JPH04111007A - 機種判別システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コントローラに対して接続される負荷の数や
種類から該当する機種を判別する機種判別システムに関
する。

〈従来の技術〉 一般に、機種に応じてに接続される燃焼機器、モータ等
の各種の負荷の数や種類を異ならせる場合がある。たと
えば、ジェットバスンステムにおいては、高級機種アで
は、入浴中の人の足、背中、肩のそれぞれの部位に向け
て泡が噴射されるが、中級機種イでは、足と背中に、低
級機種つでは足のみに泡を噴射するというように、機種
に応じてランク分けされている。したがって、第３図に
示すように、ジェットブローを行う対象部位に応じて、
高級機種アでは弁開閉用のサーボモータはＡ、Ｂ、Ｃの
３つ、中級機種ではＡ、Ｈの２つ、低級機種つでは、Ａ
の１つだけ設けられることになる。

一方、これらの各負荷Ａ、Ｂ、Ｃを制御するコントロー
ラは、マイクロコンピュータ等が使用されるが、このよ
うなものでは、チップを共通化して量産化した方が製造
コストが安くなる。したがって、通常は、機種ア、イ、
つに応じて負荷の数や種類は異なるものの、コントロー
ラはいずれの機種についても共用できるようにしている
。

このように、コントローラを共通化する一方、このコン
トローラに対して接続される各負荷の数や種類が異なる
と、それに応して、負荷を制御するプロクラムの内容が
異なってくるので、コントローラに各種の制御ノーケン
スを実行させる前に、予め機種を判別し、その機種に応
じた制御プログラムを選択させることが必要となる。上
記の例では、機種アの場合には、３種のサーボモータＡ
１Ｂ、Ｃをそれぞれ制御し、機種イの場合には、２種の
サーボモータＡ、Ｂをそれぞれ制御する制御プログラム
を選択する必要がある。

従来、このような機種判別のためには、第４図に示すよ
うに、コントローラａに対してジャンパー線すを設け、
機種に応してこれらのジャンパー線すを切断することに
よりコントローラａに対して機種判別用のコードを入力
し、このコードに応じてコントローラは、機種に対応す
る制御プログラムを選択するようにしている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、第４図に示す従来のものでは、コントロ
ーラに対する負荷の実際の接続状態とは無関係に、ジャ
ンパー線の切断の有無によってコントローラが実行する
制御プログラムが決定される。したかつて、ジャンパー
線の切断箇所を誤った場合には、コントローラに対して
は所期の機種に応じた所定の種類の負荷が正常に接続さ
れていても、コントローラは別の機種に対応する制御プ
ログラムを実行することになるため、負荷は所期通りの
動作を行わなくなる。したがって、負荷が正常動作をし
ない場合には、負荷の接続誤りなのか、ジャンパー線の
切断誤りなのかをそれぞれ判断する必要があり、その判
断が複雑化するとともに、作業者はジャンパー線の切断
誤りを起こさなイヨうに常に注意を払う必要が生じるな
どの煩雑さがあった。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、コントローラに対する負荷の実際の接続状態に応じ
て機種を判別できるようにして、従来の問題点を解消す
るものである。

そのため、本発明の機種判別システムでは、燃焼機器、
モータ等の各種の負荷と、この各負荷を制御する単一の
コントローラとを有し、各負荷は、コントローラからの
接続有無の確認信号に応答してその接続の有無に応じた
返答信号を出ノＪする返答信号出力手段を有する一方、
コントローラには、各機種の内で最も多数接続される負
荷の数に応じた確認信号出力端子と返答信号入力端子と
が設けられているとともに、機種別にコントローラに対
して接続される負荷の種類を対応させた接続表が予め記
憶された接続表記憶手段と、この接続表記憶手段の接続
表と前記返答信号入力端子からの返答信号の有無とを比
較して該当する機種を決定する機種決定手段とを備えて
いる。

〈作用〉 コントローラは、負荷の制御ンーケンスを実行する前に
、予め、確認信号出力端子を介して負荷の接続有無の確
認信号を出力する。機種に応した数あるいは種類の負荷
か接続されておれば、それらの各負荷に設けられた返答
信号出力手段から返答信号が出力されるので、これらの
返答信号がコントローラの返答信号入力端子を介してそ
の内部に取り込まれる。コントローラは、接続表記憶手
段に記憶されている接続表と各返答信号入力端子からの
返答信号の有無とを比較して該当する機種を決定する。

そして、機種に応じた制御プログラムの処理ルーチンに
移行する。

〈実施例〉 この実施例では、ジェットバスシステムにおいて、負荷
としてジェットブローの弁開閉用のサーボモータを使用
する場合について説明する。なお、本例では、高級機種
の場合に最大で３つのサーボモータＡ、ＥＳＣが接続さ
れるようになっている。

