c(図3参照)内
の座標(X、Y)に対応するときには、CPU38は、
その座標(X、Y)よりボタン14、15〜20の何れ
のボタンが押されたかの識別をし、この識別されたボタ
ンに対応する色データまたは道具データをRAM43に
書込む。そして、道具ボタン15〜20が選択されたと
きには、CPU38は、それらの道具に対応した動作を
も行なう。また、符号41は入出力(I/O)インター
フェース回路を示し、CPU38は、そのI/Oインタ
フェース回路41を介して機械的なスイッチ(図2のク
リアボタン7、実行ボタン8A、8B)が操作されたか
否かを常時監視する。
【0027】符号44は、システムバス39に接続され
たビデオプロセッサ(以下、VDPと称する)、符号4
5は、2フレーム分(2ページ分)の容量を有すビデオ
信号用RAM(VRAM) , 符号46はNTSCエ
ンコーダを示す。CPU38の指令に基づいて、VDP
44はRAM43から入力座標(X、Y)のデータ及び
色データ等を読出し、VRAM45の一フレーム分のカ
ラー画像データを逐次複合映像信号CVに変換してビデ
オ信号出力端子47に供給する。本実施例では、VRA
M45には二ページ分の記憶容量があるため、VDP4
4は、或る手順においては(1手順とは前述の如く実行
ボタン8Aまたは8Bを操作している間に行なわれる工
程をいう)、例えば1ページ目の領域で画像データの書
込み及び読出しを行い、その次の手順ではその1ページ
目の画像データを全部2ページ目の領域に移した後に、
その2ページ目の領域で画像データの書込み及び読出を
行なう。そして、タブレット10の道具選択エリア13
のキャンセルのコマンドを発すると、VDP44は、再
びVRAM45の1ページ目の領域に画像データを読出
すと共に、座標入力があったときには、その1ページ目
の領域に画像データを書込む。このことは、キャンセル
ボタン20の操作によって、モニタ2の画面2aの画像
が1手順前の画像に戻ることを意味する。従って、描画
中に誤った画像を描いたような場合でも、ワタッチで元
の画像に復帰できる利点がある。
【0028】また、図6において、符号48はカウンタ
、49はアラーム回路、50はスピーカ部9(第1図参
照)の下に配されたスピーカを示す。カウンタ48は、
CPU38のクロックパルスを常時計数しており、CP
U38からのクリアパルスによって随時計数値をクリア
できる。そして、カウンタ48において計数値が5分間
の値に達すると、即ち5分間CPU38からのクリアパ
ルスが供給されないときは、カウンタ48は、CPU3
8にアラーム信号ALを発する。通常の描画モードのと
きには、CPU38は、そのアラーム信号ALに応えて
I/Oインターフェイス回路41を介してアラーム回路
49にアラーム動作信号を発する。
【0029】アラーム回路49はタイマー、発振器、シ
ンセサイザー及び電力増幅器等により構成し、CPU3
8からのアラーム動作指令に応えて2分間だけスピーカ
50に所定の音、メロディまたはメッセージに対応する
信号を供給する。このカウンタ48、アラーム回路49
及びスピーカ50は、主に使用者が電源を切忘れた様な
場合に、使用者に警告音を発するために設けられている
。アラーム回路49は、I/Oインターフェイス回路4
1を介してアラーム動作のみならず、通常の放音動作の
際にも使用される。例えば使用者が色選択ボタン14、
道具選択ボタン15〜20等を指定したときに、所定の
タッチ音をスピーカ50より放音する際にも、そのアラ
ーム回路49が動作する。
【0030】基本的な動作の説明 本実施例の入力装置1を使用するには、図2に示す如く
、入力装置1のビデオ信号出力端子とモニタ2のビデオ
信号入力端子とを、ビデオケーブル3で接続するだけで
よい。そして、使用者が電源スイッチ6を、スライドし
てON側に設定すると、モニタ2の画面2aには、入力
装置1の使用例を示すデモ表示が所定時間映出される。 具体的にはその画面2aにカーソルとしてのペンが表示
されて所定の絵を描いたり、カーソルとしての消しゴム
が表示されてその絵を消したりする。これにより使用者
には使用方法が理解される。
【0031】そのデモ表示のプログラムは、図6に示す
ROM42に書込まれており、色データ、道具データ及
び一連の入力座標(X、Y)のデータ等を含む。そして
、CPU38が、逐次それらのデータを読取ってRAM
43のデータに対応する画像データを生成することによ
り、実際に作業者がタブレット10上に軌跡を描いてい
るときと同様の形式でデモ表示がなされる。また、この
ようにすれば、ROM42のデモ表示用のプログラムの
