JPH04110782U - 布帛類の蒸気加熱装置 - Google Patents

布帛類の蒸気加熱装置

Info

Publication number
JPH04110782U
JPH04110782U JP2046791U JP2046791U JPH04110782U JP H04110782 U JPH04110782 U JP H04110782U JP 2046791 U JP2046791 U JP 2046791U JP 2046791 U JP2046791 U JP 2046791U JP H04110782 U JPH04110782 U JP H04110782U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
fabrics
fabric
heated
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2046791U
Other languages
English (en)
Inventor
秀雄 岩見
Original Assignee
内外特殊染工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 内外特殊染工株式会社 filed Critical 内外特殊染工株式会社
Priority to JP2046791U priority Critical patent/JPH04110782U/ja
Publication of JPH04110782U publication Critical patent/JPH04110782U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸気室内において布帛類を移送しながら蒸気
によって加熱するに際し、付着染料の偏りや樹脂の表面
硬化等といったことが生じないようにし、風合い及び品
質の良好な染色布や加工布が得られるようにする。 【構成】 蒸気室10内を回転ローラ12〜24に巻き掛けら
れて移送される布帛類Wを、蒸気によって加熱しつつ、
布帛類に近接して配設された赤外線ヒータ48によって内
部の加熱を併せて行なうようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、染料による染色や樹脂による加工などを施した布帛類を蒸気によ って加熱し乾燥させる布帛類の蒸気加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の布帛類の蒸気加熱装置は、飽和蒸気或いは加熱蒸気を充満させた蒸気 室内において被加熱布帛類を移送させながら蒸気によって加熱するものであり、 蒸気室内には複数個の回転ローラを配設し、これらの回転ローラに被加熱布帛類 を順次巻き掛けて、それら回転ローラを回転駆動させて布を移送させるように構 成させている。そして、蒸気室の入口から出口まで布帛類を移送する間に、布帛 類が加熱され乾燥されるようになっている。そして、蒸気が充満した蒸気室内へ 入口から搬入された布帛類は、蒸気と接触してその表面から急速に加熱されるこ とになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の蒸気加熱装置においては、染料や樹脂によって染色等の各種 加工が施された布帛類では、急速加熱が布帛類の表面に対してのみ行なわれ、布 帛類の内部までは加熱されないで、布帛類の内部は低温状態のままとなる。する と、染料分子や樹脂は布帛類の内部から表面へ移動し、この結果、布帛類の乾燥 が異常な状態で行なわれて、染料の偏りや樹脂の表面硬化等の現象が生じ、風合 いが粗硬になるなどといった問題点を有している。また、布帛類の品質も悪化す ることになる。
【0004】 この考案は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、布 帛類を蒸気によって加熱するに際し、染料の偏りや樹脂の表面硬化等といったこ とが生じない蒸気加熱装置を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案が提供する布帛類の蒸気加熱装置は、蒸気室内を複数本の回転ローラ に巻き掛けられて移送される布帛類に近接して赤外線もしくは遠赤外線ヒータを 配設したことを要旨とする。前記赤外線もしくは遠赤外線ヒータは、例えば、蒸 気室に設置された耐熱性ガラス容器に内設される。
【0006】 上記構成の蒸気加熱装置では、蒸気によって布帛類の表面が加熱されるととも に、赤外線もしくは遠赤外線ヒータによって布帛類の内部の加熱が併せて行なわ れる。この場合、赤外線もしくは遠赤外線ヒータは、波長の長い光線を布帛類に 対して照射するので、布帛類の内部からの発熱を生起させる。従って、蒸気加熱 に際し、布帛類の内部が低温状態となるのを防止することができ、布帛類内部の 染料分子や樹脂が布帛類表面へ移動することがなくなる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
【0008】 図1は、この考案の1実施例を示す布帛類の蒸気加熱装置の縦断面図である。 蒸気室10の内部は、飽和蒸気或いは加熱蒸気で充満されている。蒸気は、右方の パイプ30を通して供給され、ダクト40の内方に位置する孔付パイプ34から蒸気室 10内へ噴射される。そして、噴射された蒸気は、循環用ファン38の作動によって 拡散され、ダクト40を通って蒸気室10内へ均一に送給され、蒸気室10内全体に充 満されるようになっている。また、ダクト40による蒸気の送給量の調節により、 蒸気室10内の加熱温度が制御される。
【0009】 蒸気室10の中央部には、上・下に対応して複数本の回転ローラ12〜24が回転自 在に配設されている。また、蒸気室10の入口部INには、布帛類Wの供給ローラ 26が設置され、出口部OUTには、送出ローラ28が設置されている。図中の32は 弁、36は蒸気送出パイプである。そして、各回転ローラ12〜24並びに供給ローラ 26及び送出ローラ28がそれぞれ電動機(図示せず)などによって回転駆動される と、加熱すべき布帛類Wは、連続して矢印方向へ移送され、蒸気室10内の蒸気に よって加熱され乾燥された後、蒸気室10外へ送り出されることになる。以上の構 成は、従来の装置と特に変わったところは無い。
【0010】 この蒸気加熱装置では、赤外線ヒータ48が布帛類Wに近接して設置されている 。赤外線ヒータ48は、それに蒸気が直接触れることによる損傷から保護するため に、耐熱性に富むガラス容器42に内設されている。赤外線ヒータ48を保持するヒ ータホルダー46は、ガラス容器42の栓44に付設されている。そして、赤外線ヒー タ48は、蒸気室10内において移送される布帛類Wの全域にわたり近接して設置さ れており、布帛類Wの内部発熱が適正かつ確実に行なわれるようにされている。
【0011】 この考案の布帛類の蒸気加熱装置は上記したように構成されているが、この考 案の範囲は上記説明並びに図面の内容によって限定されるものではなく、要旨を 逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る。例えば、赤外線ヒータとしては、 遠赤外線ヒータを用いることもでき、赤外線ヒータの設置個数も図示例に限定さ れない。また、赤外線ヒータをガラス容器に内設する構造の場合でも、その形状 は、図示例のように個々のものでなく、一体形にしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するので、この考案に係る布 帛類の蒸気加熱装置を使用すると、蒸気室内を移送される布帛類は、蒸気によっ て加熱されつつ赤外線ヒータによってその内部の加熱が行なわれるため、布帛類 は、その内部と表面とが同時に加熱されることとなり、染料の偏りや樹脂の表面 硬化等といったことを生じることなく、染料や樹脂の固着がそのままの状態で行 なわれる。この結果、布帛類への均一染色を実現でき、また、樹脂加工にあって は、表面樹脂の少ないソフトで反撥性の高い樹脂加工を実現でき、風合い並びに 品質の良好な染色布や加工布が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例である布帛類の蒸気加熱装
置の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 蒸気室 12〜24 回転ローラ 26 供給ローラ 28 送出ローラ 30 蒸気供給パイプ 36 蒸気送出パイプ 42 ガラス容器 48 赤外線ヒータ W 布 IN 入口部 OUT 出口部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気室内に配設された複数本の回転ロー
    ラの間に被加熱布帛類を順次巻き掛け、回転ローラを回
    転駆動させて布帛類を移送させながら、蒸気によって布
    帛類を加熱するようにした布帛類の蒸気加熱装置におい
    て、蒸気室内を回転ローラに巻き掛けられて移送される
    布帛類に近接して赤外線もしくは遠赤外線ヒータを配設
    し、そのヒータによって布帛類の内部の加熱を併せて行
    なうようにしたことを特徴とする布帛類の蒸気加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 蒸気室に耐熱性を有するガラス容器を設
    置し、このガラス容器に赤外線もしくは遠赤外線ヒータ
    を内設した請求項1記載の布帛類の蒸気加熱装置。
JP2046791U 1991-03-05 1991-03-05 布帛類の蒸気加熱装置 Pending JPH04110782U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046791U JPH04110782U (ja) 1991-03-05 1991-03-05 布帛類の蒸気加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2046791U JPH04110782U (ja) 1991-03-05 1991-03-05 布帛類の蒸気加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110782U true JPH04110782U (ja) 1992-09-25