第１図は機種判別システムの全体構成図である。

同図において、符号１は機種判別システムの全体を示し
、２は各種の制御動作を行うコントローラである。この
コントローラ２は、本例ではマイクロコンピュータで構
成され、高級機種の場合のサーボモータ接続数（本例で
は３つ）に応じて、接続確認用の信号出力端子０．ａ、
○、ａ、０１ｂ、ｏ、ｂ、０、ｃ、Ｏ，ｃとサーボモー
タからの返答信号の入力端子Ｉ　、ａ、　　Ｉ　ｔａ、
　　■、１ｂＳｒ　２ｂ、　　Ｉ　ｌｃｑ　　Ｉ　ＩＣ
とがそれぞれ設けられている。さらに、機種別にコント
ローラ２に対して接続されるサーボモータの種類を対応
させた接続表が予め記憶された接続表記憶手段２ａと、
この接続表記憶手段２ａの接続表と返答信号入力端子Ｉ
＋ａ、Ｉｚａ、Ｉ＋ｂ、Ｉ、ｂ、Ｉｌｃ、Ｉｙｃからの
返答信号の有無とを比較して該当する機種を決定する機
種決定手段２ｂとを備えている。

すなわち、上記の接続表記憶手段２ａは、ＲＯＭ等で構
成され、第３図に示すように、高級機種アでは、３つの
サーボモータＡ、Ｂ、Ｃか、中級機種イでは２つのサー
ボモータＡＳＢが、低級機種つでは、１つのサーボモー
タＡがそれぞれ接続されることを示すデータが記憶され
ている。

４ａ〜４ｃはサーボモータ接続用のコネクタで、高級機
種に適合できるように最大で３つ設けられている。

Ａ、Ｂ、Ｃは、機種に応して上記のコネクタ４ａ〜４Ｃ
に接続されるべきサーボモータである。各サーボモータ
Ａ、ＢＳＣは、同一構成を有しており、弁駆動用のモー
タ回転部Ｍと、このモータ回転部Ｍが００（弁の全開状
態に対応）あるいは９００（弁の全開状態に対応）の回
転位置にある場合には機械的に開動作してその回転動作
を停止させる各リミタスイッチＳＷＩ、ＳＷｔとを備え
ている。そして、上記のりミタスイッチＳＷＩ、ＳＷｔ
がコントローラ２からの接続有無の確認信号に応答して
その接続の有無に応じた返答信号を出力する返答信号出
力手段とされる。

６ａ〜６Ｃは各コネクタ４ａ１４ｂ、４ｃに個別的に対
応して設けられたモータ駆動回路であって、それぞれ同
一の構成を有しており、駆動信号出力用ＩＣ８、インバ
ータ１０ａ、１０ｂ、ダイオード１２ａ、１２ｂ１逆流
保護用ブリツジダイオード１４および抵抗Ｒ１〜Ｒ１１
からなる。

次に、上記構成の機種判別システムｌにおける機種判別
動作について第２図に示すフローチャートを参照して説
明する。

コントローラ２は、まず、サーボモータＡが接続される
べきコネクタ４ａに向けて確認信号出力端子０＋ａ、Ｏ
ｚａを介して接続有無の確認信号を一定期間Ｔだけ出力
する。すなわち、本例では、２つの信号レベルの組み合
わせを一つの確認信号として取り扱うもので、一方の出
力端子０．ａからは“Ｈ”レベル、他方の出力端子Ｏｔ
ａからは“Ｌ”レベルの信号がそれぞれ出力される。こ
の信号出力は駆動信号出力用ＩＣ８の各入力端子ＩＮい
Ｉ　Ｎ　ｔに加わるので、これに応じて該ＩＣ８の一方
の出力端子ＯＵ　Ｔ、、からは“Ｈ“レベル、他方の出
力端子ＯＵＴ、からは“Ｌ”レベルの駆動信号が出力さ
れる。このとき、コネクタ４ａにサーボモータＡが接続
されている場合には、そのモータ回転部Ｍに駆動信号が
供給されるので、該モータ回転部Ｍが回転される。この
回転動作中は、両リミットスイッチｓｗ、、　ｓｗ！は
閉状態にあるので、各インバータ１０ａ、１０ｂの入力
部は接地されて“Ｌ”レベルにあり、その結果、コント
ローラ２の返答信号入力端子１＋ａ、Ｉｚａには共に“
Ｈ”レベルの信号が加わっている。そして、モータ回転
部Ｍの回転角度かたとえば９０°になると、本例では一
方のリミットスイッチＳＷ、が機械的に開かれるために
、一方のインバータ１０ａの入力部が“Ｈ”　レベルと
なる。これに対して他方のインバータ１０の入力部は接
地されたままで“Ｌ”レベルに維持されているから、コ
ントローラ２の一方の返答信号入力端子Ｉ、ａには“Ｌ
”レベル、他方の返答信号入力端子Ｉｚａには“Ｈ”レ
ベルの信号が加わる。このように、コントローラ２は、
“ＨＨ”の確認信号を出力してから一定期間Ｔの経過後
に“Ｌ　Ｈ”の返答信号か入力された場合には、当該コ
ネクタ４ａにはサーボモータＡか接続されているものと
判定する。なお、上記のように、モータ回転部Ｍの回転
角度がたとえば９０°になって一方のリミットスイッチ
ＳＷ、が開かれたために、そのインバータ１０ａの出力
が“Ｌ”レベルとなると、ダイオード＋２ａを介して電
流が流れる。