容量は比較的少なくできる利点がある。
【0032】そのデモ表示の途中で使用者がクリアボタ
ン7の操作、実行ボタン8A、8Bの操作またはタブレ
ット10への座標入力(メニュー選択エリア10Cも含
む)の何れかの操作を行なうと、入力装置1の動作モー
ドは“描画モード”になり、モニタ2の画面2aの画像
は全部消去されて使用者からの入力待ちとなる。そして
、使用者が付属ペン11または指先等で色ボタン14、
太線ボタン15または極太線ボタン16を押して道具を
指定した後に、実行ボタン84または8Bを押した状態
で作画エリア10bにその付属ペン11を軽く押し合て
て自由に軌跡を描くことにより、指定された色及び太さ
でその軌跡と完全に相似な図形がモニタ2の画面2aに
逐次カーソル21によって描かれる。この場合、実行ボ
タン8Aまたは8Bを操作しない状態では、その画面2
aでは、既に描かれた画像を背景としてカーソル21が
動くだけであり  実行ボタン8Aまたは8Bを操作す
ることによって初めてそのカーソル21の動いた後が画
像として残る。従って、例えばお絵かきの或る工程から
次の工程へ移る際の位置決めが正確にできる。
【0033】また、メニュー選択エリア10C のはけ
ボタン17を押すとそのカーソル21がはけの形状とな
り、作画エリア10bで付属ペン11等を滑らすことに
よって、既に描かれた画像の内でそのはけの形状のカー
ソルが動いた近傍にある閉じた図形(円、四辺形など)
の内部に指定した色を塗ることもできる。さらに、メニ
ュー選択エリア10Cの消しゴムボタンを押して作画エ
リア10bに付属ペン11を押し合てると、モニタ2の
画面2aには、既に描かれた画像を背景として消しゴム
の形状のカーソル表示され、付属ペン11等を動かしな
がら実行ボタン8Aまたは8Bを押すことにより、既に
描かれた画像を部分的に消していくことができる。ただ
し、消し過ぎたような場合にはメニュー選択エリア10
Cのキャンセルボタンを押すことにより、その画面2a
を1手順前の画面に戻すことができる。
【0034】そして、メニュー選択エリア10Cのスタ
ンプボタン19を押すと、モニタ2の画面2aの上部に
数種類のスタンプ図形が表示され、例えばそのスタンプ
図形の内の所望の図形に対応するタブレット10上で付
属ペン11等を滑らせながら実行ボタン8Aまたは8B
を押すと、その実行ボタン8Aまたは8Bを押した場所
に所望のスタンプ図形を表示することができる。さらに
、そのスタンプ図形は既に描いた絵の上に重畳して表示
することもできる。上述のように本実施例の入力装置1
は、タブレット10を含む感圧式位置検出装置23、C
PU38、VDP44、VRAM45及びNTSCエン
コーダ46等が一体化されており、ビデオケーブル3で
モニタ2と接続するだけで容易に画像作成ができるので
、システム構成が簡略であると共に、児童でも容易に使
用できる利点がある。したがって、本実施例のシステム
は、例えば児童がお絵かき遊びに使用して好適である。
【0035】プレイカード(トレース用シート)の使用
方法の説明 入力装置1のタブレット10の作画エリア10b上には
、図1に示すように、所定の図形が片面または両面に印
刷されたトレース用シート62であるプレイカードが、
枠体60により装着できるようになっている。このプレ
イカードは略矩形であるが、前述したように、如何なる
大きさまたは厚さを有していても良い。プレイカードと
してのトレース用シート62の利用方法としては、“な
ぞり書き遊び”及び“パズルゲーム”等が考えられる。 “なぞり書き”の場合には、プレイカードに描かれた図
形の各部に、例えば1、2、3、・・・の番号を付して
おき、或る場合には番号1、3、5、8、・・・の順に
、その図形の各部をなぞり書きして、他の場合には、番
号1、2、4、7、・・・の順にその図形の各部をなぞ
り書きする。これに対応して、モニタ2の画面2aには
、それぞれ、例えば異なる動物の図形が表示される。す
なわち、一種の隠し絵捜しのような遊びも可能となる。 一方、“パズルゲーム”の場合には、そのプレイカード
に、例えばところところで伏せ字にした言葉を印刷して
おき、使用者はその伏せ字の部分を自分で考えながら書
く。
【0036】このように、プレイカードを使用すれば、
図示するグラフィックコンピュータシステムは、単なる
お絵かき遊びのみならず、より高度な遊びや一種の学習
にも利用できる。本実施例では、永久磁石で構成される
枠体60が、タブレット表面に磁力で吸着されることに
より、プレイカードとしてのトレース用シート62を、
タブレット10の表面に容易かつ確実に固定することが