Family

ID=31906543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2046791U Pending JPH04110782U (ja) 1991-03-05 1991-03-05 布帛類の蒸気加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110782U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030063008A (ko) * 2002-01-22 2003-07-28 이우석 도료 건조기
WO2022224923A1 (ja) * 2021-04-23 2022-10-27 株式会社伊東電機工作所 シート状物の加熱乾燥装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110994A (ja) * 1973-03-07 1974-10-22
JPS6094670A (ja) * 1983-10-27 1985-05-27 大阪瓦斯株式会社 染物の熱処理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110994A (ja) * 1973-03-07 1974-10-22
JPS6094670A (ja) * 1983-10-27 1985-05-27 大阪瓦斯株式会社 染物の熱処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030063008A (ko) * 2002-01-22 2003-07-28 이우석 도료 건조기
WO2022224923A1 (ja) * 2021-04-23 2022-10-27 株式会社伊東電機工作所 シート状物の加熱乾燥装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1332727A (en) Textile finishing processes
KR100591794B1 (ko) 원적외선 염착장치
US3597851A (en) Rotating apparatus fan subjecting textile materials to a shrinkage-reducing treatment
US3235931A (en) Apparatus for the heat setting of cloth layers
US1563963A (en) Drying and heating apparatus
JPH04110782U (ja) 布帛類の蒸気加熱装置
EP0031862B1 (en) Method and apparatus for aftertreatment of textile sheet by application of microwaves
KR100467195B1 (ko) 원적외선 조사 가열기와 원적외선 염착장치 및 원적외선을이용한 염착방법
US4052796A (en) Process and apparatus for the continuous finishing of webs of textiles, artificial leather and the like
US3149004A (en) Apparatus for treating textile materials
EP3810841A1 (en) A discontinuous process for dyeing and/or finishing a textile material and corresponding apparatus
KR101083463B1 (ko) 원적외선 염착장치
KR101083550B1 (ko) 원적외선 염착장치
JPH08134766A (ja) 織布処理装置と処理方法
US4534120A (en) Dryer for a continuous textile fabric
JPH0339513Y2 (ja)
KR920001015B1 (ko) 포백(布帛)의 처리유닛 및 그것을 사용하는 포백의 처리장치
US3411220A (en) Apparatus for the treatment of textile materials
JP2007520637A (ja) 遠赤外線照射加熱機と遠赤外線染着装置及び遠赤外線を用いた染着方法
US3343274A (en) Heat treating apparatus for woven fabrics
KR101112523B1 (ko) 원적외선 염착기
JPH043880A (ja) 布帛の連続乾燥装置
JPH08134784A (ja) アクリル毛布の蒸熱方法及び装置
JPS6349687A (ja) 布帛用連続ドライヤ−
JPS6127996Y2 (ja)