そのため、駆動信号出力用ＩＣ８の一方の入力端子ＩＮ
、のレベルは“Ｈ″から“Ｌ”に変わるので、その出力
端子ＯＵＴ、の出力も“Ｌ”レベルとなる。すなわち、
両出力端子ＯＵＴ、、０ＵＴ２は共に“Ｌ″レベルなる
ために、モータ回転部Ｍの回転動作が停止される。

一方、コレクタ４ａにサーボモータＡが接続されていな
い場合には、コントローラ２は、“ＨＨ”の確認信号を
出力してもモータ回転部Ｍは回転しないので、両リミッ
トスイッチＳＷ、、ＳＷ！は閉状態のままであり、した
がって、一定期間Ｔが経過しても、コントローラ２の返
答信号入力端子１．ａ、Ｉｔａの入力は共に“Ｈ“　レ
ベルが継続する。これにより、コントローラ２は、当該
コネクタ４ａにサーボモータＡが接続されていないと判
定する（ステップ■）。

このようにして、残りの各コネクタ４ｂ、４ｃについて
も、順次サーボモータＢＳＣが接続されているか否かを
確認する（ステップ■〜■）。コントコーラ２は、全て
のコネクタ４ａ〜４Ｃについて、サーボモータＡ、Ｂ、
Ｃの接続の有無の確認を終えると、次に、接続表記憶手
段２ｂに記憶されている接続表と各返答信号入力端子０
＋ａ、　Ｏｙａ、　Ｏｂ、０２ｂ、Ｏ＋Ｃ１Ｑ、ｃから
の返答信号の有無とを比較して該当する機種を決定する
（ステップ■）。

たとえば、２つのコレクタ４ａ、４ｂにサーボモータＡ
、Ｂが接続されていることが分かれば、第３図の接続関
係から、対応する機種はイであると判別する。そして、
対応機種が判別されれば、その機種（上記の例ではイ）
に応じた制御プログラムの処理ルーチンに移行する（ス
テップ■）。

なお、上記の実施例では、負荷としてサーボモータを接
続する場合について説明したが、返答信号出力手段を備
えたものであれば、これに限定されるものではない。ま
た、この実施例では、機種に応じて負荷の接続数が異な
る場合について説明したが、機種によって負荷の種類が
異なる場合にも本発明を適用することができる。すなわ
ち、各負荷に設けた返答信号出力手段から負荷の種類に
応じて互いに異なるコードが出力されるように構成すれ
ば、コントローラに対する負荷の接続数が同じでも、コ
ードの組み合わせによって機種を判別することが可能と
なる。

〈発明の効果〉 本発明によれば、コントローラに対する負荷の実際の接
続状態に応じて機種が判別されるので、従来のような機
種判別のためのジャンパー線は不要であり、したがって
、ジャンパー線の切断箇所を誤るなどの初期的なミスを
無くすことができる。

しかも、コントローラが所要の制御プログラムを実行し
ない場合には、負荷の接続誤りであることが直ちに分か
るので、従来のような余分な判断をしなくても済み、煩
雑さが解消される等の優れた効果が発揮される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例を示すもので、第
１図は機種判別システムの全体構成図、第２図は機種判
別動作のフローチャートである。 第３図は機種に応じて接続される負荷の種類を示す説明
図、第４図は従来の機種判別のための構成図である。 ■・・機種判別システム、２・・コントローラ、２ａ・
・・機種決定手段、２ｂ・・・接続表記憶手段、ＡＳＢ
、Ｃ・・サーボモータ（負荷）、ＳＷＩ、　ＳＷｙ・・
リミットスイッチ（返答信号出力手段）。 出願人　株式会社　ノ　−　リ　ツ 代理人　弁理士　岡　１）和　秀

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃焼機器、モータ等の各種の負荷と、この各負荷
   を制御する単一のコントローラとを有し、各負荷は、コ
   ントローラからの接続有無の確認信号に応答してその接
   続の有無に応じた返答信号を出力する返答信号出力手段
   を有する一方、コントローラには、各機種の内で最も多
   数接続される負荷の数に応じた確認信号出力端子と返答
   信号入力端子とが設けられているとともに、機種別にコ
   ントローラに対して接続される負荷の種類を対応させた
   接続表が予め記憶された接続表記憶手段と、この接続表
   記憶手段の接続表と前記返答信号入力端子からの返答信
   号の有無とを比較して該当する機種を決定する機種決定
   手段とを備えていることを特徴とする機種判別システム
   。