できる。したがって、プレイカードとしては、枠体60
により固定することができる大きさであれば、如何なる
大きさ、形状及び厚さでも良くなり、既成のなぞり書き
シートのみでなく、例えば雑誌の切抜きなどを、プレイ
カードとして用いることが可能になる。
【0037】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とが可能である。例えば、上述の入力装置1には、カラ
ー方式またはモノクロ方式のプリンターを内蔵させて、
モニタ上の画面照射が随時プリントさせるように構成し
ても良い。また、図6に示すROM42を補完するため
に、アプリケーション用ソフトウェアを書き込んだIC
カード、あるいはパルスシグナルジェネレータやFM音
源などとしての音声ICカードその他を着脱自在なカー
ドとして備えても良く、またフロッピーディスク用のデ
ィスクドライブ装置を内蔵させるようにしても良い。
【0038】さらに、上述した実施例では、入力装置1
とモニタ2とを別体に構成したが、モニタの代わりに液
晶ディスプレイなどを用い、このディスプレイを入力装
置1に一体化させるようにしても良い。液晶ディスプレ
イの代わりに、ELディスプレイを用いるようにしても
良い。また、上述した実施例では、複合映像信号CVを
モニタ2などに供給しているが、その複合映像信号CV
をそのままビデオテープレコーダや電子式カメラに供給
してビデオテープやフロッピディスクなどに記録するこ
ともできる。また、本発明は、上述したようなグラフィ
ックコンピュータシステムにおける入力装置に適用され
るのみでなく、いわゆるキャドシステム(CAD)にお
ける入力装置、あるいはその他のシステムにおける入力
装置に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の画像
作成装置の入力装置によれば、永久磁石で構成される枠
体が、タブレット表面に磁力で吸着されることにより、
トレース用シートをタブレット表面に容易かつ確実に固
定することができる。したがって、トレース用シートと
しては、枠体により固定することができる大きさであれ
ば、如何なる大きさ、形状及び厚さでも良くなり、既成
のなぞり書きシートのみでなく、例えば雑誌の切抜きな
どを、トレース用シートとして用いることが可能になる
【0040】この枠体に透明シートを張設した場合には
、透明シートとタブレット表面との間に、トレース用シ
ートを挟み込み固定できるので、枠体より小さい大きさ
のなぞり書きシートでも容易かつ確実に固定できる。 そのトレース用シートとして、予め所定の隠し絵やパズ
ルゲーム等が印刷されたシートを用いれば、使用者が、
そのトレース用シートを所定の順序でなぞれば、モニタ
等の表示手段に、対応する画像を表示することができる
。これにより、単なるお絵かきのみならず、一種の学習
にもその画像作成装置を利用することができ利用価値が
高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る画像作成装置の
入力装置の要部分解斜視図である。
【図2】図2は画像作成装置の全体構成図である。
【図3】図3は同実施例の入力装置の平面図である。
【図4】図4は同入力装置内部の分解斜視図である。
【図5】図5はタブレットを含む感圧式位置検出装置の
分解斜視図である。
【図6】図6は画像作成装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1  画像作成装置の入力装置 10  タブレット 60  枠体 62  トレース用シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  描こうとする画像が押圧部の軌跡とし
    て入力されるタブレットの表面に、永久磁石で構成され
    た枠体が、磁力で吸着されることにより、上記枠体とタ
    ブレット表面との間に、トレース用シートを装着するこ
    とを特徴とする画像作成装置の入力装置。
JP3122589A 1991-04-25 1991-04-25 画像作成装置の入力装置 Pending JPH04326112A (ja)

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JP3122589A JPH04326112A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 画像作成装置の入力装置